力は合成できる 物理学の問題点

学校で習ったとおり、は合成できます。速度も合成できます。これが運動の相対性です。加速度も合成できます。それで、前回の記事の通り、重力と遠心力は合成できます。重力の加速度と遠心力の加速度も合成(差し引き)できます。

 

図1 出展:力・速度の合成と分解(ベクトル合成と分解)

 

例えば、ロケットの打ち上げに際して、ロケットは重力の加速度(9.8m/m)に抗して、それ以上の加速度で上昇します。

図2 出展:人工衛星を打ち上げるためのロケットは、1段目、2段目、…と分かれている。なぜだろうか?

地球の自転方向へ向きを変えつつ、軌道に乗ります。すべて力、速度、加速度が合成できるからです。

しかし、合成できるからといって、重力は遠心力ですか?いいえ違います。何かが変です。変な言い方ですけれど、ロケットの打ち上げで言えば、ロケットを地球の周囲を回しています。「回る」ではなくて、必ず回す必要があります

どうも、遠心力は「回す」であり、地球の重力は「回る」に対応するのではないかと考えます。同じ加速度で区別はつきませんが、種類が違うのではないかと。

 

回る回すは違う現象ではないかと考えた切っ掛けは、電磁誘導と単極誘導の力学的な実験からでした。2013年2014年頃に電磁誘導の実験と主に水銀を使った単極誘導モーターの実験を行い、電磁気現象による作用と反作用は何処と何処に働くかを調べました。(参考:実験等の動画一覧

gif1 電磁誘導は、往復運動→交番電流だから、回転運動に変換した方が利用しやすい

電磁誘導や電磁誘導を使ったモーターは、便利に利用するために必ずブラシやFETなどを用いたスイッチング機構が必要です。これをベタな表現ですが「回す」と呼んでいます。レシプロエンジンやロータリーエンジンなどの内燃機関もブラシレスモーターも同じです。地球上のほぼすべての機械および装置は「回す」仕組みを持っています。

 

一方の単極誘導と単極誘導モーターは必ず直流です。次の写真は、ネオントランスの二次側電圧を半波整流後に平滑したものを中心電極に(-)、外電極に(+)を印加したものです。

写真1 装置の例:スライダック→ネオントランス→整流器→放電型単極誘導モーター

homopolar motor

写真2 放電を使った単極誘導モーター

homopolar motor

写真3

gif2 

単極誘導や単極誘導モーターは回す機構がありません。空間が持つ特性か、磁石の持つ本質的な回転運動だと感じました。

実験から何年も経って、段々と気づいたことです。

交番電流直流の違いはあるが、電圧として区別がつかないのは、一見同じであって、区別がつかない加速度でも電磁誘導での加速度単極誘導あるいは単極誘導モーターでの加速度種類が違うのではないかとということです。

 

このような前提がありましたから、冒頭の疑問につながったのです。結果として次のようなペアの状態があるのではないかと考えます。あくまで仮説です。

  • 電磁誘導での加速度A  単極誘導での加速度B
  • 遠心力の加速度A   重力の加速度B

AとBは区別はつかない、つまり、加減あるいは相殺できますが、別種ではないかというのが管理人の仮説です。

で、前回記事の疑問になります。

重力の加速度と遠心力による加速度は差し引きできます。だったら重力は遠心力ですか?

答えはNoです。いいえ、重力は遠心力ではありません。では、なぜ同じでないまったく異なる原因からの加速度が差し引きできるのでしょうか。これを相対性理論で説明できますでしょうか。

そういえば、特殊相対性理論という名称は後から名付けられたもので、原題はwikiによると「運動物体の電気力学についてZur Elektrodynamik bewegter Körper)」というものです。運動物体の電磁力学について A. アインシュタインの冒頭を読むと電磁気現象における運動の相対性に疑問を持つところから来ているようです。

しかしながらアインシュタインの疑問は(たぶん)電磁誘導の現象にかかるものが出発点であったのではないかと感じます。というのもアインシュタインが学んだころには、電磁気学はすでにヘヴィサド→ローレンツらによってまるめられた状態だったはずです。

図3

アインシュタインは、時間を光速度に置き換えて光速度を(宇宙に対して絶対不変の)モノサシとし、並進運動あるいは並進運動に加速度を伴ったものに着目するより、本質的な回転運動にかかる加速度に注目すべきだったのではと考えます。

マクスウェルによる原方程式群からルードウィッヒ・ローレンツの間にほぼ削除されたのは単極誘導の現象だったろうと感じます。カギはスカラーポテンシャルにないと判断します。事はもっと簡単だろうということです。

力、速度、加速度が合成可能なのは空間が持つ特性です。何も支点のない空間において、大事なのは回転運動です。

まったく異なる原因からの加速度が合成できる理由を相対性理論は説明できるのでしょうか。

合成できるという事を、はなから自明のこととしているのは、ニュートン力学も量子力学も相対性理論も同じです。岡潔は、自然科学者にとっての空間と物質について、次のように述べています。【2】空間と物質より。

自然科学者はこう思っている。「始めに空間と言うものがある」空間とは何か、全然わからない。しかし、それは問題にしていません。空間とは何かを問題にしないで、始めに空間というものがあるというのは相当な仮定には違いありません。その次がひどい。「その空間の中に物質というものがある」、とこう決めている。物質とは何かと言うと、「途中は少し工夫してもよろしいが、最後は肉体に備わった五感でわかるものが物質である」、こう決めてるんです。ではいかに工夫しても肉体に備わった五感でわかって来ない様なものはどう言っているか。「そんなものはない」と決めているのです。

これはほとんど原始人に近い幼稚な仮定です。しかもそう仮定して疑わない。仮定していることも知らないんです。

”肉体に備わった五感でわかって来ない様なものはどう言っているか。「そんなものはない」と決めている”という唯物主義もひどいですが、空間というものが何かというのを考えないのもひどいです。それがどういう訳か、特異点から26次元や10次元になるのはめちゃくちゃです。参考(理論で「ひも」解く宇宙

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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