なぜ 世界は混迷 するのか

なぜ社会はこれほどまでに混乱し、混迷を深めているのでしょうか。なぜ 世界は混迷 するのでしょうか。

答えは至極簡単

  • 分けることによって(わかる)と信じて疑わない

からです。

この(わかる)を理解、あるいは物の理と言います。(わかる)の語源は「わける」です。

  • 「わける」ことによって、(わかる)と思っている

だけで、本当にそうなのか誰も検証していません

岡潔講演録【5】自然科学の無知※解説6より引用します。

医学について。現代医学は自然科学の一種ですが、岡はその医学について別のところで次のようにいっている。

「例えば医学に付いても、大体医者と云うのは薬で直すのが一番多いでしょう。それで、ある身近な医者に『薬はどうして効くのですか?』と質問した。薬が効くと云う事は考えてみれば実に不思議なんですよ。それで質問した。そうすると『何故効くのだか分りません』と云う事でした。それが人知の現状です。医者は薬が何故効くか分らないんだけど、こう云う症状の時には、こういう薬を飲ませると効くと云う経験を沢山持っている。それだけなんです。」

医学は自然科学の内にあります。医者が行うのは、次です。

  1. 症状を診て
  2. 診断して病名を付ける
  3. 症状、病名に合った薬を出す

この3つの組み合わせを大量に覚えておく、または記録している。それだけです。

管理人の記憶では、国に指定された難病の数は百数十あまりだと記憶していました。調べたら現在、『令和7年(2025年)4月1日現在、国の医療費助成の対象となる「指定難病」は348疾病』とのことです。

つまり、分けることによって、より複雑化するだけで到底解決に至らないとわかります。

注:3.で「病名に合った」として「病名に効く」としませんでした。効くかどうかは二の次でして、ファイザー社は数百~数千件規模の訴訟を抱えています。

 

何が何だか

それで、数学者の岡潔は医学について、次のように述べています。

物質は諸法則を常に守って決して背かない。何故か。

これに対しても自然科学は一言も答えられない。だから物質現象のほんの一部分、非常に浅い部分だけしかわからんのです。

で、それでも人類の福祉に役立ってはいます。たとえば医学は自然科学です。可成り人類の福祉に役立ってはいます。しかしながら、医学の人類の福祉に役立つ役立ち方は、何が何だかわからんままに役立っています

 

努力と成果

管理人は、いわゆる理系なのですが、ナントカの原理、ナントカの法則、ナントカ理論等などと教科書に書いてある事の理屈は、追っていけば朧気ながらわかるのですが、何か腑に落ちないという気がしていました。

当時、【何でそこで止まるの?止めてしまうの???】と漠然と考えていた様に思います。はっきり書けば、何処か胡散臭い訳です。

後々このことを考えるに付け岡潔が指摘した点に、その解を見つけたように思います。

 

それで、管理人の知る自然科学の努力と成果の例は次です。AIに訊きました。

Q:歴史的に、役に立つ蛍光物質を見つけるためになされた努力と時間はどれくらいか。

歴史的に見て、役に立つ蛍光物質の発見には数十年単位の執念深い努力と、時に膨大な力仕事が費やされてきました。
代表的な3つの事例を挙げます。

1. 85万匹のクラゲを解剖(GFPの発見)
ノーベル化学賞を受賞した下村脩博士による緑色蛍光タンパク質(GFP)の発見は、まさに執念の賜物です。
費やした努力: オワンクラゲから発光物質を抽出するため、家族総出で約85万匹ものクラゲを採集・解剖しました。
費やした時間: 1962年の最初の発見から、その構造が解明され、生物学のツールとして世界中で普及するまでには、さらに約30年の歳月を要しました。
2. 「偶然」を逃さない観察(合成染料の誕生)
1856年、当時18歳だったウィリアム・パーキンは、マラリアの薬(キニーネ)を人工合成しようとして失敗しました。
発見の経緯: 実験に失敗して残った真っ黒な沈殿物を洗おうとした際、美しい紫色に輝く液に気づきました。これが世界初の合成染料「モーブ」であり、後の蛍光染料研究の先駆けとなりました。
教訓: 「調合」そのものよりも、失敗したゴミの中から価値を見出す鋭い観察眼が、世紀の発見を生みました。
3. 三原色の完成への道のり(LEDと有機EL)
現代のディスプレイに不可欠な蛍光体・発光体も、長い開発期間を経て完成しています。
有機EL (OLED): 1960年代に有機分子が光る現象が発見されてから、1987年にコダック社の研究者が実用的なデバイスを開発するまで20年以上の基礎研究がありました。
青色LED: 「20世紀中には不可能」と言われた青色発光は、赤﨑勇、天野浩、中村修二各氏による数千回に及ぶ結晶成長の実験を経て、1990年代にようやく実現しました。

結論
かつての研究は、「膨大なサンプルを集める」「ひたすら調合を繰り返す」「偶然の失敗を見逃さない」という、膨大な時間と労力を伴うものでした。
現在のAIやシミュレーション技術は、先人たちが費やした「数十年・数十万回の試行」を「数ヶ月・数千回の計算」に短縮するために活用されています。

管理人の知る他の例では、超伝導現象を示す物質を見つける研究があります。

兎に角、その努力と成果の関係を観るに、成果を挙げるには大変な労力と時間が必要だと言うことです。それ以外に統合できない多数の例外の山に埋もれているのが現状だと認識しています。

 

例外は存在しない。認めない。ところが・・・・

少し前に記事にしましたけれども、超ひも理論は、提唱されてから50年も実験で検証できそうなアイディアがゼロのようです。

自然科学にとって、統合できない多数の山は、見なかったこと、あるは知らなかったことになっています。それ以外は、存在しないし認めない。あり得ないことになっています。

ところが、米国防総省は、UAP(Unidentified Anomalous Phenomena:未確認異常現象)の存在を認めて、どうも科学の定義を変えるとの様相です。

何をどう変えるかは別として、これまであり得ない。認めない。無視を決め込んで来た存在に対して、国から真逆のことを突きつけられているという状態です。

 

自然科学は、自然の半分以下、もしかしたら4分の1くらいに削った様です。日常的に電気(電磁気現象)と言えば、電子の示す挙動だけに絞った電磁気学を言います。

電磁気学が成立した以後に発見された正の電荷を持つ陽子は、終ぞ電磁気学に組み込まれることはありませんでした。この話は、過去に数十件の記事にしています。

19世紀発達した化学は原子の発見によって、◎で示した通り原子番号との対応を図られましたが、20世紀初頭に電磁気学を修正しなかったせいで、現在の混迷がある様です。

 

混迷の現状

最後に、世界の混迷の状況をAIに訊きました。

 2026年現在、世界は国際秩序を主導する国が不在の「Gゼロ世界」の混迷を深めています。ロシア・ウクライナ情勢の長期化や米中対立、AI技術の暴走といった地政学的緊張が、国際機関の機能不全とともに経済危機や世界分断のリスクを増大させています。
具体的な世界の混迷の様相は以下の通りです。
・深まるGゼロ世界の混迷:国際的なリーダーシップをとる国家が存在せず、協調が困難な「Gゼロ」状態が深刻化。冷戦初期に匹敵するリスクが警告されている。
地政学的リスクの増大:ロシアのウクライナ侵攻、中東情勢など、紛争の停戦が見えず、エネルギー問題や食糧問題への影響が継続。
・米中関係の決裂と分断:米中対立の激化によるサプライチェーンの混乱と世界経済のブロック化。
社会的不安定と技術リスク:技術・経済の進歩と、政治・社会の停滞とのギャップが大きく、AIの制御不能リスクや経済格差が拡大している。
・国際的な対話や協力が困難になる中、この混迷は「ジャングル化」とも形容され、危機が拡散しやすい状況にあります。

  • 自分の意見、主張、理論の方がより抽象度が高い精度が高い。より正しい
  • これに気づけないから、始末に悪い

 

最後に、岡潔 講演録から【1】2つの心より。

人には、ここから何時も言わなきゃ仕方ない、心が2つある。心理学が対象としている心を第1の心ということにしますと、この心は前頭葉に宿っている。それから、この心はわたくしというものを入れなければ金輪際動かん心です。その代り、一旦、私というものを入れたら、「私は悲しい、私は嬉しい、私は愛する、私は憎む、私は意欲する」と、丸で笑いカワセミのようにうるさい

 それから、この心のわかり方は意識を通さなければ決してわからない。それから、ここまで来ればもう心理学は知らないんだけど、この心は物質的自然界の全部を覆うている。しかし、それより外へは決して出てない。物質的自然界というのは、自然科学者が研究の対象としている自然です。

  • 次第に、あらゆる面で、個人が組織が劣化し、退化し、機能を失っている

なぜ 世界は混迷 するのか、実に簡単です。

でも「みんな五月蠅い。黙れ!」とは言いませんが、いい加減にして欲しいです。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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