今回は、弧理論による 重力理論 を示します。 ある科学者は重力の原因について、次のように述べています。
運動している物体のすべては今述べた理由によって周囲に磁場をもっている。つまりあらゆる物質は電子を含んでおり、運動している電子は磁場を作り出す。地球の磁場はその重力場に比べてたいそう弱い。強いフィールドに対する加速が弱いフィールドに反発することによって生じる。 (強調と下線は管理人による)
地球の磁場 < 重力場 であると述べています。強いフィールドは重力場で、弱いフィールドは地球の磁場ということです。置き換えますと。
重力の加速は、磁場に反発することにより生じる。
となります。これは明らかに科学的知識に矛盾しています。この磁場を前回お伝えした楕円磁場に置き換えますと意味が通じてきます。
写真1
E軸は、xy平面内に回転する物体に直交したz軸に重なります。楕円磁場は、2つの発散トーラスの組み合わせからなりますので、例えば時計方向に回転する物体の場合、
写真2
右手系右回転の真のエネルギーにかかる勾配は-z軸方向になります。また、左手系右回転の真のエネルギーにかかる勾配は、+z軸方向になります。こう考えますと物体の持つ真のエネルギー値は、2つの合算値だということがわかります。 磁石の場合は、差分が単極誘導の現象として現れますけれども、その他の物質についてほとんど観測することはないと思われます。何故なら発散トーラスは、「距離の7乗に逆比例する力の場」だからです。発散トーラスは、原子の内部もしくは近傍にあって、互いに打ち消し合っているから外にはほとんど出ません。
弧理論による原子は、陽子・中性子・電子の各々が楕円磁場を持っていると考えられ、原子外部に対して核力と電磁力が存在するだけと観測される様です。今のところ、その他の込み入った点まではよく分かっていませんので省略しますけれど、まとめると弧理論による原子模型となります。
図1
都合、物質あるいは物体が持つ真のエネルギー値は、E軸方向の湾曲と同じになります。例えば、写真1の左手の渦(回転)において、手指4本の強さを3本に変化させ「4対3」にしたとしますと、(マイナスE)が減少して、結果、図1は次のように変化します。
図2
紡錘図形の下半分が減少します。通常の状態「E2=E1」が「E2>E1」へと変化するということです。 これが重力に変化をもたらします。 重力はM軸のE軸に対する湾曲と同じだと解釈します。
例えは、動画「1円玉とアルミホイル」に説明した引力と斥力のようなものです。
動画1
改めて、冒頭に示したある科学者の言葉を書き下します。
重力の加速は、楕円磁場に反発することにより生じる。
ここで大事なことは2点あります。
- 重力の加速には引力と斥力がある。
- 楕円磁場における反発とは、接線方向の斥力を意味する。(回転である。)
楕円磁場によって物体の真のエネルギー値を制御できるということは、周囲の物体(例えば地球)との間に斥力を生じさせることも可能だということです。また、「楕円磁場に反発」するというのは、単なる斥力ではありません。それは発散トーラスの形状から云って、回転を意味します。
図3
E軸上の実体が描く弧(Ark)は、投影されることによって接線方向に働きます。これは発散トーラスの形状から来ています。 注:発散トーラスは、「z軸方向に現れてxy方向に向きを変えながらxy平面内で渦」を作ります。 つまり、「反発」とは、渦(回転)を意味します。
図4
拙著:弧電磁気論において、E軸上の実体は全部で6種類あることがわかっています。6種の実体が陽子と中性子及び電子に3種類の楕円磁場を作っているらしいことの詳しい事情までは、よくわかっていません。悪しからず。
ここからは、紡錘図形の意味するところを説明します。
図5
上図に示す紡錘図形の全体で云えることは、
- 宇宙の仕組みを示している。自然は恐らく精神的自然と物質的自然をいう。
- 上図は、縄文哲学の核心である「カミの仕組み」と同じである。
- 人の心は、タマ+シヰの構造をしている。タマは大宇宙の中心「ア」より来て、物質「ウ」をまとったシヰと結びついてタマシヰを持ったヒトとなる。
- 人の活動は、3つの分野に分けられる。
- 3つの分野とは、精神科学・社会科学・物質科学である。
- 3つの科学は、ミクサタカラ(タマ、カガミ、ツルギ)に等しい。また契約の箱の中身にも通じる。真のタカラは、金銀財宝などではない。
- 上図右に示す「想念の縦の経路」は、岡潔の云う「第2の心」、「横の経路」は「第1の心」に等しい。
- 同じく、縄文哲学における「トノヲシテ」「ロノヲシテ」に等しい。
紡錘図形の全体「重なり合う2つの円」とは、カミということです。カミの仕組みにおいて最も大事なことは、「ヒトのタマシヰ」や「精神活動」あるいは「物や事」の全てを継ぎ目無く含んでいるということです。
次の文章は、カミについて書き下したものです。
「ア」と「ワ」はつながり、「ウ」をもたらし、「ウ」よりヒトを生じさせる。ヒトは「ア」のもの、ヒトは「ウ」なり。
「ア」と「ワ」は、宇宙の中心であり、M軸上のすべては「ア」と「ワ」からの投影による映像です。しかも斥力として働きます。それ故、宇宙の大規模構造は「アワ:泡」構造をしていますし、「ウ」は渦、つまり回転を意味します。それ故、物質は回転し渦を作ります。 ヒトにとってM軸は「外のない内」です。余分な次元軸がある故に、「外のない内」であるM軸において真のエネルギーの流入、即ちフリーエネルギーの実現が可能なのです。孤立系では、フリーエネルギーも重力制御もあり得ません。
因みに、「ア・ウ・ワ」は、ヲシテ文献フトマニにおけるフトマニ図の3文字のことです。
図6
冒頭のある科学者は、E=mc2という数式について、我々にエネルギーの定義を再確認するよう促しましたが、アインシュタインの相対性理論による 重力理論 は完全に無視しました。面白いことです。エネルギーに関しての発言です。
地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授は、ずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的にあらわした数式を発表しました。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達しています。つまり物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなると言っていますが、実際は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面にすぎないのです。
二つの次元をもつ幾何的な平面を考えてごらんなさい。この面があなたの視線に対して直角をなすとき、あなたはそれを平面と感じます。これはその実体の物質面をあらわします。つぎにあなたがその面を90度ほど回転させると、その面はあなたの視界から消えて一次元のみとなります。これはその実体のエネルギー面です。
図7
図8
これまでの考察により、別の次元軸を考える理由は幾つもあります。こうして歴史を振り返ると、自然科学にとって「都合の悪い」幾つかのことは、完全に無視しかつ無かったことにしようとしてきたことがわかります。 また、専門家という僅かの人にしか理解できない理論には、何も意味もありません。複雑すぎて誰も理解できないのでは、先へ進める訳がありません。
ついでながら、素粒子を幾ら重ねても、水(H2O)の物性(4℃で密度が最大になる。凍ると雪という6角形の結晶を作る)を説明できません。
図7 一見、うまく説明できているように思えるけれど?
別の分野だという説明は理由になりません。「群盲象を評す」のままでよしとするのは珍妙なことです。
図8
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