物の量との関係が希薄な「事」を 抽象 という

以下の記事は難しいです。前提からです。

ある科学者の言葉

ある科学者の言葉をまとめると「自然は別の次元軸からの投影による映像」です。すると「は一つの実体の異なる面に過ぎない」訳で、物と事は必ず「」として現れます。例外はありません。

ですから、物と事は互いに規定し合う関係にあります。どちらか単独では、言葉で言えないし、決して意味価値もわかりません。当然、意識も出来ません。

 

物と事

物には量があります。事とは、動き、運動、出来事であって、管理人は事の質と呼んでいます。参考記事です。

これまでに拾い上げたを示します。


物については、次の3つです。

  • 陽子、中性子、電子の3種類のみ

事の質(動き、運動、出来事)には次があります。

  • 角度、時間
  • 速度、流速
  • 加速度、躍度(加速度の時間変化)
  • 圧力、気圧
  • 温度
  • エネルギー
  • 波、音
  • 波動(時間の観念を含む)
  • 孤立波(ソリトン)
  • ソリトンの一種である素粒子
  • 電磁波、光子
  • 確率
  • 情報(記憶)、知識、統計、確率
  • エントロピー
  • お金、 etc

注:素粒子の質量はGeV/C2で求められますが、光速度cには事の質である時間が含まれていて正しくありません

また、多数観測される素粒子は孤立波です。粒子とされますが事(運動:波)の一種です。ですから、素粒子の現れ方は統計や確率に従います。


事の例

事、即ち物の動きは「見る、聴く、嗅ぐ、味わう、触る、持つ、振る、打つ、投げる、押す、引く、混ぜる、回す等」数え切れないほとあります。

例えば、プラスチック、木、石、塗料などでできた大きさ約10ミリ~25ミリ程度で数グラムの振ります。この物の面は6つあります。各面に塗られた塗料をとします。これを目と言います。

何度も振って出た目を数えて集計します。これが統計です。それで1の目が出る確率は6分の1となります。 これがサイコロです。

統計や確率は既に抽象です。それよりも面を数としたり、各面に塗られた塗料を数としている自体が抽象です。面の数や物の形は量ではありません。以下は参考です。

 

抽象とは

物の量との関係が希薄な「事」を 抽象 と言う。

ですから、統計や確率は物の量(この場合は物としてのサイコロ)と関係なく当てはめることが出来ます。

それはトランプであったり、パチンコの出玉、あるいは競馬のオッズなどです。究極がお金ですから、経済などもすべて抽象です。

冒頭に示したとおり物と事は必ずになります。

これら抽象に対応するは何かというと考えている人の頭の中にある生理的な電子です。

宇宙論などを記述する数式も同じです。数式は紙に書かれたりPCに電子として配置されたりします。これは媒体です。

 

繰り返しになりますが、量子論を検証するための実験は物理と言うより、科学者の頭の中にある論理(抽象)を確かめている様な感じがします。

事実、最近の物理学者たちは仏教に関心を寄せているとのお話があります。

動画 イエスと釈迦に学ぶ「冷たい社会」の生き抜き方|宮台真司×海沼光城×川嶋政輝

抽象 化の果てに「結局、言葉、論理で何もわからない」という結論に至ったというお話です。

  • ヒトは、物や事を言葉でわかっているのではない。だからこそ、最後に信仰しか残らない。
  • 過度に抽象的な理論からは、意味も価値もわからないし、意識は混乱する。
  • 言葉を弄んではいけない。何より自然科学には物と事の区別すらない。
  • 2025年10月7日 如来 の意味(物事の相対性を示している)

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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