Nマシンを開発したデパルマ(Bruce DePalma)と逆を辿っていたのか?

パワーリストボールについて、偶然目にしてから後、いろいろ調べた結果を2016年6月13日にパワーリストボールの回転はなぜ加速するのかの記事にまとめました。 その後、先月3月1日には、電磁気現象ととジャイロ効果は、どこかでつながる?と記しました。 この記事は、管理人が推し進める「※弧理論の考え方」に基づくフリーエネルギーのアイディアの一つです。(※不完全ながらも、フリーエネルギーを許容する開放系理論です。)

 

2013年5月には単極誘導の現象に着目し、少しずつ実験を行っていました。その頃までには、電脳工作室にある電脳実験室の単極誘導に関する幾つかの記事を読んでいました。その中で単極誘導とNマシンの不思議、その1読んでいたはずです。

ところが先日、ネットを徘徊している内に、Nマシンを開発したデパルマ(Bruce DePalma)の開発に至る経緯を読み落としてることに気付きました。その1デパルマのひらめきより一部引用します。

 ファラデーが発見したこの単極誘導現象は、その後あまり注目されてきませんでした。というもの誘起される電圧が小さい上に、直流であるがために利用しづらいからです。

 ところが近年になって、歳差運動をするジャイロスコープの研究をしていた米国のデパルマ(Bruce DePalma)が、ジャイロスコープが磁化されて回転軸の向きに磁力線ができると、奇妙な電気現象が起きるということに気がついたのです(余談ですが、ジャイロスコープには反重力作用もあると言われています)。磁化された回転体の軸と縁の間に直流電圧が発生するというもので、これは正にファラデーが発見した単極誘導現象にほかなりません。

デパルマは磁石を電磁石に置き換え、右図のような単極誘導発電機(これを“Nマシン”という)を考えました。
このときデパルマの頭に閃いたことは、ここから電気エネルギーを取り出した場合に、それが回転軸に“バックトルク”という相応の負荷としてかかるだろうか(つまり単極誘導にもローレンツ力が働くか)、ということです。もしバックトルクがかからないのであれば、回転体を駆動するエネルギー(入力)以上のエネルギーがここから取り出せる可能性があることになります。

デパルマは、歳差運動をするジャイロスコープの研究からNマシンの開発につなげたようです。気付かなかったとはいえ、驚きました。 3月の記事は、Nマシンの特徴である「”バックトルク”がかからないか、もしくはかからない」という理由をうまく説明できるかも知れません。 偶然にも管理人の発想の経過は、デパルマの逆を辿っていたようです。 やはりジャイロ効果、あるいは回転体の歳差運動と単極誘導の現象は、どこかでつながっているように感じます。

追記 中途半端なお部屋にある現代科学へのいちゃもんの記事は、実に興味深いです。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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