音楽や絵画は物の量と関係がない 抽象 である

前回の記事は難しかったです。

プラスチックや塗料でできた統計あるいは確率とは関係ありません。

 

同様に、ピアノの音を聴くであるピアノとは関係がありません。何故ならばピアノの音はオーディオ装置の音で代用できるからです。

 

花瓶に生けてある植物も絵画に描かれた植物も同じです。

これらの間にあるのは、物と 抽象 である「事」です。

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物の量との関係が希薄な「事」を 抽象 という

以下の記事は難しいです。前提からです。

ある科学者の言葉

ある科学者の言葉をまとめると「自然は別の次元軸からの投影による映像」です。すると「は一つの実体の異なる面に過ぎない」訳で、物と事は必ず「」として現れます。例外はありません。

ですから、物と事は互いに規定し合う関係にあります。どちらか単独では、言葉で言えないし、決して意味価値もわかりません。当然、意識も出来ません。

 

物と事

物には量があります。事とは、動き、運動、出来事であって、管理人は事の質と呼んでいます。参考記事です。

これまでに拾い上げたを示します。


物については、次の3つです。

  • 陽子、中性子、電子の3種類のみ

事の質(動き、運動、出来事)には次があります。

  • 角度、時間
  • 速度、流速
  • 加速度、躍度(加速度の時間変化)
  • 圧力、気圧
  • 温度
  • エネルギー
  • 波、音
  • 波動(時間の観念を含む)
  • 孤立波(ソリトン)
  • ソリトンの一種である素粒子
  • 電磁波、光子
  • 確率
  • 情報(記憶)、知識、統計、確率
  • エントロピー
  • お金、 etc

注:素粒子の質量はGeV/C2で求められますが、光速度cには事の質である時間が含まれていて正しくありません

また、多数観測される素粒子は孤立波です。粒子とされますが事(運動:波)の一種です。ですから、素粒子の現れ方は統計や確率に従います。


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自然とヒトの心 10年分のまとめ

2010年から研究を始め、2015年頃より参考資料を元に 自然 とは何かヒトとは何かを考え続けてきました。参考とした資料は以下。

  • ある科学者の言葉
  • ヲシテ文献(ホツマツタヱ、フトマニ)
  • 数学者の岡潔の言葉
  • 仏教(Buddha、如来)
  • 本居宣長
  • ほか

凡そ10年分をA4サイズ1枚にまとまました。入れられたのは精神科学と社会科学の基礎となる部分です。それと物質科学の一部です。

解説は省きますけれども、ご興味があれば印刷して頂いた上で、気になる語句について、当サイト内右の検索窓にて検索して該当する記事をお読み頂くと有り難いです。

但し、当サイトの記事は、教科書や参考書と異なり「わからないもの」を追求する過程を記しておりますのでトータルとしてお伝えしたいことを汲み取って頂けると幸甚です。

(現在、記事件数は1070件ほどあります。最近の記事を優先してお読みください。よりまとまっていて、簡潔になっていると思いたい。)

 

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全ては「対」になっている  善意 も悪意も、希望も失望さえも

自然の仕組みと働きについて考察して来ました。その結果、ヒトのわかり方が仏教の如来に同じであるとわかってきました。但し、下に示した(3.)より後の「わかる」を示しています。

少し説明します。

ヒトがわかるのは、物と事です。この場合の「わかる」を理解とか物の理と言います。その表れが時間空間である訳です。以下が、それらのわかり方順番です。

  1. 物がわかる
  2. 動きがわかる。出来事がわかる。事がわかる。
  3. わかった物と事を音韻に割り当てたのが言葉。これより以下、言葉で言える。
  4. だから、物事の意味がわかる
  5. そうして、物事の価値がわかる
  6. 最後に物事を意識してわかる

この仕組みによれば、全ては「対」となって現れることがわかっています。しかも、そのパターンは二通りあります。

図1 往復(振動)と循環(ループ)

言葉の仕組みは図1の通り、2つを組み合わせに過ぎません。これが言語の要素(エレメント)です。どれだけ複雑な理論、思想、あるいは哲学であっても同じです。この構造について、お気づきの通りネットワークの要素だとわかります。 続きを読む

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空間 は意識できるけど、数学で扱うことは出来ない

前回の記事で書き漏らしたのでメモします。

 

物と事と 空間 が「わかる」順番

数学者の岡潔は、「空間は量的質的にない」と言いました。同時に「空間はわかる」としました。では、なぜ空間はわかるのか、というお話です。

前回の概要(「わかる」の順序)を示します。

  1. 物がわかる
  2. 余白として 空間 がわかる
  3. それから事(動き)がわかる
  4. 物と事を音韻に割り当てられる(これが言葉:ここからの領域)
  5. 物事の意味がわかる
  6. 物事の価値がわかる
  7. 物事を意識してわかる

結果として、ヒトは

  • 空間がわかり、物と事がわかり、意味と価値を伴って意識できる。物事を言葉で言える(と思っている。)

私たちの「わかる」と言う意識、認識とは順序がです。

 

存在しない空間

しかし、空間は量的質的にありません。それを模型で示しました。 続きを読む

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意識 にある階層構造とその問題点

最近、意識には階層構造があると感じて、幾つか記事を書きました。

 

2つの心

所謂、心理学で言うところの意識、無意識とは関係ありません

ヒトが持つ(わかる)と言う働きは2つあります。以下、2つを” ”「 」で区別します。

  • (わかる)=物が”わかる” + 事が「わかる」
  •  事とは動き:運動を言う
  • (わかる)を理解、あるいは物の理と言う

ヒトが(わかる)順を示します。

  1. まず、物が”わかる”
  2. 次いで事が「わかる」、動きが「わかる」
  3. 物と事が揃って、初めて言葉で言える
  4. 言葉とは知識、記憶、情報である

これまでに示したとおり「物が”わかる”」から「余白として空間わかる」のです。

誰でも「空間はわかる」と思っていますが、順序が違います。

数学者の岡潔は次のように述べています。

  • 情的に「物が”わかる”」と言うのがなければ、一切は存在しない
  • 空間は量的質的にない

量的質的にない空間がわかるのは、岡潔の言った「情」の働きにより「物が”わかる”」からです。その余白として量的質的にない空間がわかるのです。

それから順に2.事(動き:運動)が「わかる」のです。

 

言葉、知識、記憶、情報

物と事が揃って、初めて言葉で言えます。これが「知」です。知識、記憶、情報です。

ところが、知識、記憶、情報は単なるネットワークに過ぎません。 続きを読む

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ファラデーの単極誘導と 重力 は直交することの説明

先日の記事にて、単極誘導の現象と 重力 直交しているとの考察を示しました。

 

電磁誘導と単極誘導は直交

前回の復習を兼ねて説明します。電磁誘導と磁石の磁場(磁界)との関係は以下です。

図1 磁石が持つ磁場

これに対して、実験で確かめた単極誘導の性質をまとめると、(多分)楕円双極によるとしました。

図2 磁石が持つ楕円双極(4種類の発散トーラスの内、2つを組み合わせて出来る 右回転と左回転がある)

丁度、磁石を取り巻く力線は2種類あって、図1に図2を重ねたものの様です。

図3 2つはほぼ区別できないが、各々独立して存在する 楕円双極は電子原子核との相互作用

  • 電磁誘導(磁場) ⊥ 単極誘導(楕円双極)

但し、単極誘導の現象は、本質的な回転運動(円運動)です。一方で電磁誘導は、往復運動(吸引と反発、振動)の現象で、力は回路に生じます。 続きを読む

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電磁気現象 についての3つの疑問と電磁気学の歴史

電磁気現象 について、今でも解決に至らないとされる問題があります。

3つの論文

  1. ファラデーのパラドックスを考える ~回転する棒磁石の磁力線は磁石と一緒に回転するか~ 唐沢 好男(2025.04)
    「磁界は磁石に固定されているか。それとも空間に固定されているか。」
  2. 電子波で見る電磁界分布 【 ベクトルポテンシャルを感じる電子波  】外 村 彰(2000.12)
    「磁場を横切る導線に生じる誘導起電力が2つの本質的に異なる方法、「ファラデーの電磁誘導の法則」と「ローレンツ力」で求めることができるのはなぜか」
    →磁界を閉じ込めた磁石の近傍を通る電子波は磁石から影響を受けて干渉縞を作る。これはベクトルポテンシャルによる。
  3. ファインマンも解けなかった問題を解明 ~ファラデーの電磁誘導の法則とローレンツ力はなぜ同じ起電力を与えるのか~ 国立大学法人筑波大学 計算科学研究センター小泉裕康(2017.08)
    「電子の運動を量子力学的な波動関数で記述し、電場、磁場の代わりにゲージポテンシャルを用いることにより、電子の量子状態を表す波動関数の位相因子の2重性により繋がっていた結果であると示した。」

注:電場・磁場は物理学で、電界・磁界は電気工学で用いられる用語で同義語です。

この3つは、物理学として扱うか電気工学として扱うかの違いはありますが、別々に考えているからわからないのか、それとも本質的な問題なのでしょうか。

 

弧理論での見解

これまでに、3つの疑問に対して、それぞれに検討し多くの記事を書いてきました。 続きを読む

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電磁気現象 は「物と事」の両方にまたがる(重力との関係を考察する)

電磁気現象 の内、ファラデーの単極誘導の現象について、過去250本以上の記事を書いてきました。参考記事です。(本記事は読みにくいですが、ご辛抱ください。)

 

電磁気現象を物と事にわける

どうも、 電磁気現象 両方にまたがって現れる現象です。ただ 電磁気現象 には、教科書で示されるより、高い対称性があると考えてきました。

その前に前提です。

  • ヒトがわかるのは物と事(動き:運動)図1
  • 物と事が揃って、初めて言葉で言える
  • 物には、事にはがある
  • 言葉には「1、2、3、4」と言ったがある
  • 数には2種類ある(物の量にかかる数、事の質にかかる数)

 

ここで、電磁気現象を出来るだけ、物と事に分けてみましょう。

電磁気学は電子の挙動に関して記述しています。但し、電磁気学が成立した19世紀後半において、原子の構造はわかっていませんでした。 続きを読む

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人は、なぜ「 空間 」がわかるのか?

自然科学は間違っている

数学者の岡潔は、「自然科学は間違っている」として、概ね次のように述べています。岡潔思想研究会ホームページ、講演録、「自然科学者の時間空間よりのまとめです。

  1. 自然科学者は、初めに時間、空間というものがある思っている
  2. 自然科学者は、時間、空間とはどういうものかと少しも考えていない
  3. 自然科学者は、五感でわからないものは「ない」としか思えない
  4. (時間空間を)仮定とも思っていないから、それについて検討することはしない
  5. 自分がそう仮定しているということにさえ気づかない。それについて考えるということができないというのは、ひどい無知
  6. 時間空間は簡単な模型であって、自然そのものではない
  7. 空間の方はまだ良いが、わかりますから。時間の方はわからない
  8. 時間というものを表わそうと思うと、人は何時も運動を使う。直接わかるものではない
  9. 自然科学は単なる思想の寄せ集め

自然科学者の問題は、「自分が(自然は(わかる)と)決めつけていることに気づいていない」「そう仮定しているということにさえ気づいていない」点にあります。

 

時間は問題だが

岡潔は、空間はまだ”わかる”が、時間の方が問題だと述べています。

管理人は「時間とは何か」を考えて次の通りと結論しました。(時間について、2014年3月から101件の記事があります。)

  • 時間とは、過ぎ行く運動記憶によりヒトが抱く観念に過ぎない

時間は物質の運動の記憶に基づく観念に過ぎません。 続きを読む

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