ファラデーの単極誘導モーター実験8を掲載

昨年8月に公開した「ファラデーの単極誘導モーターに生じる力の解析」は分かりにくかったので詳しい解説を掲載しましたけれど、未だ「生じる力は磁石の中央部分」であることの実験は、実験4と実験7を見ることでかろうじて分かるだけでした。 この部分は以前から気にしていましたけれど、何とかアイディアを装置として組み上げて「実験8」として撮影しました。

今回は、電源の設定をこれまでと変えました。これまではDC5V~5.5Vを用いていましたが、火花放電と熱でブラシが荒れてしまいますので、DC1.5Vで最大70Aとしました。この直流電源は、初期設定が定電圧ですけれど設定電流値まで流れると電圧を下げるようになっています。電圧を低くすると放電が小さくなりブラシは安定します。実験8では9カ所×3回=27回も流しますので、9カ所のデータが得られた時点で接点のブラシを交換しています。

結果は、事前に分かっていることですけれど、まともな工作機械がありませんので、装置の精度が低くて得られたデータが綺麗ではありません。いろいろ原因が考えられますが、生じる力は「磁石の中央部分=重心=仮想原子核の位置」であることに変わりありません。 とにかく、ファラデーの単極誘導モーターに関して、「力が接点で生じるタイプ」の実験は完結しようと考えています。

一昨日、使用しているアルニコ磁石のカタログ値を調べていると、売り切れたのか販売会社のサイトにありませんでした。どなたかが追試しようとしているのでしょうか。

 

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フリーエネルギー装置は電子式が先か機械式が先か?

それぞれの真偽はともかく、世にいろいろなフリーエネルギー装置を実現したとの情報がある中で、もし研究するならば、純電子式が先に来るのかそれとも機械式のそれが先に来るのかについて、十数年前に検討したことがあります。 先年亡くなられた清家新一氏は、「機械装置の開発は、順序としては先ではあろうけれど、早く純電子式に着手する」旨の記事を書かれていた記憶があります。

管理者は何も分からない状況ながら、イギリスでの産業革命は蒸気機関の発明から起きたわけですから、「機械式から始めるべきではないか」と漠然と考えていました。 まだ、結論は出ていませんけれど、恐らくファラデーの単極誘導の先にフリーエネルギーのカギがあるだろうことを考えると、機械式から研究にはいるのが妥当なのだと考えています。

第3起電力のエネルギー源について(考察)」の結果、

トーラスの外周の半径を無限大にしたような、皿状の力場ができるらしいことが分かりました。この力場は「距離の7乗に逆比例する力」を持ちますので到達距離は非常に短く、基本的には原子の半径程度の距離で減衰し消滅するようです。 ですから、単極誘導モーターの実験に示しましたように、力は接点で生じますが、液体なり気体なりの間をある程度伝搬するようです。 結果的に力場が持つ性質から現象そのものの到達距離は短くても、物質間で伝搬することで巨視的な現象として現れるようです。 つまり、超効率インバーター「デゴイチ」のコア内の磁極方向に「印加された磁場と順方向に生じた力場」は「磁極と直交する電流の方向に渦を描きながら消失する」形状をしている訳で、弧理論からすると管理者が行ったファラデーの単極誘導モーターの接点に生じる力は、「デゴイチ」内部に生じる力場と本質的に同じものが原因だと言えます。

ですから、電子が原子核を周回するのと、第3起電力の原因と、ファラデーの単極誘導モーターに生じる力は同じということです。 従って、将来的には装置の内部や外壁筐体に力場の流れを持つ純電子式の装置が開発されるでしょうけれど、力場の持つ性質からして機械的な装置によって、その基本を解明して後に、応用として純電子式の装置が開発されるのが順番だろうと感じています。

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時間のドレイにならないこと

弧理論への入り口で引用したある科学者は、自身は時間の奴隷にならないと述べたという。管理者である私は、研究を始めた頃に、この言葉を知り妙に気になっていたけれど、当時は意味が分かりませんでした。 最近の考察により「時間」の何が問題なのかようやく分かってきました。

文明の根幹である1.自然科学(その要素として時間と空間をもっている)は間違っていると数学者の岡潔は言いました。2.相対性理論は誤りであると杉岡幹生氏は書きました。

光速度c(次元は[LT^(-2)]であり時間を含む)を基本に据えた相対論は誤りであり、相対論を包含する自然科学の間違いは時間であるということです。この間違いを一言で言えば「時間は運動より求め、運動は時間より求める」からということです。究極的には、自然科学において時間は定義されていないことになります。上記の考察において、時間が定義されないことで文明にどのような影響が出てきているのかよく分かっていませんけれど、おそらくは私たちの自然科学は孤立系にのみ適用できるものではないかと考えられますし、少なくとも弧理論で言うエネルギーの真値は測れていません。

私たちは市民(Citizen)であり、自然法としての自由である権利を保有していると思っています。 古代ローマの市民は演劇を鑑賞したり議論を交わしたり自由な時間を持っていたようです。労働や役務は奴隷にさせたようです。当時の奴隷の衣食住は所有者が面倒をみなければなりませんでした。 一方、現代においては、お金を得るための労働により時間を奪われ自由に時間を過ごすことを制限されています。 私たちは市民ですけれどローマ時代の市民ではありません。現代の市民はローマ時代の奴隷に相当するということです。しかも所有者である「お金の制度を管理する人」はドレイ(Citizen)の衣食住の面倒をみる必要はありません。 上記の考察において、お金:通貨も時間も両方とも意味はなく、諺「時は金なり」はゼロ=ゼロ、または無限大=無限大といっているに等しいと書きました。 弧理論から見て時間がどのような仕組みで生じるのかはっきりしませんけれど、考察は続きます。

懐かしいテレビドラマに刑事コロンボがあります。 富裕なビジネスマンが犯人だとにらんだコロンボの質問に対してビジネスマンは、腕時計を見ながら「きみに(質疑の時間を)5分与えよう」というシーンがありました。 忙しく立ち回ることで豊かになったビジネスマンが格好良く描かれていました。 しかしながら本当にお金:通貨制度を支配している人間(どこの誰かは知りませんが)は、ローマ市民のように時間に縛られていないはずだと確信しています。 普通に推理ドラマを楽しむ人には申し訳ありませんけれど、時間を分単位で働くことで資産家になる(時間=お金)ことで幸福が手に入る、つまり(時間=お金=幸福)というイメージを刷り込む手段にテレビが使われているといえます。何も定義されていないのに。

では、時間のドレイにならないにはどうすればよいのでしょうか?

お金:通貨は究極的には数学の概念である数字にしか過ぎません。数学的な概念であるお金:通貨が現実世界で唯一の無限大を許容されていることが問題だと思われます。 一方で、自然科学にはどうしても無限大を持ち込むことができません。つまり、孤立系の学問しか許されていないことが問題の本質だと考えています。 一体、誰が宇宙は有限であると実証したのでしょうか。 少なくとも宇宙が閉じていると実証されるまでは、孤立系の学問と開放系の学問を並列に扱うべきだと考えます。いかがでしょうか?

なお、赤方偏移や宇宙背景放射を以て宇宙が閉じている証拠というのは、根拠として弱いように感じます。過去記事過去記事を参照ください。どうも宇宙空間は、電磁波は電磁波として伝搬しない、もしくは伝搬しにくいようです。地上で観測する電磁波は地球上空で生じるようです。

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フリーエネルギー装置の発明で世の中変わるなら、1940年代頃には変わったはず

管理者の研究結果を報告している方にS氏がいます。S氏には、研究の切っ掛けになった貴重な資料をお送りいただいた方です。 S氏から先日、手紙をいただきました。手紙には近況が書かれており、数名の研究者チームが、所謂フリーエネルギー装置または類する装置を実現し事業化一歩手前まで至っているけれど、諸事情により保留せずにはおれない状況になったようだと書かれていました。 管理者はこれまでにこのような話しを多数聞いてきました。また、かなり信用のおける別の研究者の方からも事業化目前になったから、情報を外部に出さないことにしたというメールをいただいたことがあります。

古くは1800年代のニコラ・テスラから、1920年代~30年代のハバードのコイルやモレイ・コンバーター。1970年代のEMAモーターなど多数あります。今では最も信頼のおける研究として超効率インバーター「デゴイチ」があります。

管理者は、このような研究の資料収集家ではありませんので、詳しくありませんけれど、関連の資料を最も集積しているのは、Patrick J.Kelly氏によるこちらだと思います。膨大な資料が掲載されており、玉石混淆ながらすぐに実用化できそうなものまであります。 これまで管理者は「既にできあがった」「既に完成している」という話しを聞いて、凄いことと思うより、どちらかというと困惑することが多かったです。何故なら、いつまで経っても世の中が変わらないからです。かつては猛烈な妨害にあって頓挫したことはあったにせよ、ここ20年くらいは多少大目に見られるようになったと感じています。それでも、世の中が変わることはありませんでした。 これからもどこかで、フリーエネルギー装置ができたという話しを聞いても変わらないと思っています。 ですから、もしフリーエネルギー装置の発明で世の中変わるならば1940年代頃には変わったはずだと思っています。

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物の理(ことわり)とは五感でわかること

先日の記事で現代の物理学者は、物の理(ことわり)が分かるのだろうかと書きました。 理(ことわり)とは、物事のすじ道、条理、道理、わけ、理由という意味です。 管理者は物の理(ことわり)とは数学者岡潔のいう「五感でわかること」である必要があると考えています。

現代物理学の最先端はご存知のとおり、素粒子研究です。昨年、素粒子の一つであるヒッグス粒子発見の話題がありました。 ヒッグス粒子は1964年に提唱され40年余りも、その存在を証明しようと研究が続けられてきました。 CERN(欧州原子核研究機構)は、LHC(大型ハドロン衝突型加速器)の実験により、ヒッグス粒子を発見したと発表しました。 LHCはスイスとフランスとの国境をまたいで設置された施設で、1998年に建設が開始され2008年完成。 2012年にヒッグス粒子と見られる粒子を発見し2013年に正式に発表されたものです。

このCERNの年間予算は1000億円くらいになるそうです。

そしてLHCの建設に2兆円ほども必要だったようです。

巨大な施設の建設と運営に多くの企業と研究者が参加し、衝突で得られた膨大な実験データを処理して上表が得られました。  40年の歳月と膨大な人的・金銭的投資の結果得られたのは、ようやく判別可能な曲線を含むグラフでした。

管理者は、そういう粒子が存在することを否定しているわけではありません。あらゆる物事は、最終的には私たちの五感で捉えられるべきものであると言いたいのです。この粒子を含むあらゆる素粒子は、五感でわかるものではありません。言い換えると、どのように理論的に合致し合理的な整合性がとれた粒子が発見されようとも五感の内に住む私たちには何の関係もないということです。傲慢に思えるかも知れませんけれど、私たちが持つセンサー(五感)は限られたものだと思います。私たちのセンサーに届かないものは、幾ら存在しても意味はないと考えるのは奇妙なことでしょうか。

見て分かること、統計処理をしなくても理解できる現象、学校の実験室でできるような現象は、19世紀までにすべて発見し尽くされたと思っていました。 管理者自身、最近までそう信じてきました。 しかし、先日の記事でも分かるように意図的に避けられてきたことが幾つかあることが分かってきました。 これほどまでに科学が進んだと喧伝されるにもかかわらず閉塞した空気、未来に希望が持てない雰囲気はどこから来るのでしょう。 きっと意図して避けられてきた物事にこそ希望へと繋がるカギが含まれていると考えています。

因みに、管理者が未解明のまま放置されていると感じていることを挙げます。

  1. 宇宙に出て天空を見ると暗黒であることの理由
  2. 地球の自転と同方向にジェット気流が吹く理由
  3. ファラデーの単極誘導が不思議なことと思われているのに十分な説明が成されない理由

上記の3つの事柄について、当ブログ内及び弧理論(解説)に記事があります。ご参考まで。

2について、年間を通してジェット気流が吹いて、あらゆる気象現象があるのにもかかわらず何十年に1回「うるう秒」を入れる程度に正確な自転と公転を続けられる理由が説明できません。自転の抵抗でしかないはずの気流の向きが自転と同方向となる理由がまったく理解できません。 2と3は同じ現象である可能性が高いと考えています。

3つとも極めて大きなことであるのに無視されるのは何故なのだろうか? これまでの考察により、誰かにとって触れられたくない事なのだろうと推測されます。  逆に言えば、志を持つ人にとってはチャンスであり希望になると考えます。 但し、反骨である必要があるようです。

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映画 THRIVE に出てくるトーラスは 半正解

2011年11月に公開されて話題になったTHRIVEは、P&G社の御曹司F・ギャンブルによって製作されたといいます。

 

ビデオの評価はさまざまですけれど、前半ではトーラスについて説明しています。 F・ギャンブル氏は、宇宙の基本的構造にトーラスが含まれており、生命はトーラスに基づく構造を持っていること、石油や原子力に代わるニューエネルギーにもトーラスが深く関わっていると説明しています。

管理者が2012年6月に当サイトに掲載し、2012年12月の第2版「弧電磁気論から見た第3起電力のエネルギー源について(考察)」にあげた図25(pdf版ではp49)の破線で書き入れた図は、トーラスに似ていますがまったく異なるものです。

図25の真ん中と右側に書かれた破線による図形は断面を示しています。 弧理論によれば、下図のFに示す電子の挙動、運動によって、E軸上の実体(図のC)が円弧を描きます。 角度θがゼロになると実体はM軸と交点を作ります。

図1

 

この交点C’’が、M軸上(3次元空間)に現れたとき力場を形成します。この力場の形状はトーラスの外周半径を無限大にしたレンズ状をしています。(下図)

知られるように、トーラスは渦状をしています。 渦の発散はゼロですから、それ自身閉じており開放系である宇宙の構造とエネルギーのやりとりはありません。

clip_img166図2

一方で、超効率インバーター「デゴイチ」のコイルに加えられたパルスによって、正の方向の磁場が生じると考えられます。 同時に上図右のようなレンズ状の力場が生じ、円弧が無限遠に消失することで、電子(考察ではF3’としている)はこの力場に引かれることになります。 コイルにおいて、この力場は上下同時には現れませんので、上半分または下半分の「皿状」の力場が生じることになります。 トーラスと比較すると、形状や機能まったく異なります。 言うなればTHRIVEのトーラスは弧理論から見たら、半分ほどの正解ということになりそうです。

因みに、レンズ状の力場の中心に来るのは(原子核、永久磁石、コイル、地球などの惑星、太陽などの恒星、銀河系など)を想定しています。 管理者が行った単極誘導モーターの実験も、実体が描く円弧の作用を想定しての実験でしたから、一見まったく関連がないように見える超効率インバーター「デゴイチ」とファラデーの単極誘導モーターには関係があると言えます。

 

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19世紀にファラデーの単極誘導が非対称だと気付いた学者がいたはず

電磁気学では、電子の電気量(電荷)は陽子に等しく、符号が反対であるとされます。陽子の電荷をQ1、電子の電荷をQ2とすると、|Q1|=|Q2|で、Q1=-Q2です。 ですから、磁場中を陽子あるいは電子が通過するときに、陽子と電子では力を受ける方向が逆になり、質量の違いによって陽子の方が曲がりかたが小さくなります。陽子と電子の電磁気的差異はこれだけとされています。

例えば、陽子と電子でLC回路と抵抗を含む回路を作ったとしますと下図のように左右対称である訳です。

図1

実際には、陽子でこのような回路は作れませんけれど、このように想定している訳です。

1903年物理学者の長岡半太郎は土星型原子モデルを提唱しました。

図2

長岡のモデルでは、電子が加速度運動をしているにもかかわらず、電磁波を放射してエネルギーを失って原子核に落ち込んでしまわない理由を説明できませんでした。 1913年デンマークの物理学者ニールス・ボーアの示した原子模型では、円運動する電子がなぜエネルギーを失わないかという点を説明しませんでしたが、ボーアの量子条件という仮設によりスペクトルの法則性に合致した説明ができるものでした。

歴史的経緯からして20世紀の初頭より、原子の構造を「電子が波であり粒子である」と説明する量子理論によって幾つかの困難を切り抜けた訳です。

一方で、管理者が行ったファラデーの単極誘導モーターについての実験(詳しい解説)で次の結論を得ました。 ファラデーの単極誘導モーターに生じる力は

  1. 磁力線あるいは磁束密度とは関係がない。
  2. 接点あるいは接触する面に生じる。
  3. 電流の経路には関係がない。
  4. 磁石との距離に逆比例する。
  5. 磁石の中央付近、重心位置が最も強い。
  6. 磁石の質量に比例する傾向がある。
  7. 火花放電が起きないときの方が強い。

というものでした。 これらの実験結果を素直に判断すれば、磁石の中心付近に設けた接点に電流を通すことによって、接点に生じる力は、「接点にある自由電子と磁石の中心(原子の質量の大半が存在する原子核)部分との相互作用」であると判断できます。量子理論からはこのような考え方はでてきません。

図3

量子力学が成立する以前、1800年代においては、上記の「原子核を周回することで加速度運動する電子がなぜエネルギーを失わないか」という問題に直面する以前のことです。 つまり、ファラデーの単極誘導の現象は、原子核と電子の相互作用であるということは、図1の左右が非対称であるということです。

管理者が行った実験は、機材と電源さえあれば高校生たちにもできることです。恐らく19世紀の物理学者の内の誰かは気付いていただろうと考えています。 勿論のこと、光のスペクトルや光電効果の説明の方が重要と考えられており、何よりもトム・ベアデンが指摘しているように「負エネルギー状態を示す非対称性を排除」したい科学者がいたことも原因して、ファラデーの単極誘導が意図的に100年以上放置されたのだと考えられます。(前記事参照)

なお、弧理論による原子模型の仮説(弧電磁気論による中性子を含まない原子模型とファラデーの単極誘導pdf)が元で、上記の実験を実施しました。この原子模型では、「陽子と電子並びに各々の実体には引力と斥力の2つの力が働いている」という仮説によりできています。2つの力が釣り合っているから外部へエネルギーを放射しないと考えています。

また、その前提となる考え方(弧理論への入り口:自然科学は間違っている)を先にご覧いただくと少し分かりやすくなると思います。こちらでは孤立系の理論である自然科学には制限があることや開放系の理論ではフリーエネルギーが可能であることの理論的背景を説明しています。

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なぜファラデーの単極誘導は放置されたのか?

ファラデーの単極誘導は不思議な現象とされます。下図のとき

  1. 磁石を固定して円板を回転すると誘導電流が流れる。
  2. 円板を固定して磁石を回転すると誘導電流は流れない。
  3. 磁石と円板を一緒に回転すると誘導電流が流れる。

という現象です。発電機の一種ですから、逆に電流を流せば円板が回転するモーターになります。 この現象の原理を説明したのが

  (注:式に誤りがありましたので、次に訂正します。2014/10/02)

図起電力の式左辺が起電力Vです。右辺の第1項が磁束密度の時間変化ですが、単極誘導では時間変化がありませんのでゼロです。 第2項が単極誘導に該当するとされます。 この現象の3が不思議だとされます。 磁力線は磁石にくっついているのか、空間に固定されているのか?いろいろと議論があります。回転とは何なのか?反作用がどこかに消えている?

管理者が2013年8月13日に掲載したファラデーの単極誘導モーターに生じる力の解析とその後若干の実験を追加して詳しく解説したこちらをお読みください。

単極誘導モーターの実験の結果分かったことは次のとおりです。(単極誘導の起電力については分かりません。)

  1. 磁力線あるいは磁束密度とは関係がない。
  2. 接点あるいは接触する面に生じる。
  3. 電流の経路には関係がない。
  4. 磁石との距離に逆比例する。
  5. 磁石の中央部分、重心付近が最も強い。
  6. 磁石の質量に比例する傾向にある。
  7. 火花放電が起きないときの方が強い。

弧理論の考え方から、5と6は事前に予想していました。 ファラデーの単極誘導の現象は「磁石の原子核とブラシ接点にある自由電子との相互作用」だと考えると前述の「3磁石と一緒に円板を回転して起電力が生じる」は理解できます。

ここまでが前提です。

マイケル・ファラデーが単極誘導モーターを作ったのが1821年で単極誘導発電機を作ったのが1832年です。そして、主にファラデーの実験結果をまとめて数学的に記述したのが J・C・マクスウェルで発表が1864年のことです。マクスウェルが発表した原論文は20の未知数を含む20個の方程式群で表されていました。 で、ヘビサイドやギブス等が今日知られるベクトル形式で4つにまとめたといいます。 式1はベクトル形式で書かれていますので、ヘビサイドがベクトル形式で表した以後のマクスウェル方程式から導かれたということになります。 この辺のことを調べたところ、ディスクロージャープロジェクトの日本語サイト内に、トム・ベアデンが米国エネルギー先端研究局長官に宛てた手紙にまとめられているのを見つけました。(ビーデン博士のエネルギー先端研究局への返答

歴史的一連の流れは入り組んでいますけれど、手紙に書かれた内容を簡単に整理すると、次のようになります。

一般にH・A・ローレンツ(tのつく Lorentz)が最初にマクスウェルの方程式群を対称的にリゲージしたとされ、後に”電気工学”と呼ばれて大学で教えられるようになったが、J・D・ジャクソンとL・B・オーカンの共著による”ゲージ普遍性の歴史的ルーツ”(”Historical roots of gauge invariance,” Reviews of Modern Physics, Vol.73, July 2001,p.663-680)によれば、本当はルードウィッヒ・ローレンツ(tのつかない Lorenz)が最初にマクスウェルの方程式群を対称的にリゲージしたことが検証されています。

恐らく、式1が最初に出されたのは、ルードウィッヒ・ローレンツの”リゲージ”以後だと思われます。  トム・ベアデンの手紙を読むと、もともと1800年代の物理学者たちは、マクスウェル原方程式群は”非対称性方程式”であり、その意味するところは、「真空に負のエネルギー状態」が存在すること。 ある種の電池や発電機から「巨大な回転性電磁気エネルギー流を発見」していた。 つまり、この発電機は見かけは小出力だが、背後の空間には大きなエネルギーの流れがあることに気付いていたということです。  ですから、非対称性方程式群には「真空が巨大なエネルギー流を含む負のエネルギー状態を表している」ということを知っていたということです。  並行して、金融資本家のJ・P・モルガンは、学者たちから「回路と負荷に電力を供給するために燃料が必要ない」ことを知って、物理学者たちにヘビサイド方程式群から非対称性を排除するようし向けたようです。 今日私たちが学ぶ古典電磁気学は、非対称性が排除された、いわば半分以下に矮小化された電磁気学だということのようです。

ですから、式1がどういう経緯で生まれたかは分かりませんけれど、従前の式1をもってなされる説明に納得いかない好奇心旺盛な学者や研究者が放置するわけがないはずです。 管理者が行ったリンク先の実験は、電源と若干の材料さえ揃えば高校生でもできる実験です。なぜ100年以上も放置されたのかは、だいたい理由が分かりました。大学で教わったことを疑う学生はまず居ません。1000人が教わって、10人ほどが今まで行われてきた実験を行って「不思議だね」で終わる訳です。

トム・ベアデンの手紙にあるヘビサイドの発見した「回転性電磁気エネルギー流」について、引用します。

「このヘビサイド回転成分の大きさは、比較的弱いが発散性であるポインティング・エネルギー流成分よりも1兆倍も大きいのです!任意の座標系(特殊相対論の状況)において、回転の発散はゼロです。そのため、通常このヘビサイド成分 - 発電機のシャフトを回す単位時間あたりの機械的エネルギー入力の1兆倍以上 - は、何かと相互作用を起こすことも、また外部回路に発散していくこともありません。代わりに、それはただ空間に向かってうなり続け、浪費されます。」

管理者は、引用の部分の回転性エネルギー流は、単極誘導での話しだと考えています。 ご存知の通り単極誘導は、電流は大きいようですが電圧が低すぎて使えないというのが常識です。ですけれど、管理者が実験した結果では、「原子核と接点にある自由電子との相互作用」です。つまり、ファラデーの単極誘導モーターの現象は「原子力」の一種なのです。 原子として、+-の電荷が釣り合っているから弱いだけだと考えられます。

そもそも、「電子の電荷と陽子の電荷の量は等しく極性が反対」ということしか学びませんでした。 陽子の質量は電子の1800倍もあるのに。 電磁気的にその他の性質の違いが「ない」というのは腑に落ちませんでした。 電子の抜けたホール(正孔)はプラスと同じとするだけで、陽子の+電荷は電子のマイナス電荷とは異なった性質がもっとあっても不思議ではないと感じていました。 管理者は、単極誘導発電機と単極誘導モーターには「非対称性」が存在すると考えています。

 

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重力の制御のカギは単極誘導モーターにあるようだ

先日より、書きかけていました「弧理論(Ark Theory)への入り口」がほぼできました。今回は、これまで論文として出してきた資料をより詳しく、現時点までで分かったことを順に並べて理解しやすいように書き直したものです。 自然科学が間違っているとは誰も信じられないですけれど、どうも本当に間違っているようです。

以前から考えていた「重力は表面張力のようなもので、物体のエネルギーレベルによって重力の働きが異なってくる」ことを正式に書き記しました。また、フリーエネルギー装置の実現に必要な理論的背景も記しました。 重力の制御もフリーエネルギー装置を実現することも、単極誘導の現象に深い関係があることを示した初めての文章です。

分からないことだらけで、勉強不足甚だしいのですけれど、自分なりに考えた結果です。この考え方がいかに既存の物理学とかけ離れたものであろうと、実験の事実と合っている以上、概ね正しいと分かればこのまま進むのがよろしいかと思っています。

でも、勉強するということは自ら進んで”洗脳”されるようなものだということに最近気付きました。どうも、19世紀どころか、ニュートンの時代にまで遡って考えねばならないということが分かってきましたから、物理の最先端である素粒子物理学を懸命に学んできた人たちは、自己が崩壊するほどの道のりを一気に戻らねばならないというのは大変なショックだと思います。

実は更にショックなことに、宇宙のあらゆる現象は、10進法の数学ではうまく理解できないことが分かってきました。 12進法の数学で宇宙のことを理解する方が進歩が早いというのです。 恐らく、数学の天才でも「12進法の素数や加減乗除」を速やかに答えられる人は皆無だと思います。 小学生と数学の教授が同じスタートラインに立たねばならないということは考えただけでも恐ろしいことです。

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実験「単極誘導モーター」の詳しい解説 と 「自然科学は間違っている:数学者岡潔の主張から弧理論へ」を掲載

2013年8月13日に当方のサイトに掲載しました「ファラデーの単極誘導モーターに生じる力の解析」について、幾つかの実験を省略したレポートだったため、ご理解頂けないことがわかりました。

そこで、詳しい解説をサイトに掲載しました。 これまでに撮り貯めた動画のほか、幾つかを新たに撮影して動画サイトに投稿した上で、順を追って説明したページにまとめました。たぶん読みやすくなったと思います。

教科書に載っていることを勉強して実験を行うと理解できないわけで、白紙にしてお読み頂くと理解しやすいかと思います。

また、数学者岡潔が講演で「自然科学は間違っている」と述べています。しかし、彼はどうすればよいのか、何が正解なのかを述べていません。 私が主張してきた弧理論と岡潔の言う「時間が問題」ということが繋がってきました。 そこで、岡潔の主張から弧理論への導入について、「弧理論への入り口」というタイトルでサイトへ掲載しました。

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