拝金主義の原因は1%の超富裕層にあるが、彼らは自らの行いを止められない。

昨日、近所の書店で見かけた本

写真1

現代洗脳のカラクリ ~洗脳社会からの覚醒と新洗脳技術の応用 苫米地 英人 (著)を手に取り中を見ると「世界中に拝金主義が蔓延している原因は1{c4de8a001cbcae7c382f1dd801287804055307794e3d216dc125c16c479c4f5b}の超富裕層にある」と書かれていました。 確か、報道されるところによれば「世界で最も裕福な85人が人類の貧しい半分の35億人と同量の資産を握っていることが判明」したとのことです。 彼によると、拝金主義が広がり、貧富の格差を助長している原因は、大多数を占める人たちではなくて、たった1%にしか過ぎない超富裕層がより「お金」を欲しがる結果だと述べています。
本の主題が「洗脳のカラクリ」ですから、1%の超富裕層がただの数字に過ぎない「お金」をより欲しがるのを「止めさせる」方法は書かれていませんでした。

そういえば、こちらの記事にある記述は、そのまま上記の超富裕層のことを指しています。一部引用します。

石油は、地球上を走り回っている、余りにも多い車の潤滑油です。石油の需要と供給こそが、これらの車輪を回しています。彼らの強欲装置全体が、石油に大きく依存しているので、石油を使い続けさせるためには何処までも行くのです。この井戸が涸れれば、彼らの血液であるお金の供給も涸れます。奴らの小さな爬虫類の脳は、彼らの金庫に加速しつつ流れ込む金の供給がなくなるという考えに、耐えられないのです。

記事では、1%の超富裕層のことを「奴らの小さな爬虫類の脳」と例えています。過去記事に「エリートキツネと闘牛士」が参考になります。  苫米地氏も上記の引用と同じ結論を得ていると云うことでしょうけれど、人類が飼い主のいないエリートキツネと同じだとは気(キ)付いていないようです。1%の超富裕層は、自らの行いを止めることはできません。

ここで、ある科学者の言葉を引用します。

我々の算数はいくつかの重要な関係で君たちのものと違っているからなんだ。我々の先祖は君たちと同様に最初に計算法を学んだときに十本の指を使ったんだ。

我々が君たちがやっているのと同じ十進法を基礎とした計算システムを開発したのはおきまりの結果だった。長い習慣から、その後数世代の間このシステムが使用され続けたが、十二進法を基礎としたシステムがもっとかんたんで有用で、本質的により可分性があるとわかったんだ。知ってのとおり十二は、二、三、四、六で割り切れるが十は二と五でしか割れないんだ。

結局、我々の人類はどうあっても昔の習慣を破ろうと決定し、十二進法による数体系を法律としてきめた。数世代の間は数学的混乱の時代だった。これは、新しいものを受け入れることによって得られる利益をわかっていながらも、古い計算の仕方を放棄するのを拒否したり能力不足だったりすることに起因したものであった。結局、十進法による数学の教科書を廃止し、その後の出版を禁止することが必要になった。この法律は異常で多くの人々にとって手厳しいものだと考えられたが、それによって十二進法への転換は完遂されたんだ。

研究はまだ12進法の数学システムが有用であることを示せていません。

しかし、仮に12進法の数学システムが有用でより可分性があると分かったならば、「10進法の数学システムを捨てる」ことを具体的に考えねばならなくなります。 これは非常に厳しい選択であることがわかります。 即ち、10進法による「お金」を基礎とする経済、金融、教育などありとあらゆる社会システムの根幹を放棄することを意味します。主義主張あるいは思想も変更を余儀なくされるかも知れません。 このような選択を地球人類ができるでしょうか? 人類の行動原理である「お金」というシステムを放棄することが如何に困難であるかを想像すれば、世界中に蔓延する拝金主義を排除することが至難であることが理解できます。ラクダが針の穴を通るほどに困難なことです。 そういえば、現代の洗脳と云えば、「お金に対する自覚のない信仰」こそが現代の洗脳そのものです。※サイト内「自覚のない信仰」で検索ください。

 

Follow me!

ブログランキングの応援と広告のクリックをお願いします。 にほんブログ村 科学ブログへ  学問・科学ランキング  

Φ について

2010年より研究しています。
カテゴリー: 未分類, 雑感 タグ: , パーマリンク

拝金主義の原因は1%の超富裕層にあるが、彼らは自らの行いを止められない。 への3件のフィードバック

  1. 千田 のコメント:

    円運動はθ = ωtなので、時間は入っていませんか。

  2. 千田 のコメント:

    https://twitter.com/fractaleman74
    参考になると思います。

  3. 千田 のコメント:

    洗脳脱洗脳における議論では
    「首から上」が議論の中心で
    「首から下」が完全に抜け落ちているように思えます。
    苫米地英人氏は「首から上」を弄ぶことばかりに執心して、
    「首から下」を置き去りにしているように見えます。

    「首から上」を無視して「首から下」を重要視すれば
    洗脳も脱洗脳も要らないと私は思うのですがね。

コメントは停止中です。