至極簡単です。ヒトは物事を言葉でわかっているのではないからです。
ヒトの物と事のわかり方は次の順です。
- 物が”わかる” ・・・岡潔の言った情、あるいは気、ナサケヱダ、覚、Buddha
- 余として空間がわかる ・・・1.がわかるから空がわかる
- 事が「わかる」 ・・・動き、運動がわかる
- 物と事が揃って、初めて言葉で言える
- 物事の意味が(わかる)
- 物事に価値が(わかる)
- 物事を意識して(わかる)
括弧を付けた(わかる)を理解や物の理と言います。
- (わかる)=”わかる”+「わかる」
わかるという働きを心と言います。物と事の現れ方ですが、以下です。
- 物と事は一つの実体の異なる面に過ぎない
図1
この仕組みにより、物と事は互いに規定し合う関係になります。ですから、物も事も単独では決してわかりません。物と事が揃わない何かは決してわかりません。
- 物と事は、互いに規定し合う繰り返し、ループ
よって、物事は必ず「対」となって現れます。
- 右と左、上と下、前と後ろ、表と裏、陰と陽、+と-
- 男と女、雄と雌
- 神と悪魔
- 天国と地獄、天と地
- 善と悪、善意と悪意、希望と失望
ですから、言葉が持つ意味と価値と意識は幾らでも反転します。同じ言葉でも立場によって幾らでも反転します。つまり、
- ヒトは物事を言葉でわかっているのではない
と言うことです。
- すべての人々は、自ら信じたいものを信じているに過ぎない
- 自ら信じる物事に合った理屈、論理を展開し、主義、主張を構築し、それを互いに押しつけ合っている
たった、これだけです。それが
- 民主主義、共産主義、社会主義、資本主義、新自由主義、何であろうとも同じ
憲法や法律を決め、ルールの内に討論し、選挙によって方針を決めても何も解決しないのは歴史が証明しています。
ですから、このままでは 戦争 は決してなくなりません。
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