定性と定量

2013年から2014年はじめまにかけて、管理人が行った単極誘導モーターの実験の結果をまとめたところ、ファラデーの単極誘導モーターに生じる力は

  1. 磁力線あるいは磁束密度とは関係がない。
  2. 接点あるいは接触する面に生じる。
  3. 電流の経路には関係がない。
  4. 磁石との距離に逆比例する。
  5. 磁石の中央部分、重心付近が最も強い。
  6. 磁石の質量に比例する傾向にある。
  7. 火花放電が起きないときの方が強い。

ということでした。  一般に物理現象であることを証明するには「定性と定量」があり、管理人が示した上記は定性的な性質を示しています。 各々について、さらに検討すべきことを含んでいるのは承知しいています。それは厳密性と定量化ということです。 1.でいえば、実験において回路を貫く磁力線を最小にする工夫をしましたけれど、実際にはゼロではありませんでした。 厳密にゼロにして試すことで本当に1.が常に「Yesと言えるのか」を確かめる必要があります。 そして、もう一つが定量化です。

「定量」とは文字通り量を定めることをいいます。基本的な物理量を組み合わせることで「量を定める」必要があるということです。

基本となる物理量には「長さ」「質量」「時間」があり、それぞれの次元は[L][M][T]で示され、単位はSI系(国際単位系)ならば、メートル(m)、キログラム(kg)、秒(s)で表されます。 基本物理量には、その他幾つかありますが省略します。 そして、組み合わせた物理量には、速度v、加速度a、面積Aなどがあります。 これら物理量については、こちらこちらが参考になります。 これら基本的な物理量から上記の性質を決定することが必要となる訳ですが、ここで問題があります。

管理人はこれまでの考察で次のように考えてきました。 .自然科学は間違っている .宇宙・自然の姿を旨く捉えるには12進法の数学システムが望ましい。 過去記事や右ブログロールにあるサイトを参照下さい。

①.について、これまでの考察の結果、基本的な物理量だと信じてきた時間(t)は使えないということが分かりました。何故なら「運動は時間から求め、時間は運動から求めている」からです。 弧理論の考え方により説明すれば

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真のエネルギー値Eと質量mと運動Pの間には、位相θが介在し、時間は E、m、P 並びにθから求めるべき副次的な量であって基本物理量ではないということです。 因みに図にある円弧の半径Lは可変長であって、消去されると思われますので、最終的に図の式は

iE=f(P,m,θ)

になると考えています。

上の式から我々が今まで馴染んできた時間(t)に相当する量がどのように求められるのかは、今のところ見当がつきません。もしかしたら、弧理論による「陽子・中性子・電子を含む完全な原子模型」ができるまで決定できないのかも知れません。 ただ、上の式から時間(t)は真のエネルギー値Eに比例するのではないかという気がします。漠然とそんな気がします。そうだとすると時間は複素数になってしまうので「?」となります。 ここで、運動Pは古典物理学の運動量Pとは異なるものです。運動量Pの次元は [M][L][T(^-1)]です。時間を含みますので使えません。

 

②について、過去記事により、「物理現象は整数である」し「物理現象は2πより360度に馴染む」ことが分かってきました。  弧理論の考え方に従えば3次元物理空間に現れる現象は、仕組みから「最小単位となる現象は離散的になる」はずであり、かつ「空間を等しく分割するには12を基本とする」12進法の数学システムがより自然に馴染むらしいことが分かってきたということです。前回の記事「角度と進数」を参照ください。

管理人はこれまでの記事やレポートで19世紀あるいは18世紀にまで戻るべきだと記してきました。 まとめた上で、具体的にどうすべきかを書くと上記のようになります。

管理人は、自身のことを偶々「ファラデーの単極誘導モーターの実験を行った」とは考えていません。 想像してみてください、スーパーで買い物して12進法によるお金を出して、お釣りはいくらですか?12進法の加減乗除できますか? 管理人は19世紀の不便な世界に戻ろうと言っているのではありません。 ここで述べているのは「オールリセット」です。数学の天才も小学生と同じスタートラインに立つことです。  荒唐無稽に思えますけれど、現実のことと受け止めるならば、上記の2つが如何に大変なことか想像できると思います。

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Φ について

2010年より研究しています。
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