エーテルエンジンと超効率インバータ(デゴイチ)の類似点

STさんのコメントを再掲

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例のモーターについてはなんとなく諸抵抗(電気、磁気、力学等)0を目指しているのは直感で来たのですが、超効率になるのかちと疑問です。
どうも徹底的に抵抗0を目指して色々な技術や工夫がしてあるなぁ…
と言うのが今現在の実直な感想です。このモーターも制御サイリスタや周辺の回路定数、モーターの諸仕様、磁性体の資料などや実測データが不足していてなん とも判断出来かねる感じです。特にモーター部分の磁気、電気的な等価回路が複雑でそのうえ複雑な動的振る舞いをするような機構が随所にあるので解析プログ ラムを作るのも大変な感じです。
ひょっとしたら磁気浮上軸受なんて機構まで使ってる感じさえします。

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STさんの言われるとおりです。一般に機械装置の測定精度は電気系のそれより一桁落ちるのだそうです。系に加えられたエネルギーは熱や振動、音などに変化して空間に逃げますので、装置全体で出来る限りロスを減らさなければなりません。

未知のエネルギーフィールド:世論時報社」の「共振回路とフリーエネルギー:EMAモーターを超えて」には、次のようにあります。カギ括弧の部分は引用です。

氏は、LC共振回路において、コイルの近傍に磁性体を置いて、回路を閉じた時に磁性体を吸引させる実験で、「コイルから機械的エネルギーを引き出したときの方が、機械出力がゼロの場合よりもコンデンサーの逆充電電圧が上昇する」こ とを発見し、スイッチをサイリスタに代えることで再現性を100%としました。インダクタンスの増大するLC共振回路の方程式を求めて、シミュレーションすることで、実験結果と一致することを示しています。 「相反する2つの起電力」の項に、「磁性体がコイルに接近するにつれてコイル の合成インダクタンスLが増大するということは、コイルの電流が一定ならば、内部の磁気エネルギーが磁性体の接近とともに増大することを意味する。この点 だけに着目すれば、コンデンサーの放電時にコイルのインダクタンスが増大すれば、増大振動になり、超効率になることが予想される。」と述べています。 そして、「コイルの巻き線に対し何らかの方法で擬似的に磁気シールド効果を持たせて、外部の磁力線の動きがコイル内の電流を切らないか、あるいはその影響を小さくする」ことを考案しました。そのコイルがカタカナの「エ」の形のコアを持つ「シールドコイル」です。 シールドコイルでの実験の結果、「デジタル・オシロスコープの電流は系の演算から推定した内部損失を計算に入れても、常に超効率状態になっていることが確認できた。」と述べています。論文でもありますように、磁性体の速度がおよそ3m/sec前後の時に電圧帰還率・電流の二乗積分値が最大になっており、コイルの見かけ上の抵抗値は最も小さくなっています。

「シールドコイルは周波数が一定の交流に対し、この内部抵抗損失が一定と仮定すれば超効率が生じていることになり、またそうでないと仮定すれば、負抵抗作用即ち、放電電流と同方向の未知の起電力が発生していることになる。どちらにせよ、今まで確認されていない現象である。」と結論付けています。

シールドコイルの内部では、磁束密度の変化が、コイルの電流によって引き起こされるとともに、磁性体の運動によっても影響を受けていることになります。これは、内部に反発磁場を持つ超効率インバータ(デゴイチ)も同じだと考えられます。 LCD用バックライトインバーターのトランス内部に進行波あるいは定常波ができていることと同じ状況があると、当方は考えています。 これら3つのコイルやトランスにはいずれも磁束の漏れがあることが共通点です。 ご承知の通り、バックライトインバーターのトランスは他のトランスと比較して、効率が非常に高く、熱もほとんど生じません。 この考え方をより進めたものがシールドコイルと超効率インバータ(デゴイチ)だといえます。  「未知のエネルギーフィールド:世論時報社」をご一読下さると詳しく書かれています。 (ご要望の回路定数、モーターの諸仕様、磁性体の資料は書かれていません。)

 

電磁気現象を記述するために作られた、アインシュタインの特殊相対性理論には誤りがある(幽霊変換相対論物理学者に捧ぐ その4)ことをメモしました。 電気磁気現象が4つ目の余分な次元軸上にある電気磁気の実体が原因だと仮定します。 特殊相対論やマクスウェル方程式では、電気磁気が1回しか交換しませんけれど、この仮定では、電気磁気が複数回、単極と双極を交換しながら、現れると考えられます。その結果、「正の方向」に磁気が生じることが分かっています。その「正の方向の磁気」は、さらに別の「力場に沿って動く対(つい)」が原因であり、原因である「力場」は「距離の7乗に逆比例して弱まる力」のようです。 その力場は、トーラスを扁平にした「レンズ状」をしているようです。2012年6月に掲載した「第3起電力の」エネルギー源について(考察)は、説明を十分尽くしていませんし、読みにくいですけれど、12月下旬には、完結したものを掲載するつもりです。

 

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電気・磁気の実体が高次元に存在すると、第3の輪として振る舞う

拙著、弧電磁気論の前提は、次の通りでした。

 

電気と磁気現象は、一つの実体が起こしているとの考えは、ローレンツ変換から着想を得ています。相対性理論は、電磁気現象を説明するために作られた。相対性理論では、長さと時間を交換することで、電気・磁気現象が「1回」交換するのですけれど、そもそも「時間」が分かっていないようです。相対性理論は誤りです。 幽霊変換 と 相対論物理学者に捧ぐ その4 には、理論の誤りと実証されていないことが書かれています。

特殊相対論と量子力学に整合性を持った標準理論により、素粒子物理学は作られています。 究極の粒子に向かっているハズなのに、何故、「素」粒子が何百もあるのでしょうか。負の電荷を持つ電子が「素」で1個であるのに、正の電荷を持つ陽子が亜原子で分数の電荷を持つクオークの寄せ集めなのでしょうか。
光速度cの次元は、[距離]/[時間]です。この7月に発表されたヒッグス粒子の質量は125Gevです。正確には125Gev/c^2です。E=mc^2ですから、分母に光速度cが入っています。
そもそも時間が分からないのですから変です。 多くの素粒子に質量を与える素粒子(ヒッグス粒子)の”質量”は云々。 これは何かがおかしい。では、ヒッグス粒子の質量は、どこからきたのでしょうか? これは明らかに「相対論物理学者に捧ぐ その4」に述べられている「循環論」です。 井口和基氏のいう「物理の森の中で道が二つに分かれていた」です。 相対論と量子力学を用いることなく、当時のパトロン(金融資本家)に指示されて、ヘヴィサイドたちが省いた(電気・磁気)の部分と、置き去りにされた(電気・磁気)の部分を100年以上、遡って考えなければなりません。 直接的に言えば、当時、意図して「開放系の力学を置き去りにした」ものを取り戻そう。

 

第3の輪について、 第3起電力のエネルギー源(考察) をご一読下さい。

相対論は、距離と時間を交換したのですけれど、ローレンツ変換ではなくて、仮に4つ目の次元軸を設けて、「4つ目の次元軸上に電気磁気の実体が存在するなら・・・」というのが、出発点でした。リンク先の考察、図10が、管理者が考えた最初のイメージです。ファラデーの法則とアンペールの法則を図示したのが図1です。図5に示す第3の輪を図10と図1を用いて、説明します。

図10について、我々のいる3次元物理空間を2次元平面(M面あるいはM軸と呼びます。)と考えると、電気磁気の実体は、余分の次元軸上にあり、余分の次元軸は、我々の3次元空間に直交していることになります。高次にある電気磁気の実体は、M面に平行に投影されれば磁気(磁場)の双極(ア)となります。また、実体が垂直に投影されれば、電気(電場)の単極(イ)となります。

右上の図1左にある「電場の渦」には直交して磁場ができます。磁場は、閉じることで、双極を作るのですから、(ウ)は、図10の(ア)に等しいことになります。 図1の右にある「磁場の渦」には、直交して電場ができますけれど、電荷の運動に等しいので、図10の電気単極(イ)が運動している状態に等しい訳です。ただし、電流の方向と電気単極(イ:電子)の運動方向は逆です。

図1の左の図(ファラデーの法則)と右の図(アンペールの法則)を直交して交叉したものが、図5の第1の輪(電場)と第2の輪(磁場)です。

図10の高次にある電気磁気の実体(a)は、我々の3次元空間に直交する次元軸上に存在していることで、電気磁気(電場磁場)として現れるのだから、高次の実体(a)は、3次元空間において、第1の輪と第2の輪、2つの輪に交叉する第3の輪に等しい訳です。

余分な次元軸に1つの電気磁気の実体(a)が、存在すると仮定すると、3次元空間では、第3の輪と等しい働きをする。つまり、電場にも磁場にもなるということです。

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フリーエネルギー研究者の立場

1995年応用物理学ジャーナルに掲載された、「特殊な磁場構造を持つ共振回路における異常電圧誘起現象」と、2000年にNASAラングレー研究所・第5回磁気浮上技術国際会議での発表「非線形起電力存在の可能性について」には、詳しいデータが載せられています。

一方で、2011年3月メリーランド州立大学・SPESIFでの論文「正の起電力と過渡現象の重畳作用により駆動された超効率インバータ(No.38)」では、データが不足しているように感じられます。

こちらのブログでは、インタビュー記事が載せられていて、氏を認めた研究者が4人も似たような形で亡くなっています。 また、どこかの記事で、上記の論文1本で博士号が取得できるほどだと、述べられていますけれど、取得されているようではありません。 権威のある立場の人が推薦してくれたり、研究成果で権威のある立場になったりすると身に危険が迫るようです。

一方で、1995年の論文では、「異常電圧誘起」という表現であり、2000年の論文では、「非線形起電力」という、曖昧な表現なのに、2011年の論文でははっきり「超効率」と表現されています。 これも、どこかの記事で氏が、1995年では、「超効率」と書けなかったけれど、「今(2011年)では書けるような時代になった。」と述べられていた記憶があります。

何年か前、ある企業で、研究職に就いている技術者(身内)に、「海水から希少金属を経済的に抽出する技術を開発するなどについては、警戒しろ。」と伝えました。 彼が、その研究に携わることは、無いとは思いますけれど、関係はありました。 以前、実際に妨害された記事を読んだからです。 日本が資源国になることを望まない人たちが居ることを知って、技術者であっても自身の立ち位置を理解しておく方が、何かあったときに適切に対応できると考えたのです。

つまり、氏のような立場であれば、権威から遠いことが必要で、核心に迫るほど、内容は伏せた状態にならざると得ないということが、あるように思います。 他の技術者から一瞥で、詐欺だと判断されようとも、自身の安全には代えられません。それでも、時代とともに公の場で「超効率」という言葉を使っても許されるようになっていることも事実のようです。

ドイツの政治家ゲッベルスの言葉に「嘘も百回言えば真実になる」とあります。 確かに、TVなどで、色を着けて伝えたり、意図して伝えなかったり、皆の頭の中で考えられると困ることは、嘲笑の対象にすることで、皆に嘘を言い続けることができます。 ( 極めつけは、ミヒャエル・エンデのモモにあるように「時間泥棒」を仕掛けることです。「お金」と「時間」は密接な関係にあります。 )

例えばビリヤードの台に嘘(逆さダルマ)をぎっしり並べたとします。 密集して並べられた嘘(逆さダルマ)は、容易には、ひっくり返りませんけれど、やがては本当(正立ダルマ)に戻ってしまうので、新たな嘘(逆さダルマ)を造り続けねばなりません。少しでも手を休めれば本当のことがどんどん出てきます。でも、実際、新たな嘘のネタは、やがて尽きてしまうでしょう。 本当(真実)のことは、宣伝なんかしなくても、目立たなくても、ずっと残ります。やがては、気づくときが来るのだと思います。

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STさんのコメント(2012/11/05)への返事

STさんのコメント

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再々、迅速なご返事を頂きありがとうございます、恐縮しております。
いきなり、そしていつも不躾な形かとは思いますがどうぞご容赦を…

図6の(b)と(c)は負荷抵抗がそれぞれ50Ωと991Ωの場合で同一スケールとすると約230%と言うのはpeak時を指すというふうに見えます。
87%(50Ω),約230%(991Ω)の電力効率と言う事でしょうか?
効率の場合は一般的に(と言うか例外に電圧の場合はその時の電流値も示すものですが)電力のモノを考えます、この図も一般的なものだとし(だとすると)、 直感的に見た目で1サイクルの間全てで230%になっているとは見えません。波形の絶対値をとって書き直し、それとx軸で仕切られた部分の1サイクル分と 言う形で見てみてもどうにも約2.3倍になっているとは見えないのですが如何ですか?
(c)の波形の立ち上がりの部分の尖頭値が入力の方形波の平坦部分の約2.3倍というふうに見えてしかたがありません。
また(b)と(c)の(擬似?)矩形波の平坦部分の値もさして差が無いように見えます。だとすると(c)の図は負荷抵抗が高くなったために過渡現象としてのスパイク現象が顕著に出るようになったと見るべきでは?
うーん、(c)の波形って確かブロッキング発信機に似てるかと…
あとマルチバイブレータの回路定数を工夫しても同様な波形が実現出来そうですね… 尤もコントローラ自体が原発振として使っているかな?
半素人的に考える程度ですけどどうもやはり「トランスが鍵」なんではないでしょうか? でも余りにクリティカルだと技術的に実現が難しいですね、例え原理として成立して作れた場合もあとあとややこしそう…
そういえば…トランスの巻線比さえ書いてないですが何:何なのかな?
巻線比を1:2にして1サイクル平均でも電圧を2倍、電流も2倍取れれば確かに400%の効率になりますけどその辺の実測結果は出てないし…
兎に角991Ω時の電圧・電流値(平均)が公表されれば文句なしです。
でも400%まで行くにはさらに負荷抵抗が高い必要がありそうで…
実現したとしても技術的に…
直感として約2kΩ、電力1kWで約1.4kV,0.7A…どうみても電子管用が尤も適しそうですね。140Vあたりの商用電圧だと100分の1で10W…
半導体用では降圧トランス? おっと…インバータの巻線比で解決可?
トランスのギャップの問題は解決出来るのか? もし仮に更に高能率を求めるとサブミクロンのオーダーのギャップでないと… となればこれまた難問とか…まぁ色々出て来るでしょうね…(何せ技術屋系なもので…)

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STさんコメントありがとうございます。

「87%(50Ω),約230%(991Ω)の電力効率と言う事でしょうか?」について

図5(b)の④黒丸印の折れ線グラフのことをいっています。図5は、(a)(b)いずれも、電流・電圧をパワーアナライザで計測した入力と出力の比をグラフ化したものです。 ですから、図5の(ア)で示した部分の効率が87%でして、その時の波形が図6の(b)の1区間全体の効率87%ということですし、図5の(イ)で示した部分の効率が103%ということで、そのときの波形が図6の(c)の1区間全体の効率103%だということです。 図6(b)や(c)の波形が問題なのではありません。 繰り返しますと、図6は、トランスに矩形波を入力した時に得られる、波形を示したもので、日常見られる波形を示したものです。日常見られる波形の中にも、部分を見れば、効率が時々変化していると説明している訳です。 結局、普通のトランスだろうが、特別のトランスであろうが、電圧と電流値を同じ時間軸で示したグラフを示してもらわねば、議論できません。

図7がパルス波を印可したときに、パルス波の周期に応じて、雪崩現象が起きて(超効率)が顕著になっていることを示すものですけれど、出力電圧(e)のみです。

STさんが言われるように、電圧・電流値が公表されれば文句はありません。ほしい情報が不足している感は否めません。

ギャップが具体的にどれくらいなのかは、聞いていませんけれど、多分STさんが言われるような、微妙なものではないように思います。 何故なら、LCDバックライト用インバーターに関する「二次巻き線上に発生する進行波と定在波」によれば、波長は何ミリ単位だと考えられるからです。 このインバーターは3~4cmくらい、板ガムを小さくしたような形状ですから、等分に仕切った位置に検出コイルを設けると、検出コイルの間隔は、数ミリになります。

興味をお持ち頂き、ありがとうございます。

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通貨は法律違反!?

このサイトの主旨とは、異なるけれど、気づいたことをメモしておきます。

「お金」について、考えていたら、昭和50年代に社会問題になった「ネズミ講」に似ていると思いました。ネズミ講を禁じる法律は「無限連鎖講の防止に関する法律」といいます。

お金の持つ「無限性」とネズミ講の法律上の定義に出てくる無限とは、同じだと気づいたのです。 法律にある ”終局において、破綻すべき性質のものである” と記述されているとおり、お金のシステムも終局において破綻する訳ですから、この法律の理念に照らしていえば、現在の通貨システムは、法律に違反していることになると考えられます。

「いたずらに関係者の射幸心をあお」る意味では、お金は法律違反でしょう。

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STさんのコメント(2012/11/04)への返事

 

STさんのコメント 再掲 ここから

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早速のご説明ありがとうございます。
論文(No.38)p429.中の(a),(b),(c)のグラフですがいずれも同一スケールで表していると思っていいのでしょうか?
ざっと見ると波形1波長分のスパンで(b),(c)間の差を「見ると」なんとなく平均で0になっているように見えるのですがどうみられますか?
それとも暗黙の了解として(b),(c)のグラフスケールが1:2とかで表されているのでしょうか(常識的に科学論文ではそういう表し方はしないと思うのですが特に注釈等が見当たりません。)もし1:2とかなら電力としては負荷抵抗が同じとすれば丁度400%にはなりますね。
でもそもそもそう言う表し方でありながら中の一つも無いのは何故?
それ以前に仮に入力と出力のスケール自体が1:2となるなんて詐欺的…
なんて思ってしまうのですがね。このグラフ自体どう解釈されますか?

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STさん、コメントありがとうございます。

ご紹介しました論文から引用した図に管理者が注釈を入れた図でご説明します。

図6は、p425図3(a)に示された通常のトランスに図6(a)の矩形波を入力した場合を示します。出力は、負荷抵抗をR=50Ωに設定した場合の波形です。図6(c)は負荷抵抗R=991Ωの場合の波形です。 p427図5(a)の①×印で示された折れ線グラフの(ア)が、図6(b)の1波形平均の効率87%を示しています。また、図5(a)の①×印で示された折れ線グラフの(イ)の1波形平均の効率103%を示しています。

超効率という説明のグラフは、p432図7です。ですから、ご指摘のグラフは、私たちが通常、トランスに矩形波を印可して観察できる波形の中にも、区間を区切れば“超効率”が、過渡現象として含まれていると説明しているものです。

ですから、クイックパルス波をトランスに加えて、反発モード時に得られる超効率は、図5(b)の④であり、負荷抵抗がR=991Ωの時に最大、およそ230%が得られる、と読めます。そのときの入出力波形がp432図7である訳です。

ヒカルランドの「第3起電力の本」を引用すると、p302に、『図7(a)で示されたインバータの1次コイルの中に、1回目のスパイク状の電流が入力されると、負荷抵抗を帯びた2次コイルの中に、ほぼ似た形の電流と電圧が発生する。』とあります。

図7(b)は、出力電圧・電流波形ともに同じような波形であるから1個の図形で示されたようです。図7(c)はクイックスパイク波の駆動電圧を示した波形、図7(d)はクイックスパイク波による入力電流波形、図7(e)はクイックスパイク波による出力電圧波形が雪崩を起こしている図です。

p425の図3の回路(a)(b)の詳細は分かりません。また、図7(e)に対応する出力電流がわかりません。「ほぼ似た形状の電流と電圧が発生する。」のですから、図7(b)を出力電流と考えて、周期を図7(e)に合わせると出力電力は入力電力を上回っていると推測できますけれど、論文から、トータルとして超効率(出力電力が入力電力を上回る)が出ていたのかを問われても私には、お応えできないのです。

十数年前に、井出さんにお会いしたときに言われました。「(既知の現象以外の)物理現象であることを証明するのは、非常に難しい。」 先般、お電話で話を伺ったときにも、「起きると思っていないと起きないようだ。」と言われました。つまり、「信じない人は、どんな証拠を出されても信じない」だろうし、「見ようという意志がないと見えない。」というくらいの意味だと思いました。

過去記事に書いた記憶がありますけれど、再度メモしておきます。

今は閉鎖されたフリーエネルギー研究者のブログに次のように書いてありました。ブログ主の知人の電気技術者に言われたこと。「自分は、エネルギー保存則を捨てる。」なぜなら、この技術者は回路の試験中に度々、効率が100%を超える事例を見ているから、というのです。また、ブログ主が、ある会社の社長に電話で、ブログ主のフリーエネルギー関連でしつこく質問したところ、ブログ主を諫めて「そういうことを、やってはいけないのです。」と電話を切られたとのことです。

管理者の従兄弟に理学博士(数学)の男がいます。彼が言うには、「何か新しいアイデアを思いついても、たいてい過去に誰かがやったことである。」と言いました。

STさんが言われたように、この手の研究は、さんざん行われたものです。しかし、見る意志のない人には見えないのだと思います。ブログ主の知人技術者は、誰にも言わないでしょう。職をなくすからです。会社社長は、もしかしたら、そういう現象を知っているのかも知れません。けれど、言わないでしょう。彼の社会的地位を失うからです。ほとんどの人は、余りにも当然のことは、見えないのですし、極少数の知っている人も決して口には出さないのです。

日銀が原価20円で印刷したホログラムが入った美しい紙切れが、国に渡ると、国が借金をしたことになるのです。日銀の端末に数字を打ち込むと、相手にとっては通貨になるのです。 何故、国民が借りてもいない借金からスタートしなければならないのかと、気づかないのです。知っている人は、利権の側の人であり、決して言わないのです。

STさんへの回答になっていないことは、承知しています。 興味をお持ち頂き、ありがとうございます。

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STさんのコメント(2012/11/04)への返事

STさんのコメント (再掲)ここから

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うーん、サイホンと渦の実験装置ですが攪拌子を停止すると遠心力による外側面への水位上昇が無くなり中央部と同一になって行きます。
それより前にサイホンの機構が作動せず水位の違いに依る位置エネルギーで起きるサイホン効果自体が成立しません。
攪拌子が停止しても水位の差を作り出すのに外から一般的なエネルギーを注入せず実現する方法ってあるのでしょうか?
攪拌子に加える回転エネルギー無しで回転(フリーエネルギーから供給?)出来る具体的な手段って一体どんなものでしょうか、はて?

それと、氏のトランスは電気的にそれを実現出来たと言う事なのでしょうか、しかも電気という変換多様な「エネルギー媒体」を「特殊なトランス」で、でも同種のトランスは多々あります。成立条件が極めてクリティカルでは実現出来たとしても安定性の確保自体にエネルギーを必要としてしまい「ゲイン」が1以下になってしまって意味が無くなるってケースも考えられないでしょうかね。

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STさん、コメントありがとうございます。

ご指摘の通り攪拌子へのエネルギー供給がなければサイホン自体が成り立たないことは当然です。

Wikiによれば、サイホンの原理は「大気圧、正しくは重力」によると説明があります。 「渦とサイホン」のお話しは、水に働く様々な力を組み合わせて水を流し続けられるという模型なのです。ご承知の通り、空間の性質には、いろんなポテンシャルがあります。空間のポテンシャルを渦に例えている模型なのです。

私は、他の研究者たちが問題にしているのは、「空間の性質」に着目しているのだと思います。マクスウェルの原論文は、20の方程式で成り立っています。(英国王立協会のサイトからダウンロードできますが、こちらにも解説されています。) これをヘビサイドが今日知られている4つのベクトル方程式にまとめたとのことです。ファラデーやマクスウェルは、電磁ポテンシャルは空間の性質だと考えていたようですけれど、原方程式に含まれていた幾つかの変数が4つの方程式では省かれています。

一方で、現代ではベクトルポテンシャルが物理現象(ベクトルポテンシャルを感じる電子波)であることが証明されています。つまり、井出さんの研究には、空間の性質として、4つのマクスウェル方程式に示される以外の要素が存在するという前提なのです。

恐縮ながら、私の高校の恩師との会話で、ノーベル賞について「ノーベル賞は過渡的なものです。今は、正しいということです。」と先生が言われました。 つまり、賞の対象は(いずれ、より大きな物事の部分になるのかも知れない。)という含みを言われたのだと思います。

「渦とサイホン」に話しを戻します。渦を空間のポテンシャルに置き換えます。「渦とサイホン」の模型を見ると、まるでポテンシャルからエネルギーが取り出し続けられるように解釈できます。しかし、3次元空間に存在するポテンシャルから、我々は、サイホンのように(直交した別の次元に)抜け出すことはできません。

フリーエネルギーの世界を見渡すと、永久磁石からエネルギーを取り出すとかいう装置などがありますけれど、私には信じられません。3次元物理空間内に存在する我々には、そのような方法でエネルギーを取り出せる訳がないのです。それが重力であろうと、カシミール効果だろうと、ゼロ点エネルギーだろうと、同じ事です。取り出したら終わりです。

ここから、STさんの疑問に対する答えの入り口です。

電気磁気現象が、一つ余分の次元軸に存在する実体から3次元空間への投影と仮定します。

高次の実体を仮定すると!第3の輪(茶の輪)を仮定すると、(透明の輪:電場)に重ねられる

 

第3の輪は、磁場(ピンクの輪)にも重ねられる

高次の実体は、我々に直交していると考える訳です。すると、図のように電場・磁場双方に直交する第3の輪を設ければ、磁場にも電場にも重ねられる、現れ得ることが分かります。高次の実体を考えるならば、第3の輪のようなものとして、3次元空間に現れると考えられるということです。

考察の結果、我々が高次へ抜け出すことはできませんけれど、電磁気現象を工夫することで、3次元空間へ高次の実体が現れるらしいことが分かりました。 仮定が現実なら、そのような現象が起こりうるということです。 こういった思考の積み重ねで、「第3起電力」のエネルギー源を考察した訳です。

2011年6月にサイトに掲載しました、「第3起電力のエネルギー源(弧電磁気論から見たエネルギー源の考察)」について、変更すべき点を考慮して、12月下旬には、改訂版を掲載する予定です。少し、読みやすくなると思います。(突っ込みどころ満載です。)

孤立系のみを対象とする限り、どこかの誰かが、「おいしい」思いをしていると考えている当方は、妄想に取り憑かれているのでしょうか。 {1%の人が40数%位を所有して、99%の人たちが貧しい現実を見て下さい。}

仮想(数字としてのお金)が現実を引きずり回してはいけません。

興味をお持ち頂き、ありがとうございます。

 

追記2024/01/31 訂正 第3起電力のエネルギー源(第2版)へのリンク切れを修正しました。また、高次の実体を仮定した図がリンク切れのため、説明のための写真を貼ります。

 

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STさんのコメント(2012/11/03)について

STさんのコメント(再掲)ここから

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井出さんの論の中で「出力を入力に戻す」プロセスが解決出来れば
と言う部分があったと記憶しています。
そもそも出力を入力に返すなんてのは考えて見れば(単純にエネルギーとして見て)出力を絞ったのと等価ではないでしょうか…
電気的な技術としてはポジティブフィードバックがその一番簡単な例、
実際にはもっと複雑な技術(技法?)が今まで山ほどの種類があります。
出力→入力なら例えAC→DC変換程度があったとて基本的な回路です。
掲げられた回路図だけで解釈すればただのDC-AC変換回路ですね、
あの形ではそれこそトランス部のみで4倍のエネルギーに増幅しなければ成立しません。
正確な事を言うには単位時間内の平均電圧と平均電流の積が何倍になっているのかを正確に計測しなければなりません。
どうも井出さんの計測法ではそれが出来ておらず、誤計測の類かと…

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STさん、コメントありがとうございます。STさんのご意見と異なる内容になることをお許し下さい。

ご意見の通り、回路(系)の変換効率、あるいは、計測方法が適正かどうかは、重要なことです。エーテルエンジンは、機械系を含む効率を考慮に厳密な計測方法を取ってこられたと理解しています。当方は、十数年前に訪問して拝見しました。 詳しくは、環境エネルギー振興財団が発行する井出さんの論文集にあります。

一般財団法人環境エネルギー振興財団で入手可能です。

一方で、特許を取られたインバーターについての情報は、特許公報と、「第3起電力で世界は激変する(ヒカルランド社)の巻末にある情報」と次のURLからダウンロードできる情報です。

 

英語の原論文は下記サイトで無料でコピーできます。

http://www.sciencedirect.com/science?_ob=PublicationURL&_hubEid=1-s2.0-S1875389211X00123&_cid=277348&_pubType=J&_auth=y&_acct=C000000593&_version=1&_urlVersion=0&_userid=9920944&md5=a785ebef8d26ce070508841bfc052990

このPhysics Procediaは、ヨーロッパNo.1の格調高い科学誌です。このサイトの中のNo.38の論文です。

 これらの資料からは、超効率インバーターの詳しいことが分かりません。確かに、「第3起電力で世界は激変する(ヒカルランド社)の巻末にある情報」の測定ポイントが不適切だと指摘される方があります。

井出さんに確認したわけではありませんけれど、インバーターの詳細情報を公開するのは、制限されているように思います。

ここで、言いたいことは、井出さんを含めて、研究者の中には、これまでの考え方とは異なる観点で研究されている方がいるということです。

ご参考までに井口和基氏のブログ2件をお読みいただけると幸いです。

物理の森の中で道が二つに分かれていた

 http://quasimoto.exblog.jp/17565977/

欧米に連綿と続く「科学の創始者」の伝統:「APEIRON」と「イグ物理学者たち」

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私は、地球で起きている多くのことに「色」が着いていると考えています。資本論のマルクスのパトロンは、国際金融資本家だったそうです。

晴耕雨読http://sun.ap.teacup.com/souun/643.html

ですから、科学者といえどもスポンサーの意向に逆らえません。19世紀のいつかの時点で、現在私たちが知っている科学に特定の「色」が着いたということです。つまり、科学を「孤立系」のみに限定したことだと考えているのです。

考え得てみて下さい。この世界の出来事は、ほとんど全て、「壊れる・腐る・摩耗する:減価する」ものばかりです。一方で、絶対に腐らないものがあります。それがお金です。お金はニクソンショック以後、ただの「数学上の概念」になりました。しかも、利子の出所は、どこにもありません。誰かがどこかで、借金をしてくれれば生じます。 現実の世界に「お金という無限」を持ち込んでいるのです。そして、現実世界を振り回しています。(自己資本比率とBIS規制により、信用創造という賭け率は約10倍、その他の仕組みで100倍を遙かに超えるかも知れません。)

私たちは、2011年3.11以降、知りました。ご自分の生首より、お金の方が大事な人たちが居るということを。 ましてや、他人の首(命)が飛ぶことなんか、平気なようです。これらの出来事の根源には、お金の無限性と利子にあることがはっきりしています。(既にご存知でしたら、お許し下さい。)

私は、全員が、合意の上で利子を廃止し、減価するお金に代えるならば、石油文明のままで、当面はOKだと考えています。勿論、そんなことができるはずはありません。 そこで、どうしても、この無限性をチャラにする必要があるのです。このまま行けば、消費拡大によって必ず滅びます。戦争は、純消費ですから。 全部滅びれば、生産は無限大になり景気は回復します。こんなこと、どう考えても矛盾しています。でも、本当にやろうとしています。

つまりは、科学に「開放系」の理論を持ち込むしか、生き残る道はないということです。その一つの解答が井出治さんの研究だと考えているのです。そして、その基礎になれたらいいな、というのがお粗末ながら、弧電磁気論なのです。

ついでながら、弧電磁気論のサイトに揚げています「渦とサイホン」の動画をご覧下さい。渦がポテンシャルに相当します。サイホンにより、水の流れは続きます。渦を2次元平面と考えると、サイホンは渦に直交した高次の空間(3次元)にあたります。当然のことポテンシャル(渦)の表面(水面上)にいる限り、水を落とし続けることはできません。ポテンシャルの底に落ち込んで運動は終わります。電磁気現象は、その直交性から3次元を超える現象なのではないか?というのが出発点です。

「渦とサイホン」は、我ながらよくできモデルです。

興味をお持ち頂き、ありがとうございます。

 

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フリーエネルギーを必要とする2つの訳

弧電磁気論(解説)というサイトについて、内容を読まれた方には、何を言っているのか分からないと思います。 管理者(Φ:nsw495kpr8)が何を考えて、このようなことをやっているのかを書かなくては、理解の糸口が得られないと思いますので、管理者の前提とする所を書きます。

管理者は、フリーエネルギーという言葉を好きではありません。どうも“フリーエネルギー”という言葉の初出は、1950年代に宇宙人とコンタクトしたという、ポーランド出身のアメリカ人であるG・アダムスキーのようです。(はっきり確かめた訳ではありませんけれど。) 某所の記録によると、彼は、ヨーロッパ公演に出かけた先で観光用馬車を見かけて、“これがほんとうの自由ネルギーだ”と喜んだそうです。日本語のフリーエネルギーの“フリー”という言葉には、「勝手に、気儘に」というような意味が入っているようで好きになれませんけれど、他に適当な言葉はなく。それで仕方なく、フリーエネルギーという言葉を使っています。

井出治氏の実験を追試した訳でもない管理者がフリーエネルギーを信じて、弧電磁気論という空想・妄想するのには、2つの理由があります。

1.身の回りの世界で起きていること全ては、“エネルギー保存の法則”が適用できる(もしくは、適用できているように見える)のにもかかわらず、星空、宇宙に眼を向けると、“無限性”を直観できる。この直観性は宇宙という現実からきている。身の回りの世界の有限性と宇宙の無限性の間に、激しいギャップ(乖離)があって、何かが変だと強く感じる。

説明・・・・某TV番組で、星空の観測会に参加した子どもたちが番組のインタビューに答えて、「宇宙には端がない。(角がない)」「宇宙は限りなく大きい。」などと言っていました。子どもたちの答えの方がビッグバン理論より素晴らしいと感じるのは管理者だけでしょうか。サイトには挙げていませんけれど、弧電磁気論の中のp54にある図37弧電磁気的宇宙の図を解析することで思うことは、宇宙には「はじめも終わりもない」ということです。管理者は、これといって宗教に興味はありませんけれど、旧約聖書に出てくる神は、自身が何者か問われて「わたしはある。わたしはあるというものだ。」と答えています。(聖書の版によって訳は異なりますが、大意はわかります。) いつからあるのか、いつまであるのかという概念がないのです。このような宇宙の現実の前には、謙虚でいたいのです。自己の直観に従うのです。

2.身の回りの世界にある物は、全て壊れる。いつかは壊れる。鉄骨やコンクリートでできた建物の耐用年数は確か40年である。自動車は10年、コンピュータは4年だったはず。一番安定な陽子でさえも、寿命がある。ところが、身の回りに絶対に壊れない物がある。お金である。お金は何にでも交換できる便利な道具である。事実上、無限である。有限な地球を無限のお金にあわせられる訳がない。そこで、1.に示した宇宙に感じる無限性を日常の世界に持ち込むことで、お金の無限性を「チャラ:無効」にする必要がある。

説明・・・・学者は、自分の好きなことをやり、それを気に入ったパトロンが経済的支援をする。19世紀までのパターンだそうです。管理者は読んだことがありませんけれど、資本論を書いたカール・マルクスは、今でいう国際金融資本家がパトロンだったそうです。勿論のことパトロンの意向に沿ったものを仕上げる。あるいは、パトロンの意向に背いたりできないだろうことは、想像に難くありません。これは現代でも変わりなく続いていると考えた方が妥当です。電磁気論についても、マクスウェルの20の方程式をヘビサイドとギプスがベクトル方程式に書き直す際に、ある資本家の意向が働いているとT・E・ベアデン氏は主張しています。つまり、学問は、お金と密接な関係があるということです。

管理者は、過去、お金の性質を調べました。概略は以下の通りです。  ・通貨発行権が権力として絶大であること。 ・利息はどこからも生まれ得ないこと。(借金からしか生じない。) ・銀行の自己資本比率、BIS規制から中央銀行の発行した金額の10倍程度まで、市中に出回ること(信用創造) ・金融派生商品が更に大きなお金を産み、凡そ100倍くらいになるらしい。実体経済に必要なお金の100倍ものお金が実体経済を振り回している。 ・今や紙の紙幣すら印刷していない。単にキーボードに数字を入れて、Enterキーを押すだけ。 ・信用創造というもっともらしい言葉は、実はオッズ(賭け率)でしかない。 ・彼らは、(賭け率)→(信用創造)というような“言葉遊び”を多用する。(例:人権擁護法案に反対する。“人権”“擁護”いずれも前向きなプラスの意味を持つ単語を用いた法律案になぜ反対する? 管理者は過去、ある法律の条文を読んで頭がクラッとした。言葉遊びは、読んだ人、聞いた人の頭が混乱することで目的が達成される。) ・“言葉遊び”を有効にするために、対立軸を作る。(二項対立)例はいくらでもある。 ・通貨を発行する中央銀行は少数の資本家が所有する。 ・資本家が所有する中央銀行の利益は所有者に入る。例えて言うならお金の仕組みは“イス取りゲーム”である。ゲームの主催者である胴元が必ず勝つ。 ・資本家あるいは資本家を統括する権限を持つ人々は、彼らの金庫に加速しつつ流れ込むお金の供給がなくなるという考えに、耐えられない。 ・従って、お金の世界は定期的に破滅する。あるいは意図的に破滅する構造にある。

無限のお金の力を無効にするには、1.からくる無限性を身の回りの世界に実現する以外に方法はありません。それとも、この世界から利息をとることを廃止して、賭け事を皆が同時に止めさせられるのですか? 純消費である戦争を止めさせられるのですか? 我々は、一瞬たりともお金に関係せずに生活できません。管理者は秩序が保たれるなら、当面、化石燃料で結構。(化石燃料という言葉も怪しい。石油は地球内部由来かも。)原子力も安全が確保されるなら、やむを得ないと考えています。現実は、杜撰で汚いのでダメですけれど。(石油か原子力、または再生エネルギーの選択も二項対立の一つ。それしか無いと思ったら、思惑通り。)

考えてみたら、“数学上の概念だから、現実の物理現象とは関係ない。”とよく言います。ところが、純然たる“数学上の概念”でしかないお金が、これほどに現実の生活と環境を破壊しているのに、誰も止めることが出来ないのは何故でしょう? 全く解せません。

金融資本家あるいは金融資本家を統括する権限を持つ人々が最も恐れることは、宇宙が事実上、無限であることを人々が知ってしまうことだと考えられます。(または、各惑星には、概ね人が住んでいるらしいことが分かってしまうことだと考えられます。)この地上にそのような現象が誰の目にも明らかになることを恐れているはずです。

さて、フリーエネルギー装置の原理が現代の物理学でどのように説明されうるでしょうか。

権威筋の学者がパトロンの意向に反して、このような作業に入ると思われますか。また、「あらゆる物理的な法則は究極的には全く統計的なものになる」と考える科学者たちに、井出治氏の装置の原理が説明できるでしょうか。管理者には不可能に思えます。 それどころか、昨年の3.11大震災により、国民は“学者や政治家、官僚、マスコミ、電気事業者”のいかがわしさ、劣化の激しさを知ってしまいました。

闘牛場に引き出された牛のごとく、赤や青のマント(二項対立)に突進するのは止めましょう。言葉遊びに騙されないで、目指すはピンポイント。マントに隠れた闘牛士(マタドール)でしょう。

ありがとうございます。

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第3起電力のエネルギー源についての考察を掲載しました

「超効率インバーター(デゴイチ)」のエネルギー源は何なのか、どのように湧出するのかを考察しましたので、弧電磁気論のサイトに、”「第3起電力」のエネルギー源について(弧電磁気論から見たエネルギー源の考察)”として、掲載しました。

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