米エネルギー省エネルギー先端研究局長官へ宛てた トム・ベアデン の書簡の要約文から考えること

かねてより、 トム・ベアデン の書簡について、日本語に翻訳された文章は、とても読みにくく感じてました。偶々要約された文を掲載されたサイトがあると知りましたので、参考に引用するとともに、考察します。

原文 Bearden’s response to ARPA-E

日本語文pdf 公開プロジェクトの摘要書 ビールデン博士のエネルギー先端研究局への返答

上記の概略 思想家ハラミッタの面白ブログさんより

1864年マクスウェルが発表した原論文には電磁気現象について、20個の変数を含む20個の常微分方程式で示されていた。1890年代の電磁気研究者(当時電気工学は存在せず物理学者たち)は、真空に負のエネルギー状態(非対称性方程式群には含まれていた。)が存在し、空間からエネルギーを取り出せる可能性を見出しており、この電気力学の知識を知っていたのは世界で30数人にとどまっていた。 ベクトル表記に表したのはヘビサイドやギブス等であったが、このときも負のエネルギー状態を含む非対称性方程式群のままであったらしい。 1890年頃ニコラ・テスラは”媒質からのフリー電磁気エネルギー”を世界に供給しようとしていた。 空間からエネルギーを取り出せる可能性の発見について、ヘビサイドのこの発見に金融資本家のJ・P・モルガンは、「もしこの事実が学生たちに教えられたら、通常は発散してしまう空間のエネルギー流の一部を補足する方法を見つけられてしまう。そうなると、燃料その他の支配ができなくなる」ことを恐れた。 そこでモルガンは、科学顧問にその可能性を封じるよう命じた。彼の顧問たちはヘビサイド-ローレンツ(Heaviside-Lorentz)方程式群から非対称性を排除し、その結果、性能係数(COP)1.0未満という禁則を自らに課するシステムのみを含むことになった。 こうして、今日まで意図的に無能化された方程式群が電気工学モデルとして教えられてきた。 H・A・ローレンツ( t のつく Lorentz)が最初に対称性をもつマクスウェル方程式を作ったとされるが、最近の歴史研究によれば、本当はルードウィッヒ・ローレンツ(t のつく Lorentz)が最初にマクスウェル方程式群を対称的にリゲージした。つまり、負のエネルギー状態を排除し、空間からエネルギーを取り出す可能性を方程式より排除した。

これで流れがわかりました。

 

素粒子脈動原理サイトにある「自然界の力の統一と歴史」図を元に、上記の歴史を重ね合わせたのが

図1

です。

アインシュタインが相対性理論を構築するにあたって、マイケルソン・モーリーの実験(1880年代)はほとんど眼中になかったようです。アインシュタインが出発点としたのは電磁波の理論における矛盾でした。アインシュタインとマイケルソンを関連づけて考えるのは、マイケルソンの実験後何十年も経過したあとから、誰かが勝手に作り上げた話しだということです。参考(七つの科学事件ファイル 科学論争の顛末:化学同人

図1から読み取れること。アインシュタインが相対論を構築するにヒントを得たのは、ルードウィッヒ・ローレンツ(t のつく Lorentz)によるベクトル表記された、しかも1864年のマクスウェル方程式群(20の変数をもつ、20の方程式群)を対称的にリゲージしたものだろうということです。

 

参考までに岡潔の名付けた物質的自然における、自然科学の間違っている点を書き出したものです。説明します。

図2 図は、数学者岡潔の講演録より考察して得たものです。サイト内を「岡潔」で検索ください。

  1. 時間は物質の運動から作る。
  2. 時間を用いた数学を用いて素粒子物理学は成り立っている。(孤立系かつ循環論)
  3. アインシュタインは、時間を光速度に置き換えることによって、「時間・空間」を定義し直した。
  4. かつ重力の原因を空間の歪みに求めた。
  5. 相対性理論もまた、孤立系かつ循環論
  6. 時間を光速度に置き換えたので、「電磁気力・弱い核力・強い核力」と「重力」は、恐らく統合できないだろう。

となります。

ところで、トム・ベアデンの手紙には、「ルードウィッヒ・ローレンツ(t のつく Lorentz)が最初にマクスウェル方程式群を対称的にリゲージした。つまり、負のエネルギー状態を排除し、空間からエネルギーを取り出す可能性を方程式より排除した」とあります。しかし、トム・ベアデン自身が注目しているのは、スカラー・ポテンシャルです。 どうもそれは不自然に感じます。 彼の視点が現代だからです。ベクトルポテンシャルに物理的意味合いがあると実験で証明される現代であるからこそ、スカラー・ポテンシャルもまた物理的存在であるかも知れないと考えるのであって、1800年代中頃までにスカラー・ポテンシャル云々を現実的に考えていたようには思えません。 フェライト磁石もネオジム磁石も発明されていないし、超伝導も発見されてない時代です。どこかずれていると感じます。

で、肝心の電磁波の理論における矛盾なのですが、これが何なのかはっきりしません。 たぶん「座標変換において対称ではない(数式の表記が変わってしまう?)=美しくない」というところあたりではないかと考えていますが、わかりません。

その点、気になるのは、以下です。

  1. とね日記にある自然法則:量子力学による古典物理学の謎の解明
  2. 筑波大学による「ファインマンも解けなかった問題を解明 ~ファラデーの電磁誘導の法則とローレンツ力はなぜ同じ起電力を与えるのか~
  3. 電磁誘導とローレンツ力

見当外れかもしれません。複数居たというローレンツ(tがついたり、tつかなかったり)は何をどうしたのだろうか。

 

特殊相対論に関して調べたところ、興味深いサイト「電磁波について、色々考えてみる」に【特殊相対性理論】があったので、一部引用します。 注:何かからのコピペらしくて、誤字が多いですが、そのままです。

相対性理論が解き明かしたマクスウェル方程式の矛盾
アインシュタインが登場する前に『ヘンドリック・ローレンツ』らにによる運動座標系における電磁場理論の探索をしている半面で、マクスウェルの方程式には根本的に不可解な点が存在していた。

これはとある実験によってその矛盾を説明できる。例えば、棒磁石とコイルによる電磁誘導現象において、コイルを固定して棒磁石を動かすときにコイルに流れる電流の原因として、マクスウェル方程式の電磁誘導の法則から起電力が発生するためと説明されている。ところが棒磁石を固定してコイルを動かすときのコイルに流れる電流の原因としては、電子に対してローレンツ力が働くためと説明されている。

こうした棒磁石とコイルの相対運動だけで定まる現象であるにも関わらず、古典的な電磁気学は観測する系によってその現象を説明する理論が異なっているという非対称な体系を証明することになるのだった。

こうした理論の非対称性の下位賞に関心のあったアインシュタインは互いに等速直線運動をする座標系で観測されている同一の現象は理論として同一の形式であるべきだ、という前提の下でこの非対称性を解消する理論を提唱したのだった。そうした非対称性を解消することを目的にしたのが『特殊相対性原理』である。

上記、とね日記や筑波大学の資料と同じことのようですが、よくわかりません。もう少し調べたいです。


図3

化学は原子の構造が解明されるとともに適宜変更されてきたのに対して、電磁気学は影響を受けてこなかったように見受けられます。 自然科学の不自然な発達。

Φ について

2010年より研究しています。
カテゴリー: 解説 タグ: , , , , , パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です