単極誘導とLCR回路 どちらが難しいか

単極誘導は、N machine を代表とするフリーエネルギー研究の代表的分野ですけれど、基礎的な研究が長く放置されており競争相手が居ないので、研究を続けるのは楽だと感じています。 一方で、コイルやコンデンサーを用いたLCR回路でのフリーエネルギー研究は深く研究されてきた上に、一般常識の壁もあって難しいと思っています。 「デゴイチ」について、再現性は問題ないとのことながら「ノウハウはいろいろあるでしょう?」とお聞きましたところ「ある」とのことでしたから、技術的に複雑な議論は単極誘導より多いのではないかと思います。

弧理論の考え方では「磁石は巨大な単原子と同じ、原子核の陽子と電子はほぼ同じ数存在し外部からは中性であるが、磁石外部にわずかに現れるのが単極誘導だと考えている。微弱であることは問題ではない」という主旨のことをお伝えしました。

また、管理人は、ジェット気流が単極誘導の現象ではないかと推測していて

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地球の自転方向とジェット気流が真逆であって、反作用がどこかへ消え去ったようだとお伝えました。

管理人が行っている研究は、当初観念的理念的なものから、次第に基礎的な実験に行き着きました。一般的に常識とされる知識を含めて少しずつ習得しながら単極誘導によるフリーエネルギー機構を見いだしたいというのが希望です。 やはりカギは単極誘導の非対称性にあります。 単極誘導の現象は難しいように思えますが、行き着くところ古典力学・19世紀の運動「作用と反作用」に関する研究を単極誘導相手に行っているに過ぎません。 相対論も素粒子物理も関係ない、実に古典的な問題が「五感でわかる」現象として存在する。それが単極誘導だと感じています。

因みに

五感でわかるスケール

人の「五感でわかる」範囲は、表の赤い括弧で括った内側です。 量子力学・素粒子物理も相対論のいずれも、表の左右両端のことを扱っています。 自然科学は「時間・空間」を扱います。時間が問題です。 弧理論は「エネルギー・空間」を扱います。 自然科学は「エネルギーの量を正しく計れていません。」 自然科学は古典的範囲(赤い括弧の内側)では概ね正しく「エネルギーの量を計れている」ように見えますが、本当は定義されていない「時間」をもとにエネルギーの量を計っているので正しくないようです。 右リンク先「自然科学から弧理論へ」を参照ください。  「自然科学は間違っている」 「時間が問題」 「五感でわかる必要がある」・・・・いずれも 数学者岡潔の言葉です。

 

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単極誘導(銅円板を固定した場合) を掲載

昨日の実験動画において、やはり基本を押さえておくべきと考えました。単極誘導で銅円板を固定した場合の実験を撮影して動画サイトに掲載しました。

これまで何度も記した「ファラデーの単極誘導」は次のような現象でした、

tankyoku12

端面を磁極とする円柱状磁石(図の例では上面をS極とする)に対して、同軸上の導体円板を配して軸回りに、上から見て時計方向に回転させると、中心軸と円板の外縁部に誘導起電力(中心軸がマイナス、外縁部にプラス電圧)が生じる。 このとき、

1 磁石を固定して円板を回転すると誘導電流が流れる。
2 円板を固定して磁石を回転すると誘導電流は流れない。
3 磁石と円板を一緒に回転すると誘導電流が流れる。

という現象です。 上記は、一種の直流発電機であって逆に電流を流してやれば直流モーターになります。これが単極誘導モーターです。 3番の項目が不思議な現象として紹介されています。
今回は、2番目の項目を実験しました。

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動画1  単極誘導(銅円板を固定した場合)

これまで言われてきたことを確かめたのですが、特にノウハウはなくて、DCモーターとネオジム磁石の振動がガルバノメーターに影響を与えないように気をつけただけです。台にシリコンシートを敷きました。  どれくらい回せるか試したところDCモーターの定格一杯にネオジム磁石を回したところ11,000rpmまで回せました。今回は5,440rpmでした。ガルバノメーターは意外と微弱な起電力も感知しますので、起電力が生じているならば5,540rpmでも針が振れるはずです。

で、昨日の実験

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動画2  単極誘導による銅円板Bの同期回転について

と併せて考えると、「銅円板(B)を固定してネオジム磁石(A)を回したとき、(B)に単極誘導の起電力は生じないが、(A)の回転運動により(B)に回転トルクが生じる」 ということになります。まったく理解不能です。

今はこのことを記録の上、記憶し追求しません。

 

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単極誘導による銅円板(B)の同期回転について を掲載

とあることを確かめたかったので簡単な実験を行ったところ、意図せず「回転するネオジム磁石の近傍にある銅円板」がネオジム磁石と「同方向に回転する」ことがわかったので撮影して動画サイトに掲載しました。

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比較のためにアクリル円板を近傍に置いてみましたが、銅円板(B)と同じだけの回転は生じませんでした。8g以上ある銅円板が磁石の回転による風圧で回るとも思えませんので、銅円板(B)に生じた単極誘導の結果により銅円板(B)が回転したのではないかと考えます。 常識的な結果ではありますが、意外と誰も指摘していないように思います。  それにしても、なぜ銅円板(B)は回るのでしょうか?

例によって、確かめたかったことは、思惑通りの動作はしなかって残念でしたけれど、予想の外で発見があってよかった。

 

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放電を用いた単極誘導モーターにおける作用と反作用 を掲載

動画サイトに「放電を用いた単極誘導モーターにおける作用と反作用」 を掲載しました。

先日、うまく撮影できなかった放電を用いた単極誘導モーターの力学的特性について、なんとか撮影できましたので、掲載しました。

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まったく常識通りの結果でした。  一度は確かめる必要がありましたので、これでOKです。

電子の運動にかかる反作用がかなり重い単極誘導モーターを揺らせるのですから結構すごいことです。

 

 

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放電を用いた単極誘導モーターの作用と反作用

実験の多くは失敗する訳で、こちらに載せることはないのですけれど、今回の実験は記録しておきます。 うまく行ったかどうかは主観ですから。

今回の実験ですが

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放電を用いた単極誘導モーターで、作用と反作用を調べたかったので、モーターを0.2㎜ポリウレタン線で吊り下げました。中心を(-)、外側の金属リングを(+)とする20kv半波整流電圧を印加したものです。  放電は反時計方向に回転します。ポリウレタン線のねじれによって放電の回転に対する反作用を観察しましたが、明確にはわかりませんでした。

吊り下げた銅円板と磁石が前後左右ねじれの静止に5分~10分必要です。 放電を30秒ほどの間継続・切った様子を観察。 反作用によるねじれを明確には判断できませんでした。 放電自体の(曲げ)に要する力は微々たるものですから、別の違ったアイディアによる実験が必要のようです。

以前記録したように

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地球の自転がジェット気流により維持されていると考えたとき、気流の反作用は「どこかに消え去った」ように見えます。 自転の方向と年間を通して西から東へ吹くジェット気流は真反対で、どう考えても合点がいきません。 そこで、管理人は単極誘導に関する力学的な考察と実験を続けています。

最近思うのですが、地球の自転はひょっとして地球内部のマントル等の対流に起因する可能性を考えています。なぜならジェット気流が(反作用がない)単極誘導であるならば、マントルの対流も(反作用がない)単極誘導に基づいていると仮定しても何ら不自然ではありません。なぜそのように考えるかというと、ジェット気流は気体であって固体に比べて圧倒的に比重が低いからです。  地球の自転に対して抵抗にしかならない大気や海流の動きは地球の自転を遅くするはずです。 どう考えてもジェット気流には何かあります。マントルの対流によって自転が維持されていると考えることは合理的に思えます。

追記

管理人の単極誘導に対する研究の姿勢は、弧理論の考え方からきています。 「磁石は巨大な単原子である」 「単極誘導の現象は、磁石の中心(重心)位置にある原子核と磁石近傍に位置する自由電子との相互作用である」という考えに基づいています。 極微少な原子の世界は「粒子であり波である」という側面は、弧理論の基本である「E軸・M軸平面(エネルギー軸・質量軸)」にて説明可能です(不十分ながら)。 弧理論の考え方は古典的な描像に近いです。 つまり、周囲に確固たる足場がない空間で電子が原子核の周囲を周回しエネルギーを放出せずに安定している仕組み(反作用のない回転運動)は、そのまま単極誘導の現象に現れていると考えています。それが具体的にはジェット気流なのではないかということです。 右リンク先「自然科学から弧理論へ(数学者岡潔:自然科学は間違っている)」を参照ください。

 

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電磁誘導における作用と反作用 を掲載

昨日の記事にあげた電磁誘導の現象では、力学的に作用・反作用が成り立っているはずだと記しました。 ちょっと調べてみたけれど誰も検証していないようなので、実験してみました。

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動画1 (電磁誘導における作用と反作用)

管理人は実験が嫌いなのですけれど、結果が予めわかっている実験は安心できます。当初、ネオジム磁石の往復運動一回でコイルが少しは動くと予想していましたけれど、まったく動かないので撮影できないかと思いました。 ネオジム磁石とコイルの動きを同期させればコイルが反作用を受けていることが理解できるので良しとしました。

磁石の運動(力の作用) => 吊されたコイルの運動(力の反作用) + 電磁誘導の起電力   という関係だと理解しています。

動画1の場合、コイルの自重により反作用を受けており、磁石の往復運動に同期することでコイルの振幅が大きくなりました。そして、一部が電磁誘導の起電力となっています。 この現象では、力学的作用反作用は成り立っていることになります。運動の第3法則あるはニュートンの第3法則というようです。

電気磁気学において、なぜ力学的な検証をしていないのか不思議です。皆当たり前すぎて誰もやらないのでしょうね。

 

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単極誘導モーター実験1-4 を掲載

動画サイトに単極誘導モーター実験1-4を掲載しました。

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動画1 (実験1-4)

磁石は上面をS極とし、台に固定しています。銅円板は回転軸を(-)、外縁を(+)として、スズメッキ線を使用。  メッキ線が画面向こう側へ弾かれながら振動し、銅円板は時計方向へ回り出します。 常識的に見て銅円板の回転に対する反作用をメッキ線が弾かれることで受けているように見えます。

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動画2 (実験1-2)

過去に掲載した単極誘導モーター実験1-2です。 磁石は上面をS極とし、銅円板とともに回転できます。 銅円板は回転軸を(-)、外縁を(+)として、スズメッキ線を使用。  動画1と同様にメッキ線は画面向こう側へ弾かれながら振動し、銅円板は時計方向へ回り出します。 こちらも動画1と同様に銅円板の回転に対する反作用をメッキ線が弾かれることで受けているように見えます。

 


電磁誘導について、力学的な解釈は次の通りだと考えられます。

dennji36磁石を動かすことでコイルに対して仕事をし、仕事の一部がコイルの誘導起電力となります。 磁石とコイルは接触しません。磁石の運動に対して、(磁力線が介在し)コイルに働きかけます。コイルは(管理人は確かめていませんが)磁石の磁力線から力を受け、置かれた台が反作用を受けているはずです。コイルが(磁力線から)受けた力と台が反作用を受けた差がコイルに誘導起電力として現れます。力学的には、磁石とコイルの間には「磁力線が介在」することで、作用と反作用は成り立っているはずです。  たぶん暗黙の了解なのか、磁石とコイル間の「作用と反作用」を確かめる実験を見たことがありません。 ご存知でしたらお教えください


 

次に、単極誘導モーターでの力学的な「作用と反作用」について考えます。

動画1では、磁石は固定です。 銅円板に電流が流れたとき、磁力線が介在することで銅円板が回転するならば、磁石が反作用を受けているはずですから、メッキ線が弾かれる理由がわかりません。 何の作用(どういう仕組み・何に対して)メッキ線が弾かれているのか理解できません。

動画2では、磁石は銅円板と一緒に回転しますから、磁力線が介在しても反作用を磁石が受けることで回転することは出来ないはずです。 ここでもメッキ線が弾かれることで銅円板が回転しているように見えます。

動画1と動画2や他の実験においても、メッキ線が弾かれる強さを比較したことはありませんけれど、管理人の経験ではメッキ線が弾かれる強さは、どの実験でも差は感じませんでした。 実験ごとに条件が異なりますので、強さを比較しても意味はありません。 ただ経験的には、単極誘導モーターの回転トルクはメッキ線が受けていると思います。

動画1も動画2も「反作用はメッキ線が受けているように見える」のですが、電磁誘導のように、単極誘導モーターにおいて、どうやったら「磁石と銅円板の間に磁力線が介在し」結果として、メッキ線が反作用を受けることができるのか。管理人には理解できません。

続間違いだらけの物理概念のp137~「磁力線の運動に対する疑問」に次のように書かれています。  「磁力線の速度は定義できない」 し 「要は導体の運動である」と。   まったく、その通りだと思います。 管理人は、観察者と導体円板の相対的な回転運動に起因する。そして、導体円板は磁石の近傍に位置する必要はあるが、磁力線は関係ないと考えています。 これまでの説明は一見正しいように見えるけれど、何かがおかしい。何かが変。

 

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放電を用いた単極誘導モーターの実験 3 を掲載

放電を用いた単極誘導モーター3を動画サイトに掲載しました。

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↑(動画1) は

中心の銅円板を電極Aとし、外側の金属リングを電極Bとします。

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動画2 の

後半、食酢の実験において、中心の磁石を電極Aとし、外側の銅板を電極Bとします。

動画1で、電流の経路は、電極A~放電~電極B   動画2の食酢での電流の経路は、電極A~食酢~電極B  です。

動画2の食酢での実験で、管理人は電流の向き(+)(-)を変えたときの違いをきちんと確認していません。たぶん動画1ほどに顕著な違いはなかったと記憶しています。 もっとも食酢は、電気分解で電極に析出があるのと、電流は次第に増加しますので、(+)(-)を変えただけでは同じ条件になりません。(電極を同じ面積で同じ形状の新しい電極に交換が必要です。) ですから、食酢の渦が時計方向と反時計方向で異なるかどうかの判断は難しいです。

はたして、放電以外の単極誘導モーターにおいて、時計方向と反時計方向で回転の強さに差異があるでしょうか。 少なくとも放電を用いた単極誘導モーターは、回転方向によって差異があることは確かです。

 

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放電を用いた単極誘導モーターの実験 2 を掲載

放電を用いた単極誘導モーターの実験2 を動画サイトに掲載しました。


放電を用いた単極誘導モーター その2

 

先日公開した

その 1の

動画では、単極誘導モーターの回転軸から給電しました。 今回は、単極誘導モーターである電極Aの外縁部の真横から給電しました。(その2)の画面左上、電極Aの左上45度付近に銅線を接触させたものです。

結果は、1とまったく同じになりました。 事前にわかっていたことながら実際に試した方が納得できます。  巻き込みの強さは、(その2)は(その1)とまったく同じで、かつ時計方向と反時計方向の巻き込みの差も同じでした。

時計方向と反時計方向での巻きのみの差異について、実は9月末に掲載したリポートには、弧理論からの考察を書いていたのですけれど、あまりに奇抜で自信が無かったことから考察を削除して観察結果のみを掲載しました。 実験の進展状況を見て考察の掲載を判断したいと思います。

2014/10/11追記  これまでに、上記の実験と同様(回転方向によって強さに差異がある)の報告をご存知でしたら、コメントかメールでお知らせください。

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単一の現象だけ取り出すのは難しい

解説するサイトですので、繰り返しになります。 実験を始めて来年2月で2年になりますが、管理人が行った一連の実験について時間が経って次第に管理人の思い違いや誤りがあることに気づくとともに理解が深まってまいりました。



実験1

は、よく知られた「銅円板と磁石が一緒に回転する」単極誘導モーターです。

電磁誘導は、コイルと磁石の間に磁力線が介在して誘導現象を起こします。力学的にも作用反作用が成り立っていることを実感できます。

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ところが実験1は、磁石も銅円板も一緒に回転しますので(力学的に)1.反作用はどこへ行った?2.磁力線が介在しているなら磁力線は空間に固定されているのか?(空間に固定された磁場:磁界が反作用を受けている?)といった疑問がでてきます。 そこで管理人は



実験1-2

を行いました。常識的な結果ですけれど、反作用はスズメッキ線が受けていました。メッキ線が弾かれる振動を繰り返した後、ゆっくりと銅円板が回転し始めます。 反作用をスズメッキ線が受けているという観察結果に異論はありませんよね?

式1

図起電力の式

は、銅円板と磁石がもつ磁束密度の関係を示しています。 発電機に電流を流すとモーターになるとされますので、式のとおりモーターを解釈するならば「銅円板と磁石」は「磁石の磁力線が介在」して回転することになります。

tankyoku12

一方でメッキ線が弾かれる運動は、メッキ線に流れる電流と磁石が持つ磁力線との作用により振動しているとも解釈できます。 あるいは、「単極誘導モーターに生じる力の反作用」+「メッキ線に流れる電流と磁石が持つ磁力線との作用」によるのかも知れません。 この実験では、分離できないと考えられます。

次に行ったのは、



実験1-3

です。この実験も実験1-2とおなじで、ただ銅円板を固定したものです。 いくつかの実験を端折りますが



実験3

にたどり着きました。ここで特徴的なのは、プラス電極である赤のクリップを銅円板の外縁に取り付けたことです。電流は銅円板の回転軸を通っていません

実験1-2では、銅円板が回転し始めてメッキ線が弾かれる幅は少し小さくなっています。 しかし、銅円板が固定された実験1-3から幾つかの実験も含め、実験3までにおいて、「メッキ線が弾かれる強さ」に差がありませんでした。 数値化してませんので証明はできないのですが、経験的に差はありませんでした。 メッキ線が弾かれる強さは、銅円板が固定されている状態でプラス端子が回転軸の中心にあっても、外縁にあっても同じ強さだった訳です。 ただし



実験3-2

は、メッキ線が銅円板に直接当たっていませんので条件が異なり、同一とは認められません。

結局、メッキ線が弾かれる現象が、「単極誘導モーターに生じる力の反作用」か、「メッキ線と磁力線との作用」なのか、それとも両方が加算されたものなのか判別できません。

一連の実験において、ご意見をくださる方とのやりとりで、管理人が磁石周囲の磁力密度の測定方法を誤っていたことに気づきました。そうすると、磁石中央部において磁束密度がゼロの環境で上記実験を行うことはできないということになります。ということは「単極誘導モーターに生じる力の反作用」と「メッキ線に流れる電流と磁石が持つ磁力線との作用」の両方が加わった結果だと考えて良さそうです。 もっとも「単極誘導モーターに生じる力の反作用」を磁場が受け持っているということを管理人は信じていませんが。

さて、

単極誘導モーターに生じる力の解析の

実験6(動画の3:49~)において、磁石(小)・磁石(中)・磁石(大)での弾かれる強さを比較しました。装置は実験4で用いたもので、電流と電圧は同じ設定です。磁石(小)はネオジム磁石(Φ10×50:576mT:30g)、磁石(中)はアルニコ磁石(Φ20×90:200mT:205g)、磁石(大)はアルニコ磁石(Φ20×150:250mT:368g)です。 いずれも磁石中央部で弾かれる強さを計っています。

結果は、

グラフ3 実験6の振動幅のグラフ1のようになりました。

磁石の強さ(磁極端面での磁束密度:カタログ値)は、 磁石(小)>磁石(大)>磁石(中)

磁石の弾かれる強さは、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  磁石(小)<磁石(中)<磁石(大)

質量は、         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  磁石(小)<磁石(中)<磁石(大)

装置の設定は同じですから、磁石中央部の磁束密度の違いだけです。弾かれる強さが「単極誘導モーターに生じる力の反作用」と「メッキ線に流れる電流と磁石が持つ磁力線との作用」の両方が加わったものだとしても、「メッキ線に流れる電流と磁石が持つ磁力線との作用」は、磁石の強さに比例するはずです。

「単極誘導モーターに生じる力の反作用」がメッキ線を弾くことがなかったとしても、実験6による「弾かれる強さ」の違いは説明できないと考えます。むしろ、磁石による弾かれる強さの違いは、「単極誘導モーターに生じる力の反作用」が含まれていると考えるのが妥当だと思われます。そして、この結果は、式1をモーターに適用した場合に適合しないのではないかと思います。

初めてご覧の方に。弧理論によれば、「単極誘導モーターに生じる力の強さが磁石の強さ、かつ磁石の質量に比例する」のは、単極誘導の現象が「磁石の原子核と磁石近傍に位置する自由電子の相互作用」だと考えているからです。

以前から聞かされていたことながら、単一の現象として取り出すのは非常に難しいことだと思います。  それにつけても、単極誘導の現象は「(式では)力学的に作用反作用が成り立っていない」ようなのに、百ン十年以上も放置されていることの意味を考えてしまいます。

 

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