物理学を画廊に例えると

管理人は、物理学というものにあるイメージを持ってきました。 イメージを伝えたくても旨いたとえ話が思いつきませんでしたけれど、何とかご理解頂けそうなものができましたので、ここにメモします。 わかりにくく適切でない部分もあるかも知れませんけれど、予めご了承下さい。

 

今、私たちは絵画を購入しに画廊を訪ねたとします。 そこには名画ともいえる一枚があり、とても気に入ったのですが、大変な値段がつけられていました。 「宇宙・自然」と題する絵でとても調和のとれた素晴らしいものです。

物理学を画廊に例える

そこへ画廊の店主(物理学者)が現れて説明を始めました。  「この絵は、大変お値打ち品です。・・・・」  店主はいかに絵画が精密に緻密に描かれているかを力説しました。 数学的な説明がわからないのですけれど、要約すると以下の通りでした。

1.細部は、量子力学を基礎とした素粒子物理学で計算された精密さをもって配置されている。

2.細部は、波動性をもつ17色の素粒子で描かれていて、一定の確率で配置される。

3.部分は、古典的な力学で、さらに大きな部分は、相対性理論により配置されている。

4.全体の構図は、量子力学と相対性理論を兼ねた宇宙論により配置が決められている。

5.ただし、量子力学と相対論は相性が頗る悪いので、ビッグバン理論により整合性をもたそうと努力している。

6.この絵は、細部の構造を確率に立脚して組み立てられているので、全体は「確率的宇宙・自然」という。

さらに、店主は言いいました。  「実は、この名画よりさらにお値打ちな品があります。」と述べて、店の奥から

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新しいキャンバスと油絵の具、絵筆とパレットを持ち出して来て、店主は自信を持って言いました。

「ここに、名画と同じキャンバスと同じ量の17色の絵の具があります。1.~6.のとおり、素晴らしい精密さで名画が出来ているのですから、この画材は名画よりもっと素晴らしい名画になる可能性があるのです。偶然に! ですから、壁に掛けてある一枚よりこの画材を是非お買いお求め下さい。」

聞くと、画材一式の値段は、壁に掛けてある名画「宇宙・自然」より、高いとのことでした。

 

過去記事、 「 知っていますか、知識には活力があり、生命力もあることを」に記したように知識(情報)を蓄えるには僅かばかりのエネルギーが必要です。 店主の説明は、要するに1.~6.からできている「宇宙・自然」には「まったくの偶然・確率によりできているのだから、活力はない」と述べているに等しいのです。 少なくとも管理人には、そう聞こえます。 「物質あるいは物質の配置の中に含まれる知識を我々がくみ取ることによって、活力や生命力が得られると解釈する」ことに比べて、店主の言う宇宙・自然の姿は、何と平坦な乾燥したものであるかと感じます。

上記の絵画と「画材一式」の間には、エントロピーの違いがありますから、どう見ても画材一式の方がお値打ちです。    などとお考えの方は、どうかしてますョ。(削除2014/06/18)

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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