どうもE=mc^2は間違っている  エネルギー について

素粒子物理学者のやっていることは、例えば次のようなことです。

リコーダーの音をマイクで拾い、音の強さ(運動)を質量に換算している。音に質量があるなどと誰も言いません。

写真1 出典:KENJI 的 Blog

どう考えても変です。この件については、これまでに何度か取り上げていますが再度記します。

ある科学者の云った言葉を2つ引用します。

(1) 1つめ。

君たちの科学の急速な進歩に対する根本的な障害の一つは、科学者たちが物質とエネルギーのかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。地球の最大の思索家の一人であるアルバート・アインシュタイン教授はずっと以前に物質とエネルギーの同一性を量的に表した数式を発表した。この式は数学的には全く正しいのだけれども、誤った結論に達している。つまり、物質はエネルギーに転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質もエネルギーも一つの実体の異なる側面に過ぎない

下線は管理人による。 数式とはE=mcのことです。 「一つの実体」というのは、別の次元軸上にあるとするものです。これについては別に説明がありますけれど省略します。図では次になります。

図1

我々のいる空間を2次元平面とすると、直交するのがE軸(エネルギー軸)です。ここで、物理学でいうエネルギーの次元解析では[ML2T-2]ですが、時間[T]を含みますので使えません。時間のマイナス二乗(加速度)が入っているので図1では、物理学での エネルギー は運動として表してE軸上の実体が持つ真のエネルギーと区別しています。上から見ると実体は質量を持つ物質と認識できますが、投影角が浅くなり運動が大きくなるにつれて質量は次元を失います。(直交から平行になる。)投影角がゼロになると質量は観測できなくて運動のみになります。これが”波”です。波は位置と質量が不定です。

(2) 2つめ。

たとえば地球の科学者は電子が粒子で、波動性の二重性をもつものと定義せざるを得ない状態にある。彼らは電子は確率波をもつ粒子だということによってこれを正当化させようとしている。これは心で描くことのできない状態であり、そのため進歩の唯一の方法として抽象的な数学に頼らねばならなくなる。

極微の世界では、粒子は波としての性質を持ちますが、その現れ方は確率によります。現れ方というのは「位置と質量を計測できる」ということですが、どうも落とし穴がありそうです。別に記します。

 

少し前に、「確率は結果」だと書きました。上の2つの言葉はリンクしています。図1の(弧理論の)考え方によれば、”波”は運動の一形態です。物質は運動とともに質量を計測しにくなり、位置と質量は不定になります。これが”波”です。 例えば電子は加速するにつれ電子波になります。図1の投影角がゼロになると運動のみになります。これは波であり量子化したものが光子です。光子は波であって質量は観測できないということです。

電子も素粒子ですけど、話を素粒子に戻します。素粒子物理学者は200種にも及ぶ「波」を観測し、その運動を数式:E=mcを使って質量に換算していると云うことです。これが冒頭のリコーダーの話に通じます。

 

で、落とし穴の件です。電波は電磁波です。アンテナが電波を捉えると表現しますが、厳密には誤りです。

図2

電磁波はアンテナを構成する良導体にある電子に運動(高周波電流)を起こします。高周波電流を増幅し検波して音声なり映像なりを取り出(復調)します。 電磁波を直接に捉えてはいません。ついでに云えば聴覚は音を直接捉えていません。音波は内耳の蝸牛にある有毛細胞、つまり聴覚神経内に電子の運動(電気信号)を起こします。(間違っていたらご指摘ください。)

同様に、素粒子加速器のセンサーもセンサーを構成する物質内の電子が波(素粒子)によって運動します。これを処理して(素粒子の)運動を求めます。求めた運動を質量に換算しているということです。 繰り返します。弧理論の考え方によれば、運動の一形態は波であり、波の位置と質量は不定です。運動を質量に換算するのはどうも間違っています。言い換えますと「物理学で定義されるエネルギーを質量に換算することは間違い」ということです。

冒頭のある科学者の云った「 エネルギー 」を運動に置き換えます。

物質と運動のかんたんな同一性をまだ十分に把握していないことだ。・・・・ 誤った結論に達している。つまり、物質は運動に転換するし、その逆にもなるというが、本当は物質も運動も一つの実体(が持つ真のエネルギー値から)の異なる側面に過ぎない。

どうも2つの引用文について、およそ7~8年くらいは考えてきました。これでだいだいは飲み込めたようです。物理学上の定義にある エネルギー は時間を使えないので(時間を含まない)運動に置き換えることは早い段階でわかりましたけれども、運動の一形態が波であるという考えを受け入れるに相当な時間がかかりました。(ここで確率が関係してきます。) ある科学者は答えを直接云わないので大変です。教育ということの大切さがわかります。岡潔も指摘したように詰め込み教育なんて実にくだらないです。

 

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Φ について

2010年より研究しています。
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