「軌道電子に働く力」と「単極誘導に生じる力」の違い

このところ考察は止まっていて、思考停止状態です。 弧理論による重力制御の仕組みと単極誘導モーターでの応用について考えています。 重力の何たるかは弧理論として筋が通っているのですけれど、どうも重力とフリーエネルギーが直接関係しているらしいことがわかってきました。

アダムスキーが乗ったスカウトシップは

ad04図1

どうみても単極誘導モーターの応用です。これが直接フリーエネルギーと関係しているらしいのです。ところが単極誘導モーターの同軸三重反転を水銀を使わずに実験する目処が立たなくて立ち往生しています。

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動画1
迷うところは、弧理論による重力制御の考察のみを書きっぱなしにするか、単極誘導モーターでの実験の可能性について記述するかです。記述するならば実験装置につなげねばならないし、フリーエネルギー装置としての単極誘導モーター案を出せないと具合が悪いのです。 もう少し考えてみます。

ところで、図1は単極誘導モーターの一種であるとともに、超巨大な単原子と同じ働きをするモーターであろうと考えます。これまでも拙ブログで書いたように「磁石は原子の方向がほぼ揃った巨大な単原子であり、単原子(磁石)の周囲にある自由電子に働く力」が単極誘導の現象だと見られます。

そこで、原子核の周囲にある「軌道電子に働く力」と

原子モデル図2

磁石の近傍を移動する電子に生じる力の

単極誘導モーターによる力図3

違いについて書きます。

まず、図3の単極誘導モーターの場合について、図3左では磁石の軸に向かって電子が近づくとき軸に直交する向きに力(ア)が働き、その反作用(イ)は電極あるいは電解質が受けます。また図3の右においても同様に力が生じます。単極誘導において作用反作用が必ず成り立っています

単極誘導モーターにおいて、これまでの実験から生じる力は

・磁石からの距離に反比例する。

・磁石は生じる力と力学的に孤立している。

ことがわかっています。

次に図2の原子の軌道電子に働く力について

電気力によって電子は原子核との間に引力が働いています。同時にE軸上の実体どうしに働く斥力が(回転する力)としてM軸に生じます。(図4参照)

図3 原子模型の2次元描像図4

引力と斥力(回転する力)によって電子は軌道電子となっています。 軌道電子の特徴は

・おそらく回転する力は、原子核との距離に逆比例する。

・おそらく原子核は軌道電子に生じる力(回転する力)と力学的に孤立している。

・軌道電子に生じる力(回転する力)は周囲に反作用を受けるべき固定された点が存在しない

上の2つは管理人による予想ですけれど、単極誘導の実験で得られた結果と同様ではないかと思います。問題は、軌道電子に働く力は、反作用を受けていないということです。 (もちろん、電子が粒子であり、確率的な波であるという考えを捨てています。弧理論はむしろ古典的です。)

反作用を受けるべき相手が存在しないということは、即、求めているフリーエネルギーの仕組みに他なりません。この反作用を受けるべき「何も固定された物がない。絶対静止が存在しない宇宙空間」において、どのようにすれば回転する力を得られるかのアイディアはあります。

 

ヒントは「無限長ソレノイド」です。

自由電子モデル図5

我々が存在する3次元物理空間(M軸)に直交するエネルギー軸(E軸)上に実体があり、「積分を伴う回転投影」によって「質量と位置」が決まる。というのが弧理論の基本的な考え方です。  ただし物理学でいうエネルギー[ML^2T^(-2)]とは異なります。 時間[T]に問題があり、使えないからです。詳しくは右リンク先「弧理論への入り口」あるいは「第3起電力のエネルギー源(第2版)」か「時間」でブログ内検索してください。

図5の単極Aと単極C(自由電子Fの実体)は「対」をなし双極を形成しています。E軸上の実体である単極Aも単極CもM軸に投影されるまでM軸上の位置を特定できません。双極A-CはM軸に投影されることで単極Cは電子(単極F)になります。 投影の際の条件は

・単極Aと単極Cまたは電子(単極F)には斥力が働く

・双極は投影される際、片方のみ質量を得る。(双極は物質として現れない。物質が双極であることはない。)

実体である単極Cが投影されて電子(単極F)となり、単極Cの「対」である単極Aは、斥力によって電子から無限遠といえる位置に生じるが、電子のように物質としての性質は持ち得ないと考えます。これは

電子と実体に働く斥力図6

右のように、電子の大きさから見ると無限遠の位置に単極Aが存在することとなります。また、単極Aは投影の条件から質量を持ち得ません。これが宇宙の大規模構造をなす原因と考えられます。(図6右の単極Aと単極Iはいわゆる暗黒物質と暗黒エネルギーと呼ばれているものです。)  物質は泡状の空間から斥力を受けて膜状を形成するわけです。

そして、図6の左のように電子から見ると単極Aは3次元的に位置を特定できず双極の一方の端である電子(単極F)は言うなれば「双極の一端」が単極として現れたのであって、電子は無限長ソレノイドの一端だということになります。ただし、ここでいう「無限長ソレノイド」は電磁気学でいう無限長ソレノイドとは異なる概念です。

以上が、拙著「弧電磁気論:現弧理論」のp22~p30に書いたことです。

ここからは、アイディアです。  今、まわりに何もない空間に電子が存在し、電子が見えないけれど双極をなし、一方の極が無限遠に位置すると考えます。すると、無限長ソレノイドの回転モーメントは大きくなります。そして、見えないけれど電子が無限長ソレノイドの一方の端を起点に力を生じて反作用を無限長ソレノイドが受けるとします。すると無限長ソレノイドはほとんど動くことはないでしょう。これが宇宙に存在する物質全部で起きると想像してください。

改めて、図6の右を見ます。すべての惑星・恒星・銀河を含むすべての物質が見えない超空洞からの斥力と物質の回転する力の反作用を受けて、渦を巻いているというのが弧理論の考える宇宙像です。

で、単極誘導モーターにおいて、反作用を電子の実体である単極Cなりに転嫁できればよいと気づきます。実に奇想天外ですけれど、原子の構造と宇宙の構造は直結しています。それこそが「統一的である」ということだと思います。

この無限長ソレノイドのアイディアは、西遊記の孫悟空が持つ「如意棒」のイメージです。

saiyukite1図7

追記1  我々が宇宙の外に出るという考えは無意味です。 図5によれば、投影された物質でてきた我々がどんなに遠くへ行っても、そこが宇宙だからです。 弧理論によれば投影によって「質量と位置」が決まることが宇宙の定義なのです。図7のようにお釈迦様の掌と孫悟空の両方を見渡せる位置に我々が立つことは不可能です。

弧理論の宇宙を示す

足跡図8

は、宇宙の外についてまったく述べていません。図8の輪郭のどちらが図6右の単極Aなのか単極Iなのかはまだわかっていません。

追記2 無限長ソレノイドのアイディアは、トム・ベアデンが唱える縦波に近いものがあります。スカラー波が存在するとするなら、宇宙の大規模構造と関係するのではないでしょうか。

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Φ について

2010年より研究しています。
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「軌道電子に働く力」と「単極誘導に生じる力」の違い への4件のフィードバック

  1. 佐々木 のコメント:

    改めて「弧を描いてあらわれる」が少しわかりました。
    回転軸があって回転するのか、回転するから回転軸として見えるのか。
    それらは同時かも知れませんが、M軸に回転基準軸をどうつくるのかが問題。

    • Φ のコメント:

      ありがとうございます。
      >M軸に回転基準軸をどうつくるのかが問題
      そうですね。E-M軸は1+3で4次元ですから、4つの3次元空間(Link Img)に分解できます。X-Y平面で回転するとき、Z軸方向にE軸が重なることがわかります。すると、(回転)運動している、X-Y平面に直交するのがE軸ですから、Z軸方向に何かをすればE軸にアクセスできるはずだと考えています。
      実際、3次元空間でX-Y-Zをどのように設けるかは任意ですので、回転面に対して直交する方向がZ軸でありE軸だということです。 大変大きなヒントです。

  2. 佐々木 のコメント:

    棒磁石がE-M軸をM軸に投影したモデルのように読めてしまいました。
    磁極が無限遠にあって、磁極軸上に無い水銀は位置を特定できずに斥力で回り続ける。
    混乱させたらスミマセン。

    単極Fを単極Cに接続すると、A-C-Fの関係で物質が成立するということですか。実に美しい。

    • Φ のコメント:

      ありがとうございます。
      >棒磁石がE-M軸をM軸に投影したモデル
      そのとおりです。別途、模型を使った説明を記事にします。
      2行目は、4月9日の記事「弧理論による運動と静止」をご覧ください。
      >単極Fを単極Cに接続すると、A-C-Fの関係で物質が成立するということですか。
      逆です、E軸上の実体である単極Cが投影されることによって物質(この場合は電子)として現れるということです。
      いつも、万華鏡に例えています。見える景色がそのまま仕組みを表しているわけではない、というのが弧理論にはあります。

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