空間 は結果です。

弧理論による境界 空間 の模型

gif1 境界空間の模型 何もない境界面に泡ができる瞬間

  • 岡潔「 空間 は量的質的にない。」

青い水と透明の油の境界面は量的質的にありません。境界面がわかるのは、水と油がわかるからです。

この模型の次元を上げれば空間になります。私たちがいる宇宙空間に出来る物質(泡)と運動がわかるから、結果として何もない空間(真空)がわかります。模型で言えば、次の順です。

  • 水と油がわかる→泡がわかる→何もない境界面がわかる
  • 本当にわかるのは水と油
  • 泡と境界面は、単なる結果に過ぎない

 

一方で、自然科学の物理学において、空間は自明として扱われています。その上で、情報と空間(真空)の関係について、AIに訊いてみます。

  • 真空に全情報が蓄えられている?

長いので答えを一部抜粋します。

真空に全情報が蓄えられている、という考えは、現代の科学理論、特に場の量子論や宇宙論における仮説や概念と関連がありますが、直接的に「全情報が真空に蓄えられている」と断定することはできません。むしろ、量子真空ゆらぎや偽の真空といった概念が関わっており、これらは真空の特性や宇宙の構造と関連する興味深いテーマです。

量子ゆらぎ(真空ゆらぎ)
量子物理学では、完全に情報がない状態であっても、量子ゆらぎによりエネルギーは常に一時的に変動しています。このゆらぎは、不確定性原理によって説明され、仮想粒子が生成・消滅を繰り返す現象として現れます。

情報と真空の関連性
真空が持つ量子的な特性やエネルギー状態が、宇宙の初期状態やその進化と深く関わっていると考えられています。真空に何らかの情報がコードされている、というよりは、真空の性質が宇宙の物理法則や構造の根源である、という見方が有力です。

真空は単なる何も無い空間ではなく、量子のゆらぎや場のエネルギーが存在するダイナミックな場所であり、宇宙全体の構造や進化に深く関わる重要な概念ですが、「全情報が蓄えられている」と直接的に結論付けるのは科学的根拠が不足しています。

肝心な部分に下線しました。

AIの答えの真空を空間としますと、「空間に情報がない状態でも量子ゆらぎによって、エネルギーは一時的に変動し」、「(このゆらぎは)宇宙の初期状態や進化に関係していて」、「空間の性質宇宙の物理法則や構造根源」と考えられていると答えています。

この答えは、当サイトと真反対の答えです。

物質が出来るから結果として空間(真空)がわかるのです。そして、物質が出来る仕組みは別の次元軸上にある何か(模型で言えば)がわかるから、結果として空間(真空)がわかるのです。

 

「ゆらぎ」について

何もない空間は量的質的にありません。けれども、某かの緊張はあります。模型(gif1)でも、結果として何もない境界面に泡(物質と運動)が生じます。この緊張がゆらぎと同じか似た状態だと考えています。

 

物理学者が持つ空間(真空)についての誤解

  • 情報を蓄えるには、必ず媒体(物と事の)が必要
  • 相対性理論の誤解によって、物と事の区別がない

情報を蓄えるには、必ず媒体が必要です。

例えば、MOSFET(金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ)で言えば、トランジスタ内にある酸化膜の近傍に蓄えられた(電子運動)のが媒体です。

物理学者は相対性理論を学んだ結果、物と事の区別ができなくなります。

  • 相対性理論の誤りをある科学者が指摘している
  • 「(E=mcについて)物質はエネルギーに転換するし、逆にもなるというが、本当は一つの実体の異なる面に過ぎない。」
  • 物質は、エネルギーは(運動)の一種だから
  • 言い換えると、「物と事は、一つの実体の異なる面に過ぎない」となる

ここで、これまでに考察したを示します。

物については、次の3つです。

  • 陽子、中性子、電子の3種類のみ

事(運動)には次があります。

  • 角度、時間
  • 速度、流速
  • 加速度、躍度(加速度の時間変化)
  • 圧力、気圧
  • 温度
  • エネルギー
  • 波動(時間の観念を含む)
  • 孤立波(ソリトン)
  • ソリトンの一種である素粒子
  • 電磁波、光子
  • 確率
  • 情報(記憶)

多数観測される素粒子は、孤立波です。粒子とされますが、事(運動)の一種です。それで、波の一つの状態がゆらぎであるようです。

物と事は必ずになります。例えば、電子と光子は一つの実体の異なる面に過ぎません。すると電子などの素粒子と、それらによるゆらぎは、であって、これが媒体と考えると辻褄が合いそうです。

そもそもゆらぎは確率です。

結果として、AIの答えにある「空間(真空)の性質が宇宙の物理法則や構造の根源である、という見方」は誤りだということになります。空間は結果です。

参考に過去記事を挙げます。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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