STさんのコメント(2012/11/03)について

STさんのコメント(再掲)ここから

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井出さんの論の中で「出力を入力に戻す」プロセスが解決出来れば
と言う部分があったと記憶しています。
そもそも出力を入力に返すなんてのは考えて見れば(単純にエネルギーとして見て)出力を絞ったのと等価ではないでしょうか…
電気的な技術としてはポジティブフィードバックがその一番簡単な例、
実際にはもっと複雑な技術(技法?)が今まで山ほどの種類があります。
出力→入力なら例えAC→DC変換程度があったとて基本的な回路です。
掲げられた回路図だけで解釈すればただのDC-AC変換回路ですね、
あの形ではそれこそトランス部のみで4倍のエネルギーに増幅しなければ成立しません。
正確な事を言うには単位時間内の平均電圧と平均電流の積が何倍になっているのかを正確に計測しなければなりません。
どうも井出さんの計測法ではそれが出来ておらず、誤計測の類かと…

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STさん、コメントありがとうございます。STさんのご意見と異なる内容になることをお許し下さい。

ご意見の通り、回路(系)の変換効率、あるいは、計測方法が適正かどうかは、重要なことです。エーテルエンジンは、機械系を含む効率を考慮に厳密な計測方法を取ってこられたと理解しています。当方は、十数年前に訪問して拝見しました。 詳しくは、環境エネルギー振興財団が発行する井出さんの論文集にあります。

一般財団法人環境エネルギー振興財団で入手可能です。

一方で、特許を取られたインバーターについての情報は、特許公報と、「第3起電力で世界は激変する(ヒカルランド社)の巻末にある情報」と次のURLからダウンロードできる情報です。

 

英語の原論文は下記サイトで無料でコピーできます。

http://www.sciencedirect.com/science?_ob=PublicationURL&_hubEid=1-s2.0-S1875389211X00123&_cid=277348&_pubType=J&_auth=y&_acct=C000000593&_version=1&_urlVersion=0&_userid=9920944&md5=a785ebef8d26ce070508841bfc052990

このPhysics Procediaは、ヨーロッパNo.1の格調高い科学誌です。このサイトの中のNo.38の論文です。

 これらの資料からは、超効率インバーターの詳しいことが分かりません。確かに、「第3起電力で世界は激変する(ヒカルランド社)の巻末にある情報」の測定ポイントが不適切だと指摘される方があります。

井出さんに確認したわけではありませんけれど、インバーターの詳細情報を公開するのは、制限されているように思います。

ここで、言いたいことは、井出さんを含めて、研究者の中には、これまでの考え方とは異なる観点で研究されている方がいるということです。

ご参考までに井口和基氏のブログ2件をお読みいただけると幸いです。

物理の森の中で道が二つに分かれていた

 http://quasimoto.exblog.jp/17565977/

欧米に連綿と続く「科学の創始者」の伝統:「APEIRON」と「イグ物理学者たち」

http://quasimoto.exblog.jp/19074306/

私は、地球で起きている多くのことに「色」が着いていると考えています。資本論のマルクスのパトロンは、国際金融資本家だったそうです。

晴耕雨読http://sun.ap.teacup.com/souun/643.html

ですから、科学者といえどもスポンサーの意向に逆らえません。19世紀のいつかの時点で、現在私たちが知っている科学に特定の「色」が着いたということです。つまり、科学を「孤立系」のみに限定したことだと考えているのです。

考え得てみて下さい。この世界の出来事は、ほとんど全て、「壊れる・腐る・摩耗する:減価する」ものばかりです。一方で、絶対に腐らないものがあります。それがお金です。お金はニクソンショック以後、ただの「数学上の概念」になりました。しかも、利子の出所は、どこにもありません。誰かがどこかで、借金をしてくれれば生じます。 現実の世界に「お金という無限」を持ち込んでいるのです。そして、現実世界を振り回しています。(自己資本比率とBIS規制により、信用創造という賭け率は約10倍、その他の仕組みで100倍を遙かに超えるかも知れません。)

私たちは、2011年3.11以降、知りました。ご自分の生首より、お金の方が大事な人たちが居るということを。 ましてや、他人の首(命)が飛ぶことなんか、平気なようです。これらの出来事の根源には、お金の無限性と利子にあることがはっきりしています。(既にご存知でしたら、お許し下さい。)

私は、全員が、合意の上で利子を廃止し、減価するお金に代えるならば、石油文明のままで、当面はOKだと考えています。勿論、そんなことができるはずはありません。 そこで、どうしても、この無限性をチャラにする必要があるのです。このまま行けば、消費拡大によって必ず滅びます。戦争は、純消費ですから。 全部滅びれば、生産は無限大になり景気は回復します。こんなこと、どう考えても矛盾しています。でも、本当にやろうとしています。

つまりは、科学に「開放系」の理論を持ち込むしか、生き残る道はないということです。その一つの解答が井出治さんの研究だと考えているのです。そして、その基礎になれたらいいな、というのがお粗末ながら、弧電磁気論なのです。

ついでながら、弧電磁気論のサイトに揚げています「渦とサイホン」の動画をご覧下さい。渦がポテンシャルに相当します。サイホンにより、水の流れは続きます。渦を2次元平面と考えると、サイホンは渦に直交した高次の空間(3次元)にあたります。当然のことポテンシャル(渦)の表面(水面上)にいる限り、水を落とし続けることはできません。ポテンシャルの底に落ち込んで運動は終わります。電磁気現象は、その直交性から3次元を超える現象なのではないか?というのが出発点です。

「渦とサイホン」は、我ながらよくできモデルです。

興味をお持ち頂き、ありがとうございます。

 

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フリーエネルギーを必要とする2つの訳

弧電磁気論(解説)というサイトについて、内容を読まれた方には、何を言っているのか分からないと思います。 管理者(Φ:nsw495kpr8)が何を考えて、このようなことをやっているのかを書かなくては、理解の糸口が得られないと思いますので、管理者の前提とする所を書きます。

管理者は、フリーエネルギーという言葉を好きではありません。どうも“フリーエネルギー”という言葉の初出は、1950年代に宇宙人とコンタクトしたという、ポーランド出身のアメリカ人であるG・アダムスキーのようです。(はっきり確かめた訳ではありませんけれど。) 某所の記録によると、彼は、ヨーロッパ公演に出かけた先で観光用馬車を見かけて、“これがほんとうの自由ネルギーだ”と喜んだそうです。日本語のフリーエネルギーの“フリー”という言葉には、「勝手に、気儘に」というような意味が入っているようで好きになれませんけれど、他に適当な言葉はなく。それで仕方なく、フリーエネルギーという言葉を使っています。

井出治氏の実験を追試した訳でもない管理者がフリーエネルギーを信じて、弧電磁気論という空想・妄想するのには、2つの理由があります。

1.身の回りの世界で起きていること全ては、“エネルギー保存の法則”が適用できる(もしくは、適用できているように見える)のにもかかわらず、星空、宇宙に眼を向けると、“無限性”を直観できる。この直観性は宇宙という現実からきている。身の回りの世界の有限性と宇宙の無限性の間に、激しいギャップ(乖離)があって、何かが変だと強く感じる。

説明・・・・某TV番組で、星空の観測会に参加した子どもたちが番組のインタビューに答えて、「宇宙には端がない。(角がない)」「宇宙は限りなく大きい。」などと言っていました。子どもたちの答えの方がビッグバン理論より素晴らしいと感じるのは管理者だけでしょうか。サイトには挙げていませんけれど、弧電磁気論の中のp54にある図37弧電磁気的宇宙の図を解析することで思うことは、宇宙には「はじめも終わりもない」ということです。管理者は、これといって宗教に興味はありませんけれど、旧約聖書に出てくる神は、自身が何者か問われて「わたしはある。わたしはあるというものだ。」と答えています。(聖書の版によって訳は異なりますが、大意はわかります。) いつからあるのか、いつまであるのかという概念がないのです。このような宇宙の現実の前には、謙虚でいたいのです。自己の直観に従うのです。

2.身の回りの世界にある物は、全て壊れる。いつかは壊れる。鉄骨やコンクリートでできた建物の耐用年数は確か40年である。自動車は10年、コンピュータは4年だったはず。一番安定な陽子でさえも、寿命がある。ところが、身の回りに絶対に壊れない物がある。お金である。お金は何にでも交換できる便利な道具である。事実上、無限である。有限な地球を無限のお金にあわせられる訳がない。そこで、1.に示した宇宙に感じる無限性を日常の世界に持ち込むことで、お金の無限性を「チャラ:無効」にする必要がある。

説明・・・・学者は、自分の好きなことをやり、それを気に入ったパトロンが経済的支援をする。19世紀までのパターンだそうです。管理者は読んだことがありませんけれど、資本論を書いたカール・マルクスは、今でいう国際金融資本家がパトロンだったそうです。勿論のことパトロンの意向に沿ったものを仕上げる。あるいは、パトロンの意向に背いたりできないだろうことは、想像に難くありません。これは現代でも変わりなく続いていると考えた方が妥当です。電磁気論についても、マクスウェルの20の方程式をヘビサイドとギプスがベクトル方程式に書き直す際に、ある資本家の意向が働いているとT・E・ベアデン氏は主張しています。つまり、学問は、お金と密接な関係があるということです。

管理者は、過去、お金の性質を調べました。概略は以下の通りです。  ・通貨発行権が権力として絶大であること。 ・利息はどこからも生まれ得ないこと。(借金からしか生じない。) ・銀行の自己資本比率、BIS規制から中央銀行の発行した金額の10倍程度まで、市中に出回ること(信用創造) ・金融派生商品が更に大きなお金を産み、凡そ100倍くらいになるらしい。実体経済に必要なお金の100倍ものお金が実体経済を振り回している。 ・今や紙の紙幣すら印刷していない。単にキーボードに数字を入れて、Enterキーを押すだけ。 ・信用創造というもっともらしい言葉は、実はオッズ(賭け率)でしかない。 ・彼らは、(賭け率)→(信用創造)というような“言葉遊び”を多用する。(例:人権擁護法案に反対する。“人権”“擁護”いずれも前向きなプラスの意味を持つ単語を用いた法律案になぜ反対する? 管理者は過去、ある法律の条文を読んで頭がクラッとした。言葉遊びは、読んだ人、聞いた人の頭が混乱することで目的が達成される。) ・“言葉遊び”を有効にするために、対立軸を作る。(二項対立)例はいくらでもある。 ・通貨を発行する中央銀行は少数の資本家が所有する。 ・資本家が所有する中央銀行の利益は所有者に入る。例えて言うならお金の仕組みは“イス取りゲーム”である。ゲームの主催者である胴元が必ず勝つ。 ・資本家あるいは資本家を統括する権限を持つ人々は、彼らの金庫に加速しつつ流れ込むお金の供給がなくなるという考えに、耐えられない。 ・従って、お金の世界は定期的に破滅する。あるいは意図的に破滅する構造にある。

無限のお金の力を無効にするには、1.からくる無限性を身の回りの世界に実現する以外に方法はありません。それとも、この世界から利息をとることを廃止して、賭け事を皆が同時に止めさせられるのですか? 純消費である戦争を止めさせられるのですか? 我々は、一瞬たりともお金に関係せずに生活できません。管理者は秩序が保たれるなら、当面、化石燃料で結構。(化石燃料という言葉も怪しい。石油は地球内部由来かも。)原子力も安全が確保されるなら、やむを得ないと考えています。現実は、杜撰で汚いのでダメですけれど。(石油か原子力、または再生エネルギーの選択も二項対立の一つ。それしか無いと思ったら、思惑通り。)

考えてみたら、“数学上の概念だから、現実の物理現象とは関係ない。”とよく言います。ところが、純然たる“数学上の概念”でしかないお金が、これほどに現実の生活と環境を破壊しているのに、誰も止めることが出来ないのは何故でしょう? 全く解せません。

金融資本家あるいは金融資本家を統括する権限を持つ人々が最も恐れることは、宇宙が事実上、無限であることを人々が知ってしまうことだと考えられます。(または、各惑星には、概ね人が住んでいるらしいことが分かってしまうことだと考えられます。)この地上にそのような現象が誰の目にも明らかになることを恐れているはずです。

さて、フリーエネルギー装置の原理が現代の物理学でどのように説明されうるでしょうか。

権威筋の学者がパトロンの意向に反して、このような作業に入ると思われますか。また、「あらゆる物理的な法則は究極的には全く統計的なものになる」と考える科学者たちに、井出治氏の装置の原理が説明できるでしょうか。管理者には不可能に思えます。 それどころか、昨年の3.11大震災により、国民は“学者や政治家、官僚、マスコミ、電気事業者”のいかがわしさ、劣化の激しさを知ってしまいました。

闘牛場に引き出された牛のごとく、赤や青のマント(二項対立)に突進するのは止めましょう。言葉遊びに騙されないで、目指すはピンポイント。マントに隠れた闘牛士(マタドール)でしょう。

ありがとうございます。

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第3起電力のエネルギー源についての考察を掲載しました

「超効率インバーター(デゴイチ)」のエネルギー源は何なのか、どのように湧出するのかを考察しましたので、弧電磁気論のサイトに、”「第3起電力」のエネルギー源について(弧電磁気論から見たエネルギー源の考察)”として、掲載しました。

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3次元空間の尻尾(3)

私たちが学んだマクスウェルの方程式がマクスウェル・ヘビサイドの方程式として、スカラー成分の一部を除外したものであることを知ったのは最近です。そして、マクスウェルの原方程式にある“内部エネルギー”と呼ぶべきスカラー成分の考慮に複素数を用いるべきとT・E・ベアデンが主張しているのを知ったのも最近です。

ある科学者が次のように述べました。

「二つの次元を持つ幾何学的な平面を考えてみたまえ。この面が君の視点に対して直角をなすとき、君はそれを平面と感じる。これはその実体の物質面を表す。次に君がその面を90度ほど回転させると、その面は君の視界から消えて一次元のみとなる。これはその実体のエネルギー面だ。君はその面を取り替えたわけではない。ただ観点を変えただけだ。技術的に言えば関係位置を変えたのだ。一定の物体に含まれていると思われるエネルギーの量は、一定の観測者にとって質量エネルギー軸を中心にそれがどれくらい回転したかにかかっているのだ。別な関係位置から同じ物体を見ている別な観測者は全く異なる量のエネルギーを見るだろう。」

そして、「科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に理解していない。物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式が発表されている。この数学式は全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。物質はエネルギーにも転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる面にすぎない。」と言っています。

この言葉を弧電磁気論p12に引用しました。そして、「私たちはエネルギーの正しい測定方法を知らないらしい」ことと符合することで、T・E・ベアデンの主張に意を同じくしました。

つまり、エネルギーの量を正しく捉えるためには、余分の次元軸を複素数として設ける必要があるということです。3次元物理空間(x,y,z)に虚数単位(i)を付けたエネルギー軸を加えて、4次元の複素数空間として取り扱うのです。 時間(t)を含むならば5次元空間ということになります。

 そうすることによって、物質である荷電粒子の相互作用を複素数のかけ算、割り算、べき乗として取り扱えるようになるでしょう。これは、回転変換を複素数空間で行えることを意味します。

 上の図について、高次の複素数空間に存在する電気磁気の実体である、単極(ア)及び単極(イ)を仮定します。単極(ア)と単極(イ)の間の線分は双極(ア-イ)です。そして、矢印ように反時計方向に「積分を伴う回転変換」されて、M軸上に単極(ア’)として現れます。これが荷電粒子(物質粒子)です。  しかし、「積分を伴う回転変換」は物質空間(M軸)で行われませんので、回転の原点は上図の仮想の単極(イ)としなければなりません。この点は何かの工夫が必要だと考えます。

正しいエネルギーの総量は、E軸(エネルギー軸:虚軸)上のエネルギーにM軸(物質軸あるいは質量軸:実軸)上のエネルギーを加えたものになります。 ここで、M軸上のエネルギーには直接測定可能な位置エネルギーや運動エネルギー、圧力や熱などと、物質の持つ静止エネルギーがあります。

こうして、ある科学者がいうところの「物質とエネルギーのかんたんな同一性」を記述できるのではないかと考えます。 未だ不十分ながら、少し「数理的な理論」に落とし込める可能性が出てきたように思います。

3次元物理空間の「尻尾」とは3次元空間での挙動のみの考えでは、「我々の空間の性質を知ることはできないかも知れない」という手がかりであると考えます。それがT・E・ベアデンが「スカラー成分を虚数で考えるべき」ということのようです。

 3次元物理空間を理解するに虚数を用いた「複素数空間と考えるべき」という思考は、「3次元空間の尻尾(2)」で、例えに用いたX線回折の説明につながります。 上図、右の写真フィルムが我々の3次元物理空間です。この空間に存在する素粒子を、どのように分類しても、その本質である結晶構造の解析に迫ることは不可能であることが理解できます。

固体物理で学んだX線回折について、その発展の歴史は、記憶によれば次の様な順であったと思います。

1.X線がフィルムを感光させることを発見。

2.X線を結晶に照射すると背後のフィルムに縞模様が現れることを発見。

3.結晶の回折について理論を作った。(ブラッグの法則

4.回折の縞模様から、結晶構造を決定できるようになった。

当然のこと、用いる結晶物質によって、できる縞は全く異なる模様となることは当然のことです。

仮に2.の文章で、「結晶にX線を照射して感光したフィルムを現像した事実」を知らせずに、「縞模様が現れたフィルムのみ」を示されたらどうでしょう。ましてや、フィルムというものが、どのようなものかを知らない人に。 その人は、フィルムの縞模様を分類し、縞模様どうしの配列や規則性を検討し、さらに多くの縞模様がフィルムの外縁部に発見できるはずと考えて、顕微鏡でフィルムを探ることでしょう。(この人は、印画紙に拡大して焼き付けることはしません。何故ならフィルムの用途を知らないからです。) けれども、その分類には意味がないことが理解できます。前提となる「結晶にX線を照射して感光したフィルムを現像した事実」と「X線の結晶に対する回折現象」を知らねば、フィルム上の縞模様の本質を知り得ないからです。 我々が知りたいのは結晶が回折する現象と理論です。

まとめると、次のようになります。

(A)

(B)

(C)

X線解析 X線が結晶で回折 フィルム上に縞模様 結晶構造を解析
現在の

状 況

高次の実体の相互

作用で積分を伴う

回転変換される

M軸上の現象

(電磁気、素粒子の振る舞い、重力)

量子力学で(B)の

現象を解析

上の表で、上段が「X線解析」の状況です。下段が、現在我々が置かれた状況です。A→B→Cの順に事が進みます。

上段の(C)で行っていることは、(B:縞模様)を用いて(A:結晶構造)を知る行為です。 見て分かるとおり(A)の事が分かっていないと(B)を手がかりに(C:解析)を行うことは出来ません。 一方、下段の(C)で行っていることは、(B:M軸上の現象)を知ろうとする行為です。

我々が置かれている状況は、極微の世界の理解と、宇宙の大規模な構造の理解の深刻な乖離です。少なくとも管理者には、そう見えます。

以上が、物理空間に生じる素粒子群を分類しても、その本質に迫れないものと管理者が考える理由です。 この行程は数理理論の積み重ねで越えられるものではないと確信していますし、幾人かの研究者は「3次元物理空間の尻尾」を捉えていると考えるのは、管理者に根拠を与えています。

先の科学者が次のように述べています。

「(現代の)科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは、電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態」であるということです。(弧電磁気論p16)

 管理者は「心に描くことのできない状態」を受け入れることができません。

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フリーエネルギー装置のエネルギー源はゼロポイントエネルギーではない!?

前回の記事で説明不足の点がありますので、これについて書きます。

T・E・ベアデンへのインタビューをまとめると、ベアデンは概略、次のことを述べています。

1.電磁気現象は、外部エネルギーと内部エネルギーによる。

2.外部エネルギーとは、電場と磁場という力場によって、電荷を持つ荷電粒子の運動が引き起こされることである。

3.内部エネルギーとは、ヘビサイドとギプスによって破棄された四元数のスカラー成分のポテンシャルのことである。

4.外部エネルギーである電磁力場が存在しなくても、内部エネルギーであるポテンシャルのみが干渉し、荷電粒子系において実際の力の効果を示す。(Aharanov-Bohm効果)

5.E・T・ホイッテッカーは二つの論文で、上のすべてを電磁気理論でどのように扱うか—外部的には力場の存在しないスカラーポテンシャルの定常波を生成する双方向波形構造の中に、電磁波をどのように畳み込むか—に関する決定的な工学的方法論を書いている。

6.スカラー量の内部にはベクトルが含まれている。全てのベクトルの総和がゼロである外部的な状態がスカラー量である。

7.「スカラー成分がゼロ」であるということは、数学的には何も存在しないことであるが、物理学的には何も存在しない訳ではない。

8.(マクスウェルの原論文の)相互作用する四元数はその中で、「時空間の局所的応力」と「局所的に捕獲された時空間のエネルギー」をスカラー量として捉えている。

9.局所的時空間を湾曲させることにより、内部エネルギーであるスカラー成分にポテンシャルを作ることができ、これに外部エネルギーである荷電粒子系に力の効果を及ぼすことができる。これが“真空エネルギー”または“ゼロポイントエネルギー”である。

10.四元数は超空間的な側面を包含しており、それは複素数理論で説明される。ヘビサイドが電気と磁気を空間ベクトルに統合するために、複素数に戻らねばならなかった。一つの余分な次元を付け加えた。

管理者は5.の論文を自分なりに眺めてみましたが、「外部的には力場の存在しないスカラーポテンシャルの定常波を生成する双方向波形構造の中に、電磁波をどのように畳み込むかに関する、決定的な工学的方法論」がどこに書かれているのか分かりませんでした。(どなたか論文を読み解くご協力をお願いします。)

10.の3次元物理空間に余分な次元を加えて複素数空間を作りエネルギーを正しく捉えようという考えが弧電磁気論であるというのは前回の説明です。しかし、四元数のスカラー成分を削除したヘビサイドが、もともと複素数を用いていたらしいというのは調べていません。

9.について、T・E・ベアデンはインタビューで時間を割いて局所時空間を湾曲させる方法を述べていますけれど、管理者には分かりません。彼が述べていることは次のようなことだと理解しました。

Aharanov-Bohm効果で分かるように、電磁力場の原因は四元数の中のスカラーポテンシャルにある。空間は何もない“ゼロ”の状態ではなく、いわばベクトルが密集した“電気的緊張状態”にあり、外部に対して総和として“ゼロの状態に見える”。 このスカラー成分を担う空間の性質を用いて、局所時空間を湾曲させることで、ポテンシャルを作り出せる。そして、空間に作り出したこのスカラーポテンシャルに荷電粒子を作用させることにより力の効果を実現できる。と述べているようです。

T・E・ベアデンの述べたことを読んでも5.の論文を眺めても、他のベアデン関係の資料を読んでも、時空間を湾曲させる具体的な方法は、今のところ管理者には理解できません。むしろ、この点について思い浮かぶのは「マクスウェルの悪魔」であることは前回の記事で述べました。

「渦とサイホン」の模型で示したのは、次のことです。

1.攪拌子の回転により、容器の水が回転する。

2.水は回転により遠心力を受けて湾曲した窪みを作り、渦の周辺と中心間に落差が出来る。このときの曲面は水にかかる重力と平衡状態にある。これがポテンシャルである。

3.水の渦が作る落差にサイホンを取り付けると水流を作り出せる。

1.の容器の水に回転を与えることが、上記の「9.局所時空間を湾曲させる」ことにあたります。2.の重力と平衡状態にある湾曲が、上記の「9.スカラー成分にポテンシャルを作る」ことにあたります。そして、3.のサイホンを取り付けることが、上記の「9.荷電粒子系に力の効果を及ぼす」ことにあたります。

管理者は空間の“内部エネルギー:スカラー”部分が持つ性質を用いてベクトルが密集した“電気的緊張状態”を制御できるとは考えていません。「閉鎖系の熱力学」に背くからです。「閉鎖系の力学」と「開放系の力学」は併存します。これは前回の記事の通りです。

つまり、超効率インバーター「デゴイチ」のエネルギー源はT・E・ベアデンがいうところの真空エネルギーまたは、ゼロポイントエネルギーではないと考えています。 管理者のサイトに掲載しました、部分改訂版「6.電気磁気の配列」に示した、第3起電力の説明:正の方向に現れる磁束は“結果”であって、原因ではないと考えられるからです。

デゴイチで証明された正の方向の起電力もT・E・ベアデンがいうところの“内部エネルギー:スカラー成分”も結果であって原因ではないということです。

このことは弧電磁気論の本質と関係します。これについては、別途掲載することにします。

 

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「エネルギーを複素数空間で扱うこと」について

管理者はこのブログで、エネルギーは相対的なものであり、我々は「エネルギーの正しい測定方法を知らないらしい」と述べました。そして、エネルギーを正しく捉えるために複素数空間で扱うことを述べています。3次元物理空間に複素エネルギー軸(iE)を加えた四次元空間として扱うというのが弧電磁気論です。(時間を含めると5次元の複素数空間になります。)

この考え方を早くから主張しているアメリカの研究者(退役軍人)がいたので、彼の主張をご紹介するとともに、弧電磁気論の考え方を説明します。少々、引用の前置きが長くなります。

パナウェーブ研究所のサイトにある「人工スカラー波について:T・E・ベアデンのインタビュー」(現在リンク切れこちらを参照ください)、原文は「こちらです。

このインタビューの中で、T・E・ベアデンは空間からエネルギーを限りなく取り出せると述べています。以下、インタビューを抜粋して、その後、弧電磁気論の考え方を述べます。

スカラーとベクトルについて問われて、彼は「物理学的には「運動」と「静止」とは物体の外見にのみ当てはまる形容なのです。それは物体の総体的な特徴を記述しているだけであって、物質を完全に記述しているのではありません。ある意味では「静止」という状態の内部には運動が充満しています。従ってすべてのものは運動しているのです。」として、ガソリンスタンドにある空気タンクを例に説明しています。空気タンクの「圧力はスカラー量であり、総体量であり、外部的な量」であるとしています。「数学的に何かがスカラー量であるというときには、それは単なる数値のことを言っているのであり、それに付随した方向性については述べていない」のであり、「当然ながら内部構造に関しては情報を持っていません。」

しかし、「物理的にはスカラー量は、更に数学的なベクトル量の組み合わせに細分化することができるわけです。」ですから「これらの部分はすべての方向に運動していますが、総体としては空間上に静止しているので、その総和はゼロでなければなりません。」

「ものをベクトル量のみとして捉える場合には、その外部的属性のみを見ていることになります。ものをスカラー量として捉える場合にも、その部分的属性のみを見ているのです。その内部属性を見る場合には、それは同時にスカラーでありベクトルでもあるとして捉えなければなりません。すなわち、スカラーという属性は内部的にはベクトルとして分解されるという認識を持たなければなりません」と述べています。

「物理的な観点から言って、現在のベクトル数学の大きな問題は、その総和がゼロとなる多くのベクトルの存在を、ゼロあるいは何のベクトルも存在しないとして扱っているところにあります。」 「時空そのものの内部において、媒体の持つ内部エネルギーと、内部的な秩序構造—つまり、局所的媒体の内部で絶えず相殺されている全てのベクトルの持つエネルギーを—捨て去ってしまっている。」と述べています。

T・E・ベアデンは物体の運動を電磁気現象に適用して話しを進めています。

「この隠れた問題を加味すると、電磁場のヘビサイドの四つのベクトル方程式は不十分です。なぜならば常に“残留ポテンシャル”はゼロ、つまり存在しないと仮定しなければならないからです。すべての教科書と教師たちは、まさにそこヘビサイドの方程式さえも“残留している”ものがない特殊な場合に縮退させてしまったのです。例として、その不足した仮定によってAharanov-Bohm効果の可能性が消し去られてしまいました。そこでは、とたえ電磁力場が存在しなくても、ポテンシャルのみが干渉し、荷電粒子系において実際の力の効果を生じることができるのです。すなわち、このスカラーポテンシャルの相互作用の因子は、実験的に検証されたAharanov-Bohm効果によれば、電磁力場が全く存在しなくても電磁場の変化を誘導するのです。」

「1959年から、量子力学においては電磁力場は主要因ではないということが知られています。この点に関しては古典電磁気学は完全に間違っています。量子力学によれば、主要因子はポテンシャルであり、力場ではありません。」その意味において「真空はポテンシャルの集団以外の何者でもありません。」

「もし力と電磁場の定義を注意深く眺めれば、即座に、力は(非相対論的な場合)質量と加速度の積によって作られる。従って、力は加速された質量によって構成されていることがわかります。電気力は加速された荷電粒子によって構成されています。しかし電磁気学においてはそのようには扱われてはいないので、真空中においても力場として存在すると間違って考えられているのです。」

T・E・ベアデンは真空中には力場は存在しないと言っています。これはToM氏が論文「スカラー電磁波と地球共振システム」において述べていることと同じです。つまり、真空である宇宙空間では力場である電磁波(横波)は存在し得ないということです。ToM氏は論文中で、「我々が、光と呼んでいる電磁波は惑星近傍の磁界中に主に存在するのみで、惑星間の真空中には、スカラー縦波か真空のエネルギー変動によってベクトル場を媒体に伝搬する超高周波数の横波のみとなり、可視領域の光線は存在していないことになる。」と述べています。

ToM氏の論文 「スカラー波と地球共振システム

続いて、T・E・ベアデンは「いわゆる、“フリーエネルギー”装置を作り出すためには、局所時空間を湾曲させねばなりません。」として、これを例えて「川の中に水車を入れれば、フリーエネルギー装置を作り出すことができます。なぜならば流れの中からエネルギーを取り出すことができるからです。しかし、それは水流に接触するのであって、ポテンシャルそれ自体に接触するのではないのです。真空エネルギーを取り出しフリーエネルギー装置を作り出すための秘密は、それ自身一様に分布した局所的真空ポテンシャルの中に流れを生じさせ、その流れを取り出すことなのです。」と述べています。

これは管理者が「渦とサイホン」の動画で示しました模型で言えば、スターラーの渦は水流による落差を作り、サイホン管を渦の上部に入れれば渦の中心へ水を落とし続けることで、渦からエネルギーを取り出せるけれど、サイホン管は渦のポテンシャルそれ自体に接触するのではないと説明できます。スターラーによってできる渦のカーブはポテンシャル(勾配)を持っていますけれど、それ自体は平衡状態にあります。勿論、スターラーの電源を切れば、渦は消滅します。言い換えるとT・E・ベアデンは、本来的に存在する空間のポテンシャルに作用することによって、(物質である“荷電粒子:自由電子”をして)スターラーによる渦のような落差を作り出して、その上で落差(いわゆる自由電子の電圧)からエネルギーを取り出せると主張しているのです。

渦とサイホンの動画

渦の作る曲面は平衡状態にあり、勾配を持ちます。この曲面に物質を置けば、物質は渦の底まで落ちて行くでしょう。通常は渦の底で安定となります。しかし、この模型では媒体である「水」そのものをサイホンによって落とし込むことで無限に続く水流を作っています。この模型は弧電磁気論を分かりやすく説明する比喩です。

以後、インタビューでは、空間からエネルギーを取り出す方法を述べているようですけれど、翻訳文がわかりにくく、管理者には理解できませんでした。大凡をまとめると、T・E・ベアデンは空間に存在するスカラー量であるポテンシャルに作用することによって、荷電粒子系に実際の力場を形成できると主張しているようです。T・E・ベアデンがインタビューで述べている真空エネルギーとゼロ・ポイントエネルギーは同じもののようです。しかしながら、ここで述べている真空エネルギーはいわゆる「マクスウェルの悪魔

として知られている思考実験と同じものであり、熱力学の第二法則で禁じられているエントロピーの減少に他なりません。

微小な空間で起きる「揺らぎ」を微小な装置(マクスウェルの悪魔)を使って仕分けることによって、巨視的なレベルで温度差を作り出せると主張することは、賢明なことではありません。 つまり、「局所的真空ポテンシャル:この場合はスカラー量のこと?」を操作することで「局所時空間を湾曲させる」ということが「実現できる」とは、管理者には理解できませんし、具体的には何をどうするのか分かりません。 上記の理解が正しいならばT・E・ベアデンが述べていることは、原理的に不可能なことです。彼が「内部的チャネル」と呼ぶ「スカラーポテンシャル」を操作するとしても。

かと言って、管理者は空間からエネルギーを取り出せることを否定しているのではありません。超効率インバーター「デゴイチ」は300%~400%の効率を実現した現実の装置です。

弧電磁気論p13~p14でエネルギーの相対性を示しています。その想定は「宇宙が我々にとって無限」であるということです。3次元物理空間が我々にとって無限大であり、荷電粒子、ベクトルポテンシャル、スカラーポテンシャルの総量が「現実として無限である」との想定です。 つまり、知ってのとおり熱力学は閉鎖系である訳ですから、管理者は「開放系の力学」が必要だと主張しているのです。(弧電磁気論では「開放系の力学」とは表現していませんけれど、同じ意味のことを述べています。)これを以て、エネルギーの相対性を述べていますので、「閉鎖系力学からくるエネルギー保存則」と、まだ存在しませんけれど、「開放系の力学」からくる「保存しない状態」とが併存するはずである、というのが弧電磁気論で述べたことです。そして、「閉鎖系力学からくるエネルギー保存則」が絶対であると主張する方々は、物理空間である宇宙に「保存則に背くような例外は一切ない」ことを別途証明する必要があると述べたのです。(保存則だけでは不十分だということです。これは不確定性原理から来る微小な領域での「揺らぎ」のことを言っているのではありません。)

管理者と同じ様な考えの研究者も存在します。井口氏のブログ物理の森の中で道が二つに分かれていた」:「バック・ツー・ザ・フューチャーです。

氏は明らかに「孤立系でない力学」を意識しているようです。科学者は「一旦引き返して別の道に進むか?」として、マクスウェル、カルノー、そしてガリレオの時代、「19世紀に戻れ!」と述べています。 余談ですけれど、地球世界には「世界が有限である」と皆が信じてくれないと困る人々が存在するようです。かなり古くから。その意味では科学の世界も世俗・俗物の世界ということです。

では、氏の「トランス」やその他の空間からエネルギーを取り出すという装置は、空間からどのようにエネルギーを取り出しているのかについては、弧電磁気論の考え方で別途説明することにします。2011年12月16日にブログとHPに掲載した部分改訂版「6.電気磁気の配列pdf」に一部、説明していますけれど、まだ不完全な状態です。

T・E・ベアデンはインタビューで関連した文献を揚げています。

「E・T・ホイッテッカーは、もちろん、これらすべてを電磁気理論でどのように扱うか—外部的には力場の存在しないスカラーポテンシャルの定常波を生成する双方向構造の中に、電磁波をどのように畳み込むか—に関する決定的な工学的方法論を書いています。二つのホイッテッカーの論文は次のものです。」

(1) “On the partial differential equations of mathematical physics,” Mathematische Annalen, Vol. 57, 1903, p. 333-355; and (2) “On an expression of the electromagnetic field due to electrons by means of two scalar potential functions,” Proc. Lond. Math. Soc., Series 2, Vol. 1, 1904, p. 367-372.

「もう一つ留意すべき事項は、隠れたチャネルを通じての電磁気のエネルギー伝搬は、光速に制限されないことです。光速とはエネルギー伝搬が三次元の中を通って行われることであり、内部チャネルとは、エネルギー伝搬が三次元の周辺、つまり超空間で行われることなのです。」

ここは原文では「The other thing to note is that EM energy transmission through the hidden channel is not limited to the speed of light. The speed of light refers to energy transmission through 3-space, and the internal channel refers to energy transmission around 3-space, or in other words, through hyperspace. 」となっており、電磁気エネルギーの伝搬は三次元の周辺、つまり超空間(四次元以上の空間)で行われると主張しています。

ヘビサイドによって取り除かれる前のマクスウェルの四元数理論が持つ、スカラーポテンシャルは電磁気エネルギーの伝搬を担っており、この伝搬が4次元以上の空間で行われているというのです。そして、この機構を内部チャネル、あるいは内部的エネルギーと呼んでいます。

T・E・ベアデンは、スカラー量について、たとえ話を含んで、次の通り説明しています。

「物理学の世界では、スカラー量はたいへんしばしば真にゼロベクトルの系となり、底では“スカラー”すなわち運動しない系が、実際に、激しい運動をする、より小さな“ベクトル”から成るものの中に充満しているのです。従って、私たちは物理的状況に数学を応用するときには非常に注意深くなくてはなりません。極端な例を使うと、二頭の像が頭と頭を互いに強く押しつけ合う場合には、反対に働く力“ベクトル”を持った“二頭の象”の系が生じるでしょう。そこでは系は止まっています。系はこのように結果がゼロベクトルとなる系となり、その運動はゼロベクトルによって記述されています。二匹のノミが互いに押し合っているときにも同じ事が言え、系としては運動していないのです。系は結果としてゼロベクトルを持ち、その運動はゼロベクトルによって記述されます。しかし、ここに、数学の疑問なしに受け入れると裏切られてしまう要素が存在します。ベクトル解析ではすべてのゼロベクトルは同じになります。ここに、私たちはノミの系と像の系の移動運動については同じであるといえますが、それは正しいことです。しかし二つの系には物理的に説明しなければならない鯨の大きさほどの違いが存在するのです。もしそれが信じられなければ、二頭の押し合っている像の間に身体を入れてみれば、それが二匹のノミの間にいるのと同じかどうかがわかるでしょう。確かに像の間にいるほうが、ノミの間にいるよりずっと大きな応力を感じることでしょう。」

上記の、内部チャネルや内部的エネルギーについて「相互作用する四元数はその中で、この“時空間の局所的応力”と“局所的に捕獲された時空間のエネルギー”をスカラー要素として捉えています。」として、「運動する部分の側面はゼロになるかも知れません。しかしスカラーの側面は、振幅だけでなく、内部運動とその内部運動の正確な運動力学構造をも捉えている」と結んでいます。

弧電磁気論「10.質量エネルギー軸を中心とする全質量の回転」p29のところで、引用文「運動していない速度というべき電気エネルギーであり、運動しているけれども、いわゆる運動ではない。静止しているからである。」と述べました。執筆の時点(2011年7~8月頃)ではブラウン運動に類する動きをしているのではないかと考えていましたけれど、どうもT・E・ベアデンの記述に近いようです。 管理者の基本的な疑問は「全ての物質:荷電粒子などはなぜ静止しないのか?」です。「積分を伴う回転変換」なる機構に原因があると考えていますが、不明です。なお、ここで示した、「運動していない速度というべき電気エネルギー」は、静電気のことを述べているのではありません。

ここまでが、前振りです。本題です。

「四元数はすでに、ボームの美しい成果に類する美しい隠れ変数理論を内蔵しています。それは二つのチャネルを有しているのです。外部エネルギーチャネルと隠れた内部エネルギーチャネルです。四元数はまた超空間的な側面をも包含しています。というのは、それは複素数理論の拡張であるからです。」

ここの原文は「Quaternions already incorporate a beautiful hidden variable theory, analogous to Bohm’s beautiful work. They incorporate two channels the external energy channel (which is addressed, for example, by classical Heaviside/Gibbs EM theory), and also a hidden internal energy channel (which is not addressed by Heaviside/Gibbs). Quaternions also incorporate hyperspatial aspects, since they are an extension to complex number theory.」です。

「ヘビサイドが彼の空間ベクトルに磁気と電気を統合するようにするためには、複素数に戻らなければならなかったことに注意しましょう。そのように彼は第一の超越数、マイナス1の平方根によって代表される、本質的に一つの余分な次元を加えたのです。四元数にはすでにそのことが盛り込まれており、ヘビサイドが捨て去ったずっと多くのことも盛り込まれているのです。」

ここの原文は、「Notice that Heaviside had to stick back in complex numbers, to get his spatial vectors to unite magnetism and electricity. So he essentially added one extra dimension, typified by the first hypernumber, the square root of minus one. Quaternions already had that in there, and a lot more that Heaviside threw out.」です。

管理者の理解が正しければ、T・E・ベアデンは力場である電磁気力を担うスカラーポテンシャルは四次元以上の複素数空間により説明されると述べています。

管理者が弧電磁気論で「ローレンツ変換からの着想」により、{光速度を閾値として電気磁気現象は、高次の空間に存在する電気磁気の実体が「回転変換」されることによって、3次元物理空間に現れる}として、出発した理論は、{「4つ目の次元をもつ複素数空間で、“積分を伴う回転変換”」の機構により、最も安定な陽子・中性子・電子を物質粒子として、複素数空間としてのエネルギー軸上にある電気磁気の“高次の”実体が回転変換されて3次元物理空間(物質軸:M軸)へ投影された結果}として、全ての現象が起きていると理解しています。この高次の複素数空間と3次元物理空間の間にある“積分を伴う回転変換”の機構によって、“ラグ”と呼べる“時間”と物質に働く“質量”が生じると結論付けています。神の粒子と言われる“ヒッグス粒子”や強い相互作用として知られる“中間子”が“媒介する力”は科学者たちの求めている“力の根源”では無いようです。

インタビューでT・E・ベアデンは量子力学について問われて、次のように答えています。「もし量子変化が確率的であれば、これらの確率的な小さな変化が統合されて、私たちがそこに住み観測している秩序ある大宇宙が提供されるというようなことは決して無いということです。」

弧電磁気論p30で電気磁気の構成を示した上で、「物質は集合するとともにフロック状になるのみで、決して惑星も太陽系も銀河系の回転する形状は形作らなかったであろう」と述べました。現在の量子力学が示す宇宙は、物質の構成要素が確率的に漂う「モロモロの宇宙」になったであろうということで、この点での認識は同じであるようです。

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エネルギーの相対表示

エネルギーは相対的なものであり、物理学では時間の次元を合わせるため虚数(i)を用いると同様に、エネルギーにも複素数平面を用いることを書きました。これで管理者の考える「積分を伴う回転変換」の考え方に近づいたと思います。

計算は複素数平面で行ったとして、実際のエネルギー表示にも相対表示を行えばよいということです。 例えば「ある基準値を設けた上で、ある現象Aは測定の結果、基準より何エルグ高い。そして、現象A’までエネルギー値を下げることにより、何エルグエネルギーを放出する。」と表現すればどうでしょう。

時間について言えば、「ある中間子の寿命は2.6×10^-8秒である。」、と絶対値表示する一方で、「西暦元年を基準に今は、2012年3月~日~時分~秒である。」と相対的な表現もします。 もし時間について、絶対表示できるのなら、宇宙の開始からの宇宙絶対○○年○月○日~時分~秒というでしょう。 そのようなことは不可能なことです。 もしかしたら、時間に虚数を用いるのは、(意識せずに)このことから来ているのかも知れません。

ですから、エネルギー表示も、これまで通りの絶対表示に、新たに相対表示を併用すればよいと考えるのです。つまり、場合により使い分けるのです。これまで、「エネルギー保存則は正しい」、と同時に「保存則が成り立たないこと」も併存すると述べてきました。エネルギーの相対性とは、そういうことです。

先般のブログ記事「富士と鳴門」に書きましたように、E軸とM軸の間には「高い、低い」の関係がある訳ではなく、「積分を伴う回転変換」の仕組み(機構)があるのであって、その仕組みの中に「エネルギーの相対性」が存在すると考えています。

鐘が鳴るのか、撞木がなるか、鐘と撞木が合うて鳴る。

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私たちはエネルギーの正しい測定方法を知らないらしい

エネルギーの種類には、静止エネルギー(質量が存在することによるエネルギー)・運動エネルギー位置エネルギー。化学エネルギー・原子核エネルギー・熱エネルギー・光エネルギー・電気エネルギーなどがあります。

某サイトの記事に、私たち人類は「エネルギーの量を正しく求める方法を知らない」とありました。様々なエネルギーは、その時々に適した方法で計測されます。その方法が正しくないらしいのです。管理者はこの意見について賛成です。 弧電磁気論では、「エネルギーは相対的なものである。」と主張してきました。「異なる立場にある観測者は、異なるエネルギーを見ることになる。」のは運動エネルギーを例にとれば分かります。(弧電磁気論p13を参照)

また、このサイトの記事では「科学者たちが懸命に探し続けているが、なかなか見つからない、いわゆる神の素粒子、ヒッグス粒子」は「存在します。しかし、彼らが探しているものとは全く違う」と述べています。(弧電磁気論における、時間と質量の発生メカニズムは以前のブログ記事を参照して下さい。)  この言葉を言い換えますと、「量子力学は正しい」から、測定の結果である「素粒子は存在する」けれども、「正解ではない」と述べているのです。その原因は、記事の論旨から言って「エネルギーの量を正しく求めていない」からだと思われるのです。

「理論と実験は車の両輪のようなもの」ですから、まずはエネルギーの量を正しく把握する方法を理論的な枠組みに組み入れる必要があると考えます。

電気工学においては交流理論を展開するときに、複素数を扱います。 交流の電気では、電流と電圧が時間の経過とともに変化します。この電流と電圧にはズレが生じており、このズレがいわゆる「位相」で。この「位相」を扱うのが複素数(ガウス)平面です。 (虚数が平面上の回転を表す性質がありますから、電流と電圧の位相を平面での回転に置き換えることで理解しやすくなります。)

物理学では時間(t)を虚数で表します。次元を合わせるために虚数を使うと理解されていますけれど、弧電磁気論の「ローレンツ変換からの着想」に示しましたように、「空間での何らかの回転」に着目して議論を進めて来た結果、「質量・エネルギー軸(M軸・E軸)」という考えにたどり着いたのは、偶然ではなく、「エネルギー軸」を複素数平面にすればよいのではないかということです。

エネルギー(エルグ:CGS単位系、ジュール:MKS単位系)は実数ですけれど、エネルギーの理論値を位相空間である「質量・エネルギー軸(M軸・E軸)」から求めるのです。

弧電磁気論を書いているころには分からなかったことも、少しずつ分かってきました。 私たちはマクスウェルの原論文に遡って、もう一度、20の方程式群に取り組むべきでしょうし、その際にはエネルギーの取り扱いに関しても注意すべきなのではないでしょうか。

 

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3次元空間の尻尾(2)

これまで、弧電磁気論を理解してもらうために、近道であろうとの考えから、素粒子群の配列を弧電磁気論から見て、どのように見えるかを検討してきましたが、断念しました。

前回、「Wiki、X線回折」より引用しました下図にて説明します。

照射されたX線が手前にある結晶格子に反射や干渉した結果が、写真フィルムに陰影を作ります。結晶の解析は、フィルムの陰影を基に結晶構造を調べます。

量子力学を使って素粒子物理学が行っていることは、例えば「フィルム上にできた陰影の出来方や並び方の規則性を見出して、中心点から、より離れた位置に出来るだろう陰影を探し続けている」ことに相当します。

また、「天動説と地動説」に例えるならば、次のようにいえると思います。

天動説に基づいて「金星の満ち欠けの規則性」を考える人に、私たち地動説を理解している人が「天動説の中に地動説的な解釈が存在すること」を示すことで、理解を得ようとしても、それは無理というものです。「同じ現象」を見ているにもかかわらず、2つの「説」の間には「全く関係を見いだせない」ことは容易に分かることです。

ポール・ディラックの評伝である「量子の海、ディラックの深淵」には、「素粒子を点と見なすと計算上無限大が現れ、繰り込み理論が必要となる。だが、点を弦と見なせば繰り込み理論が必要がなくなるのである。現在の超弦理論の基となるようなアイディアではあったがディラックの研究は完成しなかった。」とあります。

管理者は素粒子が「弦やひも」に見えることを「3次元空間の尻尾」と呼んでいます。言い換えますと「3次元空間の影」とも言えます。 X線回折の説明でお分かりのように、素粒子が「点」であれば「影」はできません。素粒子に大きさがあれば「影」ができるはずです。これをディラックは「弦」と表現したのではないか。というのが「3次元空間の尻尾」なのです。

“何かがおかしい”現代物理学の「おかしさ」の根源を辿ってみました。すると、ネット上に次のようなpdfファイルがありました。

http://www4.ocn.ne.jp/~ds08pro/ARPA_Bearden_Response.pdf

どうも、私たちが学んだ電磁気学には大切なエッセンスが抜け落ちていた様なのです。pdfファイルにある「ローレンツ(Lorentz)がヘビサイド方程式群をもてあそんで」いたことに関して、指摘されているブログがあります。

http://quasimoto.exblog.jp/15228851/

引用開始

「最近、こうした太陽の爆発現象を観察していると、どうも我々の知っているマックスウェル電磁気学は間違っているのではないか、という気がしてならない。時々、電磁波には縦波成分があるように見えるからである。」

引用終わり

まだ、表題である「3次元空間の尻尾」にたどり着けません。

 

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3次元空間の尻尾

物質の最も基本的な構成要素である素粒子の探求とその運動法則を解明するために研究が続けられています。何をもって素粒子とするのかは時代とともに変化してきました。これまでに100種類以上の素粒子が発見されています。一説によると300種類ともいわれているようです。これは元素の数より多いのです。この素粒子群を分類して、物質粒子として6種類のクォークと、力を媒介する粒子として(グルーオン、光子、ウィークボソン、重力子、ヒッグス粒子など)が素粒子だと考えられています。

一方で、現在も新しい素粒子が発見されています。これら多数の素粒子群を「分類することで力学体系を完成させよう」そして、「究極の構成要素を発見する」という考え方に管理者は賛同しかねています。

なぜなら、現在の素粒子物理学は、「美しくない」と思うからです。言葉は悪いけれど、「筋が悪い」とも言えると思います。 前にも書きましたように、「負の電荷が電子1個で、正の電荷が3個の電荷の寄せ集めなのか」と疑問に思います。

以前、「単独で取り出せない素粒子(クォークのこと)に物質としての意味はあるのか」という記事を読んだ記憶があります。 理論の枠組みである構成要素が余りにも多いとも感じます。 単純に、「頭に思い描けない説明は変だ。」ということです。

ポール・ディラックの評伝によると、http://t70395.at.webry.info/201102/article_15.html 生前、ディラックは量子力学の一部か量子力学そのものを認めていなかったようです。この本「量子の海、ディラックの深淵」を入手しました。

2月14日のブログで、素粒子群が弧電磁気論の主題である図2では、どのように説明できるかを示しました。 これでは、不十分であり、読まれた方はイメージが湧きませんので、分かりやすいように、X線回折の原理と比較して説明します。

結晶物質にX線を当てると、結晶格子でX線が回折を示す現象が起きます。これをX線回折といいます。この現象を利用して物質の結晶構造を調べることが可能です。(図はWikiX線回折ページより拝借)

2月14に掲載した図2において、E1軸上の単極A、B、CとE2軸上にあるG、H、Iが、X線回折の図に示された立方体結晶内部の原子に相当します。M軸上の単極D、E、FがX線回折の図にあるフィルムに写っている干渉縞の中心点(この中心点は照射されたX線に垂直です。)に相当します。

照射されたX線が資料を貫通した先にある、フィルムにはX線による干渉縞が生じています。この中心にある点が単極D、E、Fに相当するわけです。

このX線回折になぞらえて、弧電磁気論の主題である「まんじ」をイメージ図化したものが下図です。この図では、M軸(我々の存在する3次元物理空間x、y、z)をM面(2次元平面)として描いています。また、図が煩雑になりますので、E2軸上にある単極G、H、Iは省略してあります。

M面にはE軸上にある高次の実体(単極A、B、C)があります。(注:「高次の実体」というのは3次元空間の物質は高次「E軸」上にある実体から生じているという仮説から来ています。詳しくは管理者のサイトにあります、部分「改訂版6.電気磁気の配列」を参考にしてください。) この高次の実体である単極A、B、Cが「積分を伴う回転変換」によって、M面に単極D、E、Fが生じます。

E1上にある単極A、B、CはM面に「積分を伴う回転変換」投影されて、直交する位置に単極D、E、Fを生じます。この3つの単極が最も安定になります。

同時に、単極D、E、Fの周囲にはX線回折の図に示したごとく、まとわりつくように素粒子群が生じると考えられます。(図はイメージです。)

X線回折の図では、周囲の干渉縞は中心点から離れるほど、縞は減少するとともに小さくなります。つまり、90度以外の投影角をもつ「縞」は小さくなるわけです。一方、上の図では、単極D、E、Fから離れるほど、図の○印が大きくなります。M軸の○印が大きいほど、質量が大きいと描くならば、中心点(単極D、E、F)に近いほど、○印は小さく、離れれば大きくなることを示しています。投影角が小さい(つまり、単極D、E、Fから離れている)ほど、より大きな質量の素粒子が生じることになります。

注:これらは弧電磁気論の始点である「仮説」から出てきますけれど、現在の所、仮説の整理が十分でないことをご了承下さい。

この考え方をしますと、素粒子は理論上、幾つでも存在できることになります。また、新たに発見される素粒子は、より大きな質量を持つだろうと考えられます。 これで、多数の素粒子を整理、分類する必要がなくなる訳です。到底実現できそうにないほどの加速器を作って、実験を行って行くにつれて、これからも「新たな素粒子が発見される」ということが続くと考えられます。

往復振動する単極

2月14日に掲載した図2では単極D、E、F以外の単極(素粒子群)を単極D及び単極Fの外側(θ≠90°)にのみ描くことで多数の単極(素粒子)が生じる可能性を示しました。上の図は単極Dと単極Eの間に生じる場合を示すものです。

ここで仮説から生じる単極Mを示します。E軸上にある単極A、B、C及び単極G、H、Iが「積分を伴う回転変換」で投影されることによって、M軸上に生じる単極D、E、F以外の単極はE軸とは90度以外の角度を持ち不安定な状態にあります。つまり、単極MはE軸上の単極A、Bあるいは単極G、I等複数の単極からの干渉によって生じていると考えられます。この単極Mは、単極Dと単極Eのどちらか安定な状態に落ち着こうと、赤い矢印のようにD-E間を往復する振動を示すと考えられます。

この不安定な振動を起こす単極Mは見方を変えると、単極Dと単極Eを結びつけているように見えるはずです。これは単極Mが、単極Dと単極Eの間に生じる引力を媒介していると理解されるということです。

単極D、E、Fの外側に生じる複数の単極どうしの間において、振動を行う単極が存在するかも知れません。これらの単極も力を媒介する単極に見えるかも知れません。

この理論では、M軸上にある単極D、E、Fの間に働く引力と斥力はE軸上にある単極A、B、Cと単極G、H、Iに起因すると考えられます。(注:現時点では、未だ的確な仮説が確定していない状態です、ご容赦下さい。)

まとめますと、弧電磁気論では理論上、素粒子は数限りなく存在することが出来る。そして、「私たちは究極の基本粒子を既に発見している。」と考えられるということです。それは一番安定な粒子である単極D、E、Fです。これを管理者は中性子、陽子、電子であると考えています。

内容が、本日の表題である「3次元空間の尻尾」には到達していませんけれど、現在の物理学との接点、「3次元空間の尻尾」はあるはずです。

 

 

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