そもそも単極誘導は理解されていないのではないか

管理人は2012年頃からファラデーの単極誘導について、ネットで調べたり書籍を購入して読んだりした上で、2012年末頃より、実験を始めました。 特に参考にしたのは1989年発刊のパリティ4巻12号p80-83に掲載された霜田光一氏による「やさしくて難しい電磁気の実験」でした。 動画サイトにはあげてませんけれど、いくつかは実際に確かめました。

その他に参考にしたのはパリティ編集委員会編の「続間違いだらけの物理概念」丸善(株)にある、今井功氏による「磁力線の運動に意味があるか?」(p123-142)です。 管理人は数学ができませんので、読んでも分かりませんでしたけれど、「磁力線の運動は明確に定義できない」ことや、単極誘導が「磁力線が動くか動かないかはまったく問題外で、要は導体の運動である」と説明されていました。

その他の資料を総合して自分なりに考えてみましたけれど、結局、管理人にはこれらの説明が理解できませんでした。 どこか腑に落ちないのです。 しかしながら、調べた資料のいずれも「単極誘導の起電力は磁力線の密度に比例する」という点は同じでした。たとえば「続間違いだらけの物理概念」では、

図1 単極誘導概念図

単極誘導は図1のように示されています。(注:同書にある図に管理人がモーターの場合を想定して注釈をつけたものです。)  軸対称の磁場の中で軸対称の導体が共通の対称軸のまわりに回転する場合において、AとBの間に起電力が生じるというもので、閉じた回路A-L-Bには電流が流れるというものです。

図1では一般的な軸対称の回転体について書かれていますけれど、過去記事にあげた電気磁気学の教科書の図ですと次のようになります。

電気磁気学教科書図2

教科書・図2では、回転体は円柱形の磁石を用いて説明しています。 これまでに管理人が調べた上で理解したことを図1と図2を比較ながら考えます。

図1では回転体が卵形ですので、回路A-L-Bの接点Aが回転体に沿ってZ軸方向へ移動すると生じる起電力は変化します。理由は、回転体の形が卵形ですので半径が変化するのと同時に回路を貫く磁力線の数が変化するからです。 一方教科書・図2の中の第11.9図では、接点A1の位置が回転軸Zの方向に移動しても、回転体の半径aは変化しません。 また、回路を貫く磁力線の数は「あまり」変化しないと思われます。はっきり断言できる訳ではありませんけれど、一般的には磁石の端面(磁極)や端面の角から多くの磁力線が出入りしているけれど、磁石の側面からはそれほど磁力線の出入りはありません。

magnet7fe2f

ですから、接点A1がN極角から遠ざかりS極角付近に到達するまでの間は、回路A1-C1-A2-A3を貫く磁力線の数は、それほど変化しないと判断してよいかと思います。

繰り返しますが、管理人が調べた資料で述べられているのは「単極誘導の起電力は、回転体の角速度ωと半径r(またはa)、磁束密度Bに比例する」ということだと理解しています。

マクスウェル方程式から導かれた式1

clip_image002では、単極誘導において、式1の第1項はゼロですから、第2項を具体的な回転体に置き換えたときに、式1は教科書・図2の式(11.24)

U=Ba^2ω/2 ・・・・・式(11.24)

になるということです。 ですから、上記の式が正しいならば教科書・図2において、接点A1がN極角から離れて、S極角付近に到達する間に起電力はそれほど変化しないと考えた訳です。

言い換えると、式の通りだとすると、起電力は  N極付近 ≒ 磁石中央 ≒ S極付近  であり、一般的に発電機はモーターにもなるので、教科書・図2のような単極誘導モーターを作れば、モーターに生じる回転トルクは発電機と同様に  N極付近 ≒ 磁石中央 ≒ S極付近 なると理解できます。

ここまでが(管理人が実験を始めた頃の)前提です。 管理人の理解が他の方の理解と同じかどうかは分かりません。

実際のところ、資料ごとに説明が微妙に異なっています。「続間違いだらけの物理概念」では、起電力は軸対称な回転導体に生じるとありますが、別の資料では回路を構成する線路に生じるというのもありました。

単極誘導モーターで、磁石も一緒に回転しているのでは反作用はどこへ行った? 磁力線は磁石に固定されている?いや空間に固定されている? 磁力線は運動するのか運動しないのか? そもそも回転運動とはいったい何か? などなど、調べるほどに分からないというのが、大方の人に共通する認識ではないでしょうか。 そもそも単極誘導は一部の専門家にしか理解されていないのでは?  単純に、なぜこれほどに苦労して解釈しなければならないのか。 もっと素直な理解の仕方があるのではないかというのが、当初からの疑問でした。  調べるうち、やがて実際は、100年以上前に、意図して放置されたらしいことが分かってきました。

 

 

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どうもカギは「接点」にあるようだ

昨日の記事の続きのような話しです。

かなり昔のこと、どこかで読んだ記憶によると、考古学者は出土する鹿の角で作られた釣り針がどのように作られたか分かっていませんでした。 ある研究者が実際に、当時の道具を使って鹿の角を加工して釣り針を作ってみたところ水をつけて擦るとよく削れることに気づきました。実験考古学が発達する切っ掛けだったようです。

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そういえば、管理人も子供の頃にレンガの欠片を平らなコンクリート面に擦りつけて削ることでハート形のペンダントを作ったことがあります。当然、擦る面に水をつけていました。なぜ水をつけると旨く削れるのか、水をつけることをいつ知ったのかも記憶にありません。

DSC02322写真は自然石を加工したもの(某所より)

 

刃物を研ぐときも砥石に水をつけます。耐水ペーパーも水を使います。金属を切削するときは切削油を使います。バイトの刃先に切削油をつけることで、熱を奪うことは理解できてもバイトの刃先と金属の間に油が入るとよく削れるのかを理解している人はほとんどいないと思います。 管理人もよく分かりません。

同様の例は幾つもあります。 潤滑油(油が入るとなぜなめらかになるのだろうか?)、接着剤、セロハンテープ(選択的に粘着する)、電気分解(常温核融合やHHOブラウンガスもあり?)、トランジスタなどの半導体、細胞膜(選択的に透過)・・・・などです。 そういえば過去に、セロハンを使って浸透圧の実験を行ったことがあります。

結局のところ、物質AとBの接触する点、あるいは面に「何か」が起きるという点においては、すべて同じということになります。 AとBが固体であれ液体であれ、あるいは気体であっても同じことです。

表1

これらの現象はすべて表1の赤い矢印のあたり、物質を構成する原子・分子の間に起きる現象であるということです。 勿論のこと、ファラデーの単極誘導モーターに生じる力も回路に起きなくて「接点」に生じています。

単極誘導モーター 実験1-2

単極誘導モーター 実験3

 

表1の右端、天文学や宇宙物理のことは、あまり信じられません。(過去記事:天文学には致命的な誤差があるかも知れない

また、表1の左端、素粒子物理学は、弧理論によれば素粒子は200種あろうが、300種あろうが本質的な問題では無いようです。(弧理論の考え方によれば現象が離散値をとることと関係があります。)

どうも本当に大事なのは「接点」にあるようです。 表1の赤い矢印のあたりの現象だということです。 常識的な結論ですけれど、

20140419古典電磁気図1

図1の赤だけでなく青の領域も入れた「接点」を対象にしていることは言うまでもありません。

 

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閉塞していると感じる理由

何気なく、日々世界は進歩していると思っていますし、マスコミでもそのように伝えられています。 各技術はますます高度で複雑になっています。

最近では従来のハイビジョンTVの4倍の画素数を持つ4Kテレビが売りですし、スマートフォンも普及しています。yd_aiba2

光通信の技術も量子暗号による盗聴や改ざんができない通信技術が実用化の兆しです。img_04_05

マイクロプロセッサでは、インテルのCore i7プロセッサはトランジスタの数にして7億7400万個に達しています。

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しかし、一方で多くの人が「世界は閉塞している」と感じているようです。 管理人も最近まで感じていました。 著しい進歩があると喧伝される科学技術になぜか魅力がないのです。

弧理論の研究を続ける内に、なぜ内向きに鬱々とした閉塞した感じを持つのかが何となくわかってきました。

先日も解説した「五感で分かるスケール」では

表1

人間の五感、すなわち「視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚」は、概ね赤色の括弧で括った範囲を感じることができます。 そして、それら現象の大本は原子・分子の構造に由来していることが分かります。 表1でいえば赤色の矢印の部分の仕組みによって、人の五感が捉えられる現象を形作っている訳です。 ところが、現代の物理学は表1の右端にある超巨大構造と左端の極微小構造の解明に向かっています。

これまでの考察によれば

201404224分の1に削られた所謂、古典電磁気学あるいは電気工学が大学で学生たちに教えられるようになったのは1800年代後半のようです。 フリーエネルギー研究者のトム・ベアデンが米国エネルギー省エネルギー先端研究局長官あてに送った手紙によればそのころまでには、科学者たちが上表の①(負のエネルギー状態)と②の領域と、③の領域を削除したらしいことが分かってきました。

①、②、③のいずれの領域も3次元物理空間の現象が「不可視」の何かが原因で起きているという考え方を表したものです。 なぜ、このような言い回しをするかというと、当時の電磁気現象を研究していた物理学者は、あらゆる観察を通してして感じていたであろう「空間が持つ性質」について、たとえば「電気的緊張度」というような言葉で表現していて、今日我々が持っている電気磁気現象を数学的に捉えている感覚とはかなりかけ離れたものだったように思うからです。今でこそ、ベクトルポテンシャルは物理現象であると理解されていますけれど、20年以上前には数学的な意味でしか理解されていませんでした。

上図において、各領域の詳しい説明は省略します。 お伝えしたいことは、電磁気現象は「電子の挙動」のみを扱っており上図で赤色の部分が電磁気現象に当たるということです。 つまり、冒頭の 4Kテレビもスマートフォンも光通信もコンピュータも、今日利用されているすべての電子機器が、この部分に入ります。

一方で、表の世界ではあまり認められない、知られていない世界(現象や装置)があります。 たとえば常温核融合・HHOブラウンガス、古くはテスラコイルやEMAモーター、Nマシン・・・です。

管理人が行ったファラデーの単極誘導モーターについての実験の結果、単極誘導モーターの現象は上図の赤と青の部分にまたがる現象らしいことが分かりました。  単極誘導の現象は「接点に生じる」ことと「原子核と接点にある電子の相互作用」であるようです。それ以外の合理的な説明はできないと考えています。

HHOブラウンガスについて、管理人はよく分かりませんけれど、

HHO gas Cell1

一般的に言えば、この装置や原理は「単なる電気分解」に過ぎません。しかしながら、常識的な知識は上図の赤色の部分であって、管理人が行った単極誘導モーターの実験結果のように、HHOブラウンガスの装置も上図の赤色から青色の部分へまたがる現象であるかも知れないのです。 ホームページや当ブログの過去記事においてファラデーの単極誘導現象は「原子力」の一種であると結論づけました。 何も原子力が核分裂や核融合だけだと限定する根拠は何もないはずです。 物質を構成する原子核と周囲の物質間を移動する電子の相互作用が存在しても何も不思議ではありません。それが上図の赤色と青色にまたがる部分なのです。

弧理論(Ark Theory)は上図のすべてを含みます。 電子の挙動のみを使って作られた「電子機器」は、冒頭のように非常に複雑で、一旦リコールが発生すると企業利益のほとんどが吹っ飛びます。 この複雑さについて、ある科学者は次のように述べています。


地球の科学者たちの精神が既成概念という鋳型で固められていることを知った。彼らは遠くまで進みすぎている。その結果、遠い道のりを後戻りしなければならない。私の言う意味を比喩によってもっとやさしく言ってみよう。科学知識を求める人間は木に登るアリのようなものだ。自分では上方へ登ってことがわかっていても、その視野は狭すぎて幹全体を見通せない。そのために幹を離れていることに気づかないで下方の枝の方へ移動するかも知れない。いっときはうまくゆく。自分ではまだ上方へ登れるし、進歩という果実を少しつみ取ることもできる。だがその枝が急に無数の小枝に分かれていろいろな方面に葉が散らばっているために本人はまごつき始める。反対の方向に散らばり始めていることに気づく。すると科学者は心によって受け入れられる知識の限界に近づいていることや、あらゆる物理的な法則は究極的には全く統計的なものになるという結論に達する。これは地下鉄の列車に乗って行くようなものだ。たぶん最後には目的地へ着くだろうが、どこへ行くのかがわからないために、同じ場所へ着くのにもっと短くて容易な方法があることを確かめることができない。   一部省略

正しくながめれば基本的な真理は常にかんたんで理解が容易なのだ。だから幹の上からながめれば枝は”枝”としてかんたんな理解の容易なものになるのだ。てっとり速く言えば、君らの科学が進歩し続けようとする場合に必要なのは、君たちが止まっている枝から幹との分岐点まで降りて、再び登り始めることだ。   一部省略

それを(注:宇宙船の飛行原理)説明するには基礎物理学の全く新しい原理を君に伝える必要がある。前にも言ったように、君たちの科学は一本の低い枝を知識の全体の樹木に替えていて、そのために科学がひどく複雑になっているんだ。そこでこの科学が実用面で応用されると、できあがった装置は手が出ないほど複雑になる。

君たちにとって最も必要なのは、自然の基本的法則または事実が全くかんたんだということを発見することだ。そうすれば君たちは現在不可能と思われる物事を容易に生み出すことができるだろう。


3t41044

現在、我々が持つ知識は、かなり偏ったものだということのようです。ですから、一見、進歩しているようでいて、できあがったものは酷く複雑でありながら、「100年以上の間、基本的には進歩していない」というのが本当のところなのです。ですから、テクノロジーの進歩といいながら、閉塞していると感じるのはもっともなことだと思います。 一言で言えば「高度である」から「複雑である」とは限らない。 要は「高度であるけれど簡単である」ことが必要なのです。

常温核融合やHHOブラウンガス、その他のテクノロジーが本当のことかどうかはさておいて、意図的に矮小化された物質科学(過去記事を参照)を、発達させるためには、この科学者がいうように登り詰めた「枝」を一旦降りてみることが必要だと思います。そして、その切っ掛けが「一般的には認められていない技術群」なのだと感じています。

認められていない技術群は、表1の赤い矢印の部分、原子や分子の振るまいの領域に関係するものであって、表1の右端や左端には無いということは重要なことです。 管理人が行ったファラデーの単極誘導モーターの実験は「接点で起きている」ことを鑑みると、原子間あるいは分子間での物質の働きにカギがあるらしいことが分かります。 枝の分岐点は19世紀初頭あたりにありそうです。

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物質とエネルギーの同一性

これまで、弧理論による物質やエネルギーについての考え方を弧理論(解説)サイトや当ブログに何回か記していますけれど、重ねて記します。

私たちはエネルギーについてよく知っているつもりになっていますけれど、弧理論への入り口(数学者岡潔の主張)に記したとおり、時間が問題であることが分かってきました。 簡単に言うと「運動は時間から求め、時間は運動から求めて」おり、自然科学者は「運動は時間に比例して起こると決めてかかって。そういう時間があると勝手に決めて、{時間・空間がある}としている」訳で、恐らく、古典的な範囲においては、自然科学は適用できるようですが、極大の世界や極小の世界には適用できないのではないか、というのが結論でした。

五感でわかるスケール図1

究極のところ、自然科学は時間を正しく捉えていないのであれば、エネルギーの量も正しく測れていないということになります。  エネルギーEの次元をとると

Eの次元  [M][L^2][T(^-2)]

ですから、時間Tが入っている以上、使えないことが分かります。 これまで分かっていると思っていたエネルギーが実は直接捉えていなかったいうことです。  そこで、直接捉えられないエネルギーについて、別の次元軸をとります。直接には測ることができないので、複素数の次元軸としてエネルギー軸を設けます。 エネルギーの真値をiEとすると

20140421静止図2

のようになります。 E軸上に存在する実体が我々のいる3次元物理空間であるM軸に投影されることで、物体が質量mを持って現れると考えます。 このとき実体は、M軸上にいる観測者に対して静止しているならば、実体はM軸に直交しています。 この角度90度を位相として、実体の持つ真のエネルギー値をE2(虚数値の実数分)とします。 なお、実体がM軸に投影される際には、「回転と積分を伴う」という弧理論の仮説を設けています。(第3起電力のエネルギー源についてを参照ください。)

次に、観測者に対して物体が運動している場合は、

20140421運動の状態図3

のようになります。 図3において、観測者が物体に対して運動をもつとき、実体はM軸に対して位相θを持っていて、このとき、実体の真のエネルギー値はE’となります。 すなわち、実体が持つ真のエネルギー値は、E2-E’だけ減少して、その分だけ物体が運動を持った訳です。 ですから、真のエネルギー値と物体の質量m、並びに物体が持つ運動は位相θを介して変化していることになります。

ここで、運動は、古典的な運動量Pとは異なります。古典力学における運動量Pの次元は

運動量Pの次元  [M][L][T^(-1)]

ですから、時間Tが含まれている以上、使えないことになります。そこで、真のエネルギー値が変化したことにより物体が持つ運動を_を付けて、運動と表します。

さらに、物体が閾値(しきい値)である光速度を持つときは

20140421光速度図4

のようになります。 実体がM軸と持つ位相θはゼロとなり、物体が持つ運動は光速度に相当する値になります。 図4において重要なのは、位相θがゼロであるとき、物体が持つ質量mが不定となることです。 図1において、複素数次元軸であるE軸上の実体が持つ性質が「回転と積分」を伴って投影されることで物体が質量mを持つ訳で、位相がゼロになることで質量は物性を失うと解釈します。この間の説明は、上記の弧理論への入り口に解説しています。

ある科学者は、次のように説明しています。


たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心に描くことのできない状態であり、そのための唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。

 

君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面に過ぎないのだ。


引用文の前半は、量子理論の前提についての話しです。図3と図4の比較により、物体がもつ質量mが速度を増すに従い我々が存在するM軸に、最初は垂直(90度)であったものが、0度の角度をなすことにより、我々から見えなくなる。次元を失う。あるいは物性を失うことによって、質量mが不定(計測できない)となることが分かります。

後半の話しは、相対性理論の有名な公式である E=mc^2 が数学の等号で結ばれる公式としては正しいけれど、実際の解釈は誤りであることを指摘しています。 ある科学者が言うように実際は、弧理論の考え方

clip_img153図5

のような考え方が、宇宙・自然の本当の姿をよく現していることを述べています。(注:弧理論の考え方は管理人のものではありません。発想の原点については、過去記事を参照してください。)

しかしながら、今のところ「弧理論の考え方」からは、物質が極小の世界において波動性を持つことを十分説明できません。 さらに検討が必要なようです。 それでも、一応のことろ極小の世界において、物質の性質が離散的になる理由は説明できそうです。(過去記事「現象は整数である」「物理現象は2πより360度に馴染む」を参照下さい。)

20140421積分7回図6

のように、最初の「回転と積分を伴う投影」によって、実体は質量mや各種のポテンシャルを持って現れると考えますが、物体の運動に伴って図6のように、M軸からE軸へ、E軸からM軸へと都合、6回の「回転と積分を伴う投影」が行われるようです。

弧理論の考え方によれば、たとえば、電荷を持つ電子の運動によって、M軸内には磁場が生じますし、磁場の時間的変化によって電場が生じます。 (3次元物理空間で90度回転して、「電場←→磁場」と交換したり、「単極←→双極」の交換をすると考えます。) 電場と磁場は、M軸内において、90度回転して現れるのはE軸とM軸との間に「回転と積分」があるとの考えによる訳です。  この間の事情についても、上記の「第3起電力のエネルギー源について」を参照下さい。

矢張り我々は、エネルギーの量を正しく測る方法を知らないようです。 弧理論の考え方に立てば、素粒子の質量を測るCERN(欧州原子核研究機構)のLHC(大型ハドロン衝突型加速器)の結果は、誤りであるということです。 何故なら、素粒子の質量の単位であるGeVの正式な表記はGeV/c^2であり、光速度cが入っているからです。 (勿論のこと光速度cの次元は[L][T^(-1)]で、時間Tが入っていますので使えません。)

 

 

 

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弧理論(Ark Theory)から見た古典電磁気

実験の方は進まないのですけれど、このサイトは弧理論の解説ですので、弧理論から見た古典電磁気について書きます。

弧理論によるE軸M軸の基本図形は 図1

20140419弧理論基本形

のような卍型をしています。 図1を右マンジというならば、左マンジは宇宙図に出てきます。 各部分が直角に交わっているというのは観測者に対して静止していることを示します。 弧理論で扱う原子模型は

図32ネガ

図2

のようになります。 90度で交わる箇所は1カ所もありませんので、陽子も中性子も電子もすべて運動を持っていることになります。

弧理論の基本形である図1から見た古典電磁気学を図示しますと

20140419古典電磁気図3

のようになります。電磁気現象は、M軸(3次元物理空間)にあり、縦に描いた破線を中心に左右対称、つまり、陽子と電子の電荷は量が同じで極性が反対であるのみで、その他の性質は同じと定義されるわけです。

トム・ベアデンが米国エネルギー省(エネルギー先端研究局)長官に宛てた手紙によれば、1800年代前半までに種々の実験により確かめられた事実を、1860年頃J・C・マクスウェルが(非対称の)20の変数を持つ20の方程式群にまとめ、ヘビサイド、ギブスらがベクトル形式に書き、さらにローレンツが負のエネルギー部分を削除して対称な方程式にしたと記しています。 これらの関係を弧理論の基本図形に書き込むと

201404194分の1に削られた図4 となります。

M軸の赤い線分が古典電磁気学に相当する部分で、ローレンツが①の部分を削除するとともに、そのころは、よく知られていなかった原子核の陽子・中性子に相当する②の部分は③と対称をなすものと解釈されたようです。 なおかつ、ベクトル形式に表す過程において、ベクトルポテンシャルは数学的な概念として残されたけれど、スカラーポテンシャルは物理的な意味も数学的な意味もないと考えられてきたことになります。

しかし、2000年には実験によってベクトルポテンシャルが物理的意味を持つこと(電子波で見る電磁界分布)が確かめられるとともに、トム・ベアデンはスカラーポテンシャルも物理的意味合いを持つと主張していますし、過去には、ヘビサイドやニコラ・テスラが、空間からエネルギーを取り出せる可能性を見いだしていたと述べています。

トム・ベアデンは、少なくとも①や③の領域を研究しようとしていると考えられます。 管理人は、ベアデンが電子と陽子の非対称性(②≠③)については、まだ考えていないのではないかと思います。 ①の領域が左右2つに分けられるとの考えもないと思われます。

都合、歴史的に見て、図4の①、②、③の部分を削除することによって、古典電磁気学は赤線の部分のみを扱うことになり、数学的に綺麗な今日知られている4つのマクスウェル方程式になったのが、1800年代後半だと思われます。  ですから、弧理論から見た古典電磁気学は全体の1/4以下、1/6~1/8に縮小されたものだといえます。 勿論のこと、トム・ベアデンによれば、金融資本家の介入があって、矮小化されたというのが歴史的流れであった訳です。

ところで、数学者岡潔によれば「自然科学者は、五感で分かる」・・・五感で分からないものはない。 宇宙・自然の姿には、「五感で分からないものが存在するかも知れない」ということを考えたこともない自然科学者は、ほとんど原始人的無知だと述べています。(過去記事やHPを参照してください)

この話しを弧理論に置き換えると、エネルギーは直接捉えることができないから、次元軸として独立して捉え、M軸との位相として扱うことにより、質量や運動、あるいは種々のポテンシャルの原因が五感で分からないE軸に原因があると考える訳です。 勿論のこと管理人は、「電磁気現象の90度位相がずれて現れる」という特性を用いて五感で分かる現象としてE軸上の何かがM軸に現れると考えているわけです。

E軸上の何かがM軸に現れることで「五感で分かる現象」になる、最も近道がファラデーの単極誘導の現象だと考えています。 何故なら、ファラデーの単極誘導モーターの実験により、単極誘導の現象は「磁石の中心部分(恐らく陽子か中性子)と接点に位置する電子との相互作用」だと思われるからです。 つまり、単極誘導の現象は図3の青と赤にまたがる現象だと考えられるからです。

 

 

 

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UFO・宇宙人と弧理論(Ark Theory)

いつかは書かねばと考えていたことを、一つ書きます。

拙著:弧電磁気論(Ark electromagnetism)を2011年10月29日に出しました。 現在では実験を通して電磁気現象の範囲を超えるとして、弧理論(Ark Theory)という名称にかえていますが、元の資料は次の(あ)及び(い)の二つを解析することで執筆したものです。

(あ) ジョージ・アダムスキー(1952年宇宙人とコンタクトしたアメリカ人)が宇宙人からの情報として伝えたネガフィルムにある紡錘図形 図1

ネガフィルム

と金星人の足跡と呼ばれる図形。図2

足跡

この資料は中央アート出版より「第2惑星からの地球訪問者:久保田八郎訳」としてでています。

第2惑星からの訪問者

 

(い) ダニエル・フライ(1950年ニューメキシコ州のホワイトサンズロケット実験場に飛来した円盤に乗った)というコンタクトストーリーで、ユニバース出版から「私は円盤に乗った・・・驚異のホワイトサンズ事件:久保田八郎訳」としてでています。現在は絶版であり入手は困難です。

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管理人がHPや当ブログで所々、言葉を引用する「ある科学者」とはダニエル・フライがコンタクトした宇宙人アランのことです。

(う) 「弧電磁気論」は上記二つの原資料を解析することにより、二部構成になっています。 前半は、紡錘図形1を「縦軸をE軸、横軸をM軸(3次元物理空間)とする原子模型」として解釈したもので、後半は足跡の図形2を宇宙図として解釈したものです。  現時点で弧電磁気論を自己採点すると、前半の紡錘図形の解釈は100点満点として30~40点、後半の宇宙図の解釈は60~80点くらいです。 それでも、解釈の方向性は概ね正しかったと思います。

(え) 弧電磁気論の前半部分である紡錘図形(図1)の一部分について、より詳しく解析したものを「改訂版:電気磁気の配列」としてHPに掲載したのは、2012年1月でした。 「超効率インバーター(デゴイチ)」の動作原理である第3起電力仮説を弧電磁気論で説明しようと試みた初めてのレポートです。

(お) 2012年12月には(え)を更に深く考察した「第3起電力のエネルギー源について(考察)」をHPに掲載しました。 この考察を要約したものが、2013年11月に出た明窓出版の「フリーエネルギーはいつ完成するのか」に掲載されました。

(か) 2012年頃から「ファラデーの単極誘導」現象について考察を始め、2013年8月に「弧電磁気論による中性子を含まない原子模型とファラデーの単極誘導(考察)」をHPに掲載しました。

(き) 2013年2月からファラデーの単極誘導モーターについて、実験を始めて、2013年8月に「ファラデーの単極誘導モーターに生じる力の解析」をHP上に掲載し、その後詳細な解説をHPに掲載しました。 さらに2014年3月までに幾つか追加の実験を行いHPに掲載の上、解説するとともに、動画サイトにkodenjikiとしてアップロードしました。

(く) ネットでいろいろ調べる内に、現代科学の根幹である自然科学そのものが間違っているらしいことが分かってきました。 また、アインシュタインの相対性理論が誤りであるという主張のサイトが複数存在します。 「自然科学は間違っている:数学者岡潔」の主張と「相対性理論は誤りである:杉岡氏」の主張は、いずれも「時間」の取り扱いに問題があるという点で共通であることに気づきました。 そこでHPに「弧理論への入り口(自然科学は間違っている)」という解説を掲載しました。(2014年1月) 現時点において、解説は未完ですけれど、弧理論と既存の概念との隙間を埋めることができるものと思っています。(上記のいずれのレポートや論文も右側のブログロールにリンクがあります。)

 


 

(き)に示した一連の実験の結果、ファラデーの単極誘導モーターに生じる力は次の特徴を持つことが分かりました。

  1. 磁力線あるいは磁束密度とは関係がない。
  2. 接点あるいは接触する面に生じる。
  3. 電流の経路には関係がない。
  4. 磁石との距離に逆比例する。
  5. 磁石の中央部分、重心付近が最も強い。
  6. 磁石の質量に比例する傾向にある。
  7. 火花放電が起きないときの方が強い。

特に、5の「磁石の中央部分で最も強い」並びに6の「磁石の質量に比例する」というのは(か)に示した「弧電磁気論による中性子を含まない原子模型とファラデーの単極誘導(考察)」において、予想していたものです。 逆に、(あ)(い)の情報が存在しなければ予想できないし、事前に予想していなければ実験を思いつくことはなかったでしょう。)

単極誘導モーター実験8

一連の実験の結果分かったこと  1.~7.について、いろいろと検討する必要があることは承知していますけれど、管理人は実験により得た1.や5. あるいは6.は、新しい知見だと思っています。 古典電磁気学や量子理論で説明ができないと思います。  (不安定な接点を使う実験4や入手困難であることから追試が難しい実験7も、その他の実験も再現性はありますので、1.、5.、6.以外の結果も新しい知見だと考えていますが、より確実なのは1.と5.と6.だという意味です。)  注:これらの実験の追試を行われた方は、結果をご報告頂けると有り難いです。 また、従前どおりの説明で十分だというご意見がありましたらお知らせ願えると助かります。あるいは再現できなかったというご報告でもOKです。

実験8は使用する磁石や装置の加工精度、あるいは電源の設定などを同一にすれば、同じ結果を得ると確信しています。 つまり、実験8を含む各実験はマジック(手品)ではなく「物理現象」だということです。 使用する材料、装置の製作や電源の設定が同じであれば、月の裏側や火星で行っても同じ結果が得られるということです。 自室に実験装置を置いてあり、誰にでも見てもらうことができますし、不足する実験データがあるというならば提出できる状態です。

で、管理人が(き)で示した実験の結果が「物理現象」であること}、{実験が新しい知見を含んでいる}ことを認めることは、遡って原資料である(あ)及び(い)に何らかの事実を含んでいることを認めることと等価です。 また、管理人の実験の結果からして(お)の理論的考察にも一定の合理性があると考えます。

少し大袈裟ですけれど「実験の結果を認めることは、間接的にUFO・宇宙人が実在することを認めることになる」ということです。  しかし、実際のところ管理人にとってUFOや宇宙人について、どうでもよいことだと思っています。 お気付きのように、弧理論(Ark Theory)は一個人や特定の組織団体が占有または独占できないものです。万人のために、より良く利用することだけが与えられた条件だというのが、絶対なのです。

フランスの考古学者が南米の奥地にある奇岩ペドラ・ピンターダの近くで発見した太古の石器に刻まれた図形

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も同じ意味を持っていると考えてよいようです。 インド・チベットに古くから伝わる 卍(スヴァスティカ)なども吉祥の印とされる由縁だと考えられます。 ですから、管理人が実験をするずっと以前から現象は存在し、これからもずっと存在し続けるということです。 はっきり言いますと

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は、単極誘導現象を応用した装置・機体だということは、ほぼ確からしいということです。 ただし、現段階で詳しいことは分かりません。  以上が弧電磁気論を書いていた頃から、いつかお伝えしなければならないこだと感じていたことの一つです。 しかしながら、絶対の確信を持って進めているわけではありませんことをご理解下さい。

 


今日、多くのUFO目撃情報やコンタクト情報がありますが、この手の情報はほとんどが無意味であり、

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から得るものは何もありません。 ましてや

爬虫類型宇宙人レプティリアン

などといった情報から科学的知見は得られませんので注意が必要です。 ですから管理人にとって、これらの情報の内のごく限られた情報だけに価値があると考えているということです。

 

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電流の経路に関係ないことは確認できたけれど

ファラデーの単極誘導モーターに生じる力は、

  1. 磁力線あるいは磁束密度とは関係がない。
  2. 接点あるいは接触する面に生じる。
  3. 電流の経路には関係がない。
  4. 磁石との距離に逆比例する。
  5. 磁石の中央部分、重心付近が最も強い。
  6. 磁石の質量に比例する傾向にある。
  7. 火花放電が起きないときの方が強い。

というのは、2013年8月に発表したレポート以降、一連の実験の結果分かったことです。  今日、ある実験を行ったところ、単極誘導モーターに生じる力は「3.電流の経路に関係がない」ことを再確認しました。  でも、本来の目的である現象は確認できませんでしたので、今日行った実験の詳細は省略します。

上記の各項目それぞれにてついて、詳細な検討が必要であることは認識していまして、特に3についてもっと踏み込んだ考察が必要らしいです。  E軸と3次元物理空間であるM軸の関係について理解を深めるべきという意味ですが、今のところ手がかりがありません。 それにしても、極近いところに居るという気はします。

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教科書に書かれている単極誘導

管理者は一応、ン十年前に電気磁気学を履修しました。 今日たまたま学生の頃の教科書を開いたところ、単極誘導の記述に気づきました。 学生の頃に単極誘導を学んだ記憶がなかったのでちょっと驚きです。それに、鉛筆で磁力線をメモ書きしている。 若いときに単極誘導について、読んでいたことになります。それがこれです。

電気磁気学教科書

教科書はおよそ370ページありまして、単極誘導についての記述は、たったの1/2ページでした。

これまで、単極誘導について調べたところによりますと

clip_image002の式に従うとされていまして、第2項がそれにあたります。 で、上記の教科書の記述では起電力をU、磁束密度B、回転体の角速度をω、回転体の半径をaとすると

U=Ba^2ω/2 ・・・・式2

であると書かれています。 教科書の説明において起電力は、第11.9図の接点A1の回転半径aの二乗に比例し、かつ角速度ωに比例するとなっていまして、接点A1の磁極方向の位置に関係ないことになっています。 この起電力の式2はベクトル形式で表した式1の第2項を具体的に記述したものですので、同じ内容を表しています。

一方で発電機はモーターにもなります(管理者は、単極誘導について発電機とモーターが非対称ではないかと疑っていますが、ここでは別の話になります。)ので、管理者が行った単極モーターの実験は、動画サイトにあげましたように単極誘導モーター実験8(あるいは実験8-1)のように

磁極と磁極の間、中央部が一番回転トルクが大きいのです。 発電機に置き換えると中央部分が高い起電力Uを示すことに相当します。これは明らかに式1の第2項や式2に矛盾します。 マクスウェルが20の常微分方程式に表し、ヘビサイドとギブスがベクトル形式にまとめて、ローレンツが現在の4つの方程式にしたのが1800年代後半だと思われます。その頃に単極誘導の現象は式1で表現されるようになった訳ですけれど、これが間違っていたということになります。 いろいろ疑問はあることでしょうが、一度、御破算にする必要がありそうです。

参考に実験8-1もあげておきます。

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書きたいことはあるけれど

まとまった理論や実験のレポートは、ホームページに掲載しています。 これまで補足的な解説はブログに書いてきました。 ブログネタは幾つか抱えているのですけれど、十分こなれたものになっていないものですから、書きたくても抱えたままではあります。 いつまでも抱えていることができませんので、書きたいことのタイトルと注釈のみを記します。

  1. フリーエネルギー装置は、発電機よりもモーターが先。
  2. クオークの閉じ込めは本当か?
  3. 単極誘導の現象は何故弱いのか?
  4. 数学は101パーセントの積み重ねである。

1.について、現在の研究テーマは単極誘導モーターが主ですけれど、いろいろ考察や実験の構想を練っていますと、行き着くところ「反作用が無い現象」を実現することが必要であると分かってきました。で、この世界の研究者はもれなく、「発電機を作りたい、あるいは作った」と言います。 管理者としては、単極誘導モーターについて研究していますと反作用の無い現象であるモーターの実現が一番最初であるという結論になっています。そんなことあり得ないと思われるでしょう。 管理者も最近までイメージできなかったのですけれど、単極誘導で「反作用を伴わない現象」を具体的にイメージできるところまで来てはおります。実現はまだですけど。

2.について、弧理論(Ark Theory)の考え方によれば、粒子の基本形は「陽子・中性子・電子」の三種類です。

clip_img153観測者に対して静止しているとき、E軸上の実体はM軸に直交しています。それ以外のいわゆる素粒子群は90度以外の位相を持っています。90度以外ということは観測者に対して運動を持つということです。そして、弧理論においては3つの基本粒子は内部構造を持ちません。 素粒子物理学では、原子核反応「原子が崩壊して別の原子核になる」ように、素粒子が「崩壊して別の素粒子を生成する」とされています。  ところが弧理論においては、「陽子は消滅して別の素粒子が生成される」と解釈します。つまり、

・崩壊→生成 ではなくて、・消滅→生成 なのです。

管理者はこの点について、情報が不足しています。物理学者たちはこれまで、数々の素粒子が”崩壊”したのを直接観測したことがあるのでしょうか。 崩壊→生成 と 消滅→生成 とは同じだと思われるかも知れませんが違います。 上記の3つの基本粒子は内部構造を持たないからです。  そういえばン十年前、管理者が若い頃「単独で分離できないクオークは物質と言えるのか」という議論があったことを覚えています。それがやがては「クオークの閉じ込め理論」から、「ビッグバンの初期の段階でクオークは閉じ込められた」ことになったように思います。(前後関係や事実かどうか記憶は不確かです。) 物理学者たちは「宇宙のビッグバンから0.000ン秒後の様子を加速器で実現できればクオークを直接観測できる」と述べていますけれど、実現はできないと思っています。

3.について、昨年8月13日にサイトに掲載しました「中性子を含まない原子模型とファラデーの単極誘導(考察)右のブログロール参照」では、「陽子と電子間の引力及び2つの実体間での斥力」が拮抗することで電子は原子核を周回すると記しました。ファラデーの発見した単極誘導の現象は発電機もモーターも非常に微弱です。弧理論による原子模型では引力と斥力が拮抗しているわけです。この2つの力は、例えて言えば、引力が10,000で、斥力が10,001な訳で、外部には差である「1」がかろうじて現れているからです。 過去記事にあるトム・ベアデンの手紙にも、背景の空間に巨大なエネルギー流があると記されていました。ほとんど同じ考えとして、ベアデンは3次元物理空間の緊張度(ポテンシャル)からエネルギーが取り出せると考えているようですけれど、管理者はダメだと考えています。 過去記事にあるように「トーラスの外周半径(赤道)を無限大にしたレンズ状の力場」がカギを握ると考えています。

clip_img166

ご存知のように「渦」の発散はゼロですけれど、レンズ状の力場は外周(赤道)部分が無限遠に向かって開いていますので、外部とのエネルギーのやりとりが起きると考えています。

現段階では具体的な仕組みは分かっていませんけれど、超効率インバーターも単極誘導モーターのいずれも同じレンズ状の力場が関係していると睨んでいます。 まだまだ分からない状態で記事にすべきではないのかも知れません。 いずれにしても、単極誘導の現象が「原子核にある何かと周囲に存在する電子との相互作用である」という考えから「単極誘導の現象は原子力である」とした訳で、微弱ではあっても旨く制御すれば背景に潜む途轍もないエネルギーを運動として取り出せると踏んでいます。

4.について、マクスウェル方程式が電磁波を旨く説明したという歴史からして、「数学の勝利」という成功体験が忘れられないのではないかということです。 過去記事にあるように、万華鏡の中に見る映像を解析し続ける手段として、数学を用いて1パーセントを幾ら積み上げても、万華鏡の仕組みの解明には繋がらないということです。 万華鏡の映像を見せて、構造を解析するよう促したとしても、事前に構造を知らなければ仕組みを言い当てることは無理だと思うのです。いかがでしょう。

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