エーテルエンジンと超効率インバータ(デゴイチ)の類似点

STさんのコメントを再掲

-------

例のモーターについてはなんとなく諸抵抗(電気、磁気、力学等)0を目指しているのは直感で来たのですが、超効率になるのかちと疑問です。
どうも徹底的に抵抗0を目指して色々な技術や工夫がしてあるなぁ…
と言うのが今現在の実直な感想です。このモーターも制御サイリスタや周辺の回路定数、モーターの諸仕様、磁性体の資料などや実測データが不足していてなん とも判断出来かねる感じです。特にモーター部分の磁気、電気的な等価回路が複雑でそのうえ複雑な動的振る舞いをするような機構が随所にあるので解析プログ ラムを作るのも大変な感じです。
ひょっとしたら磁気浮上軸受なんて機構まで使ってる感じさえします。

-------

STさんの言われるとおりです。一般に機械装置の測定精度は電気系のそれより一桁落ちるのだそうです。系に加えられたエネルギーは熱や振動、音などに変化して空間に逃げますので、装置全体で出来る限りロスを減らさなければなりません。

未知のエネルギーフィールド:世論時報社」の「共振回路とフリーエネルギー:EMAモーターを超えて」には、次のようにあります。カギ括弧の部分は引用です。

氏は、LC共振回路において、コイルの近傍に磁性体を置いて、回路を閉じた時に磁性体を吸引させる実験で、「コイルから機械的エネルギーを引き出したときの方が、機械出力がゼロの場合よりもコンデンサーの逆充電電圧が上昇する」こ とを発見し、スイッチをサイリスタに代えることで再現性を100%としました。インダクタンスの増大するLC共振回路の方程式を求めて、シミュレーションすることで、実験結果と一致することを示しています。 「相反する2つの起電力」の項に、「磁性体がコイルに接近するにつれてコイル の合成インダクタンスLが増大するということは、コイルの電流が一定ならば、内部の磁気エネルギーが磁性体の接近とともに増大することを意味する。この点 だけに着目すれば、コンデンサーの放電時にコイルのインダクタンスが増大すれば、増大振動になり、超効率になることが予想される。」と述べています。 そして、「コイルの巻き線に対し何らかの方法で擬似的に磁気シールド効果を持たせて、外部の磁力線の動きがコイル内の電流を切らないか、あるいはその影響を小さくする」ことを考案しました。そのコイルがカタカナの「エ」の形のコアを持つ「シールドコイル」です。 シールドコイルでの実験の結果、「デジタル・オシロスコープの電流は系の演算から推定した内部損失を計算に入れても、常に超効率状態になっていることが確認できた。」と述べています。論文でもありますように、磁性体の速度がおよそ3m/sec前後の時に電圧帰還率・電流の二乗積分値が最大になっており、コイルの見かけ上の抵抗値は最も小さくなっています。

「シールドコイルは周波数が一定の交流に対し、この内部抵抗損失が一定と仮定すれば超効率が生じていることになり、またそうでないと仮定すれば、負抵抗作用即ち、放電電流と同方向の未知の起電力が発生していることになる。どちらにせよ、今まで確認されていない現象である。」と結論付けています。

シールドコイルの内部では、磁束密度の変化が、コイルの電流によって引き起こされるとともに、磁性体の運動によっても影響を受けていることになります。これは、内部に反発磁場を持つ超効率インバータ(デゴイチ)も同じだと考えられます。 LCD用バックライトインバーターのトランス内部に進行波あるいは定常波ができていることと同じ状況があると、当方は考えています。 これら3つのコイルやトランスにはいずれも磁束の漏れがあることが共通点です。 ご承知の通り、バックライトインバーターのトランスは他のトランスと比較して、効率が非常に高く、熱もほとんど生じません。 この考え方をより進めたものがシールドコイルと超効率インバータ(デゴイチ)だといえます。  「未知のエネルギーフィールド:世論時報社」をご一読下さると詳しく書かれています。 (ご要望の回路定数、モーターの諸仕様、磁性体の資料は書かれていません。)

 

電磁気現象を記述するために作られた、アインシュタインの特殊相対性理論には誤りがある(幽霊変換相対論物理学者に捧ぐ その4)ことをメモしました。 電気磁気現象が4つ目の余分な次元軸上にある電気磁気の実体が原因だと仮定します。 特殊相対論やマクスウェル方程式では、電気磁気が1回しか交換しませんけれど、この仮定では、電気磁気が複数回、単極と双極を交換しながら、現れると考えられます。その結果、「正の方向」に磁気が生じることが分かっています。その「正の方向の磁気」は、さらに別の「力場に沿って動く対(つい)」が原因であり、原因である「力場」は「距離の7乗に逆比例して弱まる力」のようです。 その力場は、トーラスを扁平にした「レンズ状」をしているようです。2012年6月に掲載した「第3起電力の」エネルギー源について(考察)は、説明を十分尽くしていませんし、読みにくいですけれど、12月下旬には、完結したものを掲載するつもりです。

 

Follow me!

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  

Φ について

2010年より研究しています。
カテゴリー: 未分類 パーマリンク

エーテルエンジンと超効率インバータ(デゴイチ)の類似点 への2件のフィードバック

  1. ST のコメント:

    LCD冷陰極管バックライト自体の特性で気づいた事が一つあります。
    それは「放電管の特性としての負性抵抗の部分がある。」と言う事です。トランス及び周辺デバイスの分布定数で起きる共振等で電圧上昇等が起こりトランスの磁性体内のエネルギーの利用率とか電圧が高い事により自然に「実質損失が減少する」など複数の要因で高効率となっているように感じます。試しに冷陰極管バックライトを負荷にして実験し計測をしてみるのもいいかも知れません。
    最大の問題は測定誤差だと思うのですがね…
    例えば1%の超効率が実際には起きていたとして誤差が0.1%位で収まらないと中々どうこうと言えないと思いますが如何でしょうか?
    逆に言うと超効率200%とかの状態が実現出来れば安価なテスターだけでも(まぁ高周波測定とか直流化の問題はありますが)判定出来るのではないかなぁ… と思っている次第です。

    それと「コイルから機械的エネルギーを引き出したときの方が、機械出力がゼロの場合よりもコンデンサーの逆充電電圧が上昇する」…
    これって至極当たり前な事と思います。コイル自身が磁気回路ですし
    「機械的エネルギーを引き出したとき」とあるのでそのままそれが「上昇分」になるかと思いますが…
    付け足しですが「アマ無線」の中では極たまに入力より出力が大きい測定結果が出る事があるとも聞いた事がありますよ、ちなみに私は(資格的には)昔で言う「電話級」しかもってませんけど…

    • Φ のコメント:

      STさん、コメントありがとうございます。
      「LCD冷陰極管バックライト自体の特性として、負性抵抗の部分がある。」ことについて、未知のエネルギーフィールド:世論時報社では、p120において、「パラメトリック現象との相違」として、『「一種のパラメトリック増幅や発振と等価な現象ではないか」と誤解されることがある。』として説明されています。文章が長いので下記に一部引用。

      「機械的エネルギーを引き出したとき」とあるのでそのままそれが「上昇分」になるかと思います。

      前提を書いていませんでした。引用文の続きがあります。
      「・・・・逆充電電圧が上昇するのである。
       具体的に得られたデータの一例は、初期電圧を2374Vとすると、磁性体を吸引しない場合の逆充電電圧が-1298V、吸引した場合が-1330Vとなり、絶対値で後者が32V上回る(C=20.1μF、L=20mH)。さらに・・・・」
      LC共振回路にダイオードを夾んで、スイッチをONすることで、吸引しない場合の逆充電電圧より、吸引した場合の方が絶対値で大きくなるということです。ただし、スイッチでは数回に対し、1回程度しか、この現象は起きなくて、サイリスタにしたら再現性が100%になったとのことです。

      負性抵抗の件については、確かに、だと思います。パラメトリック増幅と、LC共振回路との違いについて、次のように書かれています。
      『この二者に違いは、電源という観点から見れば、明白である。パラメトリック装置の場合、その発振および増幅のエネルギー源はあっきりしている。すなわち、発振・増幅現象が賞するときは、常に外部からの交流電源が現象を起こすエネルギー源となっている。言い換えれば、パラメトリック現象は、外部電源のエネルギーを利用した「強制発振」であり、この点でエネルギー的には能動素子である真空管やトランジスタを利用した増幅器や発振器と等価である。
      しかし、本研究の共振回路の場合、現象が生じるときには、外部から回路に供給される電源はなく、回路は電気的に孤立している。唯一のエネルギー源は、現象を引き起こす前に初期充電されたコンデンサーのみである。』

      要するに、エーテルエンジンに使っている「シールドコイルを使う共振回路」に発生する過渡現象は「自由振動」であり、この状態において生じた電圧異常誘起現象であると説明があります。

      「エーテルエンジン」や「超効率インバータ(デゴイチ)」について、ネット上に取り上げられているサイトは数々ありますけれど、中身について議論しているサイトはほとんどありません。STさんとのやりとりは、貴重だと思います。感謝申し上げます。 多くの人は、一瞥で、詐欺だとか、技術者なら負性抵抗だと思うと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA