研究テーマである
並びに
と
聖書の関連性について調べてきました。管理人としては、どうも聖書と紡錘図形は同根ではないかとの印象を持っています。
いろいろな資料がありますが、旧約聖書は紀元前1500年~紀元前400年頃書かれたようです。また、新約聖書は紀元50年~紀元100年くらいに記された書物のようです。 内訳は旧約聖書が39冊、新約聖書が27冊の計66冊です。
聖書のことを知らない管理人でも、旧約聖書に登場する神は新約聖書に比して随分荒っぽい神であることは知っていました。 旧約聖書の神は、人々に対して随分乱暴で残酷なのです。
調べてみましたら聖書の中で人を一番殺しているのは誰なの?意外なグラフに欧米人の反応は・・・というサイトがありました。
聖書において、神が2,038,344人を殺したのに対して、悪魔は10人とのことです。 この資料では、旧約と新約での内訳が分かりませんし、元資料はリンク切れでした。
そこで、検索しますとHow many has God killed? Complete list and estimated total (神は何人殺したか?完全なリストと見積もり)というサイトで聖書のどの部分でどれだけの人が殺されたかを調べた一覧表がありました。
図2の計より多めですけれど神は約280万人殺しているようです。推測による見積もりを加えると2500万人となります。
以下、表を転載します。
– Using biblical numbers only: 2,821,364
– With estimates: 25 million
(The table has been updated to include God’s killings in the Apocrypha/Deuterocanonical books. I’ll be adding the missing Apocryphal stories in the next few days.)
表1
のKilling Event No.において、No.1~154までが旧約聖書です。No.155はどちらなのかよく分かりません。
何故こんなに人を殺すのでしょうか。 管理人の記憶では、日本の神話においてこのように大量殺人をやらかす神は出てきません。 日本において、このような「悪い敵をやっつける」というような物語はTV番組のウルトラシリーズなどに見られる勧善懲悪型の子ども向けTV番組です。
ウルトラマンなどの主人公がやっつける敵は、ウルトラ怪獣一覧にあります。殺した怪獣の数は一覧にある怪獣の数からウルトラマンメビウスに登場するバードンを引いた数になろうということです。(バードンはウルトラマンを殺した怪獣とのことです。ということは、バードンとウルトラの母のみ生き残ったということになります。)
どこかで読んだのですけれど、TVアニメ
鉄腕アトムの敵はロボットで、敵をやっつけるときの鉄腕アトムは
いずれも険しい顔をしています。 何故なら同じロボット仲間を敵として壊すのですから楽しいはずないのです。
ここでの問題は、正義の味方・正義の名の下に悪い敵あるいは人を倒すことと聖書にある神による殺人とどう違うのかということです。
そこで、財団法人 日本聖書教会にある聖書本文検索を使って聖書内に「正義」という言葉が幾つ使われているかを調べましたところ
のように33件ヒットしました。 括弧で括った下半分が新約聖書です。ただし、ヨハネの黙示録より下は、新約聖書に含まれないのかも知れません。 聖書内にあるキーワード「正義」の内訳は
旧約聖書 創世記 2件 列王記上 1件 歴代誌下 1件 ヨブ記 6件 以下略 計95件
新約聖書 マタイによる福音書 3件 ルカによる福音書 1件 以下略 計14件
トビ記 エステル記(ギリシア語) マカバイ記一 以下略 計29件
総計138件 となります。 ただし、正義という言葉が使われた場面がどのようであったかは検証していません。
さて、写真1(紡錘図形)と図1(足跡)の元情報であるジョージ・アダムスキーについて、様々な資料が久保田八郎氏の翻訳によりUFO contactee として日本語で残っています。
管理人の記憶ではアダムスキーが「正義」という言葉を使った記憶がありません(読んだことがありません)。 そこで、アダムスキー情報データベースをお借りして検索をかけました。
アダムスキーが解説を行ったという資料に「サイレンスグループ」というのがあり、「彼らの犠牲者」として「自分がサイレンスグループに利用されていることに気付かない」でいて「自分が正義のために働いているということを信じ込まされている人々がいる」と述べた部分です。 データベースによれば文久書林「第3巻UFOとアダムスキー(論説、体験記)」の48ページということで、正義という言葉を使ったのは、わずかに1カ所のみでした。それも、特定グループに利用されている犠牲者について述べているのです。 (現在は新アダムスキー全集として再編されているようです。)
管理人の記憶によれば「正義」という言葉を最も勇ましく使ったのは
ジョージ・W・ブッシュ元大統領です。 イラクに大量破壊兵器があるとして、9.11テロに対する報復として正義の名の下にイラク戦争を始めました。 ご存じの通りイラクに大量破壊兵器は見つかりませんでした。 白熱教室で有名なハーバード大学
マイケルサンデル教授が諸に正義というのは実に胡散臭いことです。
過去記事 バカボンのパパ「賛成の反対なのだ~」では済まされないに書いたとおり、現実が複雑に錯綜しているのは実のところ、聖書のころからだったようです。 つまり、仮に聖書の中において神が人々に正義を行えと述べていたとするならば、聖書以来の歴史はまさに聖書のとおりに殺しあいの歴史になったということです。 (注:聖書の中で正義という言葉がどのように使われたかを検証していません。)
正義を叫べば叫ぶほどに人が殺されていきます。正義という言葉を警戒せねばなりません。その意味で写真1(紡錘図形)並びに図1(足跡)が聖書と同根だとすることの意味を深く考えてしまいます。研究の結果言えることは、アダムスキーの多くの部分が信用できそうだということです。 それから管理人には聖書がどうしても宗教書に見えません。
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