誰も「単極誘導」を理解していなかった

次の実験の準備が整ったのですが、ここにきて管理人の実験嫌いが出てきました。 簡単に結果が出ることに恐怖します。予想と異なることがほとんどですので、とても億劫になります。

2015年5月9日に自然科学は終わったと書きました。 私自身、なんとなく自然科学が終わったという感想を述べたわけではありません。

以前、ネット上でアインシュタインは単極誘導に興味があり検討?したという情報があったので調べてみたところ「物理・数学の部屋」というサイトに「単極発電機:特殊相対性理論のデモンストレーション」というpdfがありました。  「特殊相対性理論のデモンストレーションとしては唯一卓上で行える」ものだそうで、「単極電気誘導(unipolar induction)が存在することは、アインシュタインが特殊相対性理論を提示することになった実験的な事実の一部であったようです」と述べられています。

管理人が不勉強なだけということですけれど、アインシュタインが運動している物体の電気力学について考える切っ掛けが単極誘導の現象にあったのかも知れません。

上記のpdfはメリーランド大学カレッジパーク校のRichard E.Berg と Carroll O.Alleyによるものでサイト管理人が和訳したもののようです。

実験装置はしっかりしたもので説明もわかりやすいです。 電気的に中性な導体の輪を回転させることで、輪が観測者に対して帯電して見えるということのようです。この説明は思考実験なのですけれど、最終的にはマクスウェル方程式から単極誘導発電機の起電圧を導いています。

余談ですけれど、pdfにある最初の図

fig-1図1 (上記リンク先pdfより抜粋)

を見て管理人はヘリコプターのジャイロプリセッションを思い出しました。

R22図2 (某所より拝借)

ラジコンヘリをやっていた頃、機体(ヘッドの設計)にもよりますけれど、腰の弱いローターを着けたヘリでダイブするとキレイに頭上げしたことを思い出します。 図1と比較・検討するのはなかなか興味深いです。

本題に戻ると、pdfでは、時計廻りと反時計廻りでそれぞれの起電圧の差を求めた結果、「個々の磁場のモーメントが移動または回転した場合、極性化した電荷がその領域全体で発生し、これは特殊相対性理論でしか説明することは出来ません」として、「この積分値は上の表のものとほぼ同じであり、従って、相対論論的に正確であることがわかります」(ママ)と結論づけています。

ところで、管理人が行った実験において、

CIMGblog0346写真1

を用いた単極誘導モーターに生じる力は、磁石の磁束密度に比例すると同時に

グラフ3 実験6の振動幅の図3

磁石の質量に比例しました。 また、

.

動画1

のように、生じる力によって水銀が回転するとき、原因である磁石は力学的に孤立しています。

写真1を用いた図3の結果は、接点が不安定で測定が難しく、かなり技術が必要です。しかし、動画1やその他、磁石を水銀に浮かべる実験等は、機械的な要件を満たせば誰にでも再現できます。

ただし、単極誘導発電機において、磁石が力学的に孤立しているかどうかを確認する必要がありますけれど、実験は難しい様に思います。 単極誘導発電機もモーターの実験と同様の事情にあるだろうと推測はできます。

標準模型といわれる物理学の大枠も「近接作用」の考え方を採用した「相互作用」の枠に入ります。 しかし、上記の知見は、中学・高校で習う古典力学「作用と反作用」の範囲にすら入りません。 ですから現代の物理学で単極誘導が説明できる枠を越えているはずです。  単極誘導さえ説明できない物理学とは一体何なんでしょう。  言い換えると、歴史上で単極誘導の現象を理解している人は、誰もいなかったと言ってよいと思います。

19世紀、電磁気現象を物理学者が研究していた頃、電磁気現象について理解していた学者が世界で30余名だった頃に、単極誘導の現象を正しく理解する機会はあったはずです。 両替屋(国際金融資本家)の介入によって歪められた結果、後世の人たちが罠に嵌ったと考える方が妥当です。

追記

2014年1月10日に「学者にとってフリーエネルギーより単極誘導の方がきつい」と書きましたけれど、上記の事情からわからなくて当然なのかも知れません。彼ら学者自身、学生時に学んだ内容がおざなりな説明だったことになるからです。 磁石の質量に比例するということなんか、誰か気づくはずですね。マイケル・ファラデーは水銀に磁石を浮かべたことがあるのでしょうか。

 

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アハラノフ=ボーム効果 の実験を単極誘導でやればよい

これまで未公開の実験がありました。 これに関する考察と実験のアイディアです。

単極誘導の実験を始めてからしばらく経って、単極誘導モーターでは、磁場は関係しないのではないかと感じていた頃に、疑問を抱いたことで行ったものです。

永久磁石で単極誘導の現象が見られるならば、電磁石では単極誘導モーターによる力が生じるかどうかです。

vlcsnap-2015-05-23-07h28m54s642写真1 (電磁石による単極誘導モーター 2013年8月27日)

電磁石による食酢を使った単極誘導モーターの実験で、緒言は次の通りです。

直径1ミリUEW線 外径53内径17厚さ20ミリ 空芯コイル(巻き数ははっきりしない300回くらい)にDC12Vを印加、約6A流れるとき磁極端面(上面S極)での磁束密度は50mTでした。 コイルの外縁に銅板を巻き付け(-)電極とし、外側の銅板を(+)電極とします。DC30V最大2Aの設定で電流は1.3Aから1.5A流れました。

結果、(-)電極に生じた泡は弱いながら反時計方向に流れ、渦を作るのを観測しました。コイルに流す電圧の加減により渦の速さは増減しました。

このときの研究ノートに書いた考察では「電磁石による単極モーターは回転することがわかったけれど、同じ強さの永久磁石と比較しなければ(電磁石≠永久磁石)かどうかわからない」としました。

このころはまだ、磁場が関係ないという明確な証拠をつかんでいなかったので、仕方ありません。 この現象は、水銀に浮かべた磁石による単極誘導モーターの実験結果「単極誘導は磁場(磁力線・磁束密度)に関係しない」という知見と一見矛盾します。

コイルを構成する銅は反磁性ですけれど、もしかしたらコイルに電流を流すことによって銅の原子の向きが揃うのではないかと考えます。

思い出したのが、「バーグのモーターは単極誘導モーターの部品だった」です。

bergsmotor写真2

管理人の解析によりバシル・バン・デン・バーグが作ったモーターは複数の磁石を巧みに配置して磁力線を弱める様にしたものだと結論しました。

管理人の実験による見解として、「単極誘導の現象は磁場を持たない物質でも原子の向きが一定方向に揃っていれば起きるはず」だと考えてきました。 写真1は、強磁性体ではない銅が「原子の向きを揃えることで」単極誘導モーターの性質を表したと考えられなくもないということです。

ここで発想を逆にして、「外部に磁場漏れがない状態の磁石でも、単極誘導は起きるはず」と考えれば実験で検証が可能だと気づきました。 単極誘導の起電流、あるいはモーターのどちらでもいいです。

外村彰氏による「電子波で見る電磁界分布(ベクトルポテンシャルを感じる電子波)」は、超伝導体で囲んだリング状磁石の近傍を通る電子波がベクトルポテンシャルの影響で干渉するという実験でした。

abeffect mag3-2写真3

ただし、電子波の波長が短いために非常に小さな磁石を用いる必要がありました。 管理人が提案する実験は、小さい必要がありませんけれど、

tankyoku12図1

磁石の端面を用いる必要があることと、回転導体の外縁部においてブラシが極低温で安定するのかどうか、など幾つも問題が考えられます。特に磁石周囲に磁場が漏れ出すことを完全に防ぐことは難しい様に思います。

液体窒素、超伝導体などの実験材料、設備が使用できる企業・研究者の方々に検証お願いできたらありがたいです。 学問的に意味はあっても企業にとって利益を生む研究ではありませんので、興味ないでしょう。  個人では絶対ムリです。

追記  言うまでもなくAB効果は、微小磁石と電子波との力学的相互作用です。例え磁場のないところで単極誘導の現象が生じたとしても「磁石は現象と力学的に孤立」しています。

.

動画1

ですから、管理人は、単極誘導の現象がベクトルポテンシャルによると主張しているのではありません。

 

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不可逆過程

不可逆過程といっても、物理学や化学的なことではありません。

管理人は2010年4月から研究を始めました。 拙著:弧電磁気論や「第3起電力」のエネルギー源についての考察を書いた当時はどなたかに読んで欲しくて、ある程度アピールしていました。

2013年2月からファラデーの単極誘導について実験研究を始めました。 磁石の性質について、管理人が誤解していたこともあるけれど、やがて次のようなことがわかってきました。

.

動画1 単極誘導モーターに生じる力の解析

の実験4において、

vlcsnap-2014-10-02-10h02m13s141写真1

単極誘導モーターに生じる力(接点で細線が弾かれる強さ)は、

CIMGblog0346写真2  注:ネオジム磁石、小(左)の磁束密度はアルニコ磁石、大(右)の約2倍

磁石の磁束密度に比例すると同時に

グラフ3 実験6の振動幅の図1

磁石の質量に比例することがわかりました。

 

また、

動画2 単極誘導モーター(同軸反転による水銀の盛り上がり)

において、単極誘導モーターに生じる力によって水銀が渦を作る際に、力は水銀と電極の間に生じており、磁石が原因であるにもかかわらず、磁石は力学的に孤立していることがわかりました。

数学者岡潔は「自然科学は間違っている」と述べましたけれど、管理人の実験では、単極誘導の現象は、自然科学の一分野である電磁気学の範囲を逸脱しています。  さらに自然科学が想定している、「近接作用か遠隔作用」の概念すら拒絶した現象であることがわかりました。

こうして、管理人は「自然科学は間違っている」から「自然科学は終わった」と感じたのです。 ここから本題です。

管理人が行った上記の実験群について、記事を読まれた方の内、幾らかの人たちが古典電磁気学の範囲を超えている。自然科学の想定をも越えているかも知れない・・・と感じてくれたならば、その人たちは再び二度と元には戻らないのではないかと気づきました。 そして、段々と自分の研究内容を積極的にアピールしようという気が失せてきました。 今現在では、弧理論のホームページ動画サイト並びに当ブログにおいて、公表するだけで足りると思っています。

世に、殊更大きな声で自己をアピールする人たちがいます。人を貶めようと必死です。  歴史上初めて負の資産である排出権取引を始めた「地球温暖化詐欺」グループなどなど、声が大きいほど、主張が強いほど、彼らの正当性が疑わしいということのようです。 彼らも自身に疚しくないなら静かに見守ればいいのです。必ずその方向へ動くことがわかっているのですから。

私はおよそ1%程の人が上記のことを知って、認める様になれば世の中の雰囲気が変わると信じています。日本でいえば十余万人の人たちということです。  しかし、世にスピリチュアル系や偽フリーエネルギーなどディスインフォメーションが氾濫していますし、権威筋もありますので一筋縄ではいきません。

 

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サイドバーに「読まれている記事」を設置

ブログにWordpressを用いているのですけど、外観に地味なテーマを使ってきましたせいか、あまりにも寂しいので、先日賑やかしにRSS購読ボタンや人気ランキングのボタンを設けました。同じようによく読まれている記事を表示できるプラグインを入れてみました。思うように記事を選択してくれないようでしたら、削除するかも知れません。

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友人「A・B・C」の口論

以下のたとえ話は、何の役にもたたない。

並びにの3人は互いに親しくはないが、私を介して顔見知りである。 あるときが立ち話をしているところを見かけた。そこにがやってきた。  すると、それまで落ち着いて話し込んでいたは、突然に口論を始めた。 どうも話を聞いてみると、なんと口論の原因はなんだと。 しかも、原因であるはずのは話に入らず腕を組んで聞き入っている。も興奮しておりのことはそっちのけで口論は続いた。 まるでが側に居ないかのように二人はケンカしていた。 やがてが二人から静かに去ったところ、の口論は突然に終わった。 の何がの口論を引き起こしたのだろうか。 偶然、近くで3人の様子を見守った私には理解できなかった。 はいったい何者なんだろう。 友人3人はどういう関係なのだろうか。

A:水銀  B:電極  C:磁石

 

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弧理論(Ark Theory)の考え方は旧約聖書の「ある」に近い

書く意味があるのかわかりませんけれど、かなり以前から気づいていることをメモしておきます。

旧約聖書の「出エジプト記」には、モーセが神に自身が何者かを問うたとき、神は『わたしは有って有る者』と述べたとあります。(注:引用先と管理人は関係ありません。)

弧理論(Ark Theory)は、

ネガフィルム写真1

の紡錘図形と

足跡図1

の宇宙図を解析することで出てきた考え方です。 紡錘図形(写真1の下部)を最も簡単に示したのが

20140421静止図2

です。 図2について、3次元物理空間(M軸)にある質量はエネルギー軸(E軸)上に存在する実体が「積分を伴う回転投影」されることによって現れます。 投影によって決まるのは、質量mと3次元空間での位置です。 実体が持つ「真のエネルギー値」が投影されることによって質量となります。また、位置と位置の間が距離Lです。

20140421運動の状態図3

そして、観測者に対して運動する物体は実体がM軸とのなす角度θに応じた傾斜を持ち投影された線分が運動として現れます。

自然科学において、運動は時間に比例して起きるとされます。これまで書いてきたように自然科学者たちは「運動は時間から求め、時間は運動から求めて」きました。 しかし、弧理論において「ある」のは物体の運動だけであり、「時間」は存在しません。 つまり、弧理論による考え方では、宇宙は「空間と質量を持つ物体があり、物体の相対的な運動がある」のです。

写真1及び図1からいえるのは、「ある」のは物体であって、その質量mと位置が「ある」だけです。「どこ」にあるかは、観測者との相対的な「位置」によって決まります。「いつからいつまで」という概念そのものが存在しないのです。 また、「宇宙の外」という概念も含まれないし、「なぜ存在する」のかも含まれていません。

冒頭のモーセの問いへの神の答えには「いつからいつまで」あるのか「どこ」にあるのか答えていません。勿論「宇宙の外」について答えていないし、「なぜ存在する」のかについても答えていないのです。

これを似ていないというにはあまりにも不自然です。

 

補足説明 図3について    運動する物体の真のエネルギー値は静止時よりΔE=(E2-E’)だけ減少します。運動する物体の持つ真のエネルギー値はΔEだけ減少するということです。すると弧理論の考え方によれば、重力は真のエネルギー値による表面張力のようなものですから、運動する物体は観測者から見て重力が減少することになります。しかし、東北大学の早坂氏の実験のように単に「回転する独楽の回転方向によって重さが異なる」というようなものではありません。このことについては、別途実験を試み、解説の見込みです。

 

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単極誘導モーター(磁石の位置の違いによる回転方向について)の実験を動画サイトに掲載

単極誘導モーター(磁石の位置の違いによる回転方向について)20150302で、5つの実験をまとめて動画サイトに掲載しました。

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動画1

動画1で言いたいことは、磁石の端面(磁極)部分を用いて単極誘導モーターを作ると、回転方向の反転現象が起きないということです。不十分な内容ですけれど、伝えたいことは盛り込みました。


 

以下は、管理人の愚痴です。お嫌いな方はスルーください。

学校の授業で行う実験は、あらかじめ「目的と結果」が定められています。結果に向けての手順も明確にされており、実験の途中で意図しないことが現れても、ノイズ(不手際等)として排除されます。成績が良いというのは、決められた結果へより速く最短で飛びつくことです。

しかし、実際の研究では全体が見えていない状態からスタートしますので、授業のような姿勢ではまったく進めません。管理人が行ってきた単極誘導モーター等の実験では、当初の目的が「単極誘導モーターにおける力学的作用と反作用の解析」でしたけれど、「起電力らしきもの」や予期しない「反転現象」あるいは、「そもそも磁石は力学的に孤立している」などという幾つもの選択肢が現れて困惑・混乱しました。 実験の「目的・方法・手順・装置実現の目処・手段・材料」について同時並行に考えねばなりません。肝心の「目的」も移り変わります。(むしろ揺れるという方が正しいです。) さらには実験自体を何回も無制限に行えない事情もあります。(水銀の実験で「水銀の劣化」や体調を崩すなど。) 実際の所、単極誘導モーターにおいて、未だに「作用・反作用について」や「なぜ反転がおきるのか」などわからない点があります。

試験・受験という訓練を受け続けることによって「現実には多くの選択肢あることを忘れて」「(あらかじめ用意された)結果に反射的に飛びつく」習性が身につきます。 そして、これまでに無い種の問題に突き当たると「用意された結果群(習った答え)」の中から幾つかを組み合わせることで「場当たり的に答えを出す」ことになります。これでは、出した答えが問題の最適解にたどり着くということは期待できないと思います。

ほとんどの場合は、思考停止するだけか、良い成績につながらない問題は「なかったことにする」ようです。 「単極誘導モーター、homopolar motor、homopolar generator、faraday disk」で画像検索すると

homopolarmotor2写真1

Faraday_disc写真2

が出てきます。それ以外の発想がほとんど見られないのです。 まあ、フリーエネルギーというと途端に意味不明の装置がごまんと出てきますが。それでもほとんどLCR回路が基本です。その域から発想が出ない。

管理人が参考になった資料は、雑誌「パリティ」1989年Vol.04No.12のp80~の霜田光一著「やさしくて難しい電磁気の実験」でした。なぜこのような発想をしないのか、できないのかは、教育にあると思い至ります。

{「用意された結果群(習った答え)」の中から幾つかを組み合わせる}という行動原理は、時間が経つにつれて、やがて全体が行き詰まることを意味しています。 自然科学が宇宙の森羅万象すべてを表していると考えているうちは、行き詰まるということになります。 質量の原因であるヒッグス粒子が発見されたというのに、「すっきりしない」「わくわくしない」「面白くない」「興味が持てない」「何より見通しが悪い」のは袋小路に入っているからだと思います。 現在の物理学について、「わくわく」しているのは数学オタク達のようです。

 

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サイドバーに「RSS購読」と「ブログランキング」ボタンを設置

サイドバーに「RSS購読」ボタンと「ブログランキング」のボタンを設置しました。 ブログランキングは「物理学」と「電子工作」の分野に登録しました。

意味があるのかわかりませんが、賑やかしに貼り付けてみました。

追記 2015年6月6日

にほんブログ村:物理学部門に登録し、 サイドバーに「にほんブログ村」のボタンを追加しました。

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磁石に乗り上げる水銀の様子を示す実験を動画サイトに掲載しました

2015年1月30日と2月4日に行った水銀を用いた単極誘導モーターの実験を動画サイトに掲載しました。

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動画1 (同軸二重反転による水銀の盛り上がる現象)2015/01/30

先日より解説してきた「浮かべた磁石に水銀が乗り上げる現象」を示す動画を、関連する実験と併せて編集した上で、まとめて動画サイトに掲載しました。

3つの実験での疑問点について

  1. 水銀を銅板で仕切ることによって、なぜ内側と外側で水銀の反転現象がおきるのか? 逆に、仕切りが無い実験1において、なぜ磁石の外側で反転現象が起きないのか?
  2. 絶縁塗料を塗布したリング状ネオジム磁石に乗り上げた水銀は、外側の(+)電極から回転軸である(-)電極へ至る電流の経路にない。電流が通っていない水銀が、なぜ磁石に乗り上げるのか?
  3. 磁石が水銀の渦流に乗って回転するのはなぜか? 単極誘導モーターとして生じる力で回転する水銀の反作用は磁石が受けていない。単極誘導モーターの原因は磁石なのになぜ磁石は力学的に無関係なのか?

実験からかなり時間が経過しまして、ようやく何が疑問なのか、何故なのかについて考えられるようになってきました。(考慮すべきことが多すぎます。)   これまで「あ・・△の現象は何々による。」と即断されることが幾度かありました。

vlcsnap-2015-05-15-10h36m35s146写真1

水中で単極誘導モーターを回すとか、およそ常識的にはやらないようなこともいろいろやってます。 ローレンツ力などは、何十アンペアも流す実験で、手に持ったケーブルが「ガクッ」と震えるのを経験しています。 正直、実験を見ている本人としては、教科書の知識で言われるのと「ちょっと」違うと思うのです。このような実験を教科書の知識と計算で乗り切れるようには思えないのです。

余談(愚痴)ですけれど、電磁気現象を物理学者たちが研究していた時代。電磁気現象の知識を持った人が世界中で30名余りだった当時、マイケル・ファラデーは両替屋(金融資本家)の介入や、電磁気に関する権威がいなかった当時、研究の内容を即断する人はいなかったろうと想像します。つまり、各人の実験について各々の経験から平たく議論する環境があったと思います。

今は、何人もの研究者が寄り集まって高額な実験装置を使い、何本もの論文を引用して既知の現象から新規性の欠片を(力業で)ひねり出す。 権威におもねたガチガチの論文を書かねばならないというのは不幸なことです。

 

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あるアイディアと「2つの静電気エンジン」

単極誘導の実験を始めてから2年あまり経ち3年目に入っています。 主に本年1月~3月にかけて行った実験について考察を続けてきました。

ここ何回か「磁石に水銀が乗り上げる現象」

vlcsnap-20150130写真1

について説明してきたのですが、昨年来の実験の目的は単極誘導モーターの力学的特性(作用と反作用)についてでしたので、「乗り上げ」の現象は想定外でした。

で、単極誘導モーターの作用と反作用について考察してきたのですけれど、一昨日、「あるアイディア」が浮かびました。  このアイディアによる実験がうまくいったとしても、これが何になるのか、物理的にはこれがどういう意味を持つのか頭の中でしっくり整理できない状況です。 今はまだ、このアイディアを実験装置に落とし込むことが出来ていませんし、アイディアそのものが不完全であると感じますので、もう少し時間が必要です。

ところで、2014年6月26日に「バーグのモーターは単極誘導モーターの部品だった」と書きました。

bergsmotor写真2

記事を書いた時点でバシル・バン・デン・バーグの作ったモーターは、単独では意味が無くて「単極誘導モーターの部品」だと判断したのですが、その後の実験でもほぼ確かだろうと考えています。

写真のモーターについて、管理人が約3年前に自分なりに解析した結果、「磁石の磁力線を弱める意図を持って配置されている」ことがわかりました。また、管理人による単極誘導モーターの各種実験の結果、単極誘導モーターに生じる力は「磁場あるいは磁力線・磁束密度に関係しない」ようだとわかりました。 写真2と当方の実験結果を併せて考えると、単極誘導モーターに必要なのは「磁石の原子(磁区)の向きが揃っていて、かつ磁石として機能しないこと(磁性体を吸着しないこと)」ということになります。 磁石を構成する原子の向きさえ揃っていれば、単極誘導モーターとして機能するでしょう。

考えてみますと

ad04写真3

スカウトシップが地表にあるとき、船体が地上の砂鉄・金属を大量に持ち上げるのはかなり困ったことです。また、原子の向きを必要に応じてスイッチしなければなりませんので、実用上必要な研究だということです。

ところで、ジョージ・アダムスキーはバシル・バン・デン・バーグの研究について、側近に語ったところによると「バーグは2つの静電気エンジンを作った」ということでした。

一つは写真1に示した「水銀が磁石に乗り上げる現象」をいうようです。もう一つは「このアイディア」にあるようです。 前者は割と早い時期に実験で「現象が何を意味するか」確認できる見込みです。後者は、もう少し時間をかけて装置に落とし込んで試してみることになりそうです。

いつも引用するある科学者は

 地球の技術者が貨物または乗客の輸送用の乗り物を作る場合、彼らは推力として乗り物自体の中にエネルギー発生装置を備える必要があると考えている。しかし 地球人の祖先は数千年間船に乗ってあらゆる場所へ旅行した。この船というやつは内部にエネルギー源をもたないので、全く大気の運動エネルギーによって動か されるんだ。これは頼りになるエネルギー源ではないのだが、結構うまくいったものだから、自然界では多くのタイプのエネルギー発生源がいつも利用できるの だということを地球人に気づかせたはずだ。だから望ましい結果を生み出すためにエネルギーの流出を見るような方法を講じさえすればよいのだ。

と述べました。  管理人は、地球のジェット気流が単極誘導の現象の表れかも知れないという仮説で研究を続けてきました。 しかし、今はまだ今回のアイディアが「エネルギーの流出を見るような方法」に通じるのかどうかわかりません。

.

動画1

かつ、管理人が見いだした発散トーラス

clip_img166図1

との関係もわかりません。 さらに、弧理論の考え方によれば宇宙の根源的エネルギー源が「暗黒物質」と「暗黒エネルギー」にあると思われますけれど、このアイディアとの接点も見いだせません。

バーグが研究していた1960年代には、「暗黒物質」も「暗黒エネルギー」も知られていませんでしたから、バーグの研究が完璧だったとは思えません。 でも、管理人が行っている研究をバーグは1950~1960年代に行っていたことは確かです。

少し近づいたと思ったら、また頂上が遠のいてしまいました。 道のりは遠いとの思いが募りますし、研究の方向が2つに分かれていることにも困惑します。

 

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