田中英道「 日本人は神を信じない 」 ヲシテ文献の「カミ」との違い

日本国史学会の講演で、田中英道氏は、「 日本人は神を信じない 」と述べています。

動画1 田中英道「言語でわかる、古代ユダヤ人の日本同化論」日本国史学会第100回連続講演会 連続講義 令和6年1月13日 日本経済大学(2024/01/13)

「日本には、という概念がない。人が神である。絶対的創造神という概念がない。」と言います。そして、「日本人は自然」を信じていて、それを自然道だと言います。

過去記事に、漢字の「神しん」とヲシテ文献にあるカミとの違い、並びに仏教のBudhha、如来とを比較しています。 続きを読む

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“Buddha”は科学になり得ない その理由 【 阿弥陀仏 】

仏教の阿弥陀如来の「阿弥陀」は、サンスクリット語の”a-mita”です。”mita”は「量る」で、”a”は「否定」の意味があり、「如来は量れない」となります。

如来の量れなさを一言で言えば、「論理的帰結として量れない」となります。それは、岡潔の「自然数の1は決してわからない」にほぼ等しいです。サイト内を「外のない内」で検索すると多数記事があります。

 

一方で、 阿弥陀仏 のa-mitaは、本質的に量れません。これは弧理論の前提である「自然は別の次元軸からの投影による映像である」から出てきます。前提を書き下すと次です。

  • はつながり、をもたらし、よりヒトを生じさせる

この「つながり、もたらし、生じさせる」働きを「カミの仕組み」と言います。そして、は、渦(物と事)を意味します。ここで、物と事は、差分だと言うことです。

このカミは、シナ大陸より渡ってきた漢字の「神しん」とは、意味も中身もまったく異なることに注意してください。

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万物の理論は出来ない その理由(1)

万物の理論または超大統一理論と言います。物理学者たちは、自然界にある4つの力(電磁力、弱い力、強い力、重力)を統一すべく100年以上にわたって努力が続けられてきました。幾つかの候補となる理論はあるようですが、たぶん無理です。

図1 自然界の力の統一と歴史

弧理論の観点から、超大統一理論完成しないとする理由は幾つかありますが、その理由を1つあげます。

 

量子力学と重力理論(ニュートン力学&相対性理論)の関係性

現在まで、素粒子群を整理するに量子力学が使われています。重力を理解するにニュートン力学並びに相対性理論が使われています。この2つの領域が徹底的に合いません。

前者は極小の世界を記述する理論ですし、後者は極大の世界を記述する理論です。この2つの領域は異なる関係性を持っており、それが原因で合わないと考えられます。

 

画素と映像

弧理論の前提があります。

  • 自然(M軸)は別の次元軸(基軸)からの投影による映像である

映像の性質を液晶画面に例えてお話しします。

写真1 オレンジの映像と画素(ドット)

上の写真はオレンジです。オレンジは映像です。左下にオレンジの一部(枠で囲った部分)を拡大しました。拡大した部分は画素の集合です。画素と映像であるオレンジの間には何の関係もありません

人が(オレンジだとわかる働き)と一つ一つの(画素の働きがわかるには、まっったく関係がありません。

物理学者たちは、が持つ心の仕組みと働きに無頓着です。だから、量子力学と重力の間にある関係に気づかないのです。 続きを読む

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何故、「 熱 が問題」と考えたか 電磁気現象と熱は直交する

何故、 熱 とは何か、あるいは 熱 が伝わるというのは、どういった仕組みかを考えるようになった経緯です。

経緯

サイト内を熱電対で検索すると過去記事が14件ヒットします。幾つかをあげます。

 

電磁気現象

人がわかる物と事について、電子や陽子と熱について、対比します。

電荷を持つ電子は周囲に電場を持ちます。これが単極です。

図1 出展:ガウスの法則

また、運動する電子は周囲に磁場が生じます。これが双極です。

図2 出展:磁気双極子

2つをまとめます。

  • 電子はです。電場は物に付随する力場です。
  • 電子の運動による磁場は、に付随する力場だともいえます。

ややこしいですが、電子はですが、周囲に電場を持ちます。これは、電子という物そのものではなくて、に付随する力の場である訳です。そして、運動する電子は、に付随する力の場が生じます。

  • 物に付随する力場(電場:単極
  • 事の付随する力場(磁場:双極

という関係になります。

 

熱は物に付随する事?

熱について考えます。

図3 発散

熱源が点であったとします。すると、熱は周囲に放射状に伝わります。理論的には球面上に拡散します。重力下において、熱源が気体中や液体中にあるならば対流が起きるでしょう。

 

発端となったある科学者の言葉

ここで、発端となったある科学者の言葉を挙げます。

君の国の科学技術者はいまいわゆる原子エネルギーで推進する潜水艦の建造計画に従事している。(注=この記事はかなり昔に発表されたものである)彼らは原子炉を建造してこれをやろうとしている。その原子炉の中ではウランの軽いアイソトープが熱エネルギーと数個の中性子を放ちながら分裂し、これが他の重いウランに吸収されて、またそれが分裂する。かなり複雑だけれども、この方法は地球人がいままでに作り出した方法としては最も有効なエネルギー発生法だ。しかしこの熱エネルギーを宇宙船の推力に変えるために、彼らは原子炉の中に流動体を循環させようとしている。つまり熱変換器の中に流動体を循環させて圧力下に別な流動体を蒸気に変え、この蒸気をタービソの中に通してタービンを回転させ、それによって発電機を廻して電力を得ようというのだ。もし彼らが三〇パーセントの総合的な効果をあげれば、これはたいした技術上の功績ということになるだろう。
だがもし彼らがもっと簡単な言葉で考えることができれば、現在持っている知識でもって核分裂炉のまわりに簡単な熱電対を作って、発生す温度変化を直接に電気エネルギーに変えることができ、少なくとも九四ないし九八パーセントの効果をあげられるだろう。これには可動部分は不要だし、費用も安上がりで、エネルギー出力の単位あたり少ない物量ですむ。だがわれわれの方法にくらべれば、この方法さえも不経済で複雑なように思われる。

一般に発電には、蒸気タービンを使いますが、その変換効率は、高くて約40%程度です。一般的に熱電対の変換効率は高くても20数%までです。とても90%以上というのは信じられないことです。

これは、人類が熱が伝わるという仕組みを十分に理解していないからだと考えました。

似たものにソーラーパネルがあります。こちらは半導体でできていますが、同じく変換効率は高くても30%くらいです。赤外線が半導体を励起?すると考えてよいのでしょうか。こちらの仕組みもよくわかりません。

 

熱電対と単極誘導を組み合わせる

ここで、唐突に単極誘導の現象を組み合わせます。この考えは、空間には、何も固定された点が無いという事実にあります。運動には種類があって、単に加速度があるとだけ表記された科学ではダメです。

平たく言えば、回すと回るの違いがあります。レシプロエンジンや電動モーター、蒸気タービンなどはいずれも「回す」です。高効率を目指すならば「回る」でなければなりません。それが唯一の「回る」現象である単極誘導です。

 

説明しにくいのですが、熱が放射状に伝わる方向と、単極誘導の現象における、磁場生じる電流の方向、それに発電に用いるべき熱電対の配置方向(ペルチェ素子と熱源の向き)それぞれの位相が90度ずれています。

図4 単極誘導

  • 磁石の周囲にある磁場は双極
  • 回転運動する円盤上に生じる電流は放射状

この条件でどのように熱源を配置するか、熱電対を配置するかが問題です。ここで、熱源は放射状です。生じるべき電流の方向と、磁場の方向、熱の放射の方向、それと熱電対の向きです。どうにも整理できないで数年経ってきました。

散々考えてきた「接する」というところで何かが違うのだろうと感じます。基軸-M軸間での位相問題に帰結するはずです。90度という特殊な場合ですから、本来は簡単なはずです。

実現できれば、可動部分のない効率90%を超える発電装置ができるはずです。図4において、わざわざ円盤を回転させずとも熱の伝搬で事足りる仕組みに出来るのではないかとの目論見です。

 

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熱とは何か 素朴な疑問

これまでに、近接作用はあり得ないとの結論を得ています。自然映像ならば、力が伝わるのは、基軸とM軸との往復によるしかないということです。

その上で、熱とは何か熱が伝わるとはどういうことかという素朴な疑問になります。

 

熱と温度

熱と温度について、ネットを参考にします。熱の基礎知識より。

熱は、電気エネルギーや力学的エネルギー、化学エネルギー、電磁波エネルギーなどとともに挙げられるエネルギーのひとつです。一方温度は、ある物体が持っている熱エネルギーの程度を表す状態量のひとつです。

次もよく知られた説明です。 続きを読む

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因果律 「因は果の如し、果は因の如し」

研究に入ってすぐの頃から、”時間とは何だろうか”という意識がありました。そこから、因果関係について考察を続けてきました。”因果”という語を含む記事は8件あります。

直近においては、時制との関係を書いています。

気づいたのですが、とは、 因果律 の関係そのものだということです。岡潔はの性質を次のように述べています。【5】情の特色より。

情は分かつべからざる全体である。やはり部分として分かつべからざる全体である。無量のそういう部分がある。情の中には時間も空間もありません。時はありますが時間という計量的なものは無い。また、空間は量的に質的にありませんが、時については2種類、2つですね。過去と現在、それだけですが、新しい現在が古い現在に変わる。その古い現在が過去になっていくということは限りなく繰り返される。そういう意味で未来は無い

物と事、時、 因果律 、統計、確率についての考察です。

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物理学 は既に 抽象 である

当サイトでは、社会の過度な抽象化によって、人類は滅びると危惧してきました。サイト内の記事は、920件ほどありますが、”抽象”の語句を含む記事は、200件もあります。

現代の 物理学 は既に 抽象 の域にあることの説明がつくようですので、改めて記します。

弧理論の前提

弧理論の前提はおおよそ次ぎです。

  • 自然(M軸)は別の次元軸(基軸)からの投影による映像である。
  • 基軸上に2つの中心がある。これをと呼ぶ。
  • 人がわかるのは、である。
  • 物と事は一つの実態の異なる面に過ぎない。
  • 事を運動と呼ぶ。
  • 物と事は互いに規定し合って成り立つ繰り返し循環である。
  • M軸に現れる(物性)は、アとワの差分である。

実態と物と事の関係を次図に示します。

図1

物にはがあり、事にはがあります。いずれもで表せます。

  • 物の量にかかる数
  • 事の質にかかる数

ここで、運動が大きくなるにつれて、物は次元を失います。物には、次があります。

  • 長さ
  • 質量
  • 陽子・中性子・電子

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教育は「知」に偏ってはダメな理由

これまでに、自然科学には発見・創造の仕組みがないと、何度も説明をしてきましたけれども、異なった言い方で表現します。参考の記事です。

または「ホーム」の右隣「動画での解説」をご覧ください。

 

岡潔の「情・知・意」

数学者の岡潔は、「情・ 知 ・意」の順に働くとしました。

  • まず、情的にわかり
  • 次に、知的にわかり
  • 最後に、意識を通してわかる

知識意識の領域の前に段階があるわけです。知識は、記憶や情報でもあります。

 

情と発見(他力)

おわかりかと思いますが、知識、意識は過去です。現在を含みません

図1 情的にわかるのみが現在 他は過去

現代の教育は、「 知 」に偏っているとよく言われることですが、その理由として岡潔は、子どもの情緒は豊かであるべきと説いています。これは至極最もです。しかし、もっと明確な理由があります。

には、発見の仕組みがないからです。発見とは仏教で言うところの他力です。言い換えると、心の現在である(情的にわかる)の働きを有効に発揮するのが発見です。 続きを読む

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A先生へのメール 「 空間とは何か  物性 とは何か」

前回の記事に続いて、A先生へのメールを載せます。物質科学については、精神科学、社会科学に次いで、順次考えてきました。これまでの考察で得た物質科学について「 空間 とは何か。 物性 とは何か」について、A先生へメールしたものです。

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A先生へのメール 「 弧理論 研究の過程」

何十年も前のこと、大学の授業に電子工学が1単位ありました。あるきっかけで、担当教授であったA先生とメールのやり取りをしています。A先生は、とても柔軟な発想をされる方で、管理人の取り組みにも興味を持っていただいております。

直近のメールにおいて、A先生へお送りしたメールで管理人の 弧理論 研究の過程をお伝えしています。管理人が取り組んできたことの概要がわかるかと思いますので、参考に返信メールを掲載します。

 

A先生へのメール

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