映画 インターステラー について

SF映画 インターステラー (吹替版)を観ての感想です。

動画1

この映画の解説は、「【ネタバレ解説】映画『インターステラー』に隠されたテーマとラストの意味」にあります。

この映画には当サイトでよく使う言葉が出てきます。

  • 重力 相対性理論 量子力学 時間 空間 4次元 5次元  ワームホール ブラックホール

この映画では相対性理論と量子力学を統一できなかったという話が出てきます。そして、一度だけ”自身を呼び出す”「再帰」という言葉が出てきました。面白いことに物語の流れで、時間を超えてループ(循環)が出てきます。このようなループを持つ映画はいくつか見られます。

そして、この映画の構想段階から理論物理学者のキップ・ソーンが関わっていたと言います。

面白いのは、再帰やループというのは、今に始まったことではありません古代インドの宇宙観や量ではない時間をパラーメータとして自然科学全体がループになっているのです。

図1 古代インドの宇宙観

図2 自然科学の全体は、量ではない時間を用いたループ

こういったエンターテインメントの世界においても物理学の世界においても、何となく循環あるいは再帰の考え方を取り入れるのだろうことは、これまでの考察で納得できます

自然あるいは宇宙に循環や再帰を感じるのは、自然が循環だからと言うのではありません。その証拠を持ちうるはずもないのです。

その原因は言葉にあります。数学者の岡潔は、人には心が2つある事を示しました。

  1. 第1の心・・・・物の理、理解 還元主義、唯物主義 意識を通し言葉で言える
  2. 第2の心・・・・情の働きにより何となくその趣が直にわかる 意識を通さず言葉で言えない

第1の心のわかり方は、意識を通し言葉で言えるというものです。そして、言葉は互いに規定し合って成り立つ循環・ネットワークで外のない内です。

ですから、観測した内容を数学を含む言葉で言える段階ですでに循環・ネットワークに取り込んだのです。これは岡潔が山崎弁栄上人をして言った言葉に対応します。【3】西洋の唯物主義より。

本当に実在しているのは心だけである。自然は心があるために映写されている映像にすぎない。

自然をあらかじめ”自然とはこういうものだ”と決めてかかることはできません。山崎弁栄上人が言ったように最初に心があって、その心の仕組みと働きに従って、肉体と器官ができあがり、その心に従って感じた循環・ネットワークである言葉に落とし込むしかないのです。だから、古代の人たちも現代の我々も何となく自然のうちに循環を感じるのです。これは数学も同じですから、数学者も物理学者も同じです。

如何なる理論も同じです。弧理論とて同じで、逃れる術すべはありません。

 

まとめると、エンターテインメントの世界において、このような映画に魅力を感じる人は多いと思います。その原因は至極簡単なところにあります。つまり、人の思考が言葉によるからです。山崎弁栄上人の言葉を言い換えます。

  • 第1の心の根幹である言葉が自然を規定しています

 

ここからが、映画インターステラーの突っ込みどころです。

映画の終盤、プロジェクトの最高指揮官であるブランド教授は、相対性理論による重力とと量子力学が統一できなかったことを打ち明けます。

ブランド教授の告白は、遠くの惑星への人類移住計画の根幹をなす重力をコントロールするための方程式ができなかったことです。しかし、これは変です。

主人公のクーパー等が乗った宇宙船は、回転させることにより人口重力を作り出します

写真1 出展:インターステラーの一場面 中央にドッキングしているのは探査船

これは重力ではなくて遠心力です。

詳しく言うと遠心力による加速度です。で、重力による加速度遠心力による加速度の働く向きは180度反対ですが、2つの加速度は差し引きできます。ここで質問です。

 

重力の加速度と遠心力による加速度は差し引きできます。だったら重力は遠心力ですか

 

答えはNoです。いいえ、重力は遠心力ではありません。では、なぜ同じでないまったく異なる原因からの加速度が差し引きできるのでしょうか。これを相対性理論で説明できますでしょうか

結局のところ、映画においてブランド教授は、重力をコントロールするための方程式ができなかったと吐露する以前に、上の質問にさえ気づいていませんでした。教授は、写真1の宇宙船の構造を知っているのに。これは変です。

 


余談です。”まったく異なる原因からの加速度が差し引きできる”という内容にとても似た現象があります。

それは電磁気現象です。

誘導起電力はまったく異なる2つの原因からの起電力の合計です。得られる電圧に区別はありません。それは、電磁誘導による起電力と単極誘導による起電力です。式で示すと次です。

重力の加速度遠心力による加速度の関係と電磁誘導による起電力単極誘導による起電力の関係はとても似ています。

これまでの考察によれば、電磁誘導は往復運動による加速度で、単極誘導は空間が持つ本質的な回転運動による加速度です。

どうも加速度に区別はつかないが種類があるようです。 例えば、加速度Aと加速度Bのような感じで分類します。

  • 加速度A・・・・遠心力 電磁誘導
  • 加速度B・・・・重力 単極誘導

ベタな表現ですが、Aが「回す」でBが「回る」です。映画インターステラーにある宇宙船は加速度Aに相当します。でも加速度Bと相殺できます。

ついでながら、この区別に気づくことが出来なかった直接の分岐点は次図です。

図3 分岐点は電磁気学の成立過程にある

 

もう一つ、どうでもよいことですが、写真1の宇宙船についてです。丸い居住区がある本体と中央にあるドッキングステーションは、1本のアームでつながっています。このドッキングステーションに探査船が連結します。ところが回転する宇宙船の回転中心はドッキングステーションの連結部分とずれています。アームは1本ですから宇宙船全体の回転中心は、ドッキングステーションの連結部分と合っていないようです。

回転体には静的バランスと動的バランスがあります。これは、技術者には常識です。この丸い宇宙船の動的バランスをキチンと合わさねば、探査船をドッキングステーションの連結部分に合わすことは決してできません。映画では(確か)80rpmくらいと言ってました。映画の大事な場面において、探査船の回転数を高速で回転する宇宙船の回転数に合わせたとしても、連結部分での軸は通っていないし、ブレブレで決してドッキングできません。宇宙船のデザインスタッフは、こういうの知らないのでしょうか。参考まで。「バランスについて

それと、相対性理論から得られるものにワームホールとかブラックホールがありますが、よくわかりません。というのも、相対論が光速度を物差しに使っていることがダメだからです。

時間や空間が歪むというのは何に対してかということです。光速度に対してです。光速度がわかるためには、その前に時間がわからねばなりません。しかし、時間は物質の運動から作ります。物質や天体などの物体は空間の内にあります。図2に示す通り理論の全体が循環です。ここからワームホールや特異点の話になったとしても全体として何かが変です。相対論物理学者に捧ぐ その4を参照ください。

因みに弧理論では、光速度に対してではなくて、別の次元軸(E軸)に対してM軸が歪むということです。その歪みはウズ(渦)によります。M軸内での回転運動がおよそすべての原因と考えます。その原因はE軸にあると考えます。弧理論はE-M軸での位相問題です。

gif1 渦が原因

 

追記 本当は、誰にも簡単で理解容易だと感じます。でないと社会的格差が広がり、少数の専門家がいなければ、次への発展ができないようになってしまいます。科学がごく少数の専門家にしかわからない事自体に問題があります

gif2 遠心力 手首の振りで回すことによる加速度と重力の加速度は、なぜ相殺するのか 現段階で誰も答えられないのではなか

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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