五感でわかる運動を用いて作られた「時間」は、五感でわかる運動にしか適用できない

前回の続きです。 7月18日の記事に次のように書きました。


岡潔が云った「数は量のかげ」について。 量の裏付けのある「数」には、単位が付きます。重さや長さは【g】や【cm】といった具合です。 ところがお金は、円・ドル・ユーロといった単位が付きますけれど、「」の裏付けがありません。株や為替など「需要と供給」という仕組みの内にお金は実際の量(物や事)に対して伸び縮みします。※これが貧富の格差を生む理由です。同じ数をやりとりする内に実物の量を掠め取る仕組みです。

同じく、時間は運動によって作られます。(岡潔【2】自然科学者の時間空間

時計は、

国鉄標準型時計

機械装置の運動を回転に変えて盤の中心の針を動かします。盤面を30度ずつ区切り、数字を割り当てます。針の位置(角度)を数に置き換えたのが時間です時計という機械装置の運動と直接の関係はありません。 時間は時分秒という単位を持ちますが、対応する量がありません。 実際に存在するのは機械等の運動だけです。


実際の時間は、日本標準時グループこちらの業務により作られます。

写真1 出典:上記

人(観測者)の五感でわかる運動を用いて作られた「時間」は、五感でわかる(被測定物の)運動に適用できます。  この場合、「観測者」は

表1

の中央(10m)付近に居ます。 しかも、この「時間」は量の裏付けがありません。大事なのは、岡潔いわく、(自然科学者は、)

運動は時間に比例して起こると決めてかかって、そういう時間というものがあると決めてかかって、そして、時間というものはわかると思っています。

ということです。 五感でわかる運動を用いて作られた時間が、五感でわかる範囲以外の運動に適用できるかどうかは、誰も検証していないのです。考えたことすらない!

これは如何に精密な数学理論であってもです。時間をパラメーターに用いている以上、極大極小の世界における運動が人(観測者)の作った時間に比例して起きるかどうかわからないからです。 きっと、量の裏付けが無い時間は、極大極小の世界の運動との間においては、伸び縮みしていることでしょう。

逆もまたいえます。 仮に素粒子の運動を元に「時間」を作ることができたならば、表1の左端に適用できるでしょう。  人の五感は、表1の赤い矢印(原子の大きさ10-10m)あたりにあります。 つまり原子時計はありですけれども、素粒子時計はできるかどうか、というところです。

 

これまでの岡潔の言葉を元にした考察により、少なくとも素粒子物理学や宇宙物理学の根拠は崩れたと考えています。 お金に関しては10年余り、時間に関しては4年余り考えてきましたけれど、本記事にておおよそ煮詰められたように感じます。論破! 尚、右ウイジェットにあるリンク1.時間とは何かについて、煮詰めた内容に至っていませんけれど、いずれ直したいと思います。

the-manuscript-of-survival-part-68日本語文のpdfに書かれている素粒子加速器実験についての一文。

非常に多くの賢い頭脳を間違った方向に向けさせている、上手に組み立てた誤魔化しのプロェクト

の意味がようやくわかりました。2012年頃より引っ掛かっていた言葉ですから、長かった。  一体何処の誰が考えたのか?気になります。

・・・・・・・・・・・・たぶん、↓こんなやつです。※獅子身中の虫というやつです。

写真2 出典:じっくりのんびりを大切に♡

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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