現代 物理学 はアルキメデスの頃と変わっていない 物理学者に問う

学生の頃、相対性理論の教科書を見ても少しも相対的だと感じられませんでしたすべての物体の運動は相対的です。駅のホームに停車中の電車から見える景色は運動の相対性を実感します。

管理人の持っている相対論(平川浩正著:共立出版)の教科書には運動の相対性を論じているようには見えなかったです。

写真1

勿論、管理人の出来が悪かったからというのが一般的な評価であることは承知しています。

ところが、研究生活に入ってからいろいろ考察するにつけ、現代の 物理学 の歴史を振り返ると「現在の自然科学のおかれた状況はアルキメデスの梃子(テコ)の頃と同じだと」確信するようになりました。アルキメデスは、古代ギリシアの科学者です。彼は、次のように言ったとされます。

私に支点を与えよ。そうすれば地球を動かしてみせよう。

図1 出展:出てるかいpart4「私に支点を与えよ」

宇宙に固定された点がないことは誰でも知っています。ところが、地球上で最大と思われる実験装置であるLHC加速器でさえも粒子の加速に固定された地面を用いています。

写真2 出展:Firing up the LHC(CERN)

粒子の加速にかかる反作用を地面が受けています。これは図1の様子と同じです。

何かが変です。何となくですが、その発想の元はアインシュタインの相対性理論にあるような気がします。現時点では、何と表現すればよいかわかりませんが、実験系に観測者を含んでいると具合が悪いというか、そんな気がします。図1で言えばアルキメデスとアルキメデスを見ている(挿絵を描いた人)を含んでいるのがまずいような気がします。

あらゆる実験などに使う機械及び装置にかかる力学系は、その系で閉じていなければならないと考えます。何故なら宇宙に固定された点はありませんから。

このように考えると現代 物理学 はアルキメデスの梃子の頃から変わっていないとわかります。日常生活を含むほぼすべてにおいてです。

余談ながら、いつも引用するある科学者は「人類は一刻も早く宇宙船を建造し、宇宙に出るべき」と言っています。その心は「早く運動の相対性に気づけ」だと解釈します。

 

では、何が正解かが問題です。かねてより記している通り、運動には2種類あります。「回る」と「回す」です。宇宙の主たる運動は「回る:渦」です。

昨年だったかトカナのサイトにニコラ・テスラに関する記事が載りました。『「ニコラ・テスラは金星人」FBI機密文書に衝撃記述! UFOの秘密、火星人、ヒーリング光線、惑星間通信… 宇宙人の“本当の目的”も!

FBIのサイトにニコラ・テスラに関する情報が開示されたというのです。早速、FBIにアクセスしニコラ・テスラで検索したところ、確か3件か5件ヒットしました。それはいずれもコンタクティーによるニューズレター、あるいは1950年代の新聞の切り抜きでした。これにはがっかりです。(おまけに現時点で検索しても切り抜きさえ出て来ないようです。)

何故、がっかりしたのかというとニコラ・テスラは、宇宙の本質は回転運動だと考えていたようだからです。

フリーエネルギー研究序説:多湖敬彦著徳間書店のp49には、ニコラ・テスラの言葉として次のようにあります。

「十八年以上の間、私はヘルツ波の理論に関する学位論文、科学レポート、記事を読んで多くの知識を吸収しようとした。しかし、それらからいつもフィクション作品のような印象しか得られなかった」

 

4つの力を統合するという 物理学 の発達の歴史を調べた結果が次です。

図2 自然界の力の統一と歴史

黒線で結ばれたのが表向きの歴史です。赤線で結んだのが実際の経緯です。1856年セルビアに生まれたニコラ・テスラはルードヴィッヒ・ローレンツによって改変された電磁気学しか目にしなかった訳ですから、「どこかフィクション」という感想は当然です。アインシュタインもまた同じです。宇宙の本質はどう考えても回転運動にあります。その本命が 物理学 の世界から徹底的に抹殺されようとしている単極誘導だと確信します。(近頃は、単極誘導という言葉さえ用いられずローレンツ力と呼ばれます。)

上の記事で引用した北大のHPから再掲します。

運動というのも、誰かを基準にしてそこからのずれを問題にしているだけです。この意味ですべての運動が相対的で、絶対的に優位な人はいません。また、これはある程度実験で確かめられた仮説として、宇宙には中心がないと言えます。これはすべての人や物に対する平等の考えかたです。これを相対性と言います。

下線は管理人による。「ずれ」というより差分という表現が良いと思います。我々にわかるのは差分でしかありません。

因みに電磁誘導でのモーターと単極モーターとは、得られる結果(回転運動)としては同じです。しかしながら、往復運動あるいは吸引反発である電磁誘導をモーターとして利用するには必ず回転に変換する機構が必要です。それが単極誘導ならば、モーターとして変換する機構は不要です。単極誘導は(たとえ微弱であったとしても)宇宙、あるいは空間が持つ特性と関係があります。現象としてわかるのは差分だからです。

これまでの考察から見て単極誘導は一種の原子力です。

図3

単極誘導は、磁石を構成する原子核(陽子、中性子、あるいはその両方)と磁石近傍を運動する電子との相互作用らしいです。対する電磁誘導は、原子の周囲にある軌道電子と周囲を運動する電子との相互作用です。

因みに物質の質量のほとんどは原子核が占めていて、しかもとても小さいです。つまり、分子の向きがおおむね揃った磁石は、仮想的に単原子と考えてよさそうです。仮想的に磁石の重心位置に原子があると考えられます。すると単極誘導が原子力の一種だとして磁石の中心に近いところで生じる力が最大になります。これは管理人が確かめた実験の結果と合致します。

図4 磁極の方向(z軸)に生じる力の分布を調べた実験 「山」が現れた。磁極の両端のピークが電磁誘導にかかる部分 中央のピークが単極誘導にかかる部分


動画1 図4の実験装置の様子(部分)

 

 

図5 単極誘導モーターに生じる力の分布(図4の中央のピークのみを調べた)

動画2

注:各種実験について、疑義があることは承知しています。

 

歴史的に見て、原子の構造が発見されたのは、電磁気学が成立した以後のことです。本当は、原子核が発見された段階で電磁気学は修正されるべきでした。

陽子及び中性子の質量は、電子の約1800倍もあります。差分しか現れていない単極誘導は、電磁誘導の1800倍の効果が潜んでいる可能性があります。何せ差分ですから。

Tom Bearden’s Response to ARPA-Eビールデン博士のエネルギー先端研究局への返答 」より。

9. モーガンの科学顧問たちは,問題を ‘解決する’ ためローレンツ(Lorentz)その人を引っ張り出しました。ローレンツはそれに応じ,1892 年にローレンツ(t のつかないLorenz)による以前の研究を ‘借用’ し,それを用いてあのヘビサイド方程式群に対称性を与えることにより,無能化してしまったのです。こうして,この新しい ‘ヘビサイド-ロレンツ(Heaviside-Lorentz)’ 方程式群が対称化され,その結果,性能係数(COP)1.0未満という禁則を自らに課するシステムのみを含むことになりました。そして,これらの意図的に無能化され,損なわれた方程式群が電気工学モデルとして教えられ,それ以来今日まで教えられてきています。
10. その後間もなく,ヘビサイドは比較的小さな発散性ポインティング成分に加え,あらゆる電池や発電機の端子から放出される巨大な回転性電磁気エネルギー流を発見しました。このヘビサイド回転成分の大きさは,比較的弱いが発散性であるポインティング・エネルギー流成分よりも 1 兆倍以上も大きいのです! 任意の座標系(特殊相対論の状況)において,回転の発散はゼロです。そのため,通常このヘビサイド成分 – 発電機のシャフトを回す単位時間当たりの機械的エネルギー入力の 1 兆倍以上 – は,何かと相互作用を起こすことも,また外部回路に発散していくこともありません。代わりに,それはただ空間に向かってうなり続け,浪費されます。
11. この驚くべきヘビサイドの発見に直面し,モーガンはまたもや激怒しました。モーガンが最も望まなかったこと,それは私たちが発電機のシャフトを回転させる入力に支払うよりも 1 兆倍以上大きいエネルギーを発電機が実際に放出していることを,将来の電気技術者たちが知ることでした。モーガンはこう考えました: もしこの事実が学生たちに教えられたなら,いつかは頭の切れる学生か大学院生が,通常は非発散性であるヘビサイドの巨大エネルギー流成分の一部を捕捉する方法を見つけ出し,結局はそれを利用するようになるだろう。そうなると,燃料その他を支配している将来の帝国というたくらみは崩壊する。
12. そのため,1900 年にローレンツ(Lorentz)が再び引っ張り出されました。ローレンツは,まさに生まれつつあった電気工学の世界に,考えている体積要素を囲む曲面に沿って全エネルギー流ベクトル(ヘビサイドの巨大な回転性電磁気エネルギー流とポインティングの発散性エネルギー流の両方を含む)を表面積分することを教えました。この操作により,ヘビサイドの巨大な回転性電磁気エネルギー流はきれいに捨て去られ,きわめて小さな発散性ポインティング・エネルギー流だけが残ります。

「発電機のシャフトを回転させる入力に支払うよりも 1 兆倍以上大きいエネルギーを発電機が実際に放出している」「ヘビサイドの巨大な回転性電磁気エネルギー流」は、単極誘導の現象と関連すると考えています。これまでの電磁気にかかるエネルギーの1800倍もしくは3600倍と考えれば頷けます。

 

宇宙の本質は回転運動(ウ:渦 回る)にあるはずです。にもかかわらず物理学の上では、加速度は1種類のみです。

図6 出展:微積物理を使った『等加速度運動の公式』を導出!

これが間違いの原点です。同じ加速度でも「回る」と「回す」は異なります。ファラデー、マクスウェル、ヘヴィサイド、ローレンツの間に何があったのでしょうか。

トム・ベアデン(トム・ビーデン博士)が言うスカラーポテンシャルではないと考えます。問題はもっと単純です。これまで自然科学には基礎がないと述べてきました。自明とされることにこそ疑問を抱くべきだと感じます。

 

質問です。重力の加速度と遠心力の加速度はなぜ相殺できるのでしょうか。加速度が加減できるのならば、加速度の原因である重力は遠心力ということになります。

重力は遠心力ですか?「はい」or「いいえ」の答えとそれぞれの理由をお答えください。

 

追記8/20 質問の意図がうまく伝わるかわからないので。

  1. 遠心力Aによる加速度をC
  2. 重力Bによる加速度をC

2つの加速度Cを差し引いたり加えたりできるのですから、加速度の原因であるAとBは等しい。つまりA=Bとなります。 質問 AはBですか。

ある高名な物理学者が次のように記しました。

われわれは物理学のほかのところではどこにも、このように単純で正確な一般法則がほんとうの理解のために二つのちがった現象による分析を必要とする場合を知らない。

Cについて「二つの違った現象(AとB)による分析を必要とする場合を知らない」と述べています。”知らない”とは言わせません。この言葉はいったい誰が記したのでしょうか。

物理学者の方は当サイトを読まないと思いますけれども、敢えて物理学者にお聞きします。AはBですか。「はい」「いいえ」でお答えください。理由も添えて、真剣にお答えください。また、上記の高名な物理学者とは誰でしょう。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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