科学 の発達には、しっかりした”言葉”が必要

現代文明の基礎は自然 科学 です。これまでの考察によって、自然 科学 の問題点がわかってきました。自然科学は西洋に起源をもちます。対応する言葉は(一応)英語です。英語の元となるアルファベットの起源はエジプトの文字にあるとの説があります。(アルファベットの起源について) また、アルファベットの「A」について言えば、ギリシャ文字、ローマ字のアルファであり、元は「牛」から来ているとのことです。

図1 出展:英語のアルファベット、その“深すぎる”ルーツ 語源で驚く英語の世界

これまでに指摘した通り自然科学の最大の問題点は、の区別が明確でないという点です。

 

岡潔は「自然数の1は決してわからない」と言いましたけれど、””とは何かを次のように言いました。解説は省略。サイト内を「自然数」で検索ください。

  • 数は(物の)量のかげ・・・・岡潔
  • 数は事の質のかげ  ・・・・管理人

上の岡潔が言った”数”について、括弧にて補足しました。2行目については、岡潔が言いもらした”数”です。人の感覚でわかるのはです。物の数のほかに、事による”数”があります。それが「数は事の質のかげ」です。

都合、人の感覚でわかる物や事を言葉にするには、二種類の数を明確にわけて用いるべきだということになります。勿論、言葉には数学を含みます。 その上で、科学の基礎とすべきだということです。ところが、自然科学では物と事にかかる”数”の扱いは全部一緒です。

動画1

物の重さ大きさにかかる”量を示す数”と時間や速度、あるいは加速度などにかかる”質を示す数”は明確にわけて考えるべきです。統計力学、熱力学を考えればわかるように熱や圧力も”質を示す数”です。周波数なども”事”です。

このような自然科学に問題があるから、熱力学的エントロピーと情報エントロピーの数式が同じであるということが、偶然なのか同じなのかの判断がつかないのです。(参考:情報エントロピー


動画2

 

最近、管理人は上記のことを鑑みるに、物理学の基本となる「物質」あるいは「質量」といった和製漢語に違和感を覚えるようになりました。先人たちが西洋の文化を取り入れる際に四苦八苦して翻訳したのはわかりますが、”matter”や”mass”をの”量と質”を混ぜこぜにしたのはどうにも変です。

弧理論においては、自然は別の次元軸(E軸)からの投影による映像(M軸)であるとい前提があります。

  • 物と事は一つの実体の異なる面
  • 物のと事である運動は、一つの実体の異なる面に過ぎない

情報にかかる”数”は、事の質である運動にかかる同じ”事”です。情報理論について考える際に、どなたもほぼ抜け落ちているのが「情報を蓄えるには(必ず)エネルギー[ML2T-2]が必要」ということです。そろばんだって、USBメモリーだって、人の脳であっても同じです。

 

追記12/10 ここで言いたいのは、日本語の元であるヨソヤコヱが母音と子音をして、母音が(物)で、子音が(事)として振り分けられているという合理性を言っています。

図2

日本語話者の思考そのもの(第1の心)が、物と事の理解に最適化されています。非常に合理的です。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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