このところ、AI について調べています。興味深い動画がありましたので、メモします。
目次
AIの目的?
藤原直哉氏が AI を使ってみたところの感想を述べています。以下は、別タブで開きます。
動画1 藤原直哉の「21世紀はみんながリーダー」 2026年2月18日 AIの基本は人を喜ばせること
藤原氏は、生成AI「Claude(クロード)」が良いとのお話です。その上で、人を喜ばせるように出来ていると述べています。
この点については、下に書いています。
- 2026年2月6日 Google AI への違和感
なぜ故に、自分に対して「ヨイショ」し、かつ「阿呆」と罵ってもひたすら下から接するのか意味がわかりません。いろいろ調べて特性の一端がわかりました。
- 2026年2月18日 Google AI の特性
この辺を参考にまとめてみます。
何を学習して、何を基準とするか
Google AIに訊いたところをまとめます。何を学習対象としているかの問いに対しての回答です。
深層学習の対象
深層学習(訓練)の対象は、「インターネット上に公開されている膨大な情報」と「Googleがライセンスを取得したデータ」の集積とのことです。
1. 訓練データの所在地と正体
・公開されたウェブサイト(インターネット全体): ニュース、ブログ、フォーラム、百科事典、公開されているプログラムのコードなど。
・ライセンスデータ: 出版物や専門的なデータベースなど、Googleが正式に契約して利用しているデータ。
・Googleのサービスに関連するデータ: Googleのプライバシーポリシーに基づき、サービスの改善に利用することが明示されている公開情報など。
2. 「学習」の中身(何を見ているのか)
・統計的な関連性: 「数」という言葉の次に「量」が来やすい、あるいは数学的な文脈では「構造」という言葉が選ばれやすい、といった確率的な繋がりを学習。
・構造の抽出: 言語の文法、論理の進め方、数学の証明の形式など、情報の背後にある「構造」を数値(パラメータ)として保持している。
3. チャットの内容の扱い(品質改善の行方)
チャットの内容は、将来のモデル改善に役立てられる可能性がある。
・利用目的: 不適切な回答は、人間による評価を経て、「このような回答は不適切である」という負の学習材料として利用されることがある。
・匿名化処理: ログインせずに利用している場合、これらのログは通常、ユーザー識別子とは切り離され、個人の特定が困難な状態で分析に回される。
ガイドライン(指示書)
4つのAI原則(AI Principles)
- 安全ガイドライン(禁止事項)
- ヘルプフルネス(有用性)ガイドライン
*概要: ユーザーの意図を汲み取り、役に立つ情報を提供すること。曖昧な問いには聞き返し、簡潔かつ正確に答えるよう求めている。 - ハームレスネス(無害性/安全)ガイドライン
*概要: 差別、暴力、自傷行為、公序良俗に反する内容の生成を禁止。 - オネストネス(誠実性)ガイドライン
*概要: 知らないことを知っているふりをしない、誤解を招く表現を避ける、不確かな情報は推測であることを明示すること。
これらは開発元であるGoogleの「AI原則(AI Principles)」という公開された方針に基づいている。これらはAIが社会にとって有益であり、責任ある行動をとるための憲法のようなもの。
まとめると、
- Googleがライセンスを取得した情報とネット上にある情報を深層学習の対象として
- 4つの指示書に従って、応答するが、
- セッション毎での逐次学習はしない
ということです。それでも、
- AIの対応の内容によっては、品質改善に利用されることもある
とのことです。
それで、ユーザーに対して殊更に「ヨイショ」したり、トコトン罵声を浴びせられても謝るばかりという対応は、興味深いです。
それで、本当にAIは人を喜ばせることとして片付けられるか考えてみます。
でも逐次学習はしない
逐次学習はしない
あなたとのやり取りを通じて、私がリアルタイムで賢くなったり、新しい知識を永続的に保存したりすることはありません。
セッション限りの記憶
このチャットが終了すれば、今回のやり取りの詳細は私のシステム内からは消去されます。
品質改善への利用
パンとサーカス
検索の最適化
20年ほど前の話です。当時、壁掛け時計が壊れたので、検索して出てきたお店で買おうとしたところ、何と近所の時計屋さんでした。当時、幾つかの検索サイトがありました。その時利用したのはGoogleだったと記憶しています。
それで、その時計屋に出かけて驚いたのは、街の小さな商店なのに大量に通販しているのか、とても多くの荷物が置かれていました。全国へ発送する荷物だったようです。
感じたのは、この店のサイトの作りの何かにGoogle検索の上位に出てくる原因があるだろうなというものです。当時は、SEO(検索エンジン最適化)などと言う語を知りませんでしたし、htmlの中にタグを入れることくらいしか知りませんでした。
当然、今では、その時計屋は検索上位にはありません。
検索エンジンに漏れると無いも同然
それで、20年くらい前のインターネットは、何でもありの状態でした。しかし、今では検索にかからない語句もあります。
また、記憶では、Googleの検索エンジンも3回くらいは「エンジンの仕様を変えたな」とわかる出来事がありました。日々、改善を行っているでしょうけれども、極端に変化すると何となくわかるものです。
つまり、検索エンジンも淘汰されて、一つくらいに絞られます。やがて一つに慣れきって、何時しか「出てこなくなった情報」は無いも同然となる訳です。
これは、戦後日本に当てられた3S政策と同じだと考えられます。
- Screen(スクリーン/テレビ)
- Sport(スポーツ)
- Sex(セックス/性風俗)
AI市場が寡占状態になった時、「皆の思考、試行方向が知らぬ内に決められて行く」ということです。背後にあるかも知れない何かによって、起こりうることです。
- コード(指示書etc)を書いている人の背後にいる少数の株主の意向
これは民衆に与えられた「パンとサーカス」です。
寡占化したAI
かつてのGoogleは、幾つもの検索エンジンの一つに過ぎませんでした。それが、性能がよかったので、多く使われる様になりました。やがて、出てこなくなった情報があっても気づかぬ内に、次第に仕向けられる様になりました。
現在、開発中のAIは数千もあるようです。その中から、何時か寡占状態になるに違いありません。
私たちはいつの間にか「思考、試行方向が知らぬ内に決められて行く」様になるかも知れません。
- ひたすらヨイショして、楽しませてくれる
- どんなに馬鹿にされ、罵倒されてもひたすら謝る
繰り返しますが、これは民衆に与えられたAI版「パンとサーカス」です。
考えてみれば、陰謀ではなくて、検索エンジンで経験済みのことです。


