反重力という技術
UFO・UAP問題が事実上の防衛問題であると認識されている現在もなお、UFOは嘲笑の対象であることも事実です。
そう言った防衛や、一般人の科学知識に関する問題に対応するには、科学の定義の変更が必要とされます。UFOという語を含む過去記事は44件あります。
- 2024年8月9日 アメリカが秘匿してきた「 科学技術 の解禁」
- 2025年8月30日 並木伸一郎 氏「ペンタゴンは、UFO・UAPの推進原理をわかっていないのではないか。」
- 2025年5月30日 藤原直哉氏「(トランプ大統領は) サイエンス の定義を変える」
- 2025年7月17日 米国防総省 ”UFO・UAPは物理現象だから、科学の定義を変える。”
こう言った問題に、多くの方は 反重力 という語を用いています。こう言った科学技術に対する表現として反重力という語は不正確だと感じてきました。
重力とは
重力とは何かをgoogle AIに訊いてみました。
重力とは、地球上の物体が受ける地球の引力と地球の自転による遠心力の合力です。質量を持つ物体同士が引き合う「万有引力」が基本ですが、地球上ではこれに加えて地球の自転によって生じる遠心力の影響も加わります。この二つの力の合力が「重力」であり、物体の質量に比例し、落下方向は常に地球の中心を向いています。
物理学における概念:ニュートンは古典力学で重力を位置力の法則として定式化しましたが、アインシュタインは一般相対性理論で、重力を「時空の歪み」として説明しました。重力が強い場所では、時間もゆっくりと流れます。
下線は管理人による。

図1 重力波とその観測の歴史
まとめると以下です。
- 重力は万有引力と自転による遠心力の合力
- 重力は「時空の歪み」
この中で、一般相対性理論は循環理論だとわかっています。

図1 相対性理論は循環
- 時間は空間にある物質の運動から作る
- 時間を不変(とする)光速度に換える
- 光速度を何物にも不変のモノサシとして、時間と空間(&物質)、並びに重力を決める
- 時間と空間は自明として扱う
相対性理論の問題点 =>「光速度がわかるためには、その前に時間がわかっていなければならない」ということです。時間は運動から作ります。その運動とは空間にある物質によります。
よって、相対性理論は全体として循環なのです。この循環を光速度不変という部分で断ち切って、一定の結論を得ているに過ぎません。しかもその解釈において、間違いが指摘されています。
- E=mc2:物質はエネルギーに転換するし逆にもなるというが、本当は一つの実体の異なる側面に過ぎない。
歴史的に一般相対性理論が認知される過程において問題がありました。以下が参考になります。
- 七つの科学事件ファイル: 科学論争の顛末 単行本 1997/2/1 H.コリンズ (著), T.ピンチ (著), 福岡 伸一 (翻訳)
UFO・UAPが示す問題の本質は次の点にあります。
- 万有引力の法則と{重力は時空の歪み}という理解は「2つの物体が引き合う力」のみを示す」という点にある
以上のように、UFO・UAPを現実の問題として考える点で、重力に反する「反重力」という語句は適切のように思われます。
斥力として働く質量
しかし、物理学に「斥力として働く質量」は存在しません。物理学において、負の質量というのは考えられません。反物質の質量は通常の物質と同じだと言うことをお忘れなく。
要は、冒頭の記事にあるように自然科学の範疇に「斥力として働く質量」がない以上、科学の定義の変更を余儀なくされている訳です。ここまでが問題提起です。
さて、反重力とは何かをAIに訊いてみました。
反重力とは、物質に加わる重力を無効にしたり、打ち消す「斥力」として働いたりする、という仮説上の技術です。現在の物理学では実現不可能と考えられており、主にSF作品に登場する技術です。ただし、負の質量を持つ物質は重力を反発させる「斥力」を生み出すと考えられており、その仮説は反重力につながる可能性を秘めています。
下線は管理人による。
前述の通り「負の質量を持つ物質」はSFに過ぎません。それでは、物質が持つ重力に対して斥力を持つ物質の存在はどうでしょうか。その可能性を考察します。
素朴な疑問と仮説
管理人は主に単極モーターの力学特性(動画一覧の再生リスト「実験」タブを参照)を調べた上で、考察の結果として次のような仮説に到達しました。
- 仮説 重力による加速度には、区別できないが種類がある
思考の過程を示す参考記事です。
- 2025年10月20日 ファインマン の疑問への答え
記事の末尾に書いたとおり、ファラデーが発見した単極誘導の現象(単極電動モーター1821年と単極誘導発電1831年)は、何処かで重力とつながっています。
大事なのは、電磁誘導と単極誘導の現象は、似てはいるけど、別の現象だと言うことです。
- 単極誘導の現象は、電場磁場で説明できない
- 単極誘導の現象は、運動(磁束を切る)という考え方に基づくローレンツ力では説明できない
- しかし、電磁気現象と単極誘導の現象は関係している
- 単極誘導の現象と重力は関係している
ですから、「電磁気現象 ←→ 単極誘導 ←→ 重力」の関係が成り立つのでは?と考えています。管理人は、これを重力制御と呼んでいます。管理人が調べた限りにおいて、次のように言えます。
- 世に電磁重力理論は数あれど、本質的な回転運動(単極誘導の現象)を基準に考えているものは見当たらない
果たして、負の加速度(斥力)を持つ質量は存在し得るのでしょうか?その疑問に答える為には、相対性理論のE=mc2について、再考する必要があります。
- 物理学におけるエネルギーの定義を変える必要が出てくる。(ここからは弧理論の領域)
これが、冒頭の「科学の定義を変える」に対する当サイトの答えです。
4つの力と重力制御
自然界には、4つの力があるとされています。
- 重力
- 電磁気力(電気力、磁気力)
- 強い相互作用(核力)
- 弱い相互作用(核力)
それで、互いの力は合成出来ると考えられているようです。このうちから、仮に電気と磁気をわけて3つの力、重力と電気力・磁気力の間の合成について考えます。
まず、重力と磁気力(磁力)は合成出来ます。

gif1 鉄片は重力に逆らって磁石に吸着する
- 重力による加速度と磁力による加速度は合成出来る
次に、重力と電気力(静電気)は合成出来ます。

写真1
帯電したゴム風船は、紙片を重力に逆らって吸い寄せます。
- 重力による加速度と電気力による加速度は合成出来る
ご存知の通り、「電気は単極」で「磁気は双極」という違いはありますが、2つの力とも引力と斥力が存在します。
もう一つの組み合わせを考えます。磁力による加速度と電気力(静電気)による加速度は合成出来ません。
何故なら、電場と磁場は常に直交して現れるからです。(すみませんが、ここの説明は、よくわかっていない所です。電子と電場・磁場を正確に物と事にわける必要があります。)

図2 運動する電子は周囲に磁場を持つ 注:電流の向きと電子の運動は反対方向
まとめると、重力による加速度には、少なくとも2種類の加速度があると考えられます。しかも、区別できません。
- 重力による加速度と電気力による加速度
- 重力による加速度と磁力による加速度
さて、重力に複数の加速度があるならば、負の加速度(斥力)を持つ物質の存在もあり得るかもという思考に至ります。
- 重力と単極誘導の現象は、何処かでつながっている
果たして、「単極誘導の現象(渦:本質的な回転運動)によって、重力を制御できるのか?」という疑問から、当サイトでは、 反重力 という語を用いずに「重力制御」と言い表しています。技術レベルで済むお話ではありません。
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