自然科学 は還元主義なのに「時間」を用いることによって、循環論になっている 

自然科学 の矛盾点と限界について、足かけ4年ほどかかって考えてきたのですが、前回の記事を書いていて気付きました。

自然科学は還元主義の形をとっているにもかかわらず、時間を用いることによって循環論法になっています。 これはあり得ないことです。

図1

科学の根幹が非論理的構造をしているのです。あり得ません。

事の発端は、2つあります。「私は時間のドレイになるつもりはない。」とある科学者が言ったことと、当サイト内に置いたヒッグス粒子に関する記事the-manuscript-of-survival-part68日本語文.pdf」にある「非常に多くの賢い頭脳を間違った方向に向けさせている、上手に組み立てた誤魔化しのプロェクトなのです。」という文でした。 特に後者は文中に時間という語句は出てきませんけれども、誤魔化しの本質が時間にあるのではないかという直観がありました。

その後に数学者岡潔の存在を知りました。 岡潔は次のように述べています。「自然科学は間違っている」より、【2】自然科学者の時間空間を引用します。

自然科学者は自然というものをどういうものだと考えているかということを代りに言ってやって、そして、それを検討するより仕方がない。

自然科学者は初めに時間、空間というものがあると思っています。絵を描く時、初めに画用紙があるようなものです。そう思ってます。時間、空間とはどういうものかと少しも考えてはいない。これ、空間の方はまだ良いんですが、わかりますから。時間の方はわかりませんから。

時間というものを表わそうと思うと、人は何時も運動を使います。で、直接わかるものではない。運動は時間に比例して起こると決めてかかって、そういう時間というものがあると決めてかかって、そして、時間というものはわかると思っています。空間とは大分違う。

人は時間の中なんかに住んでやしない。時の中に住んでいる。

時には現在、過去、未来があります。各々、全く性質が違うんです。それ以外、いろいろありますが、時について一番深く考えたのは道元禅師です。

が、その時の属性のうちに、時の過去のうちには「時は過ぎ行く」という属性がある。その一つの性質を取り出して、そうして観念化したものが時間です。非常に問題になる。

岡潔は大天才です。 合理的に考えて行き着く自明の事には触れませんし、簡単な語句しか用いません。どうも、岡潔から学ぼうとする人は文系の人が多いように感じます。理系の人で惹きつけられる人は、岡潔の数学による業績に目が行くようです。理系の人は随筆をさらっと読み飛ばしているのではないかと感じます。 本当にどちらの人たちも岡潔の言葉から深く読み取る人は少ないと感じてきました。

改めて、箇条書きにします。

  1. 自然科学者は自然を時間空間と言った。これは簡単な模型。自然そのものではない。
  2. 人は時(過去現在未来)の中に住む。
  3. 時間は時の過去の性質を取り出して観念化したもの。(観念としての時間)
  4. 時間は運動から作る。直接にはわからない。(物理的な時間)
  5. 自然科学者は運動が時間に比例して起こると決めてかかっている。
  6. そういう時間はあると思っている。
  7. そういう時間はわかると思っている。

岡潔は別のところで自然科学者の考えている自然のことを「物質的自然」と呼びました。

詳しくは、過去記事を「時間」で検索ください。直近の記事ほど詳しくなっています。最も古い記事は、ミヒャエル・エンデの「モモ」を引用しているあたりです。

自然科学は近似にならざるを得ないし、終わりがありません。 はっきり「自然科学は間違っている」とわかりました。 どんな理屈をこねたってダメです。

【1】このままでは人類は滅びる」において次のように述べています。

自然科学というものは、自然とはどういうものかということを言わないで、自然というのはわかり切っていると一人決めにしている。そして、これについて科学した結果を集めたものです。

だから、かようなものは学問とはいえません。これは単なる思想です。

一人決めにした部分を切り取って科学した結果寄せ集めたものだというのです。だから分野ごとに断裂していたのです。これが統合失調の原因です。 これらの寄せ集めは、単なる思想であって学問とはいえません。 各分野の間に置き去りにされた現象に大事なことがあるはずです。

E=mcについて。

物質はエネルギーに転換するし逆にもなるというが、本当は一つの実体の異なる面に過ぎない。

時間を用いずに自然を記述する以外に道はありません。

 

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エイリアンインタビュー で気になる点 2つについて

コメントで教えていただいた本「エイリアンインタビュー」-エイリアンインタビュー:ローレンスR・スペンサー編集2015年-を読んで気になる点が2つあったのでメモします。Alien Interview

1947年ニューメキシコ州ロズウェルの近くでUFOが墜落し、空飛ぶ円盤からエイリアンが救出されました。そのエイリアン(以下「エアル」と呼び、彼女はパイロットであり士官です。)に当時従軍していた看護師マチルダ・オードネル・マックエルロイがインタビューした記録です。1947年の7月から8月にかけてエアルにインタビューをテレパシーにて行われたとあります。この記録はマチルダの個人の感想等の記録並びに機密にあたるエアルとの質疑等により構成されています。これら資料が事件から60年経ってから エイリアンインタビュー として編集者スペンサーに送られてきました。

ざっと読んで気になることは幾つもあります。例えば、なぜ公表が60年も過ぎてからなのか。信憑性はどうなのかなどです。 ここで管理人の姿勢はいつも同じです。「寛容であり、徹底して懐疑的であるべき」でして、理解できないことは何処かに留め置くことです。

 

気になる点の内、2点を取り上げます。1つは、時間に関することで、もう1つは空間に関することです。

エアルはマチルダの問いに応える形でインタビューは進んでいきます。エアルはある時期、多数の書籍を読んで英語をマスターしたといいます。そして、エアルは独自の概念を含む造語をしました。以下、エアルの造語(IS-BE)に関するエアルの説明です。p70より引用します。

個人的に私は、全ての感覚のある存在たちは不死のスピリチュアルな存在であるという信念を持っている。これは人間も含まれている。正確性と単純さのために、私は自分の造語を使う:「IS-BE(イズ・ビー)」。なぜなら不死の存在の第一の性質は彼らが時間の無い「IS(存在する)」という状態の中で生き、彼らの存在の唯一の理由は彼らが「BE(そうなる)」ということを決めるからである。

確か「IS-BE(イズ・ビー)」は、自己を客観視した状態だと説明した箇所がありました。自分の頭を上から俯瞰して見るようなものです。 続きを読む

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弧理論 の研究は間違っているか? 正しいか?

2010年に始めた管理人による 弧理論 (Ark Theory)の研究は、間違っているのか、それとも正しいのでしょうか?

  1. 間違っている。
  2. 正しい。

仮に1.ならば、第3者から見て(致命的な)間違いを指摘されればお仕舞いですし、おそらく研究は程なく行き詰まると思われます。

仮に2.ならば、突っ込みどころはあっても(致命的な)間違いを指摘されないと思われますし、研究の幅は広がり、かつ深まるでしょう。

今までのところ、研究の幅は広がっていますし、深くなっています。お陰様で行き詰まってもいないようです。ただ、間違いだとの指摘はないのですが、単に「バカは放っておけ」なのかと思います。

1.であれ2.であれ、いずれの場合も「理解されない」点では同じです。

2.の場合において理解されないのは、「物質科学は自然科学を包摂している」という点です。

物質的自然への見方が異なるからです。

自然科学唯物的でありながら「単独で取り出せない」クオークを物質と認めていますし、還元論でもあります。

ですから自然科学において、元素は原子からできており、原子は陽子・中性子・電子でできており、陽子・中性子はクオークでできているとします。さらにクオークは超ひもでできているとして理論は、複雑怪奇の様相を呈しています。終端は見えない状態です。おまけに幾つかの現象を意図してか無視あるいは放置しています。

更に、クオークを以て、元素の性質は説明できません。別の学問領域(基礎化学あるいは固体物理学など)だとして済まされます。それぞれの領域内では理論も実験事実も正しいですが、各々は近似に過ぎません。 このように寸断された学問は、管理人にはほとんど致命的欠陥に思えます。

 

一方の物質科学は、「原子を構成する陽子・中性子・電子も、素粒子群もその他の波も」別の次元軸に在る実体の投影による映像だと考えます。それらが離散的で確率によることもすべて映像だとすると理解できます。 また「単独で取り出せない」クオークを考える必要はありません。

今のところ、別の次元軸を実証できませんけれども、上表の全体を切れ目無く正確にカバーできると考えます。 しかし、自然科学において重要な役割を担っている時間の否定やエネルギーの定義を改めるなど、これまでの考え方から大きく離れているために理解されにくいことは事実です。 丁寧にお考えいただければご理解いただけるかも知れません。

ただ肝心の弧理論による原子模型ができていないことと、実験できていませんので、残念ながら空想の域を出ていません。

 

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ホツマツタヱ 縁の神社を参拝

先日、猛暑の中 ホツマツタヱ の写本が発見された日吉神社やその他縁のある田中神社水尾神社を訪ねて参拝してきました。

2016年1月に過去記事のとおり滋賀県高島市にある中江藤樹記念館を訪ねて同図書室に保管されているホツマツタヱ(和仁估安聡写本)のコピーを拝見したことがあります。今回は、写本が発見された地を訪ねました。

いずれの神社も琵琶湖の個性地域、滋賀県高島市にあります。

 

日吉神社 滋賀県高島市安曇川町西万木783

右手に社務所などがありました。 その内の一つの建物であろう御輿蔵から写本が見つかったとのことです。

 

日吉神社の本殿

日吉神社の由緒

 

田中神社  滋賀県高島市安曇川町田中1881  石段があります。

本殿

御祭神

 

田中神社付近には古墳群がありました。

 

第二十六代継体天皇の生母「振媛」は越前国坂中井の里より迎えられたとあります。系図を見ると第二十五代武烈天皇とは随分離れています。何があったのか気になります。ヲシテ文献と何か関係があったのでしょうか。

 

彦主人王の墓とされる「ウシ塚」の前には柵があって入れないようになっています。 赤い矢印の地点から参道を映したものです。 ウシ塚は禁足地になっています。

参道は苔むしていて、入っていくと彦主人王御陵の前に、宮内庁による立ち入り禁止の看板がありました。

 

水尾神社 滋賀県高島市拝戸716

本殿

 

 

水尾神社には立派な庭園がありました。

 

日吉神社、田中神社、水尾神社のいずれも立派な鳥居とおよそ100mくらいもある参道がありました。

高島市安曇(アツミ)川の地は、クニトコタチさんがトコヨクニを建国した地であり、継体天皇の縁があり、かつホツマツタヱの写本が伝わった土地でもあります。幾つかの縁が重なった地であり由緒を感じます。

古い古い、縄文の哲学がこうして残っているというのは奇蹟です。 いやぁ滅茶苦茶暑かったです。

 

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缶切り は「缶詰」の中

缶切り がなければ、缶詰は開けられません。どうやら缶切りは缶詰の中にあるらしい。

G・アダムスキーが異星人から受け取ったというネガフィルムに映っていた紡錘図形と象形文字(宇宙文字)について。

写真1

これまで、紡錘図形について解析を続けてきました。その結果、日本に古くから伝わるヲシテ文献に記された縄文哲学の骨子である「カミの仕組み」とほぼ同じ形をしていることが判明しました。

推測するに紡錘図形と象形文字(宇宙文字)は同じ内容を記したモノと思われます。 即ち日本に古くから伝わる哲学と、象形文字が意味するところはたぶん同じだろうと考えられます。

この件に関して、空飛ぶ円盤の真相:G・アダムスキー著久保田八郎訳より一部引用します。

写真2

第六章 砂漠の足跡p75から抜粋します。 続きを読む

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素粒子 群は、浅い投影角の運動P_を量子化したもの

素粒子物理学において、 素粒子 群は、物質粒子であるクオークによりできているとされます。しかし、弧理論(Ark Theory)の立場から見ると異なったものです。 2018年7月13日の記事「素粒子物理は間違っている」の続きです。

いつも引用するある科学者は特殊相対論によるE=mcという数式について、次のように述べています。

地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授は、ずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的にあらわした数式を発表しました。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達しています。つまり物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなると言っていますが、実際は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面にすぎないのです。

二つの次元をもつ幾何的な平面を考えてごらんなさい。この面があなたの視線に対して直角をなすとき、あなたはそれを平面と感じます。これはその実体の物質面をあらわします。つぎにあなたがその面を90度ほど回転させると、その面はあなたの視界から消えて一次元のみとなります。これはその実体のエネルギー面です。

下線は管理人による。 物理学者たちは、物質とエネルギーに関して誤解をしていると云います。物質もエネルギーも異なる次元軸上にある実体の投影による映像だと述べています。

図1

2つの次元を持つ平面上を考えます。 続きを読む

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ステレオサウンドバーに Raspberry Pi Zero W と pHAT DAC を組み込んだ

現在PCオーディオは、Fostex FF165WKを使った自作バスレフ型スピーカを使っています。作業中は軽音楽を流すのですが、小さな音なのに長い時間だとなぜか疲れます。

そこで、コンパクトなスピーカを探したところ、よいのが見つかりました。

PCスピーカー ELEGIANT 高音質 ステレオ サウンドバーです。USB電源と音源の配線が煩わしいので、Raspberry Pi Zero W と スイッチサイエンスのpHAT DACを組み合わせた上で、サウンドバーに内蔵しました。 ソフトは、Volumio2を事前にインストールしました。

改造後は、USB電源のコードのみですっきり。ただし、電源コードは電圧降下の小さい物に交換済み。 続きを読む

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素粒子物理 は間違っている

長く考察を続けて、そろそろ 素粒子物理 学は間違っていると結論してもよいと考えます。

最近、幾つか組木パズルを購入しました。最初の目的は、言葉の本質について説明するためでした。 これまでの説明に「匙(さじ)とスプーン」の例えを用いてきましたけれども、しっくりきませんでした。 過去記事、「唯物主義者は要素還元の「終点」に気づけない」あるいは「「分ける」ことにより「分かる」のは、物と事の関係性であり、行き着くところは統合失調(分裂)である」を参照ください。

写真1 さじ

写真2 スプーン

そこで思いついたのが組木パズルでした。

写真3 6ピースと5ピースのパズル

組木パズルは、言葉同様に互いに定義し合っています。1個のピースに意味はありません。 購入した動機とは異なりますが、このパズルで説明します。

続きを読む

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数学 するときの心 知見を得るときの心 精神科学の「肝要」

ある科学者は 数学 を使う物理学者たちについて、次のように述べています。

たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であり、そのため進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。

下線は管理人による。

数学を使う目的は、物理現象に関する新しい知見を得るためです。 数学を用いるときの心の働きと、新しい知見あるいはアイディアを得ようとするときの心の働きを以下に示します。

  1. 数学するとき、人の心は「緊張と集中」の状態にある。
  2. 新しい知見やアイディアを得るとき、人の心は「弛緩と関心」の状態にある。

数学者や物理学者、その他の数学を扱う学者たちの目的は、.です。にもかかわらず彼らの心の働きは.の状態にあります。明らかに相反する状態です。 これでは、数学を用いることによって、目的を達することはとても困難です。

数学者岡潔は、「人には心が2つある」として、「西洋人は第1の心のあることしか知らない」と述べています。(岡潔思想研究会の「一滴の涙」より。)

数学をするときに働く心は、岡の云う「第1の心」です。西洋人は第1の心しか知りませんので、「電磁気学による電磁波の予言」という数学的勝利に疑いを持たず、以後、この手法でやってきました。 (どうも最近は、電磁気学の大成功という歴史もちょっと疑問に思いかけてます。) 仮にリラックスした状態にあるときに、アイディアを得たとしても自己のアイディアが得られた仕組みについて無頓着です。今までにその仕組みについて考察されたことは無いのではないかと思います。

ここで云いたいのは、「アイディアや知見を得る」ことそのものではありません。人の心の働きの仕組みに気付くことです。我々の心がどのように働き、その結果得られるものと失うものが何かを考え、心の働きの仕組みを科学することが精神科学です。 とにかく学者の大多数は、途轍もなく非効率な方法で取り組んでいるようです。 大事なのは1.と2.のバランスだと考えます。

精神科学とはどのようなものなのか、これまで何度か書いてきました。分かり辛いものですけれど、真面目に考えてみる必要があると感じます。 過去記事を参照ください。「宇宙を探求するに最適な道具は数学だというならば、ならば何故、数学の難問に挑むと心を病むのだろうか」「弧理論による精神科学とは、唯一、数学者岡潔の第2の心に近い

ついでながら、リンク先である思想研究会「一滴の涙」にある(※解説1)の文章が興味深いので引用しておきます。

岡がよく引き合いに出すのが哲学者カントの言葉でして、カントは「時間空間は先験観念であって、自分はこれらなしには考えられない」といっていますが、既にカントの理性にはこの「妄性」が色濃く入っている。

カントのみならず西洋の哲学者や科学者は、この「妄智型理性」しか使えないから、だから多くの未知なる根本問題が未解決のまま残されていることにも気づかないし、まして真の生命現象などわかるはずはないのだと、岡はいうのです。

強調と下線は管理人による。 全同意です。学問体系間がブツ切りなのに、何も疑問に思わないのは致命的です。例えば、

  1. 素粒子物理学の素粒子群と固体物理学の結晶格子の間には、何の関係も見いだせない。
  2. 水は4℃で密度最大。素粒子群との間には、何の関係も見いだせない。
  3. 水は凍ると6角形になる。素粒子群・固体物理学との間には、何の関係も見いだせない。

よく考えると間に位置する現象でわからないこといろいろがあります。それぞれの分野は(それなりに)正しい。しかし、全体は何が何だかわからない。

何某の「専門家」などというのはインチキだとしか思えません。 地球上に精神科学はほぼ存在しないと考えます。でなければ、こんな非効率なことを続けてくるはずありません。

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弧理論 (Ark Theory)の意味するところ → 「異星人の持つ哲学」=「古代縄文人の哲学」

弧理論 (Ark Theory)は、拙著:弧電磁気論(2011年)より発展し展開して得たものです。その 弧理論 の結論として最近認識したことを述べます。 前置き(経緯)が長いです。

(1) 弧電磁気論を著すこととなった切っ掛けは、G・アダムスキーが遺したネガフィルムに映っていた紡錘図形です。

図1 赤枠の部分が電磁気現象を示している

着想を元に2010年から研究を始め2011年に弧電磁気論を自費にて出しました。別の次元軸が物質空間の元であり、別の次元軸上の実体が投影されることによって宇宙の大規模構造が現れることとともに惑星と永久宇宙船の関係(惑星間航行の原理)などを示しました。

(2) 2013年頃、弧電磁気論の発想を適用することで井出治氏による超効率インバーターのエネルギー源について考察しました。 成果を「第3起電力のエネルギー源について(考察)」として寄稿しました。(明窓出版) このとき、「距離の7乗に逆比例する力の場=発散トーラス」の考え方に至りました。 その後に名称を 弧理論 (Ark Theory)に変更。

(3) 2013年頃~2015年頃まで、主にファラデーの単極誘導モーターについて実験を行いました。

(4) 2015年頃~2017年頃まで、日本人の日本人たる由縁(特性:良いところと悪いところ)は何処にあるかという疑問を抱いて次のように調べました。

  1. 日本人は、何でも飲み込むのに、似ても似つかぬものにしてしまう。真似ているようで、真似ではない。何故か。
  2. 山本七平・小室直樹による日本教がよく言い得ている。しかし、大本ではない。
  3. 蘇我氏と聖徳太子の時代に大がかりな焚書があったこと。この辺りが怪しい。
  4. 焚書の対象に漢字以前にあったとされる古代文書が含まれていた可能性があること。
  5. 古代文書の幾つかについて調べた。竹内文書、「ホツマツタヱなどのヲシテ文献」ほか。
  6. 中でもヲシテ文献は明らかに日本語の基礎であり、縄文哲学という至高のタカラが含まれていることを認識。
  7. 並行して数学者岡潔による「自然科学の誤った点」について学ぶ。文明の基礎からやり直すべきと認識。
  8. 2016年10月ヲシテ文献に示される縄文哲学の核心「カミの仕組みに気付く。
  9. G・アダムスキーが遺した紡錘図形は、宇宙の構造を示しながらフリーエネルギー及び重力制御を可能にする仕組みを示していると同時に、縄文哲学の核である「カミの仕組み」に等しいと判明した。

(5) 改めて、紡錘図形の意味するところを説明します。

図2

上図に示す紡錘図形の全体で云えることは、

  1. 宇宙の仕組みを示している。自然は恐らく精神的自然と物質的自然をいう。
  2. 上図は、縄文哲学の核心である「カミの仕組み」と同じである。
  3. 人の心は、タマ+シヰの構造をしている。タマは大宇宙の中心「ア」より来て、物質「ウ」をまとったシヰと結びついてタマシヰを持ったヒトとなる。
  4. 人の活動は、3つの分野に分けられる。
  5. 3つの分野とは、精神科学・社会科学・物質科学である。
  6. 3つの科学は、ミクサタカラ(タマ、カガミ、ツルギ)に等しい。また契約の箱の中身にも通じる。真のタカラは、金銀財宝などではない。
  7. 上図右に示す「想念の縦の経路」は、岡潔の云う「第2の心」、「横の経路」は「第1の心」に等しい。人の心の発露は「情・知・意」だとする岡潔の言葉に矛盾しない。
  8. 同じく、クニトコタチさんによるトコヨクニ(ヒノモト)建国の理念である「ノヲシテ」「ノヲシテ」に等しい。

紡錘図形の全体「重なり合う2つの円」とは、カミということです。カミの仕組みにおいて最も大事なことは、「ヒトのタマシヰ」や「精神活動」あるいは「物や事」の全てを継ぎ目無く含んでいるということです。

次の文章は、カミについて書き下したものです。

「ア」と「ワ」はつながり、「ウ」をもたらし、「ウ」よりヒトを生じさせる。ヒトは「ア」のもの、ヒトは「ウ」なり。

「ア」と「ワ」は、宇宙の中心であり、M軸上のすべては「ア」と「ワ」からの投影による映像です。しかも斥力として働きます。それ故、宇宙の大規模構造は「アワ:泡」構造をしていますし、「ウ」は渦、つまり回転を意味します。それ故、物質は回転し渦を作ります。 ヒトにとってM軸は「外のない内」です。余分な次元軸がある故に、「外のない内:開放系」であるM軸において真のエネルギーの流入、即ちフリーエネルギーの実現が可能なのです。自然科学という孤立系では、フリーエネルギーも重力制御もあり得ません。ことに相対論は罪が深い。

因みに、「ア・ウ・ワ」は、ヲシテ文献フトマニにおけるフトマニ図の3文字のことです。

図3

(6) 度々引用してきたある科学者とは、ダニエル・フライがコンタクトした異星人アランのことです。彼は、我々地球の科学者たちがエネルギーの定義が誤っていることを指摘して修正を促しました。また、重力の本質について簡潔に述べています。 彼の言葉の示唆するところは、「別の次元軸」を考えれば、フリーエネルギーや重力制御が可能になるということでした。

それのみならず、我々が持つ核分裂や核融合の技術をして「僅かばかりのエネルギーの解放」と述べています。 対する彼らの「エネルギー軸を中心に全質量を回転させる」技術が核分裂より遙かに大きなものだと示唆しています。 この技術は、恐らくトム・ベアデンが述べた「ヘビサイドが発見したというポインティング・エネルギー流成分よりも 1 兆倍以上も大きな回転性電磁気エネルギー流」即ち管理人による発散トーラスの組み合わせた楕円磁場を発展させたものと同じものだと推測されます。(この辺は未詳にて説明が難しいです。)


長い前置きですけれど、ここから本題です。

SPACE PEOPLEというサイトに興味深い文章がありました。「与えられた宇宙文字の本当の目的」という文章です。 元ネタは、G・アダムスキー:久保田八郎訳になる「空飛ぶ円盤の真相」(高文社)ということで早速購入しました。 p75とp77から一部引用します。

写真1

さて、この象形文字が私に与えられたおもな理由の一つは、地球人が欲しがっていることを宇宙人が知っていたという〝具体的な証拠〟を与えるためであった。

宇宙の兄弟たちは次の事実を認めている。すなわち地球の古代文明の歴史やその文明の哲学のなかには、彼らの遊星上で知られていて、そこに住む人々によって保たれている歴史や哲学と一致するものがあって、それが例の象形文字のなかに述べられているというのだ。
それで、ずっと以前に私に与えられたあの象形文字の完全な説明をすることは現在でも私にはできないけれども、その文字はおそらく目的を果たしたであろう。宇宙人たちは満足の意を表わしている。

強調と下線は管理人による。「私」とはG・アダムスキーのことです。

象形文字とは、G・アダムスキーが遺したネガフィルムに映っていた宇宙文字と呼ばれるものです。

写真2

引用文から読み取れることは以下です。

  1. 地球人が欲しがっていることとは、言わずと知れた「重力制御」の技術のことです。
  2. これまでの考察により、紡錘図形の意味を理解すればフリーエネルギー重力制御の技術は入手可能だということです。そのことを「宇宙人が知っていた」ということです。前回記事「楕円磁場による 重力理論」を参照ください。
  3. 地球の古代文明の歴史やその文明の哲学」とは、縄文哲学に間違いありません。
  4. 何故なら、紡錘図形に補助線を入れた全体の構造が縄文哲学のカミの仕組みに等しいからです。
  5. 彼らの遊星上で知られていて、そこに住む人々によって保たれている歴史や哲学」と古代の縄文哲学とは一致するということです。

宇宙人あるいは異星人の目的は、そう遠くない未来に達成されるだろうことがわかります。 彼らの目論見がおおよそ見えてきたということです。 我々が正しい道筋で研究を続けることによって、他でもない宇宙人や異星人と呼ばれる人たちの存在を証明することになるということです。UFOの目撃や写真、ある種の金属破片など彼らの存在の証明には無意味です。

研究を始めた頃に、リンク先の文章をどこかで読んだ記憶があります。けれども、G・アダムスキー曰く、異星人たちが予め「彼らの哲学=古代の(縄文)哲学」だと指摘していたことを記憶していませんでした。 管理人が研究を続けてきた結果、彼らの見込みの通りとなったわけです。

それにしても、まさか紡錘図形彼らの哲学及び縄文時代の人たちによる哲学の両方が含まれているなどとは想像していませんでした。 一方で、これまで宇宙文字(象形文字)は、スカウトシップの構造だとか原理が書かれているなどどして、文字を回転したり、組み合わせたりした人たちがいました。 このことは管理人には珍妙なことに思えました。何故なら象形文字を解く手がかりがまったく見当たらないからです。ですから、これまで象形文字について、考えたことはほぼありませんでした。(研究を始めたころに1ヶ月ほどで止めました。)  正しい研究の手順はこうだったのです。

  1. 紡錘図形に補助線を入れる。
  2. 紡錘図形は、何らかの物理現象を説明しているだろう。
  3. どうも地球の科学は歪だ。統合失調を煩っている。回答は紡錘図形にあるかも。
  4. 別の次元軸を考えると解けそうだ。
  5. 紡錘図形は、宇宙の構造を示している。
  6. 同時に人の精神、心の仕組みも含んでいるようだ。
  7. 人の心の成り立ちは、古代縄文時代の哲学にある。
  8. 彼ら異星人たちの哲学と 古代縄文時代の哲学と同じだ。
  9. 2つの哲学は紡錘図形、宇宙の構造に含まれていると気付く。
  10. 象形文字は、縄文哲学を参考にすれば読めるはず。

となります。 実に興味深いです。本当にしっくりきます。


ここで、一つの疑問です。

  • G・アダムスキーが伝えた宇宙哲学は、どういう位置にあるのだろうか?

G・アダムスキーが説いた宇宙哲学は、主にキリスト教圏にある西洋人に向けた解説です。ですから聖書を引き合いに神(GOD)を用いた説明にせざるを得ません。 これでは、日本人には不十分です。カミの仕組みは宗教ではないですし、(地球上の)宗教は社会科学の一部に過ぎません。

  • 縄文哲学 >> 宇宙哲学

しかし、G・アダムスキーによる宇宙哲学は、縄文哲学に矛盾しません。縄文哲学は岡潔の「情・知・意」やG・アダムスキーの宇宙哲学より深く詳しいです。

  • 彼ら異星人の哲学≒縄文哲学 >> 宇宙哲学

なのです。ですから間違いではありません。「一致するものがある」との表現ですからイコールではなくて「≒」近いという理解でよいと思います。


ここで象形文字の意味を理解する手がかりについて。

ヲシテ文字は、表音文字ですが、同時に表意文字でもあります。

図4 出典:日本ヲシテ研究所

ヨソヤコヱ(48音)でありながら、文字の構成に意味があります。おそらく写真1の象形文字も発音は不明ながら表意であるはずです。

写真3

例えば、赤枠の部分は図2を簡略化したものではないかと推測します。

図5

読みは不明ながら、意味として「カミ」あたりが適当かと思われます。彼らは極端な省略をします。何もかも視覚情報に詰め込みます。一旦理解すれば、一目見て思い出すことができる優れた手法です。

これまで象形文字について、我々はまったく見当違いなことをしてきました。 そのほかの文字の意味は、おおよそ次の通りだと推測します。

カミの仕組みの内にヒトが持つべき2つの科学「精神科学・社会科学(タマとカガミ)」を説き、カミの仕組みの内に整合性をもって生きるべきであって、そうすれば「物質科学(ツルギ)」もついてくるということです。

まさしく「ヒトハノモノ」であり「ミクサタカラハ ミナノモノ」です。

補足。参考まで。下の「ア」は図2そのままです。日月神示を遡るとここに辿り着きます。ですから、ある程度参考になります。 

まだまだ不十分ながら駆け足でここまできました。(研究9年目) そろそろ実験にたどり着ければよいのですが。

今現在、地球上に精神科学はほとんど存在しませんので、逆に説明は簡単です。しかし、社会科学(の素材となる材料)は地球上に散乱しています。無秩序に散らかっていますので、社会科学とは何かを説明するのは難しいです。

 

追記2018/12/11 縄文時代の哲学であるヲシテ哲学については、2016年11月22日の記事「縄文哲学と宇宙哲学は統合と云うより”同一”ということ」に説明しています。その前にも次の記事がありました。「縄文哲学と宇宙哲学の融合について」ご参考に。下図は、記事にあるものです。

ヲシテ文献の原文は失われていますが、その精神は受け継がれています。写本から推察するしかないのですが、その原本に記されていたであろう哲学が、異星人が維持していたものと同じだったということです。

 

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