改めて、 時間とは何か

既に、 時間とは何か 書き切っておりますが、参考にした岡潔の言葉をもとに整理します。参考にした言葉は次の3つです。

  1. 時間という計量的なものはない。
  2. 運動から時間を作る。
  3. 数は量のかげ。

1.はそのままです。量ではないならば、10進数による12の倍数である時間とは何の数なのかがわかりません。岡潔を知ってからの疑問でした。

2.は時計の機構が持つ運動を針の回転に替え、針が示す角度を時間に置き換えています。で、角度は量ではありません。機構が電子的であれ、原子の運動であっても同じです。

gif1

図1

ですから、1.のとおり、時間は計量的ではないのです。すると、最初の疑問になります。そこで、3.を参考にします。

岡潔は「数は量のかげ」と云いました。ところが、時間は量ではありません。そこからいろいろ思考をたどって今春に気づいたのが以下です。

人の感覚でわかるのはである。

岡潔の云ったとおり、「数は(物の)量のかげ」です。では、はというと、事にはがあります。管理人が気づいたのは、

数は事の質のかげ

ということです。数には2種類あったのです。そこで、最初の疑問が解けます。時間とは事の質のかげでした。時間という数は、出来事(運動)のかげです。角度は人の感覚でわかる事の質なのです。

何故、岡潔は1.~3.のみを云って「数は(事の)質のかげ」と云わなかったのかわかりません。えらく中途半端です。

兎に角、(時間・空間)というモデルである自然科学は、物と事の区別がついておらず、本質的にダメです。岡潔のことを知ったのは、2015年頃です。時間とは何かという疑問を持ちだしたのは2013年頃です。2013年10月15日『「時は金なりTime is money.」の本当の意味

図2

今から思えば、岡潔が上記の4.として「数は(事の)質のかげ」と云ってさえすれば、もう少し早く気づいたことでしょう。 因みに熱力学的エントロピーと情報エントロピーを示す数式が同じというのは、両方とも事の質であることを意味します。物理学は「物と力」ではなく、「物と事(運動P)」に整理し直すべきです。寺田寅彦も力は便宜上のものだと述べています。どうも2種類以上の加速度があるようです。この辺りはもっと考察が必要です。

 

そのほか、時間の特性には次があります。

  • 時間は時の現在を含まない。(過去である。)
  • 時間は第1の心(意識を通し、言葉で言える)の内である。
  • 時間は動画である。

第1の心は、時の現在を含まない過去ですから、過ぎてからしかわからない動画です。動画がわかるというのは、「運動がわかる」に置き換えてもいいです。

gi2 静止画から、時間はわからない。

大事なのは、最初に現在がわかる(静止画がわかる)という第2の心がなければ、一切は存在しません。 ヲシテ文献で言えば、タマが第2の心であり、静止画がわかるということ。シヰが第1の心であり、動画がわかるということです。 尚、右欄に示すリンク「 1.時間とは何か 」の記事は2018/09/18日現在のものです。今なら、もっと短く簡潔に記せますが、手をつけてません。時間に関してだけを取り出して考えても、不十分です。人の心の仕組みと働きについての理解を経て、俯瞰的に観る必要があると思います。

 

Φ について

2010年より研究しています。
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