ビッグバン宇宙論 は宇宙の起源とは何の関係もない

岡潔の言葉をもとに考察を進める中、時(現在・過去・未来)について随分考えてきました。特に時の過去の部分である時間について、かれこれ4年から5年ほども考えてきました。

そうする内に理論物理学者の考える宇宙の起源についての理論「 ビッグバン宇宙論 」は、彼ら科学者のまったく意図しない「時の現在を計算しているに過ぎない」のだと気付きました。少し前提が長いです。注:右欄で”ビッグバン”にて検索すると28件の過去記事があります。

 

時間は量ではありませんし、時間をパラメータとする自然科学は循環・ネットワークであり、外のない内であることがわかっています。これは岡潔が云った第1の心の限界でもあります。

図1 自然科学は物質的自然の内の循環・ネットワークに過ぎない

時間の特性は以下です。

  • 時間は角度から作る。
  • 角度は量ではない。
  • 従って、時間は量ではない。
  • だから、時間は10進数による12の倍数である。
  • 時間は時の現在を含まない過去である。
  • だから、時報は過ぎてからしか知り得ない。

これを時の観点から図にします。

図2

には、現在過去・未来があります。現在は、次の現在に置き換わり過去になりますので、その意味で未来はありません。当然のこと、過去がわかるためには現在を記憶しなければなりません。記憶とは情報のことです。情報を蓄えるにはわずかばかりの運動が必要です。運動については後述します。

岡潔の2つの心について、まとめると以下になります。

  1. 情はわかつべからざる全体である。
  2. 情・知・意の順に働く。
  3. 第2の心は情の働きにより、そのものの「趣おもむきがわかる」。
  4. 言い換えると、第2の心により、時の現在、即ち静止画がわかる。
  5. 第2の心のわかり方は、意識を通さず言葉で言えないがしかし、何となくその趣がわかるということ。これは数学を含む
  6. 第1の心は時の現在を含まない。
  7. 第1の心は時の過去、即ち動画がわかる。
  8. 動画がわかるためには現在(静止画)を記憶する必要がある。
  9. 数学を含む言葉は循環・ネットワークであり、かつ外のない内である。
  10. 第1の心は意識を通し言葉で言える
  11. 従って、第1の心は、全部を覆っているが、そこから一切出ていない。これが外のない内の意味。
  12. これが第1の心の限界である。
  13. 情的にわかるというのがなければ、一切は存在しない。

以上を図2に重ね合わせてお考えください。

 

ここからが本題です。宇宙論のひとつに ビッグバン宇宙論 というのがあります。ウィキペディアの冒頭を引用します。

ビッグバン(英: Big Bang)とは、宇宙は非常に高温高密度の状態から始まり、それが大きく膨張することによって低温低密度になっていったとする膨張宇宙論(ビッグバン理論 (Big bang theory))における、宇宙開始時の爆発的膨張。インフレーション理論によれば、時空の指数関数的急膨張(インフレーション)後に相転移により生まれた超高温高密度のエネルギーの塊がビッグバン膨張の開始になる。その時刻は今から138.2億年(13.82 × 109年)前と計算されている。

観測の結果である宇宙の年齢と考えられる138億年という時間を遡ってt=0を計算すれば宇宙の始まりがわかると宇宙物理学者たちは考えたようです。

その際の説明によく用いられる図を示します。

図3

似たような図として、次があります。

図4 出典:悠久の世界

時間を遡るといって、10-32秒くらいまで計算できるようですけれども、それよりゼロに近づくと物理的な意味合いがなくなるようにどこかで読んだ記憶があります。

で、気付いたのが図3や図4は、冒頭に示した図2の”時”の線分の左右を反転したものと同じだということです。つまりは、宇宙物理学分野の理論物理学者たちは、意図せず「宇宙の起源ではなくて、時の現在を計算していた」ということです。

 

ある科学者は相対性理論に出てくるE=mcについて、次のように述べています。

君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり、物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面に過ぎない。

二つの次元を持つ幾何的な平面を考えてみたまえ。この面が君の視線に対して直角をなすとき、君はそれを平面と感じる。これはその実体の物質面をあらわす。次に君がその面を九十度ほど回転させると、その面は君の視界から消えて一次元のみとなる。これはその実体のエネルギー面だ。君はその面をとり変えたわけではない。ただ観点を変えただけだ。技術的に言えば関係位置を変えたのだ。一定の物体に含まれていると思われるエネルギーの量は、一定の観測者にとって質量エネルギー軸を中心にそれがどれくらい回転したかにかかっているのだ。別な関係位置から同じ物体を見ている別な観測者は、まったく異なる量のエネルギーを見るだろう。

我々の空間に対して別の次元軸があって、そこにある一つの実体が投影されることで、映像として物質と運動が表れることが述べられています。ここで、時間は量ではないので速度[LT-1]やエネルギー[ML2T-2]など時間[T]を含んでいる値は時間を含まない運動と呼称しています。

図5

ある科学者の言葉をまとめます。

  • 物と事は一つの実体の異なる面に過ぎない。
  • 物質と運動は、一つの実体の異なる面に過ぎない。
  • 時の現在と過去は、一つの実体の異なる面に過ぎない。
  • 物質はエネルギー[ML2T-2]に転換するし、逆にもなるというが、本当は一つの実体の異なる面に過ぎない。

今述べたように運動は時間を含まない「事」の総称です。運動の一形態として速度、加速度、波、エネルギー[ML2T-2]などがあります。波の一つにソリトン(孤立波)があります。ソリトンには素粒子が含まれます。ですからソリトンである素粒子の質量をGeV/c2として計算するのは間違っています。

で、宇宙論において、全質量を次式で計算した場合を示します。

m=E/c

エネルギーEにも光速度cにも時間[T]が含まれます。その際、計算を簡単にするため、0を”無”、1を”有”としますと、上記の割り算において、t=0の結果は次の4つの場合に限られます。ただし、ビッグバン宇宙論における、理論式がどのようなものか、管理人はわかっていませんが、多分結果は同じであろうと考えます。

  1.  1/1 → 有、有限、収束
  2.  0/1 → 無
  3.  0/0 → 不定、不可、不能
  4.  1/0 → 無限大、無量、発散

1.の有限な値として整数、実数、有理数、無理数など、何らかの物理的意味合いがありそうですが、2.以外は意味を持ち得ません。遡れるのは10-32秒くらいまでになります。そもそも時間は量ではありませんし、岡潔が云うように時間は時の現在を含みません。いかなる理論も循環ですから、4つの内の一つにならざるを得ませんけれど、ここに虚数が含まれていません。自然が別の次元軸からの投影による映像だとすると虚数を考える必要がありそうです。右検索欄で”ゼータ”で検索すると10件ほど過去記事が出ます。ここらあたりから12進法の数学が関係しそうです。

 

実のところ、観測結果はあるものの理論物理学者たちは、自身が何を計算しているのかわかっていないというのがかなり滑稽です。

ところで、ある科学者が云った「一つの実体の異なる面に過ぎない(別の次元軸が存在する)」というのをミクロに適用する不確定性関係に行き着きます。何のことはない10-35辺りが限界であるというのも納得です。

図6

物質と運動は一つの実体の異なる面に過ぎないのですから、質量と運動は、同時に決定できないのです。

 

因みに、最近仏教について調べていますが、仏教では有限、不可、無量という言葉がよく使われます。昔の偉い僧侶は、苦難の末に図2に示す時の現在について考えた結果を経典に記したのではないかと想像します。割り算の結果は4つに分類されますので、考えてみれば極簡単な話です。

それと、唯識論に出てくる第8識?とされる阿頼耶識は記憶(情報)と関係するかも知れません。ヲシテ文献でいう、ミヤビ(ナサケヱダ、アワレヱダ)の部分に相当しそうです。かといって、第6意識は間違いです。目・耳・鼻・口・身までを第1識~第5識までのどの順にあてるかの根拠がありません。

情・知・意の内、知と意は第1の心です。だから、知・意とされるのです。知識も意識も言葉で言えます。より基礎になるのはではなくて、の方です。だから、視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚というのです。2021年6月19日「研究 は知識の量や理論の複雑さとは無関係

 

ビッグバン宇宙論に関連する過去記事です。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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