素粒子 物理学者の過ち

前回、の量と関係が無い「」を抽象だいう説明をしました。また、美術、芸術は物の量と関係がない「事」の一種だとも説明しました。

今回は、物理学者たちが 素粒子 について勘違いしている点について書きます。

素粒子は事の質

人がわかるのは物と事です。

物理学者たちは物(物質)とは何かを探求し続けました。電子は19世紀末に発見されました。最初に発見された素粒子は電子です。

注:当サイトでは、基本粒子は3種(陽子、中性子、電子)とします。電子は物であり素粒子でもあります。

その後、多数の素粒子が発見されました。数え方にもよりますが、100以上ともあります。それらを17種類、あるいは18種類に分類しています。

図1 物質の標準模型

この素粒子群はソリトン(孤立波)であって、波の性質を持っています。前の記事に書いたように、素粒子は波の一種であり、「事」です。波には様々あって、管理人はこれを事の質と呼んでいます。

  • 事・・・・動き、運動、出来事、波の質

素粒子は粒子と呼ばれますが、その性質は波であって事の質です。

例えば、電子は物であるし素粒子でもありますが、電子波、光子の性質を合わせ持っています。

ある科学者の言葉より、推察すると電子が物で光子は事です。

  • 電子と光子は一つの実体の異なる面に過ぎない

この考え方を延長すると次になります。

  • 「陽子・中性子」と多数の素粒子群は、それぞれの実体の異なる面に過ぎない

何故ならば、素粒子は波の一種であって、「事」だからです。だから、素粒子群は基本粒子(陽子、中性子、電子)である3の倍数である12に分類されるのです。(図1に示すクオーク6つとレプトン6つ)

例えるならば、多数の素粒子群は、陽子中性子電子の影のような事です。また、これら素粒子の現れ方が統計、確率に従うのは「事」だからです。

 

鉱石ラジオに例えると

冒頭の記事に示したように、物と事の区分素粒子群に適用して理解するために、まず鉱石ラジオの仕組みをお話しします。それから、次にその考え方を素粒子加速器素粒子群に戻します。

鉱石ラジオ(ここではゲルマニウムラジオ)は、次のような物です。

写真1 ゲルマニウムラジオ(Amazonより)

これを図にします。

図2 ゲルマニウムラジオ

ゲルマニウムラジオは、電源が不要です。コイルとバリコンによって、アンテナからの電磁波(周波数)を選択します。当然、電磁波は「事」です。

電磁波には周波数があって、これによってラジオ局の放送を選べます。例えば、東京のラジオ局は7局あります。ポータブルラジオレコーダーICZ-R100より引用。

  • NHK第1: 594
  • NHK第2: 693
  • AFN: 810
  • TBSラジオ: 954
  • 文化放送: 1134
  • ニッポン放送: 1242
  • ラジオ日本: 1422

ここで、ラジオとラジオ局について、物と事を区分けします。

  • 物 ゲルマニウムラジオ 写真1
  • 事 上記周波数の電磁波 ラジオ局(周波数)、放送内容(DJ、音楽、朗読、CM etc)

である鉱石ラジオ(ゲルマニウムラジオ)とである周波数ごとにあるラジオ局が流すDJ、音楽、朗読、CM etcとは全く関係がありません。つまり、放送内容は抽象です。

仮に、この関係が成り立たなければ放送局ごとに物であるラジオが必要です。

  • NHKゲルマラジオ、TBSゲルマラジオ、文化放送ゲルマラジオ・・・

それどころか、音楽ゲルマ、DJゲルマ、朗読ゲルマ・・・・と際限がありません。

ここで、素粒子物理学に話を戻します。

 

素粒子群をラジオと比べると

素粒子群を「ゲルマニウムラジオ、電磁波、ラジオ放送の内容」と比較すると次になります。

  • 素粒子加速器は        → ゲルマニウムラジオ受信機に同じ物
  • 素粒子群は          → 電磁波に同じ事
  • 観測した素粒子群の値(Gev/c2) → ラジオ放送(DJ、音楽、朗読)に同じ事

観測した素粒子群が示す値とは、物理学者たちによれば質量だとされますが違います。彼らの言う質量には光速度cが含まれています。光速度は物の早さ、速度、運動、動きですから「事」です

要は、物理学者たちが素粒子加速器という物で観測しているのは、ラジオで言えば、電磁波であって、素粒子が持つ各種の性質(質量、電荷、スピンや力を媒介するゲージ粒子など)はラジオ放送の内容のようです。

ラジオという物電磁波を介して放送される音楽などの内容とは無関係の抽象です。

注:抽象にはランダムなノイズから感動を覚える芸術まで様々あります。

同様に素粒子加速器という物によって、観測される素粒子群持つ各種の値とは全く関係の無い抽象です。 勿論、素粒子加速器は、基本粒子(陽子中性子電子)で構成される超伝導磁石や各種装置、構築物で出来たです。

図3

まとめると、物理学者たちは、素粒子加速器からの信号(事)をチューニングして、信号に合致する理論を創り上げているに過ぎないのです。彼ら自身、彼らの抽象的な理論に意味価値も見いだせません。彼らの意識は益々混乱していきます。

図4 ヒッグス粒子「発見」へのカウントダウン

追記 彼らの抽象理論に対応するは彼ら自身の脳内にある生理的な電子です。

 

以上、一連の間違いが起きた原因はアインシュタインの特殊相対性理論(E=mc)にあります。この話は省略します。

図5 相対性理論は循環理論


考察の切っ掛け

考察の切っ掛けとなったある科学者の言葉を示しますのでご参考に。

君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり、物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面に過ぎない

地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であって、そのために進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる

科学知識を求める人間は木に登るアリのようなものだ。自分では上方へ動いていることがわかっていても、その視野は狭すぎて幹全体を見通せない。そのために幹を離れていることに気づかないで下方の枝の方へ移動するかもしれない。いっときは万事がうまゆく。自分ではまだ上方へ登れるし、進歩という果実を少し摘み取ることもできる。だがその枝が急に無数の小枝に分かれていろいろな方向に葉が散らばっているために本人はまごつき始める。

基本的法則は今や分かれ始めて反対の方向に散らばり始めていることに気づく。すると科学者は心によって受け入れられる 知識の限界 に近づいていることや、あらゆる物理的な法則は究極的には全く統計的なものになるという結論に達する

思わぬほど水平に発達してしまう。まず、先端から退化のプログラムによって弱くなる然るべき基礎を用意しないと君たちの文明は終わる

正しく眺めれば、基本的な真理は常に簡単で理解が容易なのだ。

だから幹の上から眺めれば、枝は”枝″として簡単な、理解の容易なものになる。てっとりばやく言うと、君らの科学が進歩し続けるために必要なのは、君たがとまっている枝から枝との分岐点まで降りて、ふたたび登り始めることだ

全て当たっています。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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