同軸反転型単極誘導モーターに「差動」を付けるために、導電性ゲルが必要

3月29日に、「なぜ、ジェット気流とオーロラの発生圏が近いのか?」において、

図1

同軸反転型の単極誘導モーターに「差動」を付けるというアイディアを記しました。 今その理屈は脇において、差動を付けるというのは金属リングのどれかの回転を抑えればよいというのではありません。何故なら単極誘導モーターに生じる力は接点、あるいは金属リングの接触する面で生じるからです。

詳しく云うと、接する原子間において現象が生じているらしいので、手で回転を静止しても熱を生じるだけでダメです。 接する原子間において動きを抑制しなければなりません。 そこで次の通り、考えました。

二重反転、あるいは三重反転において、接する面に生じるスラスト方向の力を減じるには、電解質溶液、例えば「食酢」による単極誘導モーターで二重反転を作ればよいと考えました。 液体(電気分解)による単極誘導二重反転モーターは、すぐに渦が混ざってしまい、一番強い渦に弱い渦が巻き込まれてしまいます。 そこで、仕切り板なしの液体による二重反転モーターを作るには、どちらかの渦をゲル(ジェル)状にすればよいはずです。

例えば、内側の渦を、外側の渦をとする二重反転とすると、Aを食酢にして、Bを寒天状に固めた食酢を用いれば、二重反転でありながら接触面を仕切り板によらずに維持できます。かつ渦BはAの反対方向の渦を作ろうとしますが、ゲル状ですから渦はできません。 これによりAとBに差動を付けられます。

で、幾つかの候補となる材料を買い入れました。

写真1

左から、グリセリン(シャボン玉液に用いる)、高吸水性樹脂(オムツに入っているもの)、プルラン(増粘剤)、乳酸カルシウム、アルギン酸ナトリウム です。  どうも、グリセリン、高吸水性樹脂、プルランは、AとBが混じってしまだろうと思います。いずれも、固める性質ではなくて吸水性、あるいは増粘性ですから。   乳酸カルシウム、アルギン酸ナトリウムは、

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動画1

化学実験として有名な「人工いくら、つかめる水、運べる水」のことです。検索するとたくさん出てきます。 2つの水溶液による反応で皮膜ができます。この皮膜はアルギン酸カルシウムということで、これがどうも電気を通さないようです。(未確認です。) アルギン酸カルシウム複合ゲルの作製と電気化学的挙動という論文があるようです。

検索して気付いたのですが、

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動画2

水ガラス(ケイ酸ナトリウム)というのがあります。 これが導電性で電気分解に使えればOKです。ただ、電気分解によって気泡ができますので、それも問題です。導電性であれば電気分解しないほうがよいです。  アイディアはいろいろありますけれど、相変わらず実験は嫌いです。

 

勿論、上記のアイディアは、

写真2

バシル・バン・デン・バーグの遺した資料がヒントの一つであることは確かです。本物のスカウトシップは、固体の回転リングとゲル状の物質をうまく接触させているようです。  資料は、円盤工房サイトの SCOUT SHIP No.4 福田隆寿・編(アダムスキーネットワーク1994.12.5)にあります。

それにしても、年数はかかりますが、段々と研究内容が詳しくなってきます。不断の継続が大事ですね。 単極誘導の現象は、電磁気学、力学、化学を融合したような印象があります。

どうも、電子には2つの”波”の状態があるようです。一つは電磁波、もう一つは管理人が提唱する 弧の力場(Ark field)=「距離の7乗に逆比例する力」です。 電磁波は横波ですけれど、もう一つは弧の力場(Ark field)だろうと考えます。  真空に弾性があると仮定して得られるスカラー波に印象が似ています。何故ならスカラー波は導体やプラズマ内に生じるとされていますので、被るからです。 スカラー波の3次元的な形状と波の到達距離が決定されることを期待しています。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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