原子のクーロン力と「単極誘導モーターに生じる力」の関係

管理人が行ってきた単極誘導モーターの各実験は、いずれも微弱でした。過去の記事「書きたいことはあるけれど」には次のように書きました。

「弧理論による原子模型では引力と斥力が拮抗しているわけです。この2つの力は、例えて言えば、引力が10,000で、斥力が10,001な訳で、外部には差である「1」がかろうじて現れているからです。」

この点を少し補足します。

弧理論の考え方は古典的です。波動関数は出てきません。「電子が波であり、確率的に存在する」というのを否定しています。この点について。

図3 原子模型の2次元描像図1

のように3次元物理空間(M軸)に対して直交するエネルギー軸(E軸※)上にある実体がM軸に投影されることによって基本物理量である「質量と位置」が決定します。このときのM軸への投影角が90度であれば観測者に対して”静止”していることになります。90度以外の角度であればM軸に投影された線分Efy(図1)がM軸内での”運動※”になります。

投影角がさらに深くなると電子はM軸から見えなくなります。(質量を計測できなくなる。)M軸内において、次元を失うからです。そして投影角がゼロになると電子の”運動”が光の速さとなり、質量は測定できなくなります。これが量子力学でいう「波動」だと考えられます。


※:これまでの物理学で用いられるエネルギー[ML^2T(-2)]とは異なります。時間[T]が含まれる物理量は弧理論では使えません。従って”運動”も運動量[MLT(-1)]は使えません。自然科学では「運動は時間に比例して起きることが大前提」ですが、「運動は時間から求め、時間は運動から求めている」以上、自然科学は本当の意味で時間を決定したことがないからです。自然科学は古典的範囲でのみ正しいと考えられます。

五感でわかるスケール表1  自然科学は赤い括弧の範囲にしか適用できない


 

図1において、E軸上の実体がM軸に投影される際に、ベクトルEfyは「積分を伴って回転投影」され、M軸上ではEfxとなって現れます。  注:「積分を伴う回転投影」については、右リンク先の「第3起電力のエネルギー源について(第2版)」を参照ください。

このEfxが回転力であって、単極誘導モーターの力だと考えています。

さて、図1において、回転の中心にあるのは原子核です。原子核には正の電荷を持つ陽子が存在し

原子モデル図2

のように陽子と電子の間には、クーロン力が働いています。古典的原子半径において、陽子と電子の間に働くクーロン力は

F=kq1q2/r^2    式1

であって、-8.2×10^(-8)Nになります。この原子に働く重力が-3.6×10^(-47)Nであることを考えるととてつもない強さだとわかります。 注:静電気の例題1解答を引用しました。符号のマイナスは引力を表す。

図1のEfxは軌道の接線方向に働く力です。電子を放置すれば陽子から離れていきます。つまり、運動Efxは”斥力”だということです。そして、原子核と電子に働くクーロン力(引力)と回転力(斥力)が拮抗して電子は軌道を維持します。これが弧理論による原子模型です。 古典的には「軌道にある電子の速度が光速度を超える。そんなことはあり得ない」から「実験的事実である波と粒子の性質をうまく表現する努力をした」訳で、結果が「量子理論」というのが歴史の流れです。

で、電子の原子における回転軌道面が一方向に(ほぼ)揃っているのが、永久磁石だと考えています。つまり、磁石は巨大な単原子だということです。そしてクーロン力(引力)と回転力(斥力)のわずかばかりの差異が磁石の周囲に現れる。これが単極誘導の現象だと管理人は理解しています。

図7 生じる力の磁石方向の図3

例えていえば、「富士山頂にある小石の高さをモノサシで測って、たかだか数cmだ」と言っているのと同じです。まるまる富士山の高さを抜かしているのです。

そして、過去記事にも少し書きましたけれど、単極誘導の現象を適切に応用すれば「放射能を無効にできる」のではないかと管理人は考えています。  有害な放射線を放つ放射性物質を単極誘導モーターの中心に配置し、適当な回転を与えることによって分裂あるいは分解を制御できるではないかというのがアイディアです。常識的には、放射性物質の半減期は絶対変えられないと教えられてきました。しかし、核内の力の均衡が外部に出ていると考えるならば原子内部に潜む核力の一部を制御できるかもと考えるのには、一定の合理性があると思います。  核分裂や核融合などの手荒な手法を用いなくてもよいということです。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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