物質科学 のヒントは多い(「接する」とは: 折りたたまれた次元: 同軸二重反転単極モーター: 熱電対: 浮揚ディスク)

3つの科学

弧理論は、3つの科学(精神科学、弧理論による社会科学物質科学 )にわけられます。これまで考察は、主に精神科学弧理論による社会科学に関するものが多かったのですが、ここらあたりで、物質科学についてまとめます。今後の考察に資するように、これまでに得られた 物質科学 へのヒントを列挙して考えます。

自然は映像

物質科学の核となる考え方は、自然は映像だということです。自然は映像ですから、画素に相当するのは3つの基本粒子である陽子・中性子・電子の3個です。基本粒子未満の量子力学は除外されます。量子力学は、いわば液晶画面にあるドットの性質をあれこれ探求することに相当します。液晶画面に映写された映像こそが、私たちの置かれる環境、即ち自然界だということです。

写真1 オレンジとドットは無関係

映像であるオレンジとドットは無関係です。

そして、自然は映像であり、映像(現象)はすべて差分です。言い換えますと、現象は相対的ですし、差分しかわかりません。

 

回転運動こそ最重要

映像である空間に固定された点はありません。絶対静止はありません。それ故、回転運動こそが重要な意味を持ちます。

何故、原子の構造を回転運動として描き、太陽系や銀河系も回転運動なのかを考えればわかります。

gif1 基底状態

ただし、自然は映像ですから、原子の構造について量子力学的な描写を採用しません。量子論の行き着く先が(繰り返しを含む理論のフラクタル)抽象という迷宮だからです。

そして、自然科学においては、”力”の観点から、加速度は一種類としか表現されません。全ての”力”について、加速度の有無しか問いません。

力の種類によらず加減算できる

自然科学においては、加速度は一種類ですので、力の種類によらず足したり引いたり出来ます。これは変です。

gif2 重力に逆らって引きよせられる鉄片

重力と磁気力は差し引きできます。考えてみれば変です。

これでは「重力=磁力」となってしまいます。つまり、速度も加速度も躍度も力の種類が異なれば、異なる表記をして区別すべきだと考えられます。その上で、何故、磁石は、鉄片を重力に逆らって引き寄せるのかを考えるべきです。また、知られているように、帯電した下敷きは、紙片を引き寄せます。電気力(静電気)も同じです。つまり、重力と電磁気現象は、どこかで関係しているとみて良いようです。

図1 電磁気力と重力は統一出来ていない

電磁気力と重力の関係性を相対性理論を含んで説明するには無理があります。

 

同軸二重反転単極モーター

電気を起こす(起電力)には2種類あります。電磁誘導とローレンツ力です。ローレンツ力は、歴史的経緯を見ると単極誘導と言う方が正しいです。

同じ起電力が全く異なる方法で2つあるというのは、実に不思議です。交番電流(交流)と直流という違いはありますが、電気を起こすという意味で違いはありませんし、区別できません。2種類の電気を足したり、引いたり出来ます。注)これがヒントです。

この起電力が2種類あるという事実は、物理学においては、未だに謎のままです。

しかしながら、上の研究は、2つの起電力2つの波動関数の干渉に置き換えただけですから、これで解決したとは思えません。

上の式の右辺第2項が単極誘導の現象を示します。一般に、誘導回路に電流を流せばモーターになります。ここで、管理人は、2013年頃~水銀を使った単極モーターの実験を繰り返しました。その中で、同軸二重反転あるいは三重反転のモーターを作りました。

動画1 単極誘導モーター(同軸反転による水銀の盛り上がり)2015/01/30

動画2 単極誘導の実験(水銀による同軸三重反転機構と誘導起電流)2015/03/02

動画はわかりにくいですが、確かに水銀は、二重反転あるいは三重反転しています。重要なのは回転運動であることです。これら単極モーターでの様子からわかるのは、磁石の重心位置を中心に回転運動が起きていることです。

そして、特徴的なのは、回転運動にかかる力が、水銀等が電極と接する部分にスラスト方向に生じているということです。これは、本質的な回転運動です。言い換えますと、このモーターには回転させる機構が無いということです。これは、磁石であるとか空間であるとかが持つ本質に関わる重要な運動です。

一連の実験を通じて、「接するとは何か」ということについて、深く考えるようになりました。

 

接すると言うこと

「接するとは何か?」これはとても重要なことです。

図2 電磁、弱い、強い相互作用

何故ならば、素粒子物理学においては、古典物理学を踏襲して、素粒子の挙動をすべて、近接作用として記述しているからです。

写真2

ところが、(少なくとも管理人は)素粒子と素粒子、あるいはオレンジとテーブルが「接する」状態を想起できません。オレンジとテーブルを思い起こすことはできます。しかしながら、オレンジとテーブルが接する部分を頭の中で、どれほどに拡大しても接する部分を思い描けないのです。貴方は如何ですか。

 

つまり、単極誘導の現象において、電極と電極、あるいは水銀と電極が接する部分で何か起きているにもかかわらず、「接する」ということがわからないのです。

 

自然が映像ならば、近接作用はあり得ない

冒頭で述べたように、いくつかの資料を基に考察を進めた結果、自然は映像だという結論に達しました。別の次元軸(基軸という。)があり、その次元軸は我々が居る自然界に直交して存在しています。基軸からの投影による映像だと考えます。すると、写真2で示したオレンジが我々の存在であり、写真1で示したドットが基本粒子だということになります。

すると、ドット未満はそれほど重要では無く、映像こそが重要だと言うことになります。その結果、自然が映像ならば、近接作用はあり得ないということに気付きました。私たちの心の仕組みと働きは、近接作用に対応していないらしいことと符合します。つまり、物理現象のすべては、遠隔作用として理解するしか無いということになります。しかも、現象は差分です。

何も「接するとは何か」と悩む必要は無いということです。ここからは、実際の問題です。

 

熱電対

ある科学者は、原子力を利用するに蒸気タービンは非効率であると述べています。少し長いです。

君たちの科学は一本の低い枝を知識という全体の樹木に代えていて、そのために科学がひどく複雑になっている。そこでこの科学が実用面で応用されると、できあがった装置は手が出ないほど複雑になる。たとえば、君の国の科学技術者はいまいわゆる原子エネルギーで推進する潜水艦の建造計画に従事している。(注=この記事はかなり昔に発表されたものである)彼らは原子炉を建造してこれをやろうとしている。その原子炉の中ではウランの軽いアイソトープが熱エネルギーと数個の中性子を放ちながら分裂し、これが他の重いウランに吸収されて、またそれが分裂する。かなり複雑だけれども、この方法は地球人がいままでに作り出した方法としては最も有効なエネルギー発生法だ。しかしこの熱エネルギーを宇宙船の推力に変えるために、彼らは原子炉の中に流動体を循環させようとしている。つまり熱変換器の中に流動体を循環させて圧力下に別な流動体を蒸気に変え、この蒸気をタービソの中に通してタービンを回転させ、それによって発電機を廻して電力を得ようというのだ。もし彼らが三〇パーセントの総合的な効果をあげれば、これはたいした技術上の功績ということになるだろう。
だがもし彼らがもっと簡単な言葉で考えることができれば、現在持っている知識でもって核分裂炉のまわりに簡単な熱電対を作って、発生す温度変化を直接に電気エネルギーに変えることができ、少なくとも九四ないし九八パーセントの効果をあげられるだろう。これには可動部分は不要だし、費用も安上がりで、エネルギー出力の単位あたり少ない物量ですむ。だがわれわれの方法にくらべれば、この方法さえも不経済で複雑なように思われる。
君たちにとって最も必要なのは、自然の基本的法則または事実がまったく簡単だということを発見することだ。そうすれば君たちは現在不可能に思われる物事を容易に生み出すことができるだろう。

蒸気タービンを使っては、その変換効率は30%程度だと言います。現在はもっと高効率でしょうけれども、それでも60%くらいかと考えられます。一方で、ある科学者は、熱電対を用いて90%以上を達成できると述べています。

常識的に言えば、最高で20%も行かないと考えられます。考えてみれば、半導体のトランジスタやFET、ソーラーパネル、ペルチェ素子、あるいは熱電対など、すべてが物と物が接するところに○○効果などと名付けられた現象が使われています。

その他にもあります。機械工作において、切削や磨く材料に水や切削油、研磨剤を使うのでしょうか。単に熱を逃がす為だけに使っているのではないということは、現場の人達もわかっているはずです。でも何故、何かを削るに、磨くに別の材料を使うのでしょうか。

接するとは何かを本当の意味でわかっている人はいるのでしょうか。

 

折りたたまれた次元

理論物理学者たちは、超ひも理論などにおいて、9次元や10次元の存在を考えています。そして、これらの次元は折りたたまれていると考えています。

実は、弧理論においては、距離の7乗に逆比例する力の場を考えています。これを発散トーラスと言います。この発散トーラスは、基軸とつながっています。詳しいことは省略しますが、非常に短い到達距離ですが、強い力の場を持ちます。この発散トーラスを言い換えると次元が折りたたまれているとも言えます。

つまり、原子を構成する基本粒子は互いに発散トーラスの組み合わせによって、成り立っていると考えられます。

図3 4種類ある発散トーラス

4種類ある発散トーラスの内から、2つを組み合わせることによって、その大半は基軸方向へ相殺されます。その差分だけが現象として現れているようです。

際だった特徴として、発散トーラスは、発散ありなのに渦があります。これが本質的な回転運動として現れているようです。

つまり、上記に記したように、単極誘導の現象を初めとするあらゆる現象は、極めて短い距離において作用するが、近接作用ではないと考えられます。

  • 自然にあまねく存在する回転運動は、折りたたまれた次元の内に相殺された差分だとの考えです。

 

浮揚ディスク

世の中には、奇妙な装置を創る人が居ます。

動画3 Alex Flying Craft Полёт Гравилёта

その発端は、蝶が飛ぶ様子から想起したようです。

写真3

アレクセイ・チェカーコフの浮揚ディスクは、二枚の磁石を貼り付けたDCモーターで回転させるという二重反転の仕組みを持ちます。

冒頭から書いてきた二重反転する回転運動を用いていることから、少し近いですが、単極誘導の現象と無関係です。単極誘導モーターは回るという現象で、より本質的です。しかし、この浮揚ディスクは回転させる機構があります。

恐らく、折りたたまれた次元(基軸)との何らかの相互作用はあるにしても、それは投入した電力との関係のみに関わると考えられます。つまり、ある科学者が言う「エネルギーの流出」がないのです。電源とするバッテリーがなくなれば、ディスクは落下します。

自然界では多くのタイプのエネルギー発生源がいつも利用できるのだということを地球人に気づかせたはずだ。だから望ましい結果を生み出すためにエネルギーの流出を見るような方法を講じさえすればよいのだ。

このエネルギーの流出を見る機構がわかっていません。エネルギーの流出を見るとは、差分を大きくすると言うことです。つまり、二重反転機構によって、差分を大きくすればよいのです。この浮揚ディスクは、装置の持つ真のエネルギー値が、地球のそれとは違わせることが出来て地球から反発されているが、エネルギーの流出の仕組みは持たないということです。何処かに、接する機構を備えた二重反転の単極モーターである必要があるはずです。

 

物理学上のエネルギーの定義は間違い

ある科学者は物理学上で定義されているエネルギーと異なる意味でエネルギーという言葉を使っています。これは意図的です。現在では、物理学上のエネルギー基軸上の実体が持つ値を区別して、実体が持つ値を真のエネルギー値と呼んでいます。

動画4 10自然が映像ならわかるホントの相対性理論

すべての現象は差分ですから、物理学上のエネルギー(差分)は、二重反転あるいは三重反転の機構を工夫すれば、基軸からの運動が装置を通して流出すると見込めます。

この装置に必要なのは、接する部分を持つ単極誘導の機構と、差分を拡大させて流出を見る二重反転あるいは三重反転の機構です。

 

まとめ

物質科学 に関連して、わかっている情報を列挙しました。すべてを詳しく出来ませんが、大凡は挙げました。自然科学は歴史的に歪められています。それ故に、自然科学には基礎がなく、物と事の区別さえありません。

ここまで来て、考察の参考になるのは、UFOの内幕-第3の選択騒動の発端をあばく-(フランク・スカリー著)です。P295第16章ペンタゴンへの質問には、次のようにあります。何カ所か参考になりますが、一カ所のみ引用します。

解答:いや、これは完全にお答えするには何章か必要となりそうなご質問ですね。ですが一行か二行に縮めてお答えすることができます。まず最初に、磁力と重力がお互いに支配権を争っているという考えをお捨てになることです。両者は完全に同じものなのです。磁気的推進力で飛んでいる物体は磁力と戦っているのではなく、それを利用しているのです。

勿論、電磁気学で認識されている磁力とは、意味が異なっているはずです。電磁気学は成立過程で歪められています。発散トーラスの組み合わせ(楕円双極という。)をして磁力と重力の関係を説明するのは困難です。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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