光(電磁波)に エーテル (媒質)がないのは「自然が映像だから」とすれば、2つの現象の説明がつく

(1)物理学における エーテル (媒質)について調べると次のように書かれています。

エーテル (aether, ether, luminiferous aether)とは、光の波動説において宇宙に満ちていると仮定されるもので、光が波動として伝搬するために必要な媒質を言う。ロバート・フックによって命名された。特殊相対性理論と光量子仮説の登場などにより、エーテルは廃れた物理学理論だとされている。

特殊相対性理論は、次のような循環を”光速度不変”として、その環を断ち切ったために、一定の結論を得たのですが、根本的な問題は解決していませんでした。

  • 運動(角度)→時間→光速度→相対論(時間・空間・質量・重力)
  •  ↑————————————————————↓

因みに角度から作った時間は量ではありません。これは間違いです。

また光量子仮説について、量子力学を否定しませんけれども、小さな領域において、離散的、確率的に現れる現象は物の量ではなくて、事の質であるとわかっています。

図1 弧理論において、物と事は一つの実体の異なる面に過ぎない

ですから、光量子仮説あるから、 エーテル の考えは廃れた理論だというのは行き過ぎです。光が伝搬するに媒質が必要だと考えても良いはずです。

しかし、歴史的に光を波動と考えて、実験を進めてもエーテルは検出できませんでした。

2000年、外村彰氏による実験「電子波で見る電磁界分布」によって、ベクトルポテンシャルの存在が確認されました。

写真1 出典:位相差=1/2波長 上記

真空中において、電場磁場を遮断したドーナツ型磁石の近傍を通過する電子波は、磁石周辺に存在する何かを感知したということになります。これがベクトルポテンシャルです。電子は波の性質を持っています。しかし、磁石近傍の真空にエーテルは存在しません。

外村氏の説明を読むと量子力学にある波動関数として説明しています。これには無理があります。電子に波の性質があるのに、伝える媒質がないからです。干渉じまのずれ波動関数という数学的記述が原因で起きるのではありません

では、このポテンシャルは何が原因なのでしょうか。

 

電磁気現象は図1に示す物と事(運動)を橋渡ししているようです。

弧理論においては、は陽子・中性子・電子の3個のみです。それでいて電子は素粒子でもあります。素粒子は事(運動)の一種です。電磁気現象は、単純に物の量事の質に仕分けることが困難です。

ここから本題です。今、天気図を例に説明します。二次元平面の生物が居たとします。

図2 出典:予想天気図の説明

この生物にとって、風が吹いたり雨が降ったりする原因はわかりません。ただ風の方向に勾配があることはわかります。その原因は、垂直方向に大気の粗密があるからです。二次元平面にへばりついているからわからないのです。

弧理論による模型を示します。

gif1 境界空間の模型

上は、同じく二次元平面ですが、この平面は存在しません。この平面がわかるのは、水と油があるからです。泡が物です。泡の発生とともにが起きています。波の振幅は垂直方向であって、二次元平面の生物にはこの振幅はわかりません。しかし、勾配やポテンシャルはわかります

この模型の次元を一つ上げれば、我々が居る自然(M軸と言う。岡潔の言う物質的自然)になります。物と事がわかるのは、M軸に直交する別の次元軸にある実体があるからです。これを基軸と言います。

つまり、M軸においては、波を伝えるエーテルは存在しません(わかりません)が、勾配やポテンシャルはわかります。 外村彰氏による実験は、自然が別の次元軸からの投影による映像だという証拠だと考えます。

それと、仮に自然が映像ならば、 近接作用 はあり得ない( 2020年12月21日)ことがわかります。


(2)もう一つの問題です。 最近は、民間のロケット開発が盛んです。誰もが宇宙空間の様子を映像で見ることが出来ます。

写真2 出典:スペースX Crew-1

すぐに気付くのは、背景の宇宙空間が真っ暗だということです。これは、ずっと以前の写真もほとんどが真っ暗です。最近は超高感度カメラが開発されており、ISS国際宇宙ステーションからオーロラを撮影した映像があります。

写真3 出展:宇宙から見たオーロラ…美しすぎて息を呑む

この写真には、天空にうっすらと星々が写っています。それでもオーロラより暗いです。空気があれば、夜空に星が見えますが、空気がないと太陽くらいしか見えません。 その理由はわかっていません。地上で見る星々より遙かに暗いのは何故なのでしょうか。

つまり、宇宙空間において、物質(ガスや塵、プラズマ)がかなり稀薄であるために、電場磁場の存在が小さくて、電磁波は波として伝わってきていないのではないかと考えます。つまり、太陽からの熱は、赤外線ではなくて、何らかのポテンシャルのみが地球近傍までやってきて、地球上空で赤外線となって熱を伝えている(起こして)のではないかということになります。だとすると、宇宙空間に出て天空を見ると真っ暗だという理由がたちます。

つまり、電気磁気現象の本質は、基軸方向にあるエーテル(媒質)が原因だという考えに至ります。言い換えますと、上記の2つの実験・現象は、自然が映像だとするならば説明がつくということになります。

それに関連して、金星の表面温度は摂氏460度とされますが、観測の仕方そのものに問題があるらしいことがわかります。研究開始当初から、疑問を持っていました。

 

まとめますと、空間、真空がわかるのは、基軸上の存在わかるからであって、がないならば、空間もわからないということです。元々、空間など存在しないのです。すべての原因は基軸にあります。物理学は空間とは何かを定義して(定義できて)いません。現時点で、残る問題はあと1つです。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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