クラインの壺 を自作3Dプリンターで印刷

中華部品を集めて自作した3Dプリンターの設定がだいたい煮詰まったので、クラインの壺を印刷しました。 データはネット上のものを使わせていただきました。オリジナルは高さ20cmくらですので、1/2にしています。積層は0.3ミリピッチです。

.stlデータをslic3rに読み込んで大きさを1/2にして、スライスします。

pronterface に読み込んでエラー無く表示できるか確認した上で、SDカードにコピーします。

後は、スタンドアロンで印刷しました。

先日のトラブルシューティングの際にベンチマークでボートを印刷しました。その際にわかったのはオーバーハングと膨張&収縮です。

クラインの壺も印刷から5ミリくらいまでのオーバーハングが一番の問題だと予想していました。だいたい予想の通りでした。 以下、印刷中の写真です。

フィラメントの一部が宙に浮いています。 続きを読む

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「 ローレンツ力 には2つある」ことについて

フリーの物理学者である井口和基氏のブログを時折読みます。最近、以下の記事が気になったのでメモします。

2019年 05月 16日の『思わず買った学研ムー6月号:「UFOの電磁的飛行原理」と「保江邦夫の超常現象事件簿」 があった! 』より一部引用します。

問題の松島仮説では、「ローレンツ力を使う」ということだが、ここで注意しなければならないことは、ローレンツ力には2つあるということである。

実は、マックスウェルとヘヴィサイドのオリジナル方程式には存在したが、現在のマックスウェル方程式からは脱落した項が存在するのである。

電流Jにも2つある。いわゆる直流電流と交流電流である。

ここにも厄介な混乱があるわけだが、電流は荷電密度ρ✕速度v=ρvと書かれる。これが直流電流に対応する。電荷-eの電子が速度vで直線運動すれば、そこにj=-evの負電流が流れる。

しかしながら、電気回路には交流が流れる場合があり、そういう場合の電流は必ずしも電子が流れるのではなく、分極電流が流れる場合がある。分極はDとかかれるが、D=<qx>である。電気分極=電気双極子の平均値である。qは電気双極子の電荷qである。

これが時間変化する場合、dD/dtとなるが、この場合、

dD/dt =<qdx/dt>

となって、やはり電流と同じものになる。これがマックスウェルの変位電流である。

つまり、電流Jにも二種類存在し、

J=j+dD/dt

となるわけだ。

普通のローレンツ力は、定常電流が直流を想定し、

F=qv✕B=J✕B

と書ける場合である。これに対して、マックスウェルおよびヘヴィサイドの時代には、もう一つのローレンツ力が想定された。それが、

F’=B✕dD/dt

である。ヘヴィサイドの論文集や電磁気の本では、ちゃんとこの力の効果を議論している。

上の松島氏の主張は、交流電流を用いた場合、この変位電流による、ローレンツ力が無視できない効果を発揮するということなのである。

ところで、ファラデーとマックスウェルとさらにヘヴィサイドの時代では、まだもう一つ別の未知の項も残されていた

それが、起電力である。起電力にも2種類あって、一つが我々が知る電場E。もう一つが、上の誘電体のローレンツ力が生み出す起電力である。誘電体が速度vで運動すると、その周りに直交する起電力v✕Bが生じるのである。これは電荷に無関係とした。

我々の現在のゲージ場に基づく電磁気学では、ローレンツ力は電荷にのみ働くと仮定する。だから、中性の物体にはローレンツ力は生じないと考える。

したがって、マックスウェルとヘヴィサイドは起電力は

E’ = E – v✕B

同様に、磁場Hの場合にも2つあり、誘電体Dが速度vで運動すると、その周りに直交する方向にD✕vの誘導磁場が生じると考えた。したがって、

H’ = H – D✕v

と書いた。

これをマックスウェル方程式:

curl H’ = curl(H – D✕u) = J = ρv + dD/dt,
curl E’ = curl(E – w✕B) = dB/dt

として解くと、

V = (u+w)/2±√{c^2 + (u-w)^2/4}

ただしcは真空中で静止系での光速度。

つまり、誘電体の磁場中と電場中の運動により、その速度が違う場合、光速度は真空中の光速度より速いものと遅いものに分かれるという結論であった。

20世紀の電磁気では、この両方の項は存在しないことになり、おそらくその項の一つにローレンツ力と名を残すことになったオランダの ローレンツ が消去したと思うが、その結果、光速度は一つのみになったのである。

そこからアインシュタインの特殊相対性理論が生まれたため、ヘヴィサイド以前の思想は歴史の彼方に消えたのである。

下線は管理人による。

元の疑問は、かつて黒月氏に質問した「マクスウェルの原方程式」に関することでした。黒月氏による解説は氏のサイトの次にまとめられています。

  1. 1864年のマクスウェル方程式にある ローレンツ力 には…
    The Lorentz Force in Maxwell Equations at 1864 …
  2. 1864年のマクスウェル原方程式についてOn Maxwell’s Original Equations at 1864

井口氏の解説も黒月氏による解説もよくわからないのですけど、ヘヴィサイドの頃には”物理現象”として認識されていたものに(少なくとも)2つ以上あったということのようです。上記の引用部によれば、「マックスウェルとヘヴィサイドのオリジナル方程式には存在したが、現在のマックスウェル方程式からは脱落した項が存在」したのであって、それが2つの ローレンツ力 であったようです。わかりにくいですけど、井口氏の記事の引用部をまとめると以下のようです。 続きを読む

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自作 3Dプリンター (中華部品)トラブルシューティング

3月末から中華製の部品を集めて 3Dプリンター を作りました。5月上旬にはおおよそ完成していました。

写真1

ただ印刷できなければ3Dプリンターモドキ、”のような何か”に過ぎません。そこで試し印刷をしながらのトラブルシューティングを行いました。その備忘です。

初めての印刷にはフィラメントリールを乗せるスプーラを選びました。以下の写真以外に10回くらい試し印刷しています。

写真2

写真3

写真4

検索するとスプールホルダーは幾つもあります。その内の一つです。試しの段階ですので充填率は40%くらいです。  当たり前ながら大きな不具合から対処します。

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電磁気学 は片肺状態

電磁気学 は主に電子の挙動に関するものです。

図1

その後、20世紀にはいって極性が反対で電気量が等しい陽子が発見されました。単純に考えて電子と同じだけ陽子にかかる 電磁気学 があってしかるべきです。でもありません。知る限り核磁気共鳴くらいしか知りません。 電磁気学 は双発機の片肺の状態にあると考えます。

図2

原子核の発見とともに化学は適正に修正を受けました。しかし、電磁気学はそのままでした。


 

どうも目指すフリーエネルギーの仕組みは、この辺りにありそうです。 具体的には、外村彰氏によるベクトルポテンシャルの話に関連します。 続きを読む

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物質的自然 は映像である

西洋の格言に「神は細部に宿る God is in the details」というのがあります。これは誤解です。

時折、フリーの物理学者である井口和基氏のブログを読みます。「ムー4月号はヴェンターの「人工生命の誕生」:ついに白人は禁断の領域に踏み込んでしまったのか!? 」より一部引用します。

この問題は、西洋世界でも結構古くからある哲学的問題につながるのである。

いわゆるホルンクルスの説である。これは、ライプニッツの時代にも遡る。

生命個体が生殖細胞でできるのなら、その生殖細胞の中には人間個体のすべての情報が入るはずだ。その生殖細胞には生殖細胞の作り出す情報も入っているはずだ。もし生殖細胞に染色体があるなら、その中には人間の全情報も生殖細胞の情報も全部入っているはずだ。その染色体に人間の情報も生殖細胞の情報も入っているなら、その内部のDNAの中には、人間の情報も生殖細胞の情報もDNAの情報も全部入っているはずだ。そのDNA情報の中には、DNAの構成もすべて入っているはずだ。

とまあ、フラクタル的に

内部の中に内部の中に内部の中に、。。。内部の中に。。。

と永遠に続くのではないか?というわけだ。一番右の。。。のその先は、素粒子の中の内部から、その内部にまでずっと続くはずだ、つまり、この宇宙の全情報は、その究極の粒子の内部に入っていなければならない
これが、ライプニッツのモナド論である。

下線は管理人による。ライプニッツのモナド論として紹介されている「この宇宙の全情報は、その究極の粒子の内部に入っていなければならない」というのは、言い方は異なりますが、意味は同じです。これが誤解です。 以下は既出の記事の組み合わせです。

 

(1) 数学者岡潔『 山崎弁栄 上人によると「自然は心があるために映写されている映像にすぎない。」そう云っている。』と述べました。そして、人の「わかる」とは物の理ことわりだとか理解するとか云うがまったく違うと云います。それでは何が「わかる」かというと「何となく、その趣おもむきがわかる」と云います。これが岡潔の云う「情」です。 情について、例えで説明します。

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自作 3Dプリンター 中華部品の寄せ集め

3月末頃から、中華製の3Dプリンタ用部品を集めて自作の 3Dプリンター を作っていました。おおよそができたので備忘のためメモします。  設計図はX軸とZ軸付近の要所を5枚ほどイラストを描きました。全体の図はありません。適当です。

ほぼ完成の状態です。

このときはまだ、オートレベリングに近接センサー(8ミリ)を使うつもりで取り付けています。エクストルーダーの左側、青い筒。 上面に耐熱ガラスを置くと近すぎてダメでした。 次が本当の完成状態です。印刷精度とかを考えると、もう少し背が低くてもよいかと考えます。5センチくらいは低くしてもよいです。

わかりにくいですけど、3Dtouchという接触型のセンサーを取り付けています。

 

当初、参考にしたのは「みら太な日々」さんによる 3Dプリンター の製作記事です。当該サイトにあるようにZ軸にはDINレールを用いる予定でしたが、作ってみたら不具合があってタイミングベルトに変更しました。 続きを読む

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神との契約 は「還元主義:わけることによりわかる」を促す

前回の続きです。前回記事の補足に『「わけることによりわかると思える」連中は、「わかった」のだから、全能感が半端ないのかも知れません。』と書きました。これまでの考察では、我々が存在する物質的自然は、外のない内に在って循環であることがわかっています。(いわゆる開放系です。) 重要なのは、数学を含む言葉も、それに伴う人の思考も循環の内に在るということです。 つまりは、還元主義「わけることによりわかる」により「わかる」、あるいは「わかり切る」ということはあり得ないということです。 「わかる」の本質は、岡潔の云った情じょう「何となくその物の趣おもむきがわかる=心の仕組みと働き」にあります。

おまけに、自然科学は物理量ではない時間を用いた循環になっています。

図1 運動から時間を作り、時間を用いて物質の運動と質量と距離を求める 光速度は時間を用いる

これでは、人の思考が「物や事の」本質に届くはずはありません。

 

人の五感の特性は非線形です。一方でお金は線形です。 2017年1月2日 『人の「五感」とお金と時間』を参照ください。  この不整合が人類文明の発達の行方を決めているようです。次第に抽象へと向かう傾向が強くなっています。 続きを読む

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素粒子物理学 は どれくらい抽象か

昨日の記事において、世界の物や事が抽象へ向かっていると主張しました。

図1 地球上のほとんどの物や事は、複雑化抽象化へ向かっている

素粒子物理学、ことに超弦理論やM理論を「抽象」に分類したことの理由を説明します。

 

(1) 数学者岡潔が指摘した自然科学の問題点は、だいたい以下の通りです。

  1. 物質は五感でわかるものでなければならない。表 五感でわかる範囲
  2. 唯物主義者は、五感でわからないものは無いとしか思えない。
  3. 角度から作る時間について、時間という計量的なものはない。

角度は量ではありませんので、時間は物理量ではありません。

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自作 3Dプリンタ 用(中華部品)

以前自作した、余りものMDFボード製のCNCを3Dプリンタもどきにしようかと、エクストルーダーなどを買ってあったのですけど、精度が出ないし小さな物しかできないということで、別途3Dプリンタを作ろうと計画しました。

写真1

幾つか中華製の部品を購入したのですけど、ダメダメです。

写真2

400ミリ長のリニアレールシャフトサポートネジセットです。スムースに動きません。ゆるゆるやガリガリです。どこが渋いのか、緩いのか組み合わせを替えたりしながら、動かして様子を見てました。そのうち、何かがポロリと落ちました。

写真3

ダメだ、こりゃ・です。安物買いの銭失いです。  見た目は機械装置の部品ですけど、機能しないのではプラモデル以下です。

 

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世界は具体から 抽象 へ向かっている いずれ抽象から文明の崩壊へ向かう

これまでの考察によって、現在の文明の何処にどのような問題があるのかはわかりました。 全体を眺めると多くの物や事が具体から 抽象 へ向かっています。明らかに、人の脳は 抽象 を受け入れるに限界があります。それがそのまま、現在の文明の限界点です。次図をご覧ください。

図1

横軸に「具体と抽象」をとります。縦軸は、上が複雑としました。管理人が思いつく物や事(1次産業~3次産業や科学、教育、技術など)を図に配置しました。図での位置は、管理人の個人的な判断によります。これまでの考察によれば、時間は物理量ではありません。ですから、五感でわからないもの、かつ、時間を用いている超弦理論などは、右上に配置しました。仮想通貨などはかなり危ないです。

面白いことに、オカルト系と超弦理論や素粒子物理などは、同じ程度に抽象です。複雑さの違いでしかありません。 抽象に流れすぎると心を病むことになります。 何事もほどほどにということのようです。そこで、図の下に中庸と入れました。

先にご紹介した「サピエンス全史(上)文明の構造と人類の幸福」を著したユヴァル・ノア・ハラリは、某番組で「多くはフィクションだ。」と述べていました。彼は「文明は、人々が信じているから成り立っているフィクションだ。」との主張でした。

管理人がこれまで記してきた「現代は、神頼み(シャーマニズム)の時代だ。後の時代の人からは、現代文明は信仰の時代と評されるだろう。」と同じです。 フィクションという表現は抽象とは違いますが、云っていることは同じです。 根底が崩れれば、瞬時にちりぢりバラバラになるに違いありません。1991年、ロシア連邦におけるクーデター未遂事件の際に、エリツィンが戦車の上に乗って演説をした瞬間にソヴィエト連邦が崩壊し、連邦職員が失職したのと同じです。皆が信じなくなった瞬間に崩壊します。

以前にもご紹介したように、「世界の富豪トップ8人の資産は、貧困層36億人分と同じ」だとのことです。

図3 出典:世界富豪トップ8人の資産、貧困層36億人分と同じ=慈善団体

異常な世界です。羨ましく思うかも知れませんけれども、皆が信じているからこそ成り立っているに過ぎません。ジンバブエにおけるハイパーインフレも同じです。 このような状態は、人の五感にある非線形性と線形なお金の仕組みとの不整合からきているようです。 行きすぎた抽象は、崩壊に繋がります。どうも、10進数の数に囚われた連中がこの世界を支配しているようです。人類の行く先は自滅のようです。

これまでに、心の仕組みの一部はわかりました。心の働きについて理解が必要ですし、心を優先すべきだと感じます。 数学者岡潔は情操教育の必要性を訴えました。「【6】 日本歴史の概要」を参照ください。

図1に示した「具体と抽象」は、一つの指標となり得ます。これが社会科学の基礎のようです。 平たく云えば、弧理論による社会科学とは、人々の心を健全に保つことを目的とする科学です。

 

物質的自然がどのように出来ているのかもおおよそのことはわかりました。でも、この次、どうしていけばよいのかがはっきりしません。E軸の側からM軸のことを考えるならば、何かが見えてくる様に思われるのですが、さっぱりです。 これまで次に何をすればよいかわからずにやってきました。「何となく、感じる」方向へ進めてきました。その結果、当初思ってもいなかった事がわかってくることが多かったです。研究は、広く深くなってきました。だからといって、続くとは限りません。それこそ、「何となく、近いと感じる」のですが、どうでしょう。  わかってきたのは、一見、複雑で精緻に見える自然は、かんたんな仕組みによって出来てるらしいことです。

ある科学者は物質とエネルギーの関係を次のように述べています。

君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり、物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面に過ぎない。

下線は管理人による。情報とエネルギー(弧理論では運動と呼ぶ。)の関係も上記の物質とエネルギーの関係に似ているように感じます。言い換えると以下です。

知(情報)と物質の運動は、一つの実体の異なる面に過ぎない。

もっと丁寧な説明がいるはずですけれども、現状ではこの程度にしか説明できません。そして、「知」は、「(何となく趣が)わかる」と同義です。たぶん生命の本質は「知」にありそうです。当然のこと「知」はエネルギーと関係するとも言えます。「知」は、物質の間に普遍的に染み渡っている。そんなイメージを持っています。 ただし、この場合の「知」は、意識を通す前で言葉で言えない状態を指します。

情報エントロピーと熱力学エントロピーに同じ数式が現れる背景を(別の次元軸から)考えています。

 

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