重力と電磁力 との類似点について

2017年9月9日の記事で、「電磁誘導と ローレンツ力 はなぜ同じ起電力を与えるか~ とね日記よりメモ」を書きました。電磁誘導と単極誘導は、誘導起電力に差がなく、まったく区別が付きません。ですから、数式では、2種類の起電力の和になっています。

式1 右辺は、電磁誘導と単極誘導の和になっている。

上記「とね日記」を読んでも意味がわかりませんでした。2種類のものを量子論的に言い換えただけに見えました。----古典電磁気学で見られた2つの本質的に異なる方法での奇妙な一致は、電子の量子状態を表す波動関数の位相因子の2重性により繋がっていた結果----  これでは本質的な解決とは言えないと思います。何か直感的に”わかった感”がないのです。

 

2013年から2015年にかけてファラデーが発見した単極誘導のうち、主に単極誘導モーターにかかる作用・反作用の実験を30回あまり行いました。そのうちの幾つかを動画サイトに掲載しています。よろしかったらご覧ください。 一連の実験を通して感じたことは、以下でした。

図1

化学は、19世紀中頃に周期律表が完成して以後、20世紀初頭、原子核が発見されるとともに、修正を受けました。(◎印で示される部分。) ところが、電磁気学はマクスウエルが出した方程式群をヘヴィサイドやギブスらによってベクトル表記されて以後、原子核発見の際に修正を受けていません。(実際は、それ以後にローレンツLorentzによって、さらに改変されているようです。図2参照)

図2 改変されてできた電磁気学から相対論へつながった

電磁気学は、ローレンツによって改変されたけれど、修正は受けていないということです。 で、力の統一は困難を極めて現在に至るわけです。

 

ここで、単極誘導モーターにかかる作用・反作用の実験を通じて、考えたのは、「単極誘導は、磁石を構成する原子核と周囲を運動する電子との相互作用ではないだろうか?」ということです。 考察の結果、加速度には2種類あるのではないかと考えるようになりました。

ベタな表現ですけれど、同じ加速度でも2種類あって「回す」と「回る」では異なるのではないかということです。「回す」とは、回転運動させる為の機構が必要な運動と云うことです。例えば、内燃機関は、「吸気、圧縮、爆発、膨張、排気」という往復運動を回転に変換します。

図3

これが電磁誘導に当たります。直流のブラシモーターもブラシレスモーターも交流誘導モーターも磁石の吸引・反発を回転運動に変換する機構を持っています。

対して、単極誘導によるモーターは、ブラシ(接点)は存在しますが回転させる機構を持ちません。直接に回転運動を起こします。(空間が持つ本質的な回転運動と云っても過言ではないという気がします。何故なら、電磁気現象が別の次元軸からの回転投影だと考えているからです。)

homopolar motor

写真1 水銀を用いた単極誘導モーター

この実験と考察を通じて、 2018年6月29日に「楕円磁場による 重力理論」を書きました。これでは、なかなかわかり辛いので、2018年9月10日に「重力の 加速度 は遠心力と区別できない。重力は回転運動と深い関係にあるはず。相対性理論では納得できない。
を書きました。 これをまとめたのが下図です。

図4  重力と電磁力 の類似点

当たり前のことのようですが、重力と遠心力による加速度には差がありません。これは何故か? 誰も疑問に思わないほど当たり前です。しかし、よく考えると理由がわからないのです。 重力と遠心力が釣り合うのは何故だろうか?

同じく、電磁誘導と単極誘導に関して生じる加速度に違いがあるのでは?との疑問に至ります。その結果が前出の仮説です。ですから、重力は空間が持つ本質的な回転運動に起因する現象なのではないかと考えました。

 

で、思い当たるのが以下です。

ベクトル表記では、「加速度がある」としか表示されないということです。この表記の起源は電磁気学の成立過程で編み出されたものです。管理人は、ルードウィッヒ・ローレンツLorentzが原因ではないかと疑うようになりました。

”ベクトル”の歴史を少し調べてみました。(ベクトル小史) するとギブスの名前があがってきました。トム・ベアデンの手紙の内容と少しずれるのかどうか、よくわかりません。もしかしたら、ヘヴィサイド・ギブスらの表記は非対称であったが、後にローレンツLorentzが対称に改変したのかも知れません。どなたかご存じであればご教示ください。

 

いずれにしても、重力遠心力による加速度電磁誘導単極誘導による加速度における類似性を強く感じます。管理人の中では、重力は単極誘導に近い現象ではないかとの思いがあります。(もっと云えば、研究開始当初からスカウトシップは単極誘導の応用だと感じています。本当にそっくりです。)

 

改めて、図1を掲載します。

電磁気学において、磁気の起源は、原子を構成する周囲にある軌道電子にあります。管理人の実験での感じるところによれば、単極誘導は、原子核を構成する原子核との相互作用ではないかと感じます。すると20世紀初頭に原子核が発見された当時に、電磁気学が修正されるべきは、単極誘導による部分であったかもと思います。そうすれば、冒頭に記した「とね日記」の記事に抱く「わかった感のなさ」は解消します。

因みに、電磁気学の教科書には、単極誘導に関する記述は申し訳程度しか記載されていません。ファインマン物理学〈3〉電磁気学 (日本語)において、単極誘導は、約300ページの内、1ページほどです。扱いが不当に小さいです。

 

余談です。過去、外村彰氏による実験「電子波で見る電磁界分布 【 ベクトルポテンシャルを感じる電子波 】」を何度か取り上げています。外村氏の実験は、電子線(波)が磁石近傍を通過するときベクトルポテンシャルが電子波を曲げる現象をとらえたということです。 電磁気現象はもっと基礎的な何かが元で起きているらしいことはわかっています。それがベクトルポテンシャルそのものか、スカラーポテンシャルかもとかなり考えたのですが、わかりませんでした。何も出て来ませんでした。

現在の”力”を統合できない状態の原因が相対論であり、遡って電磁気学にあるというのは、ほぼ確定です。研究開始当時から単極誘導は不当に小さく扱われている。無いものとして扱われていると主張してきました。もっと真剣に検討すべきです。教科書を勉強してわかったつもりではいけないです。電磁気現象に何かあるというのは確かです。単極誘導に関する一連の実験から何年も経ちました。けれども、あれ以来誰も実行した人はいないと思います。ニコラ・テスラも何度か記事に書きましたけれど、失意の元亡くなった後に遺された資料の中には、単極誘導にかかる研究資料が必ずあったはずです。現象が微弱だから意味が無いということはありません。

何故かフリーエネルギーに関する考察は進みません。本記事のように重力に関することが先に出てきます。何故なんだろう。重力に関して考察すると別の次元軸を考えるしかありません。

写真2 空間(風船の表面)に対して伸縮しない光速度を物差しとするのが相対論

量ではない時間を光速度に置き換える相対論はそもそも間違いですから、相対論は論外です。するとどうしても別の次元軸からの投影という仕組みの内に重力を考えるしかないのです。(重力をうまく説明するには、上に示した金属の物差しを風船の表面に直交に配置するしかない。=別の次元軸)

自然が別の次元軸からの投影だとするとフリーエネルギーの基本原理はわかるのに具体的な仕組みに落とせません。”運動Pの相対性に帰結する簡単なこと”であるはずなのにわからないというもどかしさがあります。

動画1

 

Φ について

2010年より研究しています。
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