重力制御&フリーエネルギーは原理が示されねば皆に受け入れられることはないだろう

いろいろ調べていましたところ、興味深い動画がありましたのでメモします。

 

エアー駆動モーターという名称で特許出願されたとの説明があります。

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動画1 マグネットモーターによるクリーンエネルギー

開発したのは神奈川県の栃平博敏という人のようです。

動画では、仕組みは分かりませんけれど、湊弘平氏の

figminato1図1 こちらから拝借

photominato3写真1 上記に同じ

磁力回転装置を思い出します。

 

このような永久磁石を使ったモーターを開発したという話は数多くて
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動画2

というのもあります。  昨年あるところで湊モーターが実際に動くところを見たという人にお会いしたことがあります。

確か佐野千遥氏が主張されていたのも永久磁石永久機関モーターでしたけれど、佐野氏は実物を公開されたということはないようです。

 

永久磁石の磁場による吸引反発は、保存力ですので近づいたら元の位置にまで引き離すには同じだけのエネルギーが必要だと考えます。ですから、このような装置からエネルギーを取り出し続けることは不可能だというのが一般的な意見です。

過去にはこれら以外に様々なフリーエネルギー装置が開発公開されています。水で動く自動車など探せば幾らでも見つかります。 そのほとんどが偽物であったとしても、僅かには本物があってもおかしくはありません。

しかし、いくらこのような装置が開発公開されたとしても、ある程度納得できる基本原理が示された上で公開されなければ多くの人が受け入れることはあり得ないと考えます。

でなければ、しかるべき学会で査読を通った論文として発表されるものは受け入れられる余地があるでしょう。 それでも、ほとんど拒絶されるか無視、あるいは非難されるでしょう。 過去において、かなりの数の研究者たちが亡くなっています。  それらの経緯の上で専門家たちが認めるようになるならば、今度は無条件で受け入れることになるだろうと思えます。

結局の所、ほとんどの人は、自分で考えようとせず権威にある専門家たちの意見を丸呑みするか、拒絶・嘲笑するかの2択でしかないのが現実です。  ほとんどの人にとって、未知のことを探求する行為は、錬金術やオカルトとなんら変わりないのです。

ただ、私利私欲からこのような装置を開発している人たちは、気をつけるべきです。 これらの発見に著作権を与え、私有財産として認めることは許されません。すべては、人類の進歩のためにのみ用いられます。 ある筋の話によれば名誉・権力・利権目的で行動すれば、非常に厳しい報復を受けるだろうと警告されています。 他人を犠牲にして利益を得ようとする者がいれば、その眼前で、それは文字通り爆発させると警告されています。

If it is tried to be taken by force, it will retaliate in a very strong manner indeed, and it will literally blow up in the face of those trying to make a profit at the expense of others.

 

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弧理論によるE=mc^2の解釈と物体の運動

弧理論(Ark Theory)による宇宙は全てが必然的に運動することが示されます。 第3者から見たら相変わらず妄想ですけれど、ここ最近の考察です。 このままでは実験につながらないことが残念です。

ある科学者がアインシュタインのE=mc^2について言うには

物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面にすぎない。(This formula, while perfectly correct mathematically, leads to the incorrect conclusion, that matter is convertible into energy and vice versa.   The truth is that matter and energy are merely different aspects of the same entity.)

とのことです。

20140421E軸上の実体図1

の様に新しくM軸(3次元物理空間を一次元で表す)に直交するエネルギー軸という次元軸を想定します。 そしてE軸上に存在する実体が我々の3次元物理空間(M軸)に投影されることにより位置と質量mを持つ物体となります。 ここで実体の持つ真のエネルギー値E2が投影された物体の質量mとなります。

 

自然科学では、時空間という考えを持っていますが、弧理論において時間軸は存在しません。時間[T]とは過ぎゆく運動の記録に過ぎません。ですから、過去に起きた運動(つまり時間)を未来に起きる出来事(運動)に適応できるかどうかは確認が必要です。このことを確認した人は恐らくいないでしょう。ですから、自然科学における時間を含む運動は使えません。時空間というモデルを持つ自然科学は恐らく近似です。

図1はE軸上の実体がM軸に対して位置を持っているように見えますが、意味はありません。つまり、図1はM軸上の観測者から見たものです。 M軸上に存在する我々は、E軸がどこに存在するかを特定することはできません。(注:ただし回転運動するときのみE軸が回転軸方向に重なると考えられます。)

20140516直交するE軸図2 (例えばxy平面で物体が回転運動する場合、Z軸方向にE軸が重なる)

 

ここでE軸上の実体に視点を移します。すると

20150820M軸は湾曲-コピー図3

の様に、M軸が湾曲したように見えます。 観測者(ア)に対して近傍に位置する物体(イ)が静止状態にあるとします。ことのき(ア)から見た投影角度は概ね90度になります。観測者から見て静止状態とは投影角度が90度を指します。 次に、(ア)から相当の距離にある物体(ウ)を見ますと、投影角度θは鋭角です。つまり、ある観測者から相当の距離にある物体は全て速度を持っていることを示します。このときの運動をと表します。(注:今のところ、時間[T]を含まないで運動を表すことができないでいます。)

弧理論ではE軸上の実体は、図2に示す実体A、B、Cの他に

20151005M軸は湾曲1図4

の様に、G、H、Iがあります。図2と比較すると湾曲が逆になります。 この3種類の実体は

20151005E軸上の9つの実体図5

の様にエネルギーレベルE1を持っています。 実体H、G、Iを併せて6種類あります。(注:事実上直接観測できないクオーク6種と同じ数です。)  投影角度90度、つまり観測者に対して静止状態で安定なのはD(陽子)、E(中性子)、F(電子)の3種類です。 合計9種類が全ての基本です。その他の素粒子は、投影角度が鋭角の静止し得ない寿命の短いものとなります。

図1、3、4並びに図5を合わせると

 

20151005紡錘図形

図6

の様になります。我々のいるM軸上、ある原子を観測者としたとき、6種類ある実体は直接観測できないが投影角度が鋭角な状態を実現しているようです。

よく知られていますように、物質も宇宙空間もその隙間はとても大きくて、「相当の距離」に該当します。つまり、原子の大きさから見てその他の物体は全て運動をもっているということです。 また、惑星から相当の距離にある全ての恒星・惑星・銀河系、あるいは暗黒物質/暗黒エネルギーは運動しているということです。

原子から見て相当の距離にある他の原子や素粒子、あるいはある惑星から見た遠くにある恒星や銀河系が常に運動している理由を弧理論は与えます。

管理人には、原子の大きさに於けるこの状態が物理学でいう自由エネルギーのように思えますし、天文学での宇宙の膨張がこの理由によるように思えます。

このような理由で、自然科学は観測者に対して静止に近い状態にしか適用できないと考えます。つまり、観測者から見て微視的な、あるいは巨視的な物性を時間[T]を含む運動系として記述する自然科学は現象を正しく捉えられないということです。 時間を含むエネルギーも近似になります。

 

余談です。 図1において、E軸からM軸への最初の投影を1回目とカウントすると複数の物体どうしの運動によりE軸上の実体へ影響が及ぶと考え、これを2回目とカウントします。同様に実体どうしの作用が再度M軸に投影されます。これを3回目とカウントします。

20140421積分7回図7

のように1回目の投影から見て②がカウント3ですので、以下④はカウント5となります。 こうして、微視的な現象は最初の投影から数えて1,3,5、7の様に整数で運動が現れます。 微視的には、現象(運動)が離散的にかつ3,5,7のように現れます。 このような構造が運動つまり原子のエネルギーが離散的かつ素数と関係する原因ではないかと考えています。

素空間や素時間など、分析的に探求しても統合的な見解を得ることは難しいと感じます。 やはり宇宙は万華鏡のような構造をしているようです。

 

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単極誘導モーターにおける水銀の盛り上がりについて 追試

水銀を用いた単極誘導モーターの内、同軸二重反転の単極誘導モーターでは、同軸二重反転の水銀の渦ができるとともに内側の水銀がネオジム磁石に乗り上げることを報告しましたが、今回、以下の通り追試を行いました。

先般報告しました実験

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動画1

においての条件は次の通りでした。

電極は、中心軸(-)、外側電極(+)としまして、銅仕切り板には無接続です。 そして、内側の水銀をA、外側の水銀をBとしたとき、二重反転で水銀Aが盛り上がりました。 これを二層型とします。

これでは、一層(水銀A)のみのときの状態がわからないので、今回、下記のとおり追試を行いました。

まず、動画1と同様、二重反転で水銀が盛り上がることを確認します。

vlcsnap-2015-10-02-09h06m35s202写真1

中心軸(+)、外側電極(-)、銅の仕切り板(無接続)  水銀Aは時計方向、水銀B反時計方向  ネオジム磁石は渦と同方向に回るとともに、水銀Aが乗り上げました。

次に、電源を逆につないで試しました。

vlcsnap-2015-10-02-09h19m47s264写真2

中心軸(-)、外側電極(+)、銅の仕切り板(無接続)  水銀Aは反時計方向、水銀B時計方向  ネオジム磁石は渦と同方向に回るとともに、水銀Aがネオジム磁石に乗り上げました

 

電流の方向によらず、水銀Aがネオジム磁石に乗り上げるというのは、逆にネオジム磁石が沈んでいると考えた方が本当らしいと気付きました。  渦は、回転とともに中央がへこみます。すると水銀の上に乗っているネオジム磁石は、自重を支える面積が小さくなり落ち込むことによって、沈み込むと同時に、仕切り板に盛り上がった水銀がオネジム磁石を越えているということです。結果、水銀が乗り上げているように見えるということのようです。

そこで、動画1では比較していなかった、中心軸(-)、銅仕切り板(+)という組み合わせで実験しました。

vlcsnap-2015-10-02-08h42m06s428写真3 水銀Aの回転とともに仕切り板(+)を乗り越えて外側(水銀Bの領域)に溜まった

その結果、ネオジム磁石は水銀Aの渦と同方向に回るとともに水銀が乗り上げました。 正確にはネオジム磁石が水銀の渦のへこみに落ち込むということが分かりました。

考えてみれば当たり前の結果なのですけれど、一人で考えていると中々わからないものです。思わぬことから長い期間停滞していたのだと感じました。 昨日の記事のとおり、改めて仕切り直すことにします。

追記

複雑な仕組み(システム)は構築や維持・管理が困難です。事故の確率も高まります。既に進歩は止まりつつあると言わざるを得ません。 どう考えても簡単で容易なシステムに移行すべきだと感じます。そのような切り口があるように思います。

 

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望ましい結果を生み出すためにエネルギーの流出を見るような方法を講じさえすればよい というが

この半年あまり、紡錘図形の解析とともに紡錘図形の出処と経緯について考察してきました。あるアイディアのもと実験を試みましたが、うまく行きませんでした。残念ですけれど仕方ありません。仕切り直す意味で少し振り返ります。

いつも引用するある科学者は、自然界では多くのタイプのエネルギー発生源がいつも利用できると述べた上で、次のように言いました。

だから望ましい結果を生み出すためにエネルギーの流出を見るような方法を講じさえすればよい。(While this was not always a reliable source, it was sufficiently successful that it should have made your people realize that there are many types of energy differential constantly available and it is only necessary to design a means whereby the flow of energy can be made to produce the desired result.)

 

 

管理人は、数学者岡潔が言ったように「自然科学は間違っている」こと。その原因が「時間」にあると理解しました。 そして正解がある科学者の言葉にあると理解しました。 ある科学者が言うようにアインシュタインのE=mc^2は数学として式は正しいが間違った結論に達したとして、こう述べました。

物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面にすぎない。(This formula, while perfectly correct mathematically, leads to the incorrect conclusion, that matter is convertible into energy and vice versa.   The truth is that matter and energy are merely different aspects of the same entity.)

 

時間を直接知ることは出来ません。時間は存在せず、我々には運動しか感じることは出来ません。時間という物性は存在せず、ただ過ぎゆく運動の記憶しか存在しません。 時間とは過ぎ去った運動の記憶または記録なのです。時間が運動に比例しているかどうかは別の話なのです。ですから運動を記述するに時間を含むことはできません

この科学者の言葉が、紡錘図形について考察していた私にはぴたり当てはまることに気付いたのです。

20140421静止図1

時空間とか時間軸などというものは存在せず、本当はエネルギー軸(E軸)上に実体が在り、投影されることにより質量を持つ物質として位置が生じると解釈したのです。

そして、M軸上で物体が運動するとき

20140421運動の状態図2

物体の持つE軸上の真のエネルギー値が減少すること。その減少分が運動Pとして現れると考えました。

果たして、物質が持つE軸上の実体の値(真のエネルギー値)をどうやったらM軸上に運動として流出させることができるのでしょうか? その仕組みは? この問いを3年ほども持ち続けてきました。

 

さらに、ある科学者は重力の制御について謎かけのようなヒントを述べています。  物質は電子を含んでおり、運動するあらゆる物質は周囲に磁場を持っていると説明した上で、次のように述べています。

地球の磁場はその重力場に比べてたいそう弱い。強いフィールドに対する加速が弱いフィールドに反発することによって生じる。(The magnetic field of your earth is very weak in proportion to its gravitational field and it may be difficult for you to understand how acceleration against a strong field can be produced by opposition to a weak one.)

 

強いフィールド=重力場という意味であって、重力場の加速とは引力と重力制御時の斥力と理解してよいでしょう。  弱いフィールドが問題です。 弱いフィールド=地球の磁場であるはずありません。 「地球の磁場に反発することで重力場が制御できる」という解釈は誤りだからです。それではフィールドという言葉に置き換える必要はありません。

ある科学者は「弱いフィールド」を「磁場に関連するが磁場では無い何か」と述べたのだと解釈しました。 その弱い何かに反発することによって重力場は生じるというのです

 

では、弱い何かとは何なのかが問題になります。ここで反発とは何か?

図3 原子模型の2次元描像図3 (円運動は接線方向の反発)

管理人は、反発とは接線方向の反発(斥力)だと理解しました。

ここで、ファラデーの単極誘導が登場します。

これまでの実験で、単極誘導モーターに生じる力(反発:斥力)は、磁石の持つ表面磁束密度(磁極端面のカタログ値)に比例するとともに磁石の重さ(質量)に比例するという結果を得ています。

管理人が実験の結論として得たのは、単極誘導の現象は、「磁石周囲を運動する電子と磁石の中心に位置する原子核との相互作用だ」という仮説です。 すると単極誘導の現象は、図3に示すように「磁石は巨大な単原子だ」と見ることが出来ます。

ある科学者がいう「弱いフィールド」=「磁場に関係する何かに反発」ことが重力の制御のカギであるということになります。 いくつかの仮説の上で成り立つことなのですが、管理人としてはかなり合理的に思えます。

 

因みに、常識的には「重力は電磁気力に比較してはるかに弱い」ということは理解しています。

earth2_7_1図4 こちらより拝借

どうもある科学者が言う地球の磁場が重力場に比べて弱いというのは、例えば地殻などがトランスのコアのような働きをすることによって、磁力線の多くが地球内部に留まっていて(閉じていて)、地表にあまり出ていないことを述べているように思えます。

earth_magnet_09図5 こちらより拝借

それで、単極誘導モーターにおいて反発(回転)することによって、重力場が生じるのではないかというのが管理人の仮説です。

この仮説に基づき、水銀を用いた磁気シールド型の単極誘導モーターで実験を行いましたけれど、うまく行きませんでした。 つまり、外側電極は相変わらず反作用を受けていることを確認しました。 うーン残念です。

それにしても”エネルギーの流出を見るような方法”とは、どんな方法なのでしょうか?

我々に分かるのは運動Pだけです。 文字通りの運動・光・熱・化学反応・電流・・・・の流出を見る・・・・ 反作用・・・・うーん!!

 

wakaran231-2-1図6 わからん

 

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ホワイトサンズUFO搭乗事件 日本語訳全文について

所有しているダニエル・フライによるホワイトサンズUFO搭乗事件(ユニバース出版)は

fry0000写真1

英語原文から抜粋なのは分かっていましたけれど、ネットに日本語の全訳が掲載されていますのでリンクします。

美代子の一元ブログさんからです。

ホワイトサンズ事件①ダニエル・フライ 久保田八郎訳

ホワイトサンズ事件②ダニエル・フライ

ホワイトサンズ事件③ダニエル・フライ

ホワイトサンズ事件④ダニエル・フライ

ホワイトサンズ事件⑤ダニエル・フライ

ホワイトサンズ事件⑥ダニエル・フライ

ホワイトサンズ事件⑦ダニエル・フライ

ホワイトサンズ事件⑧ダニエル・フライ

非常に有用な資料です。ありがとうございます。

注:まったく省略がないかどうか未確認です。ご了承ください。

 

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T.T. Brownのメモ と N-マシン

アダムスキーの写真

87AdamskiPalomarGardens写真1 Adamski’s Scout Ship

について、Thomas Townsend Brownのメモ

58. An Analysis of the Adamski Photograph in the Light of Recent Laboratory Findings.

からT.T.Brownが写真1を分析した図がありましたのでメモします。

ttb103図1

ttb104図2

図は、1958年1月となっていますのでT.Tブラウンがアグニュー・バンソンの研究所で浮揚実験を行っていた頃のもののようです。

kubotaimg01写真2 バンソン氏と久保田八郎氏(G.Aサイトより拝借)

T.Tブラウンの研究に基づいてアグニウ・バンソン・ジュニアが日本で電気的推力発生装置として特許申請をした基礎資料だと思われます。

上記について、管理人が検討した結果、T.Tブラウンは、スカウトシップをどちらかというと電気的な装置と理解していたようです。 T.Tブラウンの研究では、高電圧を印加しても回転力を得ることが出来ません。ローターが回転する為には外部より廻してやる必要があります

agnewfg3図3

特許資料によれば回転は、電動機などを用いたスターターによるとされます。

管理人には、メモから受ける印象はイオンクラフトのように見えます。

Lifter写真3 リフター

 

メモで気になるのは、フランジの部分がなぜ二重構造になっているのかということです。 当方の研究対象は、単極誘導ですのでメモについて、単極誘導モーターとの比較で見ています。

はっきりしないのですけれど、Bruce DePalma あるいは Tewari のN-マシン

tew2w図4

tew2q図5

との比較です。 その際の観点は弧理論の考え方から出ています。

 

図2下によれば、中央がマイナスで外側のフランジがプラスです。  写真1は下部に三重反転のリングがあるとされます。特許資料図3は写真1に似せて作られたと考えてよいでしょう。

homopolar motor

写真4 homopolar motor

当方が行った実験水銀による三重反転単極誘導モーターと同じだと理解しています。ただ、スカウトシップは、外壁が磁気シールド?の役目を果たしているのではないかと考えます。

フランジ部分が特に重要であるらしいということが

CIMG1773写真5

バシル・バン・デン・バーグのメモから分かっています。ここで、何故フランジ部分が二重構造なのかが疑問となります。 (ここでは単に電圧の印加を理由にフランジが二重構造だとする以上の深読みをしています。)

当方の実験によれば、単極誘導モーターの反作用(バックトルク)は、常に外側の電極(文末に追記※)が受けています。 同軸三重反転の外側ローターとフランジ部分において、反作用を旨く逃がすことができればよいというのが管理人の考えです。 バーグは写真5のメモより、スカウトシップが発電機の一種だと考えていたようですけれど、そうは思えません。 これまでの考察によれば、フランジ部分でエネルギーを空間に逃がしているようです。(この場合のエネルギーは時間[T]を含まない、真のエネルギーをいいます。) 反作用のない運動は、考えにくいのですけれど、投入したエネルギーは、余剰として空間に放出されるということです。このような場合考えられるのは、余剰分がチェレンコフ放射のような発光現象として現れるかも知れないということです。 写真1あるいは実験装置の系として、真のエネルギー値が低くなれば、地球から受ける重力は小さくなるはずだといえます。 さらに浮上するためには別途工夫が必要だと思います。

ですから、写真1は別途どこかで充電?が必要だということになります。 その意味でスカウトシップはフリーエネルギー装置の一種(バックトルクのない単極誘導モーター)だと考えられます。

このフランジ部分での話は、Bruce DePalmaのN-マシンが磁気シールドに近い構造をしていることと関係があるように感じます。過去記事EMAモーター エーテルエンジン N-マシン

 

先般、報告しました二重反転構造の単極誘導モーターにおいて、

homopolar motor

写真6homopolar motor

内側の水銀(比重13.5)がネオジム磁石(比重7.4)に乗り上げる現象については、スムースに回転させるためにアクリル板により軸を設けたので、乗り上げた水銀に電流が流れている様には思えません。(未確認ながら)水銀の乗り上げ

図6

仮に、内外の水銀が真のエネルギーをやりとりした結果、内側の水銀が軽くなり、反対方向に渦を作る外側の水銀が重くなったとしても、外側電極が反作用を受けています。ですから、装置系全体の重さは変化しないと考えられます。 先の記事のとおり重量の計測実験の結果、装置系全体の重さは変化しませんでした。

ついでながら、スカウトシップも図4、5も

kuraD53写真7

なぜかクラゲのポリープに見えて仕方ありません。

※追記09/29 管理人の勘違いです。内側電極が半径ゼロの場合以外は、内電極も反作用を受けています。 内電極と外電極が受ける反作用の差分が水銀や電解液の回転モーメントになると考えられます。お詫びして訂正します。

 

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自らを神だと本気で思っている人が居る

昨日の記事、日本教は、聖書の在りて在りたる者の「在る」に似ているで、

 

聖書における神と人間図1

聖書において神と契約した者は、垂直思考を持っていること。 自然は克服すべきモノととらえていること。同一の神と契約した集団以外に対して「攻撃的・侵略的」であることを述べました。

そして、彼らの中の支配的な者の中から、自らを神の位置に置く人たちがいると述べました。 ここに神と悪魔の反転があります。 決して善悪の話ではありません。自然を支配するという思想と縦の契約から来る仕組みの結果として「自らを神だ思っている人がでてきた」のです。

その一例が、

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動画1

ズビグネフ・ブレジンスキーです。 さらに次のようなニュースがあります。

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動画2

探せば、誰もが知っている

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動画3

ビル・ゲイシが人口増加と地球温暖化を理由に「ワクチンで人口削減が可能」と述べています。

彼は、2000年にビル&メリンダ・ゲイツ財団を設けています。 そして、財団からの寄付により

gsf3写真1 カレイドスコープ氏のサイトより拝借

Ssv4写真2 wikiより拝借

gsv-1写真3 カレイドスコープ氏のサイトより拝借

スバールバル国際種子貯蔵庫(Svalbard Global Seed Vault)が作られています。 詳しくは、ゲイツ、ロックフェラーの人口削減計画と北極の種子バンクにあります。 当該記事によれば、ノルウェーのスヴァールバル諸島のピッツベルゲン島に貯蔵施設はあります。 同財団のほかに、ロックフェラー、モンサント社などからの寄付により作られたとされます。

地球に大規模災害が起き「農作物に壊滅的被害が及んだときに備えて種子を保存する」というのが目的のようです。  その発想の原点が聖書の「最後の審判の日」にあるということです。 少し肯定的にとらえることも可能ですが、自らノアの箱船を作るという発想が自分さえ生き残れば、後は死んでもよいという発想です。 参考:地球最後の日に備えビル・ゲイツが注力する「スバールバル国際種子貯蔵庫」

見ようによっては、大変に傲慢です。 芥川龍之介の短編「蜘蛛の糸」に出てくる

kandata169e1写真4

カンダタそのものです。

日本には

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動画4

デーブ・スペクターというタレントがいます。日本の国会議員たる藤田幸久氏が9.11テロによる日本人犠牲者24人の為に国会で質問することに何の問題もありません。 デーブ・スペクターが藤田議員を感情的に執拗に非難する様は異様です。 彼の本心には、日本人を見下す何かが潜んでいると考えざるを得ません。  その裏返しが、冒頭の「自らを神に置き換える」なのだと思います。

一方で、異常な人々が居ることを知って、皆に知らせようとした人が居ることも確かです。

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動画5  ジョン・レノン

一連の訳の分からないことの原因について、どこの誰かはわかりませんけれど、偶像であるお金:貨幣の制度を維持したい者たちにあるということを確信しています。 動機は、聖書の予言を自ら実現したのでしょう。何せ神様ですから。

 

追記09/18

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動画6 白人は人間ではない

映画 ダンス・ウィズ・ウルブズ

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動画7 Dances With Wolves – Buffalo Hunt & Slaughter Scene

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陰謀はないとする人は思考停止している

巷でいわれる陰謀論について考えたのでメモします。

  1. 陰謀はあると思う人
  2. 陰謀はないと思う人
  3. 陰謀を積極的に否定する人

概ね、3つに分類できそうです。

世の中にジャーナリスト、政治家などの暗殺や不審死は数多いです。  歴史上、戦争の勃発は偶発というのはなくて、むしろ意図して起こされた事件を引き金にして発生することが多いようです。 これらの事件について、犯人は誰か動機は何なのか知りたいのですけれど、なかなか本当のことはわかりません。

それをもって、1.陰謀はあると思う人は、権力を持つ特定のエリートや結社を指して首謀者は誰それだと主張します。 例えば、イルミナティーやフリーメーソンなどをその首謀者だといいます。 そこで結論が出て思考は終わります。

2.陰謀はないと”消極的に”思う人は、初めから考えません。主張する人を嘲笑うことにより溜飲を下げることで、安心します。  陰謀など”無い”と少しまじめに考えるならば、”無い”ことを証明しなければならない訳で、その様な証明は不可能です。 ほとんどの人は、まじめに考えることでバカにされるより楽な立場を選びます

陰謀を”積極的に”否定する人は、2.に似ていますけれど、どちらかというと”見下したり””嘲笑う”あるいは”バカにする”風潮を積極的に作り出します。

普通は、2.の考えを持つでしょう。 3.というのはちょっと考えにくいですけれど、経済的に成り立てばあり得ると考えます。

例えば、ロケットニュースの2012年8月20日の記事で「尖閣諸島上陸の中国人活動家が中国国旗を燃やしていたことが判明 / 中国人「えっ?」というのがあります。

china950写真1

china30写真2

髭を生やした白髪の中国人活動家は、どこか経済的なメリットがあるから行動を起こしているのです。彼にとって主義主張は関係ありません。

日本は、昔からスパイ天国だといわれてきました。 外国人による諜報活動は盛んだと思われます。 中には背乗りなどというのがあります。:孤独な人の戸籍を乗っ取ることです。かなり昔からあるようです。 管理人は、背乗りという言葉を知る前から戸籍乗っ取りは聞いたことがあります。

その状況で、陰謀の有無を論じるならば、上記の活動家のように、都合により「積極的に陰謀を否定する人」が居てもおかしくはありません。 ただし、3.の人は、本当に陰謀はないと思っている可能性はあります。 3.の目的は、2.の人たちの思考停止に他なりません。

漫然と2.陰謀はないと思う人は、ナイーブな人だと思う次第です。 管理人は、単に本当のことを知りたいと思うだけです。陰謀の有無などどうでもいいです。  その結果、現代の偶像であるお金:通貨:貨幣制度の維持をなんとしても続けたい人が居るという見解に至ったのです。 だから、あらゆることがどこか胡散臭いのです。 何事に付け、くちゃくちゃに混乱し、訳がわからない状態になっています。思考停止こそ誰かの思惑だと感じます。止まってはいけません。バカボンのパパ「賛成の反対なのだ~。では済まない」

 

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日本教は、聖書の「在りて在りたる者」の「在る」に似ている

日本人の日本的なる特質を端的に言い表した日本教について、考察しましたので記します。 管理人による解釈ですので、穴や荒いところがありそうですけれどご容赦ください。

初めに、聖書における神と人間の関係を図示します。 次に日本教を図示して比較します。

 

(1) 旧約聖書において、モーセが会ったという神は、十戒を示した上で、人間と契約を交わしました。 唯一絶対の神が上で人間は下に位置するという関係を結んだことになります。

聖書における神と人間図1

左に神と人間の関係を、右図に「神と契約した人間たちが形成する集団」を示します。 左から説明します。

神が宇宙を創ったということは、神は宇宙の中に存在するとともに、宇宙の外にも存在しうることを意味しています。 モーセに会ったとき神が宇宙の中に居たということです。そして、神と人間は契約を結んだのですから、神と人間は垂直の関係にあり垂直思考になります。

ここで、自己(私)は、己と己以外を意識的に意識し自他を分けます。分けることで分かったのです。そして、分ける行為により理解することができるようになります。 ここから二元論に至ると考えられます。宇宙のすべては、例えば善と悪、天国と地獄、右と左、上と下、資本主義と共産主義など、あらゆる物事について多分岐して考えることが基本となります。 ここで、契約を交わした者には、絶対的正義が存在しうることになります。

図1右図について、神と契約した者が集団を形成します。(破線で囲った部分) 分けることを基本とする行為によって理解し、文化文明の発達が顕著になるだろうと推測できます。 この点は”功”なのですが、”罪”もでてきます。

彼ら宗教者にある正義は、限定的なモノになります。 つまり、神との契約により持ちうる倫理、道徳は同一宗教である集団にしか適用されません。 他宗教を信じる者や他人種他民族の者たちを排除・攻撃します。 または同宗教に改宗するよう勧めるでしょう。(目的は侵略と簒奪です。) ですから宗教集団から見る外界(自然)は、克服すべき対象となります。

他人が何を考えているかどうか心の内を確かめることは出来ませんので、同じ宗教集団を構成する者の中に造反者が居ないかどうか疑心をもつことになります。やがて集団内での派閥争いが生じ、粛正や魔女狩りということが発生します。

そもそも思考が垂直ですし、自然は克服すべきと考えますので指導的立場の人間は、自らを神に置き換えうると考える様になります。 ここで神と悪魔の反転が生じます。 過去記事、聖書の中で、何故これほどまでに人を殺すのか?聖書における正義において、神は280万人も殺人を犯し、悪魔は10人でした。聖書で語られた「正義」という語の数と相関があります。  悪魔は堕落した天使だという発想はこのあたりからくるのでしょうか。 正義を声高かに叫ぶ者ほど人殺しをします。

人口削減について、ズビグニュー・ブレジンスキーは

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動画1

発癌ワクチンや、フェミニズム(コミュニティ単位である家族破壊)など人を煽動(マインドコントロール)するなどして人口を抑制する面倒なことなど必要ないと断言しています。

図1における管理人の最大の疑問は、次の通りです。

神が宇宙を創ったならば、神は宇宙の外に存在しうることになります。では、神によって創られた私たち人間が宇宙の外を思考できるということの証明が必要です。

 

宇宙物理学では、宇宙の始まりがあると論じられます。その際の物理学者の視点は明らかに宇宙の外です。数学などの(思考)道具が宇宙の外を記述するに使えるかどうかの最初の証明はどこにあるのでしょうか。

西欧文明がどこか胡散臭く、傲慢で誤魔化しを感じるのは、この点を起点としてるのではないかと感じます。 この点において、聖書に終末論があるのは理解できます。当初から矛盾を抱えて破綻すると理解できます。

 

(2) 山本七平の造語である日本教について、調べたことをまとめると

日本教図2

のようになります。 基本的に日本人は、八百万の神に囲まれて暮らす水平思考です。すべてが並列に存在すると考えます。 この考え方では、あらゆる物事が相対的です。 正義も時と場合によることをほとんど本能的に知っています。

すべてが並列に存在するということは、何でもありということです。分け隔てなく何でも取り込むことができます。 故に小室直樹氏いわく、「(日本教たる日本人は)何者にもなり得ない」とのべています。 ただ、管理人はどうしても受け付けないモノがあると思います。

自分が嫌になり自死を考えたとき、「この世が嫌になった」=「嫌なこの世なんか無くなればよい」と思考します。第3者から見れば単に自死に見えます。 言い換えれば、この世(宇宙)は自己の鏡であるといえます。 並列に存在し、自己の鏡であるという考え方は、人間中心であるといえます。

ということは、神も仏も人間の都合によるということです。日本教の人は信じたいモノを信じます。 鰯の頭も信心からということです。

自己を取り巻く集団は、神と契約をしたわけではありませんので、緩くなります。 そのような集団内では、村八分や外敵からの自衛はありますが、簒奪のための侵略や民族浄化という粛正はありません。日本人は自国民による大虐殺を経験したことがないようです。

そのような緩い集団では、突出した意見を述べるのを憚られ、所謂空気が全体を支配します。知られているように誰も責任をとりません。 実情が事実としてとおり、本当のことを言うと嫌われます。

自己と他を明確に区別しないのですから、文明の萌芽が遅れるように思えます。どちらかというと多くのモノがまぜまぜという感じです。

善くも悪くもある日本教ですけれど、穏当な部分は魅力的です。ただ、長い歴史の中で、次第に日本人から日本的なるモノが薄れてきていることは事実です。

管理人は次のことを疑問に思います。

  1. 図1の状況で、日本人が何故勤勉たり得るのか?
  2. 日本人が、どのように倫理、道徳を身につけることができたのか?
  3. 奴隷制との関連(島国において外敵からの侵略はないが)

1.について、小さな島国故に、集団生活を維持するためには、皆で平等に働かざるを得なかったのでは、と推測します。大陸では、他民族から収奪することで生活が維持できます。

2.について、小集団におけるルール(空気)により礼儀(本音と建て前)を使い分けることが倫理、道徳に繋がったか? 十七条憲法で明文化されることで意識化されたのだろうか?

3.について、小さな島国だから、外国からの侵略はなかったけれど、日本にも奴隷制があったようだ。

 

以上をまとめますと、宇宙の存在のすべてを並列に考える日本人は、弊害はあるにしても社会的に安定感があります。すべてをあるがままに、その存在を認めることは、善いことだと感じます

余談です。昔、ある施設に

inuyar102写真1

犬矢来(いぬやらい)が寄付されました。京都の町並みに見かける竹細工の装飾です。 ホールの隅に設置された犬矢来は、写真1のものより小ぶりで、置かれた当初は綺麗な緑色でした。

やがて何年か経って

inuyarai205写真2

の様に、竹の緑が抜けてきます。 施設長が、せっかくの色が抜けてしっては残念なので、綺麗な色を保つにはどうしたらよいかという事を専門家に問うたところ、「犬矢来は、色の風情を楽しむモノ。そのような考えは無粋。」と言われたそうです。

 

さて、

モーセが会った神は、自らを「在りて在りたる者」と言いました。 ところがこのように検討してみると在りて在りたる者の「在る」は、どう見ても日本教に似ていることに気付きます。

 

ここ何ヶ月か、紡錘図形の解釈と聖書の比較、日本的なるモノの象徴である日本教について調べてきました。 かなり、大雑把でぐだぐだですけれど、ようやく、結論に近づいてきました。

 

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漢字伝来以前に文字 は間違いなくあった。 聖徳太子と蘇我氏の功罪

漢字が伝来する以前に日本に文字はあったと考えざる得ません。 興味深い記事がありましたのでメモしておきます。

一般的には漢字伝来(4C頃)以前に日本に文字はなかったとされます。 ~漢字の歴史~より

●日本伝来時期
では漢字はいつ日本に伝来したかというと、270~310年頃に『論語』、『千字文』が百済から到来したことが公式的に初めてとされています。しかし実際はもっと早く、1世紀ごろにはもう朝鮮半島を経て入ってきたともいわれています。それまでには日本に文字はなかったとされていますが、江戸時代の学者や戦前の右津朝、軍人の中には、大昔の日本には文字があったとして神代文字なるものの存在を、まことしなやかに主張しています。

 

漢字は1世紀頃には日本に入ってきていたようです。そして、漢字以前にあったとされる神代文字を否定しています。

 

次に、紫霄閣というサイトでは、漢字伝来以前の日本に文字が存在したことを前提に論じています。サイトより聖徳太子が封印した日本の優れた古代文化(*1)の一部を引用します。(最近当該サイトは閉鎖されました。日本に忍び入るユダヤが参考になります。2017/02/15追記)

 ・そもそも、よむ、かく、しるす、ふみ、したためる・・など、読み書きに関する言葉は全て訓読みである。漢字以前に文字がなかったというなら、これらは、全て音読みである筈である。

 

dog1b写真1

大和言葉の「いぬ」は「」という文字が日本に入ってくる前から、日本列島にいたからこそ写真1を「いぬ」と呼ぶのです。 ですから、「よむ、かく、しるす、ふみ、したためる」という名詞・動詞は、日本に漢字が入ってくる前から日本で「ふみ」を使って行われた行為だったのです。その対象は「文字」以外にあり得ません。 これほど明確な論証はありません。

 

では、漢字伝来以前に日本にあった神代文字とは何かというと、

ahirukusa1写真2 神代文字一覧より

アヒル草文字や

hotumamoji写真3

ホツマ文字などであったようです。

文献的には、フトマニ、ミカサフミ(三笠記)、ホツマツタヱ(秀真伝)や竹内文書などでした。

ただ偽書であるとされるものも多いです。

(1)竹内文書は、竹内巨麿が昭和3年に公開したもの

(2)第73世武内宿禰を自称する竹内睦泰氏の伝える竹内文書 の2つがあります。

(1)は、関連図書(*2)を読みましたけれどあまりに荒唐無稽な内容で参考になりませんでした。 ただし、竹内文書の編纂を勅命した武烈天皇は、日本書紀において意図的に貶められており、極悪非道な武烈天皇が行ったとされるまともな行為が竹内文書編纂の勅命であったということは興味深いです。また、第25代武烈天皇から第26代継体天皇への皇位継承の経緯も不自然です。さらに古事記での武烈天皇の伝承と相違があるのも不自然です。このことから武烈天皇が実在したか疑問とされる理由になっています。  *2 高坂和導著[超図解]竹内文書Ⅰ、Ⅱ(徳間書店)

(2)は、竹内睦泰氏によれば本来口伝であり伝承者自身が記憶できないので文書化しているが、一部を除き外には出ていないとのことです。

 

管理人が知りたいのは、「和を以て貴しとなす」という日本的なるものがどこから来ているかということです。

その神髄が日本教なるものにあると確信し、日本教と同時に歴史を調べているのですが、行き止まりとなって難渋しています。(神代文字は訳がわかりません。ホツマツタヱは本物のようです。)

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動画1

ただし、律令制度国家の礎となった十七条憲法が制定されたときに日本が中世ヨーロッパのような暗黒時代に入らなかった理由がなんとなく理解できそうだと気付きました。


 

因みになぜ日本に中世はなかったのかという件に関して一部引用します。

われわれは中世と言えば武士が台頭してきた時代だと教わってきた。しかし、それは政治的王権の移動だけのことで、信仰という国家哲学(アイデンティティ)の根幹部分である宗教改革はまったく起きていないのだ。わずかながらに王となろうとした織田信長や、権現となった徳川家康にその片鱗を見るが、信長は殺され、日光東照宮もまた伊勢・出雲ほどの日本人の信仰の中心にあるとは言えない状況である。

日本の戦国時代にも中世がなかったのは事実のようです。また、憲政史家の倉山満氏によれば江戸時代は、江戸時代(Edo Period)であって中世ではないとのことです。

日本で中世があれば、ヨーロッパの暗黒時代に似た魔女狩りが行われて日本国内でカルト宗教のような粛正が行われていたに違いありません。 もし日本がそのような状態であったならば、とっくの昔に外国に侵略されてしまい、今頃は英語かロシア語を公用語にしていることでしょう。


 

その最初の出来事が冒頭でご紹介した(*1)の出来事だったのではないかと考えます。蘇我氏による焚書と聖徳太子による律令国家体制の整備は、日本史最大の事件だったと思います。 このとき宗教改革が起きても不思議ではなかったということです。

なお、管理人は、仏教の伝来(538)が宗教改革にあたるとは考えていません。動画1において、小室直樹氏が、「仏教も儒教も戒律を全廃してしまい、本来ありうべからざる宗教(や哲学・思想)にしてしまった。」と述べています。 これまで、管理人はインド発祥なのに何故最澄や親鸞なのか理解できませんでしたが、仏教を日本的なるモノに作り替えた故の事だったと理解しました。

日本人は、何でも丸呑みして、できあがったものは元のモノと似ても似つかぬモノにしてしまいます。アニメ映画千と千尋の神隠しに出てくるカオナシのモデルは日本人だと思います。

kaonasi4dba写真4

ついでに萌えキャラ 日本鬼子

日本鬼子123写真5

nihonnki2写真6

追記 2017/06/15

音訓一致である”死ぬ”という言葉について。人は日本に漢字が入ってくる前から”死んで”いました。ですから、相当する言葉があるはずです。 調べてみたらホツマツタヱに該当する物語がありましたので追記します。

まず「死ぬ」という言葉について、ネット上に質問・回答のサイトがありました。こちらから一部引用します。

「死」と言う言葉(文字)が入ってくる以前も、もちろん人はたくさん死んでいるわけですから、当然、日本語にその現象を指す言葉は存在します。和語の「ゆく(逝)」「はつ(果)」「きゆ(消)」「いぬ(去)」「まかる(罷)」「みまかる(身罷)」「をはる(終)」「こときる(時切)」などが使われていたのではないでしょうか。
古事記を見ると、神々や天皇の死には「かむあがります(崩)」「「かむさります(神避」「みをかくす(身隠)」といった言葉が使われているようです。

下線は管理人による。

神々の死には、「みをかくす(身隠)」という言葉が使われていたとあります。 ホツマツタヱの中に該当するところがあります。 アマテルカミさんの母方の祖父であるトヨケさんについてホツマツタヱ講座の「トヨケ・トユケ・トヨウケ」から一部引用します。

 宮津 (マナヰ原) の辞洞に自らに入り、アサヒ神と贈り名される。

下線は管理人により、辞洞は「イナホラ」と読みます。

宮津は、京都北部の天橋立のある街で元伊勢として有名な籠神社の地です。 マナヰ原については、宮津の北西に位置するようです。 籠神社の近くにある真名井神社にトヨケさんが祀られています。  トヨケさんに死期が迫ったときのことについて、ホツマ縄文日本のたから:池田満著展望社より一部引用します。

アマテルカミがトヨケからの使者に会ってみますと、トヨケの寿命が尽きようとしているといいます。・・・・アマテルカミは取り急ぎ宮津へと出発しました。

当時のミヤツノミヤは、今の宮津市内より西北へ約四キロメートル、天橋立の南端にあったものと推定されます。トヨケは、アマテルカミにとって祖父でもあり、師でもあり、また、老齢に及んでからは山陰道の政を委託したいきさつもありました。

はやる心に駆られつつアマテルカミが宮津についた時には、すでにトヨケは十五キロメートルほど北西に入ったマナヰに行って崩御ほうぎょ(おなくなりになる)の準備にとりかかっていました。アマテルカミも追ってマナヰ(現在の比沼真名井ひぬまない神社)に向かいました。

マナヰは、丹後半島の付け根にあって、宮津と久美浜との中間です。

トヨケはマナヰの北西にそびえる久治ヶ岳くじがたけの頂上付近に洞ほらを掘らせていました。トヨケは洞の中に入って崩御ほうぎょするつもりなのです。アマテルカミがマナヰに着いた時には、すでに洞も完成しかけていました。

死期が迫ったトヨケさんは、洞を掘らせて、自ら洞にこもって崩御したのです。この洞は、上記の辞洞(イナホラ)のことです。 辞洞の「いな」は「いぬ(往ぬ・去ぬ)」の名詞化とあります。

いぬ(往ぬ・去ぬ)は、「行ってしまう。去る。世を去る。」などの意味を持ち、関西方言で用いられます。 関西在住の管理人も「いぬ」は日常の会話で(おいとまする)という意味で使います。

神々や天皇が「死ぬ」ことを、洞に「隠れる」や「いぬ」と表現してます。 「死」という字には、死して「無」になるという意味合いがあるように感じます。けれども「身を隠す」や「いぬ」は、無になるのではなくて、どこかへ去る、あるいは帰るという意味合いにとれます。

 

「カミ」とは「つながり、もたらし、生じさせる」仕組みであることがわかっています。 フトマニの中央「ア・ウ・ワ」と組み合わせて、詳しくすれば、「カミ」とは、

「ア」と「ワ」はつながり、「ウ」をもたらし、「ウ」よりヒトを生じさせる。ヒトは「ア」のもの。ヒトは「ウ」なり。

つまり、「カミ」とは自然・宇宙の仕組みを意味します。人は死して無になるのではなくて、カミの仕組みの内に自然に帰るという意味だと考えます。それが「いぬ」ために「隠れる」ということです。宇宙は唯一絶対神が創ったというのと、まるで違います。

縄文時代に一般の人々が「隠れる」「ゆく(逝)」「はつ(果)」「きゆ(消)」「いぬ(去)」「まかる(罷)」「みまかる(身罷)」「をはる(終)」「こときる(時切)」などのどれを使っていたかはわかりません。

しかし日本人は、死して無になるのではないと理解した上で「自然・宇宙に帰る」という意味で神として祀るのだと思います。  現在の絶対神としての天照大神には、違和感があります。

 

追記 2017年7月4日  次の動画が興味深いので載せます。

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動画2

で紹介された奈良時代の人たちの喋っていたであろう言葉を再現したものはとても奇妙です。当時は母音が8つあったとされます。 それ故にヲシテ文献は偽書だと判断されるようです。

母音8音の問題について、どう捉えるかは、『ホツマツタヱ』を読み解く:池田満著展望社刊より一部引用することにより理解できます。P20~

『古語拾遺』の編まれた平安時代は、漢字が渡来して国字化されてからすでに数百年の時を経ている。平安時代の初期という時代はとにかく帰化人の活躍が目立つ時代であった。坂上田村麻呂(後漢霊帝の子孫)の東北地方遠征もあり、これら帰化人の進出が極めて著しい時代だった。

ちなみに『新鮮姓氏録』に本朝人(在来の日本人)とされる八〇四氏にたいし、諸蕃(帰化人)は三七三氏を数える。つまり、今に言う紳士録にも載せられるほどの人々についての帰化人の比率は一一七七氏(八〇四+三七三)分の三七三でおおよそ三二%にも及んでいた。現代での外国人の比率はどうだろうか。国際化が叫ばれていても、紳士録での外国人比率三二%にはとても及ぶべくもない。

奈良時代頃には、現在より遙かに多くの外国人で溢れていたことがわかります。そういった中で、古い日本語に変化を及ぼすのは当然だと考えられます。その上で、同氏は次のように述べています。P22~

翻って考えてみると、八母音の存在していたとされる奈良時代には、すでに波羅門僧(インド人)の菩提仙那・林邑の僧仏哲が来日していた。ということは、十二母音ほどもある悉曇音(サンスクリット語)の伝来があったことになる。当時の日本に八母音が実在していたのならば、八十音図などといったように、五十音韻図よりも多い音韻表が作成されていても良いはずである。しかし、五十音図を大きく上まわる音韻表は伝わることがなかった。

そしてもう一つの試論としては、数百年の時を経ただけで消滅してしまうものは、その成立においても古くには遡ることができないと想像される。 比していうならば、動詞の五母音に沿った活用の法則は、漢字渡来以降、千数百年の命脈を保ち続けている。

動画2を観てわかるように、我々日本人は漢字の渡来から、完全に自分たちの物として使いこなすのに千数百年かかっていることがわかります。 今日のような「言文一致」に至ってまだ100年ほどしか経っていないということです。 元々、5母音であった日本語から8母音を経て、再び5母音に戻ったと考えても、それほど不思議ではないと考えます。 逆に云えば、古い日本語の持つ構造が非常に堅牢であるということです。それは今日においても「外来語を飲み込んで、元とは似ても似つかぬ日本的なるものに変えてしまう」という特性に現れているように感じます。

ついでに、

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動画3

追記2019/8/30

びーちぇの「ヲシテのクニ」に「ヲシテ文字が消されたわけ」が詳しく解説されています。

ヲシテ文字が消されたわけ その1 物部氏

ヲシテ文字が消されたわけ その2 蘇我氏と聖徳太子

ヲシテ文字が消されたわけ その3 仲哀天皇さまからの時代

ヲシテ文字が消されたわけ その4 ヲシテにチカヒ 

既に閉鎖された紫霄閣というサイトにかかるInternet Archivesのリンクを貼っておきます。「紫霄閣びーちぇさんのお話しは、「日本に忍び入るユダヤ」に書かれた(ヲシテを焚書)された経緯と概ね同じです。

日本人なら何でも大事に残します焚書などおよそ日本的ではありません。不思議なことにオカルトである日月神示に似たことが書かれています。日月神示の解説書「日月神示は、逆説に満ちている!」より。 それまで「神皇」であったものが初代神武天皇から「人皇」になったとされています。p155より。

⑩神武天皇の岩戸閉めは、御自ら人皇を名乗り給うより他に道なきまでの御動きをなされたからであるそ。神の世から人の世への移り変わりの事柄を、一応、岩戸に隠して神倭伊波礼琵古命かんやまといはれひこのみこととして、人皇としてたたれたのである

p157には、『「人皇」勢力とは渡りて来た幽界身魂がいこくみたまであった』とあります。渡来系の人たちが大勢やってきて、次第に勢力を拡大しつつやがて天皇の外戚になったということです。その兆しが神武天皇の頃にはあったようです。「ホツマ縄文日本のたから」池田満著p13にある文化・軍事・シャーマニズムのグラフと一致します。

図1

シャーマニズム(神頼み)は、(お金・時間)として現在も続いています。因みにお金も時間も量(具体)ではありません。現代は、量ではない抽象(お金・時間)に(神)頼んでいる時代です。ある種の宗教です。

 

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