弧理論(Ark Theory)の考え方は旧約聖書の「ある」に近い

書く意味があるのかわかりませんけれど、かなり以前から気づいていることをメモしておきます。

旧約聖書の「出エジプト記」には、モーセが神に自身が何者かを問うたとき、神は『わたしは有って有る者』と述べたとあります。(注:引用先と管理人は関係ありません。)

弧理論(Ark Theory)は、

ネガフィルム写真1

の紡錘図形と

足跡図1

の宇宙図を解析することで出てきた考え方です。 紡錘図形(写真1の下部)を最も簡単に示したのが

20140421静止図2

です。 図2について、3次元物理空間(M軸)にある質量はエネルギー軸(E軸)上に存在する実体が「積分を伴う回転投影」されることによって現れます。 投影によって決まるのは、質量mと3次元空間での位置です。 実体が持つ「真のエネルギー値」が投影されることによって質量となります。また、位置と位置の間が距離Lです。

20140421運動の状態図3

そして、観測者に対して運動する物体は実体がM軸とのなす角度θに応じた傾斜を持ち投影された線分が運動として現れます。

自然科学において、運動は時間に比例して起きるとされます。これまで書いてきたように自然科学者たちは「運動は時間から求め、時間は運動から求めて」きました。 しかし、弧理論において「ある」のは物体の運動だけであり、「時間」は存在しません。 つまり、弧理論による考え方では、宇宙は「空間と質量を持つ物体があり、物体の相対的な運動がある」のです。

写真1及び図1からいえるのは、「ある」のは物体であって、その質量mと位置が「ある」だけです。「どこ」にあるかは、観測者との相対的な「位置」によって決まります。「いつからいつまで」という概念そのものが存在しないのです。 また、「宇宙の外」という概念も含まれないし、「なぜ存在する」のかも含まれていません。

冒頭のモーセの問いへの神の答えには「いつからいつまで」あるのか「どこ」にあるのか答えていません。勿論「宇宙の外」について答えていないし、「なぜ存在する」のかについても答えていないのです。

これを似ていないというにはあまりにも不自然です。

 

補足説明 図3について    運動する物体の真のエネルギー値は静止時よりΔE=(E2-E’)だけ減少します。運動する物体の持つ真のエネルギー値はΔEだけ減少するということです。すると弧理論の考え方によれば、重力は真のエネルギー値による表面張力のようなものですから、運動する物体は観測者から見て重力が減少することになります。しかし、東北大学の早坂氏の実験のように単に「回転する独楽の回転方向によって重さが異なる」というようなものではありません。このことについては、別途実験を試み、解説の見込みです。

 

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単極誘導モーター(磁石の位置の違いによる回転方向について)の実験を動画サイトに掲載

単極誘導モーター(磁石の位置の違いによる回転方向について)20150302で、5つの実験をまとめて動画サイトに掲載しました。

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動画1

動画1で言いたいことは、磁石の端面(磁極)部分を用いて単極誘導モーターを作ると、回転方向の反転現象が起きないということです。不十分な内容ですけれど、伝えたいことは盛り込みました。


 

以下は、管理人の愚痴です。お嫌いな方はスルーください。

学校の授業で行う実験は、あらかじめ「目的と結果」が定められています。結果に向けての手順も明確にされており、実験の途中で意図しないことが現れても、ノイズ(不手際等)として排除されます。成績が良いというのは、決められた結果へより速く最短で飛びつくことです。

しかし、実際の研究では全体が見えていない状態からスタートしますので、授業のような姿勢ではまったく進めません。管理人が行ってきた単極誘導モーター等の実験では、当初の目的が「単極誘導モーターにおける力学的作用と反作用の解析」でしたけれど、「起電力らしきもの」や予期しない「反転現象」あるいは、「そもそも磁石は力学的に孤立している」などという幾つもの選択肢が現れて困惑・混乱しました。 実験の「目的・方法・手順・装置実現の目処・手段・材料」について同時並行に考えねばなりません。肝心の「目的」も移り変わります。(むしろ揺れるという方が正しいです。) さらには実験自体を何回も無制限に行えない事情もあります。(水銀の実験で「水銀の劣化」や体調を崩すなど。) 実際の所、単極誘導モーターにおいて、未だに「作用・反作用について」や「なぜ反転がおきるのか」などわからない点があります。

試験・受験という訓練を受け続けることによって「現実には多くの選択肢あることを忘れて」「(あらかじめ用意された)結果に反射的に飛びつく」習性が身につきます。 そして、これまでに無い種の問題に突き当たると「用意された結果群(習った答え)」の中から幾つかを組み合わせることで「場当たり的に答えを出す」ことになります。これでは、出した答えが問題の最適解にたどり着くということは期待できないと思います。

ほとんどの場合は、思考停止するだけか、良い成績につながらない問題は「なかったことにする」ようです。 「単極誘導モーター、homopolar motor、homopolar generator、faraday disk」で画像検索すると

homopolarmotor2写真1

Faraday_disc写真2

が出てきます。それ以外の発想がほとんど見られないのです。 まあ、フリーエネルギーというと途端に意味不明の装置がごまんと出てきますが。それでもほとんどLCR回路が基本です。その域から発想が出ない。

管理人が参考になった資料は、雑誌「パリティ」1989年Vol.04No.12のp80~の霜田光一著「やさしくて難しい電磁気の実験」でした。なぜこのような発想をしないのか、できないのかは、教育にあると思い至ります。

{「用意された結果群(習った答え)」の中から幾つかを組み合わせる}という行動原理は、時間が経つにつれて、やがて全体が行き詰まることを意味しています。 自然科学が宇宙の森羅万象すべてを表していると考えているうちは、行き詰まるということになります。 質量の原因であるヒッグス粒子が発見されたというのに、「すっきりしない」「わくわくしない」「面白くない」「興味が持てない」「何より見通しが悪い」のは袋小路に入っているからだと思います。 現在の物理学について、「わくわく」しているのは数学オタク達のようです。

 

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サイドバーに「RSS購読」と「ブログランキング」ボタンを設置

サイドバーに「RSS購読」ボタンと「ブログランキング」のボタンを設置しました。 ブログランキングは「物理学」と「電子工作」の分野に登録しました。

意味があるのかわかりませんが、賑やかしに貼り付けてみました。

追記 2015年6月6日

にほんブログ村:物理学部門に登録し、 サイドバーに「にほんブログ村」のボタンを追加しました。

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磁石に乗り上げる水銀の様子を示す実験を動画サイトに掲載しました

2015年1月30日と2月4日に行った水銀を用いた単極誘導モーターの実験を動画サイトに掲載しました。

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動画1 (同軸二重反転による水銀の盛り上がる現象)2015/01/30

先日より解説してきた「浮かべた磁石に水銀が乗り上げる現象」を示す動画を、関連する実験と併せて編集した上で、まとめて動画サイトに掲載しました。

3つの実験での疑問点について

  1. 水銀を銅板で仕切ることによって、なぜ内側と外側で水銀の反転現象がおきるのか? 逆に、仕切りが無い実験1において、なぜ磁石の外側で反転現象が起きないのか?
  2. 絶縁塗料を塗布したリング状ネオジム磁石に乗り上げた水銀は、外側の(+)電極から回転軸である(-)電極へ至る電流の経路にない。電流が通っていない水銀が、なぜ磁石に乗り上げるのか?
  3. 磁石が水銀の渦流に乗って回転するのはなぜか? 単極誘導モーターとして生じる力で回転する水銀の反作用は磁石が受けていない。単極誘導モーターの原因は磁石なのになぜ磁石は力学的に無関係なのか?

実験からかなり時間が経過しまして、ようやく何が疑問なのか、何故なのかについて考えられるようになってきました。(考慮すべきことが多すぎます。)   これまで「あ・・△の現象は何々による。」と即断されることが幾度かありました。

vlcsnap-2015-05-15-10h36m35s146写真1

水中で単極誘導モーターを回すとか、およそ常識的にはやらないようなこともいろいろやってます。 ローレンツ力などは、何十アンペアも流す実験で、手に持ったケーブルが「ガクッ」と震えるのを経験しています。 正直、実験を見ている本人としては、教科書の知識で言われるのと「ちょっと」違うと思うのです。このような実験を教科書の知識と計算で乗り切れるようには思えないのです。

余談(愚痴)ですけれど、電磁気現象を物理学者たちが研究していた時代。電磁気現象の知識を持った人が世界中で30名余りだった当時、マイケル・ファラデーは両替屋(金融資本家)の介入や、電磁気に関する権威がいなかった当時、研究の内容を即断する人はいなかったろうと想像します。つまり、各人の実験について各々の経験から平たく議論する環境があったと思います。

今は、何人もの研究者が寄り集まって高額な実験装置を使い、何本もの論文を引用して既知の現象から新規性の欠片を(力業で)ひねり出す。 権威におもねたガチガチの論文を書かねばならないというのは不幸なことです。

 

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あるアイディアと「2つの静電気エンジン」

単極誘導の実験を始めてから2年あまり経ち3年目に入っています。 主に本年1月~3月にかけて行った実験について考察を続けてきました。

ここ何回か「磁石に水銀が乗り上げる現象」

vlcsnap-20150130写真1

について説明してきたのですが、昨年来の実験の目的は単極誘導モーターの力学的特性(作用と反作用)についてでしたので、「乗り上げ」の現象は想定外でした。

で、単極誘導モーターの作用と反作用について考察してきたのですけれど、一昨日、「あるアイディア」が浮かびました。  このアイディアによる実験がうまくいったとしても、これが何になるのか、物理的にはこれがどういう意味を持つのか頭の中でしっくり整理できない状況です。 今はまだ、このアイディアを実験装置に落とし込むことが出来ていませんし、アイディアそのものが不完全であると感じますので、もう少し時間が必要です。

ところで、2014年6月26日に「バーグのモーターは単極誘導モーターの部品だった」と書きました。

bergsmotor写真2

記事を書いた時点でバシル・バン・デン・バーグの作ったモーターは、単独では意味が無くて「単極誘導モーターの部品」だと判断したのですが、その後の実験でもほぼ確かだろうと考えています。

写真のモーターについて、管理人が約3年前に自分なりに解析した結果、「磁石の磁力線を弱める意図を持って配置されている」ことがわかりました。また、管理人による単極誘導モーターの各種実験の結果、単極誘導モーターに生じる力は「磁場あるいは磁力線・磁束密度に関係しない」ようだとわかりました。 写真2と当方の実験結果を併せて考えると、単極誘導モーターに必要なのは「磁石の原子(磁区)の向きが揃っていて、かつ磁石として機能しないこと(磁性体を吸着しないこと)」ということになります。 磁石を構成する原子の向きさえ揃っていれば、単極誘導モーターとして機能するでしょう。

考えてみますと

ad04写真3

スカウトシップが地表にあるとき、船体が地上の砂鉄・金属を大量に持ち上げるのはかなり困ったことです。また、原子の向きを必要に応じてスイッチしなければなりませんので、実用上必要な研究だということです。

ところで、ジョージ・アダムスキーはバシル・バン・デン・バーグの研究について、側近に語ったところによると「バーグは2つの静電気エンジンを作った」ということでした。

一つは写真1に示した「水銀が磁石に乗り上げる現象」をいうようです。もう一つは「このアイディア」にあるようです。 前者は割と早い時期に実験で「現象が何を意味するか」確認できる見込みです。後者は、もう少し時間をかけて装置に落とし込んで試してみることになりそうです。

いつも引用するある科学者は

 地球の技術者が貨物または乗客の輸送用の乗り物を作る場合、彼らは推力として乗り物自体の中にエネルギー発生装置を備える必要があると考えている。しかし 地球人の祖先は数千年間船に乗ってあらゆる場所へ旅行した。この船というやつは内部にエネルギー源をもたないので、全く大気の運動エネルギーによって動か されるんだ。これは頼りになるエネルギー源ではないのだが、結構うまくいったものだから、自然界では多くのタイプのエネルギー発生源がいつも利用できるの だということを地球人に気づかせたはずだ。だから望ましい結果を生み出すためにエネルギーの流出を見るような方法を講じさえすればよいのだ。

と述べました。  管理人は、地球のジェット気流が単極誘導の現象の表れかも知れないという仮説で研究を続けてきました。 しかし、今はまだ今回のアイディアが「エネルギーの流出を見るような方法」に通じるのかどうかわかりません。

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動画1

かつ、管理人が見いだした発散トーラス

clip_img166図1

との関係もわかりません。 さらに、弧理論の考え方によれば宇宙の根源的エネルギー源が「暗黒物質」と「暗黒エネルギー」にあると思われますけれど、このアイディアとの接点も見いだせません。

バーグが研究していた1960年代には、「暗黒物質」も「暗黒エネルギー」も知られていませんでしたから、バーグの研究が完璧だったとは思えません。 でも、管理人が行っている研究をバーグは1950~1960年代に行っていたことは確かです。

少し近づいたと思ったら、また頂上が遠のいてしまいました。 道のりは遠いとの思いが募りますし、研究の方向が2つに分かれていることにも困惑します。

 

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仕切りが無ければ水銀は乗り上げない

先日、「自然科学は終わった」という記事で、単極誘導モーターに生じる力の相互作用において、「磁石は力学的に孤立している」のに、「現象の原因が磁石である」ことが、自然科学が想定している相互作用の範囲を超えていることを自然科学が終わった理由として挙げました。  その補足理由として、昨日「ネオジム磁石に乗り上げる水銀」を説明しました。

単極誘導モーターの実験でいろいろわからないことがあるのですけれど、「何について」「どのようなことが」わからないのか、管理人の頭では判然としません。各種実験の結果が混然と横たわり、整理できない状態が続いてきました。 で、本日は、昨日の記事についてです。

vlcsnap-20150130写真1

の様に、磁石に水銀が乗り上げる現象が「磁石の磁場との関係ではない」との思いは長く頭にありました。 何がわからないかというと、「磁極端面の磁力線の方向」と「磁石側面からほんの少し離れた位置」では磁力線の方向が反対であることから、「水銀の乗り上げ」の現象が磁石側面近傍に起きる原因があるのか「磁石の磁極端面と側面の境界」にあるのか? などなどいろいろ混乱していたからです。


 

実はこれまで未公開でしたけれど

CIMG1630写真2

の様な装置(容器の底にリング状ネオジム磁石を取り付けてある) で

vlcsnap-2015-05-13-07h57m26s741写真3

の様な実験を2015年2月26日に行っています。中心軸を(-)に、一番外側の電極を(+)にしています。容器の下の磁石は上面をS極にしています。 仕切られた水銀を内側から水銀A、水銀B、水銀Cとすると。結果は、A(時計方向)、B(時計方向)、C(流れの有無、方向確認できず)でした。 写真ではわかりませんが、容器の下、水銀Bの下にリング状のネオジム磁石があります。   つまり、磁石の磁極端面では「反転が起きなかった」となります。

また、

vlcsnap-2015-05-09-07h19m50s366写真4(既出)

の様に水銀の上に磁石があるときも反転は起きず、回転方向は時計方向でした。

写真4の様に水銀が磁石の下にある場合で、写真2のような三重に仕切った実験は行っていませんけれど、写真3の結果を考慮すると、写真4の条件で三重に仕切った実験は、恐らく「反転が起きない」だろうと推測されます。

写真3や写真4など他の実験をまとめてみると、反転が起きるのは「磁石側面で回転するときである」といえます。(磁石を水銀に浮かべた状態をいいます。)


 

本題に戻ります。  昨日の記事において、「自然科学が終わった」理由の補足として、「二重あるいは三重に仕切った水銀による単極誘導モーター」による「磁石を浮かべた水銀Bが磁石に乗り上げる」現象が、「磁石の持つ磁場と水銀との相互作用」が原因ではないとした理由が「乗り上げた水銀」に「電流が流れていない」でした。反論もあろうかと思います。 ただ、いろいろ混乱していたのですが、ここで気づいたことがあります。

冒頭のように、磁力線の方向や、磁石側面の近傍など、等、何も難しく考える必要はありませんでした。

 

vlcsnap-2015024写真5(2015年2月4日)

の実験は公開していませんけれど、「磁石を水銀に浮かべた」「仕切らない」装置では、水銀は「時計方向に回転しました」。 その際写真5でおわかりのように、水銀は磁石に乗り上げていません。 つまり、水銀が単極誘導モーターとして回転する以外に、「水銀の乗り上げ」もしくは「水銀が荒れた動きをする」のは

水銀が磁石側面に位置し、内周(磁石を浮かべた側)・外周に仕切られた場合であるということになります。

.

動画1

また、三重反転において、磁石より内側の水銀には、「乗り上げ」の現象は見られません

磁場中を運動する電子に力が働く、ローレンツ力であるならば、写真5でも写真1と同様に「乗り上げ」の現象が起きねばならないということになります。

よって、「水銀の乗り上げる現象」の原因は、水銀を仕切ることにより起きる「反転現象」にあると考えられます。

気づくのに本当に時間がかかりました。

因みに、写真5において、磁石外側、時計でいうと1時付近の位置の水銀が波打っていますけれど、このような波打ちは、磁石を含む装置の不均一が原因だと考えられます。 磁石を含む装置の構造が完全な軸対称ではないということです。

.

もう一度書きます。

vlcsnap-20150130(2015年1月30日)と

vlcsnap-2015024(2015年2月14日)の

違いは、仕切りがあるか仕切りが無いかの違いだけです。(仕切り板には電位はかかっていない) この違いによって、「反転が起きる」と同時に「水銀が磁石に乗り上げる」のです。 電流さえとれれば再現性は100%です。(機械的に不具合無いならばDC0.5Vで30A程で現れます。)

 

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ネオジム磁石に乗り上げる水銀について

先日掲載した記事「自然科学は終わった」について、近接作用であれ遠隔作用であれ、単極誘導の現象は、自然科学が想定した「相互作用」の範囲を越えた例外であると述べました。 管理人として根拠はかなり強いと感じているのですけれど、実のところ他にも理由があります。

管理人がこれまで行った実験の多くにおいて、(勿論、当方の誤解の部分もあるのですけれど)、実験の結果を磁場中の電流が受ける力、ローレンツ力だと理解される方が多いようでした。電磁気現象に興味を持たれる方の多くは電磁気学を学ばれた方でして、既知の概念を出すことで安心されるようです。

管理人が理解してるローレンツ力は

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動画1 高電圧放電の様子 実験4-3(2013年12月16日)

の最後にある

スナップショット 1 (2013-12-16 14-04)写真1

のようなもので、放電電流の経路が磁場により曲げられるのであって、その反作用は近傍にあるアルニコ磁石が受けていることに間違いありません。

また、

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動画2 単極誘導モーターに生じる力の解析

の実験7(2013年7月3日)において、(動画2の5分5秒付近)では

実験07S極での盛り上り20130703写真2

の様に、電極付近の水銀が盛り上がる様な現象をいいます。このときも反作用を棒状のネオジム磁石が受けているはずです。

ところで管理人は、電磁気現象において力学的、作用反作用がどのように成り立っているかに注目して実験を進めてきました。 その過程において、

.

動画3 同軸三重反転(2015年3月2日)

のような同軸三重反転機構を見いだしました。

ところで、動画3において、何か疑問を持たれる部分はありませんでしょうか。 何か辺だと思いませんか。


 

管理人は、動画3に行き着くまでに、

vlcsnap-20150130写真3 同軸二重反転の単極誘導モーター(2015年1月30日)

の様な同軸二重反転の単極誘導モーターを作りました。このモーターの様子は、現在未公開です。同軸二重反転モーターは

水銀の乗り上げ図1

の(1)の様なものです。リング状のネオジム磁石には絶縁が施してあります。ネオジム磁石は比重が7.4で、水銀13.5の約半分強ですから、静止時には磁石の厚みの半分くらい沈みます。 磁石の上面がS極で、0.5ミリ厚のアクリル板で(-)電極を軸に回転するようにしています。 通電すると図1(2)の様に、水銀Aは時計方向に回転し水銀Bは反時計方向に回りました。磁石は水銀Aの回転につれて時計方向に回りました。 驚いたことに、水銀Aがネオジム磁石に大きく乗り上げました。瞬間的には、磁石は水銀にほぼ埋没しています。 このときの目的が二重反転にありましたので、「失敗」だと判断しました。  けれど時間が経つにつれて、これは失敗ではないのではないかと思うようになりました。

というのも、図1(2)に示すように、電流の経路は、赤い矢印のとおり、外側の(+)電極からAとBを仕切る銅板を通って回転軸の(-)電極へ流れるのであって、ネオジム磁石に乗り上げた水銀は(-)電極への電流路を形作っていません。 写真1や写真2の様に、磁場中の電流に力が生じるのならば理解できますが、写真3の実験では図1の(2)のように乗り上げた水銀には、どう見ても電流は流れていないのです。写真2の実験では60Aも流しています。写真3の同軸二重反転の実験ではDC0.5Vで最大30Aでした。

非常に重い水銀が例えローレンツ力により乗り上げたとしても理解できません。この現象が仮にローレンツ力であったとしても、ぜいぜい写真2のように小豆大くらいに盛り上がる程度だと考えられます。  この現象について、弧理論による考察は概ねできています。 この現象が何を示すのか、近いうちに実験で確かめる見込みです。

 

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Z軸筐体に2TBのHDDケースを使って作った自作CNCでShapeOkoを描いてみた

3月から4月にかけて作ったCNCにボールペンを取り付けてShapeOkoを描いてみました。

.

動画1

プリント基板の切削をやってみたくて、PCBVカッターもヤフオクで買ったのですが、grbl controllerが相対座標のg-codeを受け付けないので立ち往生しています。 逆にNCVCが原点からの絶対座標でg-codeをはき出してくれれば問題解決なのですけれど、やり方がわかりません。どなたかご教示を…。

 

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自然科学は終わった

2年あまり単極誘導の現象について実験研究を行ってきました。 特に1月から3月にかけては集中的に実験しました。 4月・5月と実験の結果を基に考察を続けてきましたけれど、一応結論を出しました。

oka14061301写真1

数学者岡潔は講演「自然科学は間違っている」において、「時間が問題だ」と述べました。 自然科学者は「運動は時間に比例して起きる」と決めてかかって「時間がある」としています。

運動とは、2つ以上の物体の相互作用です。

相互作用と単極誘導図1左の様に

物体(ア)と(イ)に「作用と反作用」が生じます。

pendulum2015図2(wikiより)

学校で習った振り子の等時性は、振り子の振幅の大小にかかわらず、振り子の「1周期にかかる時間が等しい」というものです。しかし、ここには「運動が時間に比例して起きる」という暗黙の了解が存在するに過ぎず、自然科学者は{運動/時間}の関係を決定したことはありません。 実際の所、「運動は時間から求め、時間は運動から求めている」に過ぎません。

ある人に、このことを話したところ、「哲学的な問題か?」と言われました。 そのときは咄嗟のこと曖昧に返事をしました。 岡潔の講演は、ほとんど哲学的な問題だととらえられているかも知れません。


管理人が行った実験の内、特徴的なものを挙げます。

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動画1 単極誘導モーターの力学的特性について(2015年2月5日)

動画1では、リング状の容器に満たした水銀は、反時計方向に回転します。細い線で吊り下げた磁石は電源のオンとオフの際に揺れますが、磁石が水銀の渦の反作用を受けているようには見えません。

また、

vlcsnap-2015-05-09-07h19m50s366写真2(2015年2月6日)

では、 水銀を満たした容器の上に細い線で吊り下げた磁石(水銀に接していない)は、反作用を受けているように見えませんでした。因みに、写真2の実験では水銀は時計方向に回転しました。 写真2の実験は動画としては公開していません。

動画1も写真2の実験も、磁石が反作用受けていないことを証明するには少し説得力に欠けていると感じていました。 しかし

.

動画2 (2015年3月2日)

では、水銀に浮かべた磁石が水銀の渦流に押されて回転していることが確認できます。また、

.

動画3(2015年2月16日)

として

vlcsnap-2015-05-09-08h24m53s012写真3

があります。水銀に浮かべたリング状磁石の中心にマイナス電極を設けます。外側に上から吊したリング状の電極をプラス電極とします。電流を流すと吊したプラス電極は、瞬間、反時計方向に振られ、少しおいて水銀が時計方向に回転します。最後に浮かべた磁石が水銀の渦流に乗って時計方向に回りました。  つまり、水銀による単極誘導モーターに生じる力の反作用は外側に吊したリング状電極が受けているのです。

このように単極誘導の現象は、運動が「発電は起電流」として、「モーターは力」として起きますけれど、その運動(作用と反作用)に磁石は関係ありません。しかし、現象の原因は明らかに磁石です


 

自然科学の一分野である物理学の古典電磁気学において、単極誘導の現象は

単極誘導の起電力を求める式

単極誘導の起電力を求める式(右辺第2項)

で表されます。 式には明記されませんけれど、古典力学の概念(作用反作用)がそのまま含まれていることは誰もが認めることです。  つまり、単極誘導の現象は、「磁石」と「近傍にある回転する導体の間」に起きる「相互作用」であって、媒介するのが「磁場」であり「磁力線・磁束線」あるいは「磁束密度」だと説明されているのです。

自然科学は宇宙のすべて、森羅万象を説明する学問と考えられています。上記実験の結果は、自然科学の一分野である古典力学の想定する範囲外です。一つでも例外があればダメです。 つまり、自然科学は終わったのです。

管理人は「エネルギー、運動(作用反作用)、時間、お金」について考察を続けてきました。ある情報によれば、地球の科学者は、「エネルギーの量を正しく求める方法を知らない」とのことです。たぶん本当のことです。(注:真のエネルギー値は時間[T]を含みません。)  自然科学者たちに道を見誤らせた原因は、(10進法による)お金:通貨にあったとの気持ちが強くなっています。情報の絶対優位者たる両替屋(金融資本家)たちは、とっくの昔から知っていたと思います。(注:スピリチュアル情報は基本見なのですが、これだけは信用できそうです。理由は機会があれば書きます。)

2014年1月10日の記事に「学者にとってフリーエネルギーより単極誘導の方がきつい」と書きました。記事を書いた当時と、実験が進んだ現在では若干、考え方が変わってきていますけれど、大筋では今でも同じ気持ちです。

 

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これまでの研究と目的

研究は6年目に入り、内容が充実するとともに目的が明確になってきました。研究のこれまでを少し振り返ります。

  • 2009年11月29日 研究ノートを作り考察を書き始める。
  • 2010年4月     本格的に研究を始める。
  • 2011年10月29日 弧電磁気論を自費出版
  • 2012年12月20日 「第3起電力のエネルギー源についての考察」をサイトに発表

エネルギー軸上の実体が 弧”Ark”を描いてM軸上(3次元物理空間)に現れる。そのときM軸上の形状がレンズ状をした発散トーラス

clip_img166であると気づく。

  • 2013年2月2日 ファラデーの単極誘導モーターの実験を始める。
  • 2013年9月25日 弧電磁気論を弧理論(Ark Theory)に改める。

単極誘導の現象は古典電磁気学の範囲を超えており、原子力の一種であることに気づく。

  • 2013年12月    「フリーエネルギーはいつ完成するのか」明窓出版に「第3起電力のエネルギー源についての考察」が掲載される。

フリーエネルギーはいつ完成するのか101b

  • 2014年6月20日 「弧の力場仮説」を提唱

単極誘導モーターの実験を通じて、単極誘導の現象が磁場と関係ないことから、磁石を構成する原子と近傍の自由電子の間に働く「弧の力場」であるという仮説を提唱。 この「場の形状」は発散トーラスである。

  • 2015年2月    単極誘導の現象は、「電極を構成する接点」と「電解質あるいは水銀」との間に相互作用を生じるが「原因である磁石は力学的に孤立・無関係である」と気づく。

現在、この磁場に似ているが磁場とは異なる『遠隔的に「磁石近傍の自由電子」に相互作用を生じさせる能力」=弧の場”Ark Field”=発散トーラス なのではないかと考えています。

いつも引用するある科学者の説明によれば  強いフィールド=地球の重力場 かつ 弱いフィールド≒磁場 でしたから、「弱いフィールド」こそ弧の場”Ark Field”=発散トーラスなのではないか。 そして、弧の場”Ark Field”が引き起こす単極誘導の現象は「重力制御」のカギなのではないかというのが考察の結論です。  ある科学者の言葉を次に示します。

 運動している物体のすべては今述べた理由によって周囲に磁場を持っています。つまりあらゆる物質は電子を含んでおり、運動している電子は磁場を作り出す。地球の磁場はその重力場にくらべてたいそう弱い。強いフィールドに対する加速が、弱いフィールドに反発することによって生じることは、あなたには理解しにく いかもしれない。

過去記事に少し書きましたけれど、フリーエネルギーは重力と直接関係するらしいというのは、上記のことです。 考察を進めた結果、むしろフリーエネルギーより先に重力制御がありそうです。理論的には辻褄が合っています。

さて、管理人が研究する目的なのですけれど、 実はフリーエネルギーなどどうでも良いです。 G・アダムスキーがコンタクトした理由がそれに当たります。新アダムスキー全集第6巻:UFOの謎から一部引用します。(こちら様のサイトの「与えられた宇宙文字の本当の目的」を引用しました。)

さて、この象形文字が私に与えられたおもな理由の一つは、地球人が欲しがっていることを宇宙人が知っていたという〝具体的な証拠〟を与えるためであった。彼らの多くは地球人の想像も及ばぬほどに自然の精神感応の能力を発達させているので、われわれが自分自身を知る以上に彼らはわれわれをよく知っているのである。これは彼らが短期間なり長期間なり地球へ来ることに決める場合、地球人の習慣や物の考え方を熟知しようとして時間と労力をかけるからである。
私が撮影した宇宙船の写真は或る人々にとっては役立つことを宇宙人たちは知っていた。(中略)
象形文字が円盤写真の真実性を高めるだろう。そして遊星人と接触しつつあるわれわれの現在の体験と発掘されている古代の記録とのあいだの必要な一環として役立つであろう。
(中略)
宇宙の兄弟たちは次の事実を認めている。すなわち地球の古代文明の歴史やその文明の哲学のなかには、彼らの遊星上で知られていて、そこに住む人々によって保たれている歴史や哲学と一致するものがあって、それが例の象形文字のなかに述べられているというのだ。
それで、ずっと以前に私に与えられたあの象形文字の完全な説明をすることは現在でも私にはできないけれども、その文字はおそらく目的を果たしたであろう。宇宙人たちは満足の意を表わしている。

ほとんどの人は宇宙船の写真や金属片のことを知っても、その存在を認めることはありません。管理人の目的は「地球人が欲しがっていることを」事実として示し、その事実を既に「宇宙人が知っていたという」ことを認めざるを得ない状態を作ることにあります。

 

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