全ては「対」になっている  善意 も悪意も、希望も失望さえも

自然の仕組みと働きについて考察して来ました。その結果、ヒトのわかり方が仏教の如来に同じであるとわかってきました。但し、下に示した(3.)より後の「わかる」を示しています。

少し説明します。

ヒトがわかるのは、物と事です。この場合の「わかる」を理解とか物の理と言います。その表れが時間空間である訳です。以下が、それらのわかり方順番です。

  1. 物がわかる
  2. 動きがわかる。出来事がわかる。事がわかる。
  3. わかった物と事を音韻に割り当てたのが言葉。これより以下、言葉で言える。
  4. だから、物事の意味がわかる
  5. そうして、物事の価値がわかる
  6. 最後に物事を意識してわかる

この仕組みによれば、全ては「対」となって現れることがわかっています。しかも、そのパターンは二通りあります。

図1 往復(振動)と循環(ループ)

言葉の仕組みは図1の通り、2つを組み合わせに過ぎません。これが言語の要素(エレメント)です。どれだけ複雑な理論、思想、あるいは哲学であっても同じです。この構造について、お気づきの通りネットワークの要素だとわかります。

図2 脳もAIもインターネットもネットワークであり、その要素は図1の組み合わせに過ぎない

それで、冒頭の記事でご紹介したのが、言葉であり如来の仕組みなのです。だから全ては「対」となる訳です。

  • スプーンは洋風の匙
  • 匙はスプーン

それで、意味と価値と意識でわかるのですから、ヒトそれぞれの価値や意識も「対」となっていることに気づきました。

  • 善意は悪意の如し
  • 悪意は善意の如し

こう言った出来事は、しばしば大きなお世話ですし、困ったことです。

  • 希望は失望の如し
  • 失望は希望の如し

そして、ヒトは時の流れの内に、希望失望さえも「対」となって現れます。


 

興味深い動画がありましたので、ご覧ください。

  • 神は取引しない
  • その外側は?
  • 親鸞の考え方はイエスに似ている

動画1 イエスと釈迦に学ふ゛「冷たい社会」の生き抜き方|宮台真司×海沼光城×川嶋政輝

この動画については、色々言いたいことがあるのですけれども割愛します。参考に先日作った資料を貼っておきます。

図3 「数」の地政学

何と、ギリシャは東洋だとのお話です。

岡潔は西欧を調べても心が2つあるとの記録はほぼないと述べています。ギリシャにもないとのことでした。しかし、古代インドにはありました。しかしながら、に拘ったインドにおいて仏教は広がらなかったと考えると納得します。勿論、西洋にもほぼありません。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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